万葉集の日記の記載は久しぶりです。 万葉集に関する忘備事項として、表記を記載します。 (ただ(2)の記載の予定は、いまのところ無いのですが、とりあえず(1)としました) 長部日出雄氏の「「古事記」の真実」(文春文庫)を読んでいて、下記の文章に触れたからです。 「壬申の乱で、もしも大海人皇子が敗れ、それとともに大伴氏も滅んでいれば、『万葉集』はたぶんこの世に現れていない。そして『古事記』は、むろん生まれるはずもないのである」 68から73頁にある「地方豪族と物部支持」と「大和の戦い」を一読いただければと思います。 壬申の乱を題材として、多くの小説が執筆されています。 その中の一人、黒岩重吾氏の「古代史への旅」(講談社文庫)などを読みますと、氏の古代史への歴史認識と史観は無味乾燥なものではなく、魅力あふれるものと思います。 壬申の乱以後、律令体制の完成へと大きく踏み出すこととなり、万葉集に壬申