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大谷翔平
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前段 私(久我真樹)の著書『日本のメイドカルチャー史』で言及できなかったエリアを、専門家の方による考察で視点を増やしていくプロジェクトの一環として、本テキストは知人である牧田翠さんに依頼し、書き下ろしていただきました。 牧田翠さんは「エロマンガ」を代表として様々な漫画表現を統計的に分析する同人誌を刊行し続けており、リアルの場でも発表したり、発表の場を作ったりと活躍されています。メイドブームの底流として1990年代の「エロマンガ」と、2000年代の「ジュブナイルポルノ」は大きなジャンルでしたが、『日本のメイドカルチャー史』では専門では無いために深く触れられなかったため(上巻p.99、下巻pp.449-452)、専門家である牧田翠さんにお越しいただきました。 以下、牧田翠さんによるテキストです。 1.はじめに こんにちは、初めまして。牧田翠と申します。同人誌「エロマンガ統計」シリーズの著者で、
前段 私(久我真樹)の著書『日本のメイドカルチャー史』で言及できなかったエリアを、専門家の方による考察で視点を増やしていくプロジェクトの第2弾です。本テキストはニコニコ動画のメイド表現を書いていただいた myrmecoleonさんに依頼し、書き下ろしていただいたテキストです。 myrmecoleonさんは、ニコニコ動画を中心に,国内外のUGC文化(同人誌やpixivなど)の調査研究を行っております。 以下、myrmecoleonさんによるテキストです。 はじめに こんにちは,myrmecoleonです。 先日はニコニコ動画のメイド表現について紹介させてもらいましたが,今回は「小説家になろう」で「メイド」がどれほど書かれ,またどのように書かれているか調査した結果を紹介します。 『日本のメイドカルチャー史』でも「「小説家になろう」とメイド作品の親和性は高く」「メイドが主役となる作品の広がりには
前段 私(久我真樹)の著書『日本のメイドカルチャー史』で言及できなかったエリアを、専門家の方による考察で視点を増やしていくプロジェクトの一環として、本テキストは知人であるmyrmecoleonさんに依頼し、書き下ろしていただきました。 myrmecoleonさんはニコニコ動画のデータ分析クラスタとして活躍されており、同人でも様々なコンテンツが集まるプラットフォームの解説などもされています。ASCII.jpでmyrmecoleonの「グラフで見るニコニコ動画」/myrmecoleonの「グラフで見るニコニコ動画 第2期」を連載しています。 以下、myrmecoleonさんによるテキストです。 はじめに はじめまして。myrmecoleonと申します。 ニコニコ動画を中心に,国内外のUGC文化(同人誌やpixivなど)に関心を持って私的に調査研究を行い発表しています。 今回は久我さんよりニコニ
SPQR[英国メイドとヴィクトリア朝研究] イギリスのヴィクトリア朝を中心にした屋敷とメイド・執事・使用人の暮らしの研究から日本のメイドブーム研究まで。 『女中イメージの家庭文化史』は現時点の近代日本から現代にかけての女中(メイド・女性家事使用人)事情を知る上で、最高の資料です。日本の女中を巡る論文は多いものの、経済史や女性史、家庭史と広範に分散しており、日本で「女中だけを研究した単著」は、この一冊だけだと認識しています。(2012/03/26追記:同書に比肩し、補完しあう『女中がいた昭和』が刊行されております) 内容は相当、素晴らしい資料となっており、「女中」というものが日本の近代化の過程でどのように生まれ、明治時代から大正時代、そして昭和の戦後までどう見られ、どのような社会環境に置かれたのかを、分かりやすく解説しています。 この本は日本の「女中」研究論文や一次資料(戦前や戦後の行政によ
SPQR[英国メイドとヴィクトリア朝研究] イギリスのヴィクトリア朝を中心にした屋敷とメイド・執事・使用人の暮らしの研究から日本のメイドブーム研究まで。 2020年に紙版は絶版となり、同年8月28日に電子書籍として刊行しています。 bk1で買う / 楽天ブックスで買う / 丸善&ジュンク堂で買う / 紀伊国屋で買う TSUTAYAで買う / e-honで買う(書店受取可能) ■試し読み:第一章がすべて読めます 『英国メイドの世界』第一章・PDF試し読み版(約23.7MB)/(軽量・試し読み10ページのみ) ■電子書籍版(全7章中「メイド」の仕事・エピソードの2章を抽出)発売:2013/04/26 内容の詳細は『英国メイドの世界 エッセンシャル版 屋敷で働くメイドの仕事・エピソード集』2013/04/26(金)発売・配信開始と電子書籍化の意図(2013/04/26)に記載。 ■著者から:『英
SPQR[英国メイドとヴィクトリア朝研究] イギリスのヴィクトリア朝を中心にした屋敷とメイド・執事・使用人の暮らしの研究から日本のメイドブーム研究まで。 2002~2005年の間で、メイド喫茶ブームが生じるまでのメディアでのメイド喫茶露出状況と、メイド喫茶のメディア掲載履歴を集計したリストで、今時点で分かっていることをメモ書きしたもの(現時点で把握している版)をUPしています。 アキバブームと重なる形でメイド喫茶はブームとなりましたが、どのような取り上げられ方をしていたのかを残しておきます。2006年以降は追いかけるのも大変なので、扱っていません。「萌え・秋葉原」とも重なっていますし、「メイド」がその流れを吸収した印象も受けます。 今のところ、影響力が大きい地上波や新聞記事での掲載状況を、ウェブで情報を確認できるものから探しています。秋葉原におけるメイド喫茶・コスプレ喫茶の歴史がメディア掲
多様に存在するメイドブーム=日本の「メイドの曖昧性と特徴」 「メイドブーム」という言葉で検索をすると、「メイドブームは終わった」という声を見かけます。しかし、ここでいう「メイドブーム」は非常に曖昧だと私は思います。語り手によって「メイドブーム」の内容が異なるからです。 2005~2006年ぐらいに見られた「メイド喫茶の出店ラッシュ」をメイドブームとする人もいれば、アニメ版『まほろまてぃっく』(2001年,2002年)をメイドブームの牽引役とする紹介テキストもあります。詳しい方の間では、作品内で脇役だったメイドを「主体」にした『殻の中の小鳥』(1996年)がメイドブームを起こしたと周知されています。 これらは、観測者によって「メイドブームの定義」が異なることで生じています。日本のメイドブームは私の観測では5回あります。そのピーク・世間に広く届いたのが「メイド喫茶ブーム」(私の定義では第4期:
SPQR[英国メイドとヴィクトリア朝研究] イギリスのヴィクトリア朝を中心にした屋敷とメイド・執事・使用人の暮らしの研究から日本のメイドブーム研究まで。 吸血鬼は世界的に有名な存在です。様々な映画、小説、コミックスで題材にされて、その作品に接する人たちは設計・存在を熟知しています。「血を吸う」「血を吸われた者は眷族となる」「十字架に弱い」など、存在は「様式」と呼べるまでに昇華しています。 吸血鬼の存在を際立たせたのは、19世紀末・ヴィクトリア朝に登場した『吸血鬼ドラキュラ』です。ブラム・ストーカーの作品、吸血鬼といえばドラキュラ、というぐらいに強力なイメージを作り上げました。しかし、『吸血鬼ドラキュラ』は作品として強力なキャラクター魅力を持った作品としてだけではなく、当時の世相を色濃く反映していた作品でした。 目次を先に見ていきましょう。 [イントロダクション] 1:ドラキュラの謎 2:ド
SPQR[英国メイドとヴィクトリア朝研究] イギリスのヴィクトリア朝を中心にした屋敷とメイド・執事・使用人の暮らしの研究から日本のメイドブーム研究まで。 この本は非常に特殊です。読んでいて、「ヴィクトリア朝当時の犯罪マニュアルじゃないの?」と思えるほど詳細に、犯罪や強盗、屋敷へ潜入するプロセスやスリの方法・手口が記されています。 最も近しいイメージは、英国の文豪ディケンズの『オリバー・ツイスト』でしょうか。あの作品は少年がスラムの犯罪組織(小規模ですが適切な言葉が浮かばない)に所属し、窃盗や強盗の手引をさせられる話ですが、あの話を現実に落とし込むとこうなる、というような手口のオンパレードです。 映画にもなった実在の『大列車強盗』(金塊強奪事件)をきちんと取り上げているのはこの本だけでしょうか? 映画ではハッピーエンドというか、曖昧な終わり方ですが、現実はシビアでした。また、強盗が、使用人に
SPQR[英国メイドとヴィクトリア朝研究] イギリスのヴィクトリア朝を中心にした屋敷とメイド・執事・使用人の暮らしの研究から日本のメイドブーム研究まで。 解説・補足 本ページは同人版『英国メイドの世界』の内容を紹介するページです。同人版は2008年10月に講談社からの刊行が決定し、2年間の大幅な改訂を経て2010/11/11(木)に『英国メイドの世界』と、同じタイトルで発売しました。 ■出版にかかわる全体の情報 ・『英国メイドの世界』講談社BOX版の総合案内 ・講談社BOXからの出版の経緯(出版社名を公開した2009年11月の日記) ■同人誌と講談社BOX版の違い ・内容の相違:目次や情報の見せ方、同人版との相違など補足 ・質的な相違:出版社から出ることで同人誌はどう変わったか? 『同人版』の解説・補足 「これ一冊で、英国メイドの世界がわかる」 本の厚さ3.5センチメートル/572ページ
はじめに 『名探偵ポワロ』完全ガイド(久我真樹、星海社、2020年)は、ミステリの女王アガサ・クリスティーが生み出した世界的名探偵エルキュール・ポワロを主人公とする原作小説をドラマ化した『名探偵ポワロ』全70話を網羅する
英国ヴィクトリア朝の屋敷とメイド・執事の暮らしを研究するサイト 講談社から刊行した著書のお知らせ 講談社『英国メイドの世界』の試し読み(第一章) 新刊情報 冬コミ新刊『メイド表現の語り手たち 「私」の好きなメイドさん』 2011年夏の新刊・電子書籍版をパブーで公開 『英国メイドがいた時代』 サイト運営上のお知らせ 現在、このサイトで主に更新しているのは 資料サイト:SPQR[英国メイドとヴィクトリア朝研究]です。 ヴィクトリア朝やメイド、執事の資料本・映画・小説の紹介や、 『英国メイドの世界』の補足情報やコラムを掲載しています。
SPQR[英国メイドとヴィクトリア朝研究] イギリスのヴィクトリア朝を中心にした屋敷とメイド・執事・使用人の暮らしの研究から日本のメイドブーム研究まで。 このページは2005年にコミックス『エマ』が『英國戀物語エマ』としてアニメ化された際に作成した特集をベースとしており、2005年当時に記した紹介文を編集しています。 『エマ』アニメ化を記念して、イギリスに実在したメイドさんや、彼女たちのいた生活を愉しみたい方に向けて、簡単なガイドブックのガイドを作りました。メイドさんを通じてその向こう側にある、ひとつの生活風景を楽しんでいただけたら、と思います。 コミックス・小説・映画・映像・音楽・絵画と、様々なジャンルの名作を、エピソードを交えつつ、ご紹介します。どれかひとつでも、楽しんでいただける作品・資料に出会っていただけたならば、幸いです。 コミックス『エマ』 コミックス『Under the Ro
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