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本書を読もうと思ったきっかけは、以前に紹介した苫米地英人氏著の超小型原子炉の教室がきっかけです。 超小型原子炉の教室が、本書の著者が研究した超小型原子炉の可能性について書かれてる以上、本書に何が書かれているのかはやっぱり気になるじゃないですか? というわけで、読んでみると内容は思ったより重くなく、原子力についても理解しやすく書かれていた、タイトルがまるで松本人志の本のような一冊を紹介します。 遺言~私が見た原子力と放射能の真実~ 著者:服部禎男 発行:株式会社かざひの文庫 初版発行:2017年12月7日 本書の概要 報道されない原子力 放射線を知っている人は少ない もんじゅ計画から見える本当の危険 まとめとして超小型か小型か 本書の概要 本書は、戦後の原子力研究に長年かかわってきた著者が発見した原子力の安全な利用方法と、それを実現するためのアメリカで特許も取れている超小型原子炉の可能性につ
日本人が、原子力発電の危険な部分を解決する研究をしていたんですって。 しかも、約60年前にです。 その研究成果は、世界の様々な思惑の中で、存在してないことにされ続けていたんです。 それが、近年、急に世界から注目され、次世代の主流技術になるかもしれないんですって。 でも、現在は実用化されるか、それとも名ばかりの危険なものになるかの分岐点にあるそうです。 今回は、原子力発電を変えるかもしれない次世代技術と、原子力の実情が垣間見える1冊を紹介します。 超小型原子炉の教室 いま日本人が知るべき原子力の真実 著者:苫米地英人 発行所:株式会社サイゾー 初版発行:2022年7月16日 小型原子力発電は本物か? 超小型原子炉はオカルトなのか? おわりに本書が本当に説きたいこと 小型原子力発電は本物か? 原子力発電で、まず知っておきたいのは、そもそも日本の原子炉技術は現在の主流と比べると数世代前の原子炉を
私たちは、花電車芸人です! とアメトーーク!に絶対に出ることはない芸人の世界があります。 その芸は、実はかなり長い歴史があるんだけど、日の当たる世界では見ることができず、令和の現代では後継者もままならない非常に特殊な世界です。 おそらく、新型コロナが流行する前は10人くらいいたと思われる芸人さんも、新型コロナ流行の2020年以降はしばらく仕事がない日々が続いたと思われ、もしかすると2022年現在にはもう風前の灯なのかもしれません。 今回紹介する書籍は、ある花電車芸人の人生と、花電車芸とその芸が伝承されてきた街の歴史について書かれたノンフィクションです。 花電車芸人 色街を彩った女たち (角川新書) 著者:八木澤高明 発行:株式会社KADOKAWA 初版発行:2020年3月10日 本書の概要をざっくりと 生ける伝説 花電車芸が残っていくためには 女性客が増えた劇場 本書が担う役割は 本書の概
今回は、寝不足は危険なんですよ! ということが実体験をもとに書かれた本を紹介します。 本といっても、Kindleの電子書籍で個人出版物ですが、最近はKindleを使えば一人で本を出せるので、個人出版が本当に増えましたよね。 最近、仕事の疲れがなかなか抜けないと思う方は、一度読んでみてもいいと思います。 本書の特徴 個人的な寝不足の思い出 蛇足 おわりに〜勧めたい人 眠り方を忘れたサラリーマン 実際に体験した睡眠負債の仕事の影響と対策 著者:イグチ ヨシロー 発売日 : 2022年4月29日 本書の特徴 本書は、著者自身が会社員時代に実体験した寝不足が原因で起きた心身の不調が書かれた章から始まり、会社員が寝不足になる理由についての考えと、寝不足を改善するために役立ちそうなことをまとめた章からなります。 睡眠負債がひとつのキーワードで、寝不足の蓄積が原因のひとつと思われる、著者の身に起きた
赤川次郎の小説は、ぼくと同世代で1990年前後に中高生だった人は1冊は読んだことがあるのではないでしょうか? 赤川次郎が、昭和の小説家を代表する1人なのは間違いないでしょう。 普段、あまり読書をしない人には、テンポがよく読みやすくて読書の入り口としてピッタリなんですよね。 今回は、ぼくが当時とくにハマったシリーズを時代背景とともに紹介します。 華麗なる探偵たち 著者:赤川次郎 発行所:徳間書店 初版発行:1986年4月15日 本書について 本書の発行時期1985年~1986年の出来事 本書から感じる昭和の時代感 名前 金銭感覚 電話 終わりに~これは推理小説なのだろうか? 本書について 今回紹介する本書、華麗なる探偵たちは、大きな遺産を相続した主人公の鈴本芳子と、名探偵シャーロック・ホームズ、剣士ダルタニアンの3人を中心に展開する推理小説です。 シャーロック・ホームズとダルタニアンが出てく
『はじめての』 とタイトルにあるんだけど、え~っと、この『はじめての』はいったい本書のどの部分を指しているのだろう? 最後まで読んだけど、失礼ながらタイトルから受ける印象とは真逆の印象を受ける話たち。 もうちょっと読みこめば理解できたのかな・・・。 それにしても、これは困った。 これを読んでしまった後では、「沖縄、好きなんだよね~。」なんてこと、うっかり口に出せなくなる。 どうして口に出せなくなるのか? それは、この本の著者が誰よりも強い沖縄愛を語りつくしたから、というわけではありません。 いや、ある意味、強い沖縄愛を語り尽くしているのは間違いないんだけど。 ある意味、愛が強すぎるゆえに、読んだ人に枷をして気軽に沖縄好きと語ることを躊躇させるような重たささがあります。 とはいいながら、この本を沖縄のいいところを紹介しているガイド本のように思って手に取った人は、50ページも読まないうちに「グ
仕事のときも、旅行のときも、時間があればまち歩きををしてるんです。 泊まりの仕事だったら、Googleマップでホテルまでの距離を見て30分くらいなら歩きます。 なるべく大通り沿いを避けて、住宅地の多い路地を歩くんです。 そうやって歩きながら、小学校や雑貨屋の前を通ると、その地元の空気というか色みたいなものを感じて好きなんです。 途中、古本屋があれば、とりあえず入っちゃうんですよね。 そして、その地域ならではのものを探すのが好きなんですよ。 今回は、そうやってまち歩きをしていて偶然見つけた金沢の古本屋を紹介します。 秋の金沢でぼくが経験したお話です お店で購入した金沢の街の記憶 おわりに 秋の金沢でぼくが経験したお話です その日は、仕事が終わった秋の夕暮れごろ、初めて訪れた金沢駅から片町まで歩きました。 いえね、本当はそこまで歩くつもりはなかったんですよ。 金沢は初めてだったので、金沢駅のそ
古本屋は、やっぱりいいですよ。 なんだかホッとする空間ですよね。 どうしてなのかな? と考えると、もちろん本が好きな人にとっては当たり前なのかもしれないですが、やっぱり店主の意図があって集められた本が作り出す空気感が、店内に入ったとたん時間が止まってしまったような感覚におちいると同時に、忙しない余計な情報ばかりの濁流の中から、編集された情報の並ぶ空間にヌルッと滑り込めた安堵。 なんだか、自分の制御権を取り戻せたような気がしてホッとするんですよ。 でも、最近の古本屋はちょっと違う。 たぶん、居心地の良さの性質が変わったお店が増えた気がするのですが、そんなお店の店主を見ると女子だったりする。 いや、今回紹介する本が出版されてすでに10年以上経つ現在は、さらに次世代の古本屋ができているのかもしれないけど、たぶん、そんな新しい古本屋の時代が始まったころの記録の1冊なんじゃないかと思います。 ていう
ベーシックインカムの話は、コロナ前からテレビのニュースなどでも度々取り上げられるようになったので、聞いたことのある人も多いでしょう。 でも、実現はなかなか難しそうですよね。 理由はなんとなくですが、国民の幸福はは考慮されない部分での反対が多い気がしないでもないかな・・・。 それでも、日本の将来を考えると、いまベーシックインカムを導入することで衰退から逆転できる好機だとおもうんですけどね。 さて、本書はそんなベーシックインカムの学者などが語っている反対理由にたいして、デジタル技術でこうすればその問題は解決できますよ。 という提言が書かれた1冊です。 デジタル・ベーシックインカムで日本は無税国家になる! 著者:苫米地英人 発行所:株式会社サイゾー 発行日:2021年12月16日 本書の特徴 ベーシックインカムとは マネタリーベース 個人的にベーシックインカムが必要だと思う理由 最後に本書をオス
今回紹介する本書は、ページ数に比例しない濃い内容で、情報量は非常に多いです。 政治の世界を扱っていますが、読むときは内容をもう少し広い視野で理解しようとしたほうがいいと思います。 実際に、本書の内容は政治の世界だけを語っているわけではないと思いますし、読みながら、もしくは読んだあとで本書で得た知識を、仕事場やコミュニティなど自分の身の回りにある世界を見つめなおすためのツールとして利用するには、政治思想的な視点より1~2段高いところから眺める冷静さが必要だからです。 そういう気持ちで読むと、自分の身の回りに当たり前に存在する迷信や習慣に差別が混ざっていることに気づくのではないかと思うんです。 まあ、それに気づくことが幸せかどうかはわからないですけどね。 差別の歴史を遡ってわかった! 世襲議員という巨大な差別 著者:苫米地英人 発行所:株式会社サイゾー 発行日:2021年10月14日 本書の要
いやはや、これは掘り出し物だったかも。 コロナ前、だからずいぶん前に古本市の100円コーナーを何気なく見ていて気になってついでに買っていた1冊なんだけど、ステイホーム中に部屋を整理していて久しぶりに見つけた1987年の古雑誌が面白かったんですよ。 検索しても雑誌の情報がほとんど出てこないんだけど、読みながら気になった人名、ワードを検索すると、当時のアングラ、サブカル界隈の人物と情報が数珠つなぎに出てきて、それを読んでいるだけで2~3時間があっという間に過ぎてしまいました。 なにより、令和の時代には絶滅してしまった読者投稿欄がなんとも香ばしいんです。 今回は、そんな昭和の雑誌を紹介します。 月光-LUNA No.17 発行所:東京デカド社 発行:1987年7月25日 本書をオススメしたい人 月光ってどんな雑誌? 1987年の時代背景 月光から見える時代のもうひとつの側面 追悼、篠崎順子 ノス
いきなりこんなことを言っては元も子もないんだけど、ぼくは、 エコとSDGs という言葉を聞くと反射的に顔をしかめてしまいます。 だって、なんか胡散臭いでしょう? いや、胡散臭いと言っても、すべてが胡散臭いと思っているわけではなくて、大学で真剣に研究している人たちや、在野で海や山を保全するために日々がんばっている人は素晴らしいと思います。 そのほかにも、自動車の排気ガスをクリーンにする長年の研究開発で、現在の都会の空気は本当にきれいになりましたよね。 だって、1990年ごろは街を1日歩いていると鼻の中が黒くなっていたものですけど、令和の現在はそんなことあり得ないでしょう? そういう、実際の環境改善に関わる部分でのエコとSDGsをちゃんと分けて観れば、素晴らしいと思えるんですよ。 でも、現実を見ると、それだけじゃないでしょう? 格差是正にしても、クリーンエネルギーにしても、 「それはどこから目
いやはや・・・。 沖縄のサブカルチャー的な話かと思いきや、とくに日本の戦後の暗部と言ってもいいほど、とんでもなくディープなノンフィクション・ルポルタージュでした。 本書を読むと、日本に通底するなかなか変えられない差別や格差の問題があぶり出されているように思えるんですよ。 そんな重たい本書について、このブログで紹介したいのだけど、「下手なことは書けないなあ・・・。」と沖縄県外で生きてきたぼくは二の足を踏んでしまうんですよね。 でも、ここ最近、立て続けに読んだ本から浮かび上がってきたアンダーグラウンドの社会構造から、沖縄の問題はやっぱり日本の問題なんだということ、それは日本の責任という話ではなく、日本本土でもおそらく江戸時代にはすでにあった暗部が微妙に形を変えただけで続いているんだという部分を問題として捉えなければいけないということなんですが、そんな問題をあつかえるほどたくさんの知識を有してい
以前、ドキュメンタリー映画のヨコハマメリーがあまりにも印象強く、書評ブログなのに感想を書いてしまいました。 straybird.hatenablog.com それで、「これはもう少し深掘りしないとイカンだろう!」 と思い立ち、さっそく監督の著書を読むという、考えうるイチバン浅い深掘り方法をしてみました。 で、読み終わって思ったことは、本書は、映画ヨコハマメリーを観た人は必読です。 ヨコハマメリー 白塗りの老娼はどこへいったのか 著者:中村高寛 発行所:河出書房新社 初版発行:2020年8月30日 本書は217年8月に刊行された『ヨコハマメリー かつて白化粧の老娼婦がいた』の文庫版です。 本書はドキュメンタリーのドキュメンタリー 青春小説を読んでいるみたい 戦後の横浜の姿を知る入門書としても おわりに~映画も本書も大切な歴史の記録 おすすめ記事 本書はドキュメンタリーのドキュメンタリー 本書
ドキュメンタリー映画のヨコハマメリーを観てきました。 これが本当に心をえぐられる作品で、観終わったあとの感情が複雑すぎて消化しきれなかったので、文章に残しておこうと思います。 ヨコハマメリーの監督は、作品を書籍にもしています。 ヨコハマメリー: 白塗りの老娼はどこへいったのか (河出文庫) 他に、別のライターがメリーさんを調べて書いた書籍もあるので、興味のある方はその2冊から手をつけてもいいかもしれません。 白い孤影 ヨコハマメリー (ちくま文庫) ハマのメリーとは この映画が印象的な理由 メリーさんが名女優より心に刺さる理由 最後にもう一人の女性について 制作ノートの書評はこちら 一部修正しました ハマのメリーとは 横浜の伊勢佐木町あたりで、白塗りの顔でドレスを着て歩く老婆。 馬車道という通りを歩く姿や、松坂屋の前に立つ姿を見かけたそうです。 街に立ってお客を取る、娼婦を戦後からしていた
ブランディングって、なんなんでしょうね。 そもそも、ブランディングはマーケティングと同じ意味、 って誤解されがちな言葉ですよね。 ブランディングはブランドの派生語、 マーケティングはマーケットの派生語、 と考えれば、なんとなく違いに気づきませんか? と言いながら、ぼくも専門家ではないので、 くわしいわけではないのですが・・・。 今回は、アップルのような企業のブランド力が、 いったいどのような戦略をもとに築かれたのか? ということがわかって、 もしかしたら真似できるかもしれない? そんな本を紹介します。 カルトブランディング-顧客を熱狂させる技法 著者:田中森士 発行所:祥伝社 初版発行:2021年4月10日 本書をオススメしたい人 カルトなブランディングってなに? 個人的にハッ!としたこと 欧米人にあって日本人にないもの カルトブランディングとは真逆の事例 まとめとして 本書をオススメした
令和になって、二十代の人たちの中には平成レトロなんていうブームがあると聞きますが、遊郭跡を散策するのも女性の間ではまだまだ流行っているそうですね。 あと、定年後の人たちがまち歩きを始めていて、実際にスマホを片手に古い街並みを散策している姿をよく見かけるようになりました。 本書は、東京の昭和レトロな建物や赤線の痕跡を探すときに持って行きたい1冊です。 本書をオススメしたい人 遊郭赤線巡り本の中で本書の特徴 蛇足の名古屋話 まとめ 花街の引力 東京の三業地、赤線跡を歩く 著者:三浦展 発行所:株式会社清談社Publico 初版発行:2021年5月13日 本書をオススメしたい人 まち歩きが趣味の人 遊郭跡散策が趣味の人 東京の街の成り立ちの裏側に興味がある人 レトロ建築が好きな人 遊郭赤線巡り本の中で本書の特徴 本書は、東京都内でその昔、と言っても昭和初期まで含むのですが、三業地に認定されていた
福岡県糸島市 近年、地方活性化の成功例として取り上げられることの多い街です。 活性化に成功したことで、観光地としてだけでなく、 働く場としても魅力的になった糸島市の紆余曲折なストーリー。 今回紹介するのは、活性化に興味のある人にオススメしたい1冊です。 本書をオススメしたい人 マーブル模様のような本書の特徴 本書のターゲット層 読んでいて難しいなあと思ったところ 余談ですが福岡の思い出 まとめ 地域も自分もガチで変える!逆転人生の糸島ブランド戦略 税金ドロボーと言われた町役場職員が、日本一のMBA公務員になれたわけ 著者:岡祐輔 発行所:株式会社実務教育出版 初版発行:2020年4月30日 本書をオススメしたい人 まちの活性化に関わっている公務員 活性化に関わりたい人 糸島に興味のある人 マーブル模様のような本書の特徴 なんか、不思議な本なんですよね。 いや、不思議というとちょっと語弊があ
そうですよ。 ぼくも世間からズレている気がしているから、この本が気になったんですよ。 世間からズレてる界のカリスマ2人が対談したら、どんな話になるのか興味がありませんか? タイトルのような話を読んだとき、万人が、「あるある~!」って共感するのか? それとも、やっぱりごく一部の人にしか理解できない話なのか? ズレるといっても、方向は360度、上下を含めて人それぞれ。 この本を読んだあと、どれだけの人の気持ちが救われて、どれだけの人の頭の中にハテナマークが浮かぶのか? あなたにも、ぜひ一読していただきたい1冊です。 本書をオススメしたい人 この2人の対談がつまらないわけがない 都市と自然の中のゴキブリちゃん 世の中は世間からズレちゃった人に厳しいけど おわりに 世間とズレちゃうのはしょうがない 初版発行:2020年10月27日 著者:養老孟司、伊集院光 発行所:株式会社PHP研究所 本書をオス
書店をぶらぶらしていたら、 超現代の哲学小説登場! の文字が目に飛び込んできた。 超! 現代! 哲学! 小説! つまりこれは! なんでもありのファンタジーってこと? と、こんなことが頭に浮かんで、手に取らざるをえなかったんですよね~。 こういう本との思わぬ出会いがあるから、本屋の中をブラブラするのが好きなんですよ。 この本をお勧めしたい人 哲学は意外と役にたつ 個人的に好きだった話 まとめ~脳が成長する一冊 大いなる夜の物語 著者:清水将吾 発行所:株式会社ぷねうま舎 初版発行:2020年5月25日 この本をお勧めしたい人 プロジェクトリーダー 部下がいる人 研究する人 商品開発する人 人生の壁にぶつかっている人 この本をお勧めしたい人のタイプはこんな感じです。 視点をずらしたり変えたりと、ものごとを色々な見方ができるようになった方が結果が出そうな仕事の人に読んでほしい一冊です。 哲学は意
きまぐれオレンジ☆ロードの作者、まつもと泉先生が2020年10月6日にお亡くなりになりました。 きまぐれオレンジロードは週刊少年ジャンプで連載されていましたが、1987年ごろに中高生だった男性だったら一度は読んだ記憶があり、ファッションや恋愛観に影響を受けたと言う人も多いんじゃないですか? ぼくも、当時はマンガはもちろんのことアニメも観ていました。 当時はまだバブルの絶頂期で、現在に比べると日本全体がどこか楽天的で明るかったんじゃないかな? 今回は、懐かしさも含め、きまぐれオレンジロードとその当時の時代背景などについて書きたいと思います。 連載当時の時代背景は? おたくの消費が始まった時期 マンガをあらためて読んでみた アニメ版の話 劇場作あの日にかえりたいの鬱展開 実はマンガ完結後も新作が出ていた? まつもと泉先生、ありがとうございました! 連載当時の時代背景は? 気まぐれオレンジロード
肉を食べると元気が出る! そう感じる人は、けっこう多いんじゃないですか? ステーキは、この数年間で格安で食べられるお店が増えたこともあり、ちょっとしたブームになっていましたよね? でも、まさか「いきなり」が「やっぱり」に負けだすとは想像もしていませんでした。 そんな、ステーキチェーン店同士のデスマッチが繰り広げられる中、20年以上もの間、ステーキを焼き続けている元プロレスラーがいるんです。 その名は、ミスター・デンジャーこと松永光弘。 本書は、現在もプロレスのリングで綿々と続くデスマッチ界の黎明期に、斬新で痛そうなアイデアを続々と発明していった重要人物が、ステーキ屋として戦いながら得た生き残り術を書き記したものです。 経営者だけでなく、1990年代のカオスなプロレス界にエモくなっていた人も必読の一冊です。 こんな人におすすめ 著者がプロレスで活躍した時代背景を考察 ミスター・デンジャーは立
『はたらかないで、たらふく食べたい。』 このタイトルの著書は、一時期、多くの書店でわりと目立つ場所に置いてあった。 ぼくも買って読んだけど、当時はすごく面白くて、「いいじゃんいじゃん!」と思いつつ、でも実用的じゃないなあとちょっとがっかりもしたんだよね。 なぜかというと、ぼくだって、はたらかないで、たらふく食べたいもの。 ていうか、はたらかないで、たらふく食べられたっていいじゃん。 だから、何か参考になることはないかと思って手に取ったわけ。 たぶん、この本を手に取った人の多くが同じことを思っていたんじゃないかな。 とくに、2020年、新型コロナが流行して務めている会社への不安、4月からの仕事が消えてなくなってしまったフリーランス、それどころか大学を退学しなければならなくなったり、採用が取り消しになる人が出てくる一方で、政治が無政府状態かと思うくらい混乱してガタガタになっているのを見せられる
1989年。 メガドライブが発売された年。 それから31年後の2020年、夏。 高校生だったころ、友達はだれも持っていなかったメガドライブに夢中になっていたアラフィフとしては、本屋で視線の端に写り込んだGO SEGAという大きな文字に振り返らずにはいられなかった。 そして、買わずにはいられなかったんですよ! だって、ぼくはスーパーファミコンより、プレイステーションより、メガドライブを、セガサターンを、ドリームキャストを、選んできた夢追い人のひとりだったのだから! CONTINUE Vol.66 セガ60周年 ぼくにとってセガのゲーム機とは 私を通り過ぎたゲーム機たち メガドライブの思い出 サンダーフォース2 メガパネル 三国志列伝 フェリオス ファンタシースター2 スーパーサンダーブレード スーパーリーグ 信長の野望 覇王伝 ゲームギアの思い出 セガサターンの思い出 ナイツ Jリーグプロサ
お題「我が家の本棚」 お世話になっている大学教授によると、新型コロナが蔓延して以降、地方移住を考えるようになった人が増えているんですって。 地方移住といっても、地方都市で住みたいというのではなく、いわゆる田舎への移住のことです。 たぶん、山奥の村や島へ移住すれば、人の密集もなく、空気はきれいで生活費は安いし、最近はリモートワークできるし、田舎って最高じゃん! みたいな感覚だと思うのですが、その発想は、まあ、それほど外れていないんだけど、勘違いしている部分もあって・・・。 地方移住の、当たっている部分と勘違いしている部分についてはここでは触れませんが、地方移住の生き方を早い時期に提案した一人が藻谷浩介さんで、その藻谷さんが書いた里山資本主義が重要な1冊だと思うんですよね。 その里山資本主義の初版発行から7年後、その続編と言える1冊が出版されたので紹介します。 進化する里山資本主義 里山資本主
沖縄はいいよな~。 (志村けんのいいよなおじさん風で。) 沖縄は大好きで、毎年1度は遊びに行きたい、いやここ数年は実際に行っているんですよ。 空港で飛行機から降りたときの、本土とは違う空気の重さや肌触り? 居酒屋の千ベロで、お酒が2杯ついちゃう感じ? 全国のジュンク堂と同じはずなのに、沖縄本コーナーに立ったときのワクワク感? でも、沖縄のきれいな景色に触れたとき、本当に沖縄が好きなら見ないふりはできないことがあるんですよね。 今回紹介する本は、沖縄の苦しみと寄り添う、そんな1冊もしれないです。 沖縄 若夏の記憶 ウルトラマンファンにもオススメかも 沖縄の工芸は面白い 伝統的な織物 トンボの羽 昔の紙 最後に〜デリケートな問題を抱えた沖縄とぼくたち 沖縄 若夏の記憶 著者:大石芳野 発行所:岩波書店 初版発行:2016年7月15日 岩波現代文庫シリーズの1冊です。 本書は、著者が沖縄返還直後
忍者 それは、現代に生きる日本人ならだれでも親しみや憧れを感じたことのあるキャラクターでしょう。 年配の方なら、猿飛佐助? 中年なら、仮面の忍者赤影、忍者ハットリくん、ガッチャマン。 忍者キャプターは、ちょっとマニアすぎる? 現在の20代から子ども世代は、シュリケンジャーとかニンニンジャー? NARUTOや忍たま乱太郎なんていうアニメもあるか。 さすがは忍びというだけあって、様々な作品に姿を変えて日本人の生活に入り込んでいますね。 しかも、忍び込みに成功したのは日本だけでなく、世界中で成功しています。 今回紹介する本によれば、バットマンは忍者がモチーフの一部になっているとか。 それ以外では、B級映画が好きな人なら香港映画で少林寺と戦うだけでなく、アメリカやブラジルなど世界中の国でゾンビと戦ったり、またはゾンビとして戦ったりしています。 忍者はミステリアスで、だからこそ何をさせてもサマになる
ケイブンシャの大百科は、1970~1980年代生まれの人なら一度は目にしたことがあると思うシリーズです。 今回は、そのシリーズの中でも、たぶん人気ジャンルだった怪奇ものを紹介します。 続怪奇亡霊大百科 本書の構成 実際に起こった恐怖の事件 恐怖のホラーまんが 実録!ホラー体験 グロい写真が使われた背景を考えた 1988年の蛇足な補足 ミステリーアドベンチャーゲーム 本書のなにげに要チェケラなところ まとめ 続怪奇亡霊大百科 シリーズNo.336 発行所:勁文社 初版発行:昭和63年(1988年)7月22日 本書の構成 まず、続を紹介する理由は、単に古本屋で見つかったのが俗の方だっただけで、とくに深い理由はありません。 [収録内容一覧] ・実際に起こった恐怖の事件 ・実録!ホラー体験 ・恐怖のホラーまんが ・ミステリー小説 ・ミステリーアドベンチャーゲーム 実際に起こった恐怖の事件 実際に起
ぼくは昨年から、とある商店街のお店再生にかかわらせていただいているんです。 あなたも旅行や出張で地方へ行ったとき、その地元の商店街がすっかりシャッター街になっているのを見たことがあるんじゃないですか? そういう商店街へ入ると、お年寄りがシルバーカーを押しながらトボトボと歩いている風景くらいしか見かけないんですよね。 もう、歩いていても寂しい気持ちになって気分が落ち込むばかりじゃないですか? と言いながら、ぼくはそういう商店街を歩くのが好きで、むしろテンションが上がっちゃうんですけどね。 とはいえ、シャッター街になった商店街は、日本の解決しなければいけない課題の重要なひとつだと思っているんですよ。 その理由は後述するとして、今回は商店街の再生のヒントになるかもしれないと思い購入した1冊を紹介します。 フランスの地方都市にはなぜシャッター通りがないのか それなりに大きな都市でも衰退している商店
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