クリープハイプのライブのために自転車で北九州から東京を目指す4人の女子高生を描いたロードムービー『私たちのハァハァ』が9月12日よりテアトル新宿を皮切りに全国公開される。『スイートプールサイド』、『ワンダフルワールドエンド』など常に「今」に寄り添いながら映画という表現を更新する映画監督、松居大悟が手掛ける本作は、自撮りベースのドキュメンタリー形式から、SNS的な表現も取り込みながら、劇映画へ伸びていく全く新しい等身大の青春映画。 今回、撮影時、共に現役女子高生だったという主演4人のうち、今年7月にメジャーデビューを果たしたばかりのシンガーソングライターで、劇中では弾き語りも披露する一ノ瀬役を演じる井上苑子と、オーディションを経て選ばれ、熱量の高くないファンという難しい役どころのチエ役を好演している真山朔の2人に話を聞いた。 (撮影: 朝岡英輔 / 取材・文: 川端哲生) 顔合わせの時に苑子