英北西部リバプールで開催中の年次労働党大会3日目、基調演説を行うキア・スターマー首相(2025年9月30日撮影)。(c)Oli SCARFF/AFP 【10月2日 AFP】極右勢力からの圧力を受け、移民流入抑制に努める英政府は2日、既に国内にいる難民が家族を呼び寄せることを自動的に認める制度を廃止する計画を発表する。 キア・スターマー首相が、デンマークの首都コペンハーゲンで開催される欧州連合(EU)首脳会議で、難民の家族呼び寄せ制度と自動定住権を廃止する計画の概要を示す予定だ。家族呼び寄せの申請は先月、既に停止されている。 政府は1日深夜のプレスリリースで、「抜本的な改革は、より公平な制度の基盤となる。定住への道をより長くし、(定住権は)国に貢献することで得られるようになるべきだ」と述べた。 スターマー氏率いる労働党政権は、記録的な数の合法移民と不法移民に対し、より強硬な姿勢を取ろうとして