福井放送株式会社

戦後の沖縄返還に尽力した国際政治学者若泉敬が密約交渉の結果責任を詫びた事実上の「遺書」が18日、ふるさと越前市で初めて公開されました。若泉が命を懸けて願った沖縄の平和と核なき世界の実現。その志に触れた人たちは、次の世代へと受け継ぐ決意を新たにしていました。 会場に展示されたのは、便せん5枚に綴られた嘆願状。 1994年6月の沖縄慰霊の日を前に、越前市出身の国際政治学者若泉敬が書いたものです。 ■朗読 「1969年日米首脳会談以来歴史に対して負っている私の重い『結果責任』を執り、武士道の精神に則って、国立沖縄戦没者墓苑において自裁します」 核持ち込みの密約交渉を詫びた、事実上の「遺書」です。 ■地元の人は 「涙が出る 今の政治家にこの歎願状を見てもらいたい」 「覚悟のほどがわかる 魂か根性か知らないが、一番持つべき日本の外交において」 若泉敬のふるさと越前市今立地区で開かれた特別講演会には、

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