映像でよみがえる、約半世紀前の“アイヌの結婚式” 当時、花嫁だったアイヌ女性が語る…差別と偏見 現代のSNS上“ヘイト”に何を思う 2024年04月24日(水) 19時20分 更新 半世紀前の結婚式がよみがえりました。およそ50年前、差別や偏見が強かった時代に、アイヌ古来の方法で結婚式を挙げた女性がいます。当時の記録と記憶から、現代のアイヌ差別を考えます。 北海道胆振地方東部の山間に位置する、むかわ町穂別。 このマチで一人暮らしをしている、小山妙子(こやま・たえこ)さん。1940年に生まれた84歳のアイヌ女性です。 (妙子さんはいつもの?) 「コーヒー」 (あ、コーヒー?ココアじゃないの?)(これお砂糖入っていないけど大丈夫?) 「いいわ、後で家帰ってから砂糖なめるから」 この日は、高齢者やケアマネージャーらが集まってのお茶会。いつも軽妙なジョークで周囲を笑わせる小山さんは、ムードメーカー