古くから外国の地名を表すのに、日本人は漢字を当てて使ってきました。 さすがに、戦後のアメリカ文化の大量流入以降は日本語はカタカナの氾濫となり、地名表記もすべてカタカナとするようになりました。 また世界各地の植民地が次々独立して新しい国が急増し、漢字の当て字を考えるヒマがなくなったようで、今は当て字のない新興国もたくさんあります。 確かにカタカナは表音文字で便利ですが、たとえば「英語」のように完全に昔の当て字を使った語が定着しているものもありますし、「アメリカ」と書けば4文字ですが「米」と書けば1文字で済むという表記の簡便性も見逃せません。 ここでは、よく使われた漢字地名をまとめてみました。当て字については何通りも書き方があり、ここでは代表的な1つを掲載します。 略名は、国を漢字一文字で表す時に使うもので、当て字の頭文字が基本です。 「英語」、「仏和辞典」のような言語に関する表現、「日米首脳