経済統計を発表できない大連の不況

＜回復基調にある中国経済のなかで、一人沈んでいるのが遼寧省の大連。遼寧省が正直な経済統計を発表したせいで、それまで大連が描いていた架空の成長シナリオは崩れた。さてその実態は？＞ 中国経済全体は、現在回復基調にある。2017年第1四半期（1～3月）のGDP成長率は6.9%だった。本当にこんなに高いのかという疑問は依然つきまとってはいるけれど、変化の方向、つまり6.7%だった2016年に比べて上向いているということはかなり信じられる。2015年以降、成長率の数字が景気の変化の方向を見るうえでも怪しくなっていただけに、経済だけでなく経済統計の質も回復基調にあるようである。 そうしたなか一人沈んでいるのが遼寧省である。2016年の経済成長率はマイナス2.5%と、中国の地方としては異例のマイナス成長だった。2017年第1四半期もプラス2.4%で、全国のなかでダントツの最下位だった。 【参考記事】アリ

[lli]

統計を洗い直せるなら逆に信頼できる街として発展できないものか、というのはいささかイノセントに過ぎますかね。

[godmother]

急成長がストップしてバブルが小さく弾け、ソフトランディング状態。生活水準が上がって賃金も高くなり、日本企業にとって中国進出のメリットはすでに薄らいでしまった。中国が自力でどうするのかが問われている。