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まえがき 昨年10月19日から一般公開された山田洋次監督の映画「学校Ⅱ」。ニコラの読者の多くの方々は、すでにご覧になったのではないかと思います。 私は、本誌に寄せたレポート「転身」(95年10月号)「転身Ⅱ」(同12月号)が縁で、映画の脚本完成段階と「学校Ⅱ」をめぐる日本テレビのドキュメンタリー取材にかかわることになったこともあり、幾分か特別な感情を持って見ました。 今回のレポートは、そのいきさつと養護学校教員という視点から見て考えたことを報告したいと思います。 ◎ニコラ・レポート「転身」その後 「転身Ⅱ」に、映画「学校」と私のかかわりを書き、その中で夜間中学教員の見城慶和先生を紹介しました。その文を先生に送ったところ、私が込めた思いを山田洋次さんと第一作公開時の「学校」をめぐるドキュメンタリーを製作した日本テレビのSさんに伝えたいと、コピーをとり送ってくださったのでした。そして、96年2
2003/11/24 ■「9歳の壁」と子どもの学習 ~糸山泰造著『絶対学力』から思うこと~ 「9歳の壁」というのがあるそうだ。そして、この壁を乗り越えられないと高学年になって学力不振になるのだという。この本の著者・糸山泰造氏は百マス計算の陰山氏の方法を批判して「三角計算」という小学生向けの計算の本も出した。彼の主張は百マス計算ブームに危惧を抱いていた私の関心を惹きつけた。その大要は納得のいくものであった。実際にこの本を計算の苦手な子にやらせてみたが、百マス計算では得られなかった効果を確認することも出来た。 ところで、糸山氏の言う「9歳の壁」というのはどういうものか。人は12歳までに抽象思考ができるようになる自然なプログラムを持っているが、そのプログラムに逆らって幼少期に先行学習やパターン学習をさせると、考える力が育たず具象思考から抽象思考に変化する「9歳の壁」を乗り越えられなくなる。具体的
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