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円安とは
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1. コミュニケーションの問題としての羞恥心 出産を羞恥心の観点からみると、そこで展開されている相互作用はどんな特徴をもっているだろうか。羞恥心という人間の心にかかわることは、心理学の分野で一番扱われていると予想されるが、意外にも感情(情動)の扱いは心理学では動機、学習、記憶、認知などの領域にくらべて少ない。辞典などの記述をみても見方によっては不当な扱いを受けていると思われるほど十分ではない。 例えば、人間の基本的情動には何が含まれるかということについて研究者の間では必ずしも共通見解がなく、怒りや恐れ、喜び、驚き、悲しみといった情動に関しては比較的研究者間でほぼ共通するものの、関心、軽蔑、苦痛、恥、罪悪を基本的情動とするかどうかは研究者によってばらつきがある1)。羞恥心を照れ、はじらい、はにかみ、恥などの概念まで含む2)ことにすると、刺激に対する反応といったレベルだけではとらえられない広が
Harue OHDE Culture of Childbirth 9 - Hospital and Women's Moulded Bodies on Bed for Labor 本論の目的と構成 健康な身体と安全な出産への志向とその誕生 戦後日本における出産の医療化 分析の対象とするコメントの性格 2つの視点:フォーマットとしての分娩台とセクシュアル・ハラスメント文脈 分娩台というフォーマットへの不適応・適応・再構築 セクシュアル・ハラスメント文脈への移行を阻止する戦略 まとめ 1.本論の目的と構成 これまで、「現代女性の出産観」という主題の下に、「産む文化6」において会陰切開について、「産む文化7」において陣痛促進剤の使用について、「産む文化8」において病院組織とそこで出産をめぐって展開される相互作用と産む側の意識をそれぞれのテーマとして「ぐるーぷ・きりん」による「コメント集」のデータ
Harue OHDE Assets from Midwives in the 20th Century はじめに 近代国家の形成と助産 「助産之栞」にみる産科医の産婆(助産婦)観 20世紀の産婆(助産婦)たち 1) 笹川みす(1855-1918)と新潟私立産婆養成所 2) 柴原浦子(1887-1955)と産児調節運動 3) 入院助産の時代-Tさんの記したI助産院の日誌から- 結びにかえて: 21世紀の助産婦に引き継がれるべきもの 1. はじめに 助産婦がどのような助産の形をめざしていくことが、今後を切り拓くことにつながるのだろうか。そのヒントを探るために、助産の100年を振り返ることが、本論の目的である。 民俗学の報告によれば、出産とは一人で、あるいは夫や母などの家族か近隣の出産経験をもった年輩の女性などの援助を受けて自宅(ニワと呼ばれる土間や納戸)や産小屋で行うものだった。経験ある女性た
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