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ついに、Xen.orgが週末にXen 4.0をリリースしてきた。 同製品は非常に興味深い機能を多数搭載しているが、その数は2009年8月に提案されたロードマップにあるものより明らかに少ない。 フォールトトレランス (ホスト間におけるVMステータスのライブトランザクション同期) メモリオーバーコミット(Tメモリ機能によるページ共有) 「Blktap2」と呼ばれる新しいVHDインプリメンテーション経由でのライブスナップショットとクローンのサポート 「Netchannel2」と呼ばれるネットワークチャネルインプリメンテーションでのマルチキュー搭載の新しいSmart NICとSR-IOV機能のサポート 準仮想化USBとVGAパススルーのサポート Dom0におけるParavirt-opsのサポート(Linuxカーネル2.6.31) 仮想マシン1台あたり最大64基の仮想CPUのサポート ホスト1台あた
最近宣伝されているプライベートクラウドがどれも単なるIaaS(サービスとしてのインフラストラクチャ)クラウドなのはなぜだろう? 買い取り型IaaSクラウド用ハードウェア仮想化プラットフォームを販売するベンダーが複数いるのに、プライベートPaaS/SaaSクラウド用に同様のものを販売しているところがないのはなぜだろう? 平均的に、一般に言われているクラウドコンピューティングの長期的ビジョンは、ビジネスアプリケーションの100%が現場の外の施設でホスティングされ、OS、物理サーバ、ストレージアレイ、ネットワーキング、セキュリティをはじめ、既存のデータセンタから思い浮かぶものすべての根底にある複雑な部分はクラウドプロバイダー以外だれも気にする必要がない、という世界だ。 このようなビジョンを実現するには、多数の技術的な問題(セキュリティやコンプライアンス、オーケストレーション、請求処理などに関連す
「xvp」(別名:Xen VNC Proxy)は、Colin Dean氏によって開発されたCitrix XenServerやXen Cloud Platform(XCP)仮想マシンを管理するためのオープンソースプログラム群だ。 このコンソールを使えば、ブラウザ(Linuxでも、Mac OSでも、Windowsでも可)を使った仮想マシンの操作やアクセス、そして同プール内におけるホスト間でのVMの移行が可能になる。 非常に興味深いことに、すべての操作はVNCプロトコル経由で伝達される。xvpは、リモートから仮想マシンコンソールを見るときだけでなく、VMのステータスをコントロールするときもこれを利用する。 これは、(VNCの基盤である)RFBプロトコルのカスタム拡張機能によって可能になっている。 Java VNCビューワはクロスプラットフォームになっており、TightVNCがベースとなっている。
VMware社は3月15日、Redis社創業者で開発責任者のSalvatore Sanfilippo氏を同社が招き入れたことを発表した。 Redisはオープンソースのジャーナリング対応キー/値データストア。 これはある意味、2モードで動作するデータベースサーバと考えることもできる。データ全体をRAMに格納し、それを非同期で時々ディスクに保存するか、もしくはアペンドファイルを使ってデータセットが変更されるたびに保存することもできる。 Redisはまだフォールトトレラントになっていないものの、バージョン2.0のリリース後はクラスタリング機能を搭載してくるはずだ。 これはANSI Cで書かれており、Ruby、Python、PHP、Perl、C#、およびJavaなど、多数のプログラミング言語でサポートされている。 この発表を行ったのは2009年8月にクラウドサービス担当ソフトウェアアーキテクト
数週間前からティーザー広告を出していたVeeam社が、VMware vSphere用バックアップ/リストア製品を大幅に改善する技術セットである「SureBackup」を3月22日に発表する。 そもそも、SureBackupは1つの新機能の名前ではなく、「Veeam Backup&Replication」の既存およびまもなく登場する機能を包括するものだ。これは古いものを何か新しいものに変えるという典型的なマーケティング操作のようにも感じるが、SureBackupには全く新しい注目すべき技術が少なくとも1つ含まれているというのが現実だ。 「Recovery Verification」という名前が与えられたそれは、各ゲストOSとそのアプリケーションがリカバリ後に適切に機能するかどうかテストするという、仮想マシンのライブバックアップ時に遭遇する最も困難な問題の1つを解決するVeeam社の試みだ。
発表されたばかりのDynamic Memory機能に多くの関心が集まっている。これは、Microsoft社が(2010年第4四半期以降になるとうわさされる)Windows Server 2008 R2のService Pack 1をリリースするとすぐにHyper-Vに搭載されてくる。 Microsoft社はライバル自身さえもが使用を勧めないとして、VMware社のメモリオーバーコミット・テクニックを繰り返し軽視してきた。だが、当初2009年にリリースが予定されていたDynamic Memoryは、まさにメモリオーバーコミット機能のように思える。 Microsoft社のITプロエバンジェリスト、James O’Neill氏が、Dynamic Memoryがオーバーコミットメモリと違う理由を説明すべく、この機能の具体的な詳細をいくつか初めて明らかにしている。 (※下記は引用部分の参考翻訳とし
3月5日、「Guest Console」(VGC)と呼ばれるVMware社の新製品に関するビデオが2本登場してきた。 現在「技術プレビュー」フェーズにあるGuest Consoleは、あらゆるゲストOS内のファイルやプロセスを独立して監視および操作できる新しい管理コンソールとなっている。 これはどのゲストOSにも接続可能で、VMのホスティングはESX上でも、Server上でも、Workstation上でもかまわない。 いったんホストに接続されると、VGCがWindowsやLinuxゲストに対応するタスクマネージャ、ファイルシステム・エクスプローラ、スナップショットマネージャ、そして仮想マシンマネージャを提供する。 これらのツールを使えば、管理者は実行中のプロセスの終了や新しいプログラムの起動といったシンプルな作業に加え、同じファイルを複数のゲストOSに同時にコピーするといった複雑な作業も行
PQR社ソリューションアーキテクト/最高技術責任者(CTO)のRuben Spruijt氏と、Login Consultants社エンタープライズアーキテクト/最高技術責任者(CTO)のJeroen van de Kamp氏という仮想化分野で有名な2人の専門家はちょうど1年前、ESX 3.5、XenServer 5.0、およびHyper-V 2008を比較したスポンサーが付かない独立したパフォーマンス分析を公表した。 デスクトップ仮想化のワークロード計測に特化した設計のこのベンチマーク(Terminal ServicesおよびVDIの両プラットフォーム使用)が妥当性の高いものであったため、Citrix社がVirtual Reality Check方法論を採用してXenDesktop 4のパフォーマンスを計測することになった。 そして12カ月が経過し、両者が新しい比較を公表してきた。彼らは今
ご存じない方のためにお教えすると、XenServerがオープンソース化された。 これはCitrix社仮想化/管理事業部担当最高技術責任者(CTO)のSimon Crosby氏が正式に認めた。同氏がこの話題に関するvirtualization.infoの疑問に回答を寄せてきたのだ。 Citrix XenServerは、Oracle VM ServerやNovell SUSE Enterprise Linux Xenと同じXenオープンソースハイパーバイザーの商用インプリメンテーション。 初期のXenプロジェクトを支え、XenServerを開発したXenSource社は、2007年8月に5億ドルでCitrix社に買収された。 Citrix社はまず、XenServerを無償で提供することを決め(2009年2月)、それからオープンソースとしてリリースする計画を発表した(2009年10月)。 このソ
最近は、Amazon社の顧客がElastic Computing Cloud(EC2)で抱えているパフォーマンスの問題がかなり話題になっている。 その発端となったのが、Javaコミュニティーで発言力の大きいAlan Williamson氏だ。同氏は、自身がEC2を3年間利用した感想を興味深く解説している。 Williamson氏によると、Amazon社はEC2の利用者を集めすぎており、現在はクラウドがあまりに混雑しているため、内部ネットワークで深刻な待ち時間が発生し、それが複数の仮想マシンに常駐する多層アプリケーションのパフォーマンスに影響を与えているという。 別のAmazon社の顧客で、OleOle.com社最高技術責任者(CTO)のDavid Mok氏は意見が異なり、パフォーマンスの全体的な低下はクラウドを支える物理ハードウェア(が搭載するCPU)の差によるもので、クラウドプラットフ
仮想データセンターの設計 - パート1 では仮想インフラ(VI)の枠組として集中型ネットワークを考えることの重要性について解説したが、今回のパート2では仮想インフラの実際の基盤部品に重点を置き、2010年のデータセンタを中心に解説する。 「Cisco Unified Computing System(UCS)」に続き、Virtual Computing Environment(VCE)連合の「vBlocks」が登場したことで、多くの人々から自分たちの仮想インフラ(VI)用の物理基盤に関する質問が出始めている。一般に、VIの柱は復旧能力のあるストレージ環境に接続された高可用サーバファームだとされている。パフォーマンス、予算、関係に基づいて判断を下すため、サーバとストレージは異なるベンダーの場合が多い。 VIで最も大切なのは、ソリューションの真のポテンシャルを発揮させるロジックと高度なオー
Sun社は11月30日、ホスティング型デスクトップ仮想化プラットフォームである「VirtualBox」を改訂し、新しい主力機能を投入する。 信じられないような話だが、「VirtualBox 3.1」では、標準的なTCP/IPネットワークリンクを経由してリモートホスト間で仮想マシンのライブマイグレーションを行う「Teleportation(テレポーテーション)」と呼ばれる処理が可能になった。 もちろん、この仮想化レイヤがホストOS上にあるため、VirtualBoxには異なるCPUファミリー間では互換性の問題も多少あるが、異なるOS間では問題がない。 テレポーテーションが機能するには、2本のVirtualBoxが2つの同じ仮想ハードウェアを採用する全く同じVMを持つ必要がある。この2つのVMは同じ共有ストレージ(NFS/CIFS、iSCSI、あるいはFibre Channel)にアクセスする
ENISA(European Network and Information Security Agency:欧州ネットワーク情報セキュリティ庁)は先週、各種クラウドコンピューティングインフラのセキュリティリスク評価を公表した。 123ページにわたるこのレポートは、サービスとしてのソフトウェア(SaaS)、サービスとしてのプラットフォーム(PaaS)、そしてサービスとしてのインフラストラクチャ(IaaS)の各アーキテクチャに隠れた新たなリスクの分析を行い、クラウドコンピューティングサービスへのSME移行、サービス災害対策力に対するクラウドコンピューティングの影響、そして電子政府におけるクラウドコンピューティングの採用という3種類のシナリオについて評価している。 virtualization.infoは同プロジェクトに直接関与し、主にIaaSクラウドに関する部分で貢献した。 この資料は、クラ
かねてからの予測通り、11月4日の今日、VMware社、Cisco社、およびEMC社の3社は、Virtual Computing Environment(VCE)」連合と呼ぶ特殊な提携を発表した。 このトリオは、「Vblocks」と呼ばれる多数のバンドルパッケージのコンポーネント、トレーニング、そしてコンサルティングを共同投資により販売する。 VCEは、Accenture社、Capgemini社、CSC社、Lockheed Martin社、Tata Consulting Services社、およびWipro社のシステムインテグレーター6社が既に名を連ねるパートナーエコシステムにも依存していくことになる。 Vbocksは、顧客のデータセンタへの導入もしくはネット上でのホスティングが可能になっている。 これらの設計や、顧客に代わる運用代行、あるいは単純にホスティング施設から顧客のデータセンタ
先週にはGartner社がレポートと予測を出してきたが、今度はIDC社が市場のトレンドに関するかなり興味深く詳細なレポートを出してきた。 (※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)…2009年第2四半期は仮想化ソフトウェア関連の売上が世界合計で前年比18.7%ダウンの3億4400万ドルに減少した。一方、2009年第2四半期の仮想化ライセンスは前四半期比で増加となっている。サーバ仮想化市場では相変わらず有償ハイパーバイザー採用への動きが続き、有償仮想化ソフトウェアが2009年第2四半期に出荷された全く新しいサーバハードウェアの60.8%で動作し、2008年第2四半期比57.2%増となっている。… IDC社はさらに、2009年第2四半期に出荷された全く新しいサーバの16.5%では仮想化が行われており、2008年第2四半期比で14.5%増になっているという。しかし、2009年第2四半期の実際の物
virtualization.infoがつい先週掲載した「Citrix社がLinux Foundationに加盟。狙いはXenベースのカーネルか?」という記事に非常に多くの関心やコメントが集まった。 Citrix社の仮想化/管理事業部担当最高技術責任者(CTO)のSimon Crosby氏などは、XenServer無償化の背景にある理由や戦略について、複数の読者に対して個人的に回答を寄せている。 Crosby氏はそのなかで非常に興味深い情報を明らかにしている。同氏はまず、「XenServerはVMware社の売上に年間3億ドルの損失をもたらす」と主張したが、これはおそらく現在のマーケットシェアを考慮した上でのCitrix社の社内予測だと思われる。 それよりはるかに重要なこととして、Crosby氏は10月21日、Citrix社がXenServerを完全オープンソース化しようとしていることを率
自分の物理環境をHyper-V仮想マシンに移行したいMicrosoft社の顧客はこれまで、「System Center Virtual Machine Manager(SCVMM)」とPhysical-to-Virtual(P2V)移行ツールを購入および使用する必要があった。 それ以外では、Novell/Platespin社やQuest/Vizioncore社といったサードパーティーのP2V移行ツールの購入/使用が必要だった。 P2V移行が可能な低価格(無料のものもある)ツールはほかにもあるが、たいていは動作中のマシンを変換することができない。 そこにライブマイグレーションの可能な無償ツールが登場した。「Disk2VHD」だ。 このツールは、Sysinternals/Winternals社の創業者兼元チーフソフトウェアアーキテクトで、現在はMicrosoft社でテクニカルフェローを務める世
Microsoft社とRed Hat社は先週、それぞれのOSであるWindowsとRed Hat Enterprise Linux(RHEL)が、それぞれの仮想化プラットフォームであるHyper-VおよびKVM上で動作することを認証したと発表した。 これは、いろいろな意味で重要な発表だ。 まず第一に、WindowsとLinuxの混在環境を持つ顧客も、これでようやくきちんとした選択ができるようになる。 Novell SUSE Enterprise Linuxと一緒に、Hyper-V(R1およびR2の両方)もRHEL 5.2、5.3、そして新しい5.4をサポートすることになる。 さらに重要なこととして、Microsoft社とRed Hat社はRHEL 5.4搭載のKVMインプリメンテーションでWindows Server 2003、2008、および2008 R2がゲストOSとして使用できるこ
virtualization.infoはここ数カ月、ますます多くのリーダーがVMware社を離れ、Microsoft社、Borland社、Oracle社、IBM社、そしてCA社の経験豊かな幹部と交替する様子を追跡してきた。 しかし、このような努力にもかかわらず、われわれが追跡してきた退職者数は実際の数字のほんの数パーセントに過ぎないというのが現実だ。われわれは、今のこのペースにはどうしてもついて行くことができない。 この静かな方向転換が今、大規模な組織再編へとさらに加速および変容しつつある。 多数の信頼できる筋からvirtualization.infoが得た情報によると、VMware社は先ごろ、IT部門で最大40人、そしてGlobal Support Services(GSS)では65人ものシニアエンジニアを解雇したという。 それ以前にも、VMworld 2009のわずか2週間前にアナリス
ロシアのウェブサイト、OpenNETは6月、「VMware Workstation 7.0」の最初のベータに搭載された新機能を公開した。 VMware社はベータのフェーズ全体を非公開にしていたが、先週金曜日になって「Player 3.0」と「ACE 2.6」も付属したRelease Candidate(ビルド197124)の一般公開を発表することにした。 Workstation 7.0 RCで最も注目すべき新機能が、Vistaと7のAeroインターフェースをサポートする新しい「Windows Display Driver Model」(WDDM)ドライバと、ESXやVMotionのゲストOSとしてのサポートだ(VT-x搭載のIntel EM64Tをサポートするプロセッサ、もしくはAMD-V搭載のAMD64 Family 10H以降のプロセッサ限定)。 最も驚かされるのはPlayer 3.0
仮想データセンターの設計に焦点を当てたvirtualization.infoの新コラムのスタートだ。 仮想アーキテクトの仕事はIT部門全体で最も複雑なものの1つかもしれない。仮想アーキテクトとして成功するには、ストレージの詳しい知識と、ネットワークエンジニアやサーバ管理者のスキルを持ち、高度な自動化テクニックも堪能でなくてはならない。高いレベルで概念的に考え、個々のコンポーネントの関連を理解する力こそが、シニアエンジニアと正真正銘のアーキテクトとを分けるのだ。 Virtualization Congress 2009で解説したように、仮想インフラ(VI)の構築には、幅広い技術の活用が必要だ。VI全体を構築する際は、ワンストップでそろうベンダーと取り引きをするのが最も簡単な調達方法である場合が多いが、それでは 理想的なソリューションは生まれにくい。本コラムは、VIの重要なコンポーネントのつな
前回のコラムでは、データセンタで仮想化が引き起こす変化について解説したが、今回は、仮想化プログラムを成功させる売り込みの側面について解説する。 通常、技術スタッフは営業スタッフを避けるが、仮想化プログラムの作成に関しては、技術スタッフが営業スタッフになる必要がある。 幹部は仮想化に関連した価値と節約部分で夢中にさせる必要があり、アプリケーションマネージャとサーバ管理者は、仮想技術の安定性とパフォーマンスに夢中にさせる必要がある。 仮想化可能な潜在的サーバ数、これらの物理サーバの現在のコスト、そしてこれらに代わる仮想インスタンスのコストに関するデータを使ったプレゼンテーションを作成し、上層部(CIOなど)に見せる必要がある。 このプレゼンテーションは、営業を基本とし、Physical-to-Virtual(P2V)移行によって実現可能なコスト節約面に重点を置く必要がある。 アプリケーショ
virtualization.infoが何度もお伝えしているように、VMware社は先ごろ、デスクトップ仮想化を専門にする2人目の最高技術責任者(CTO)を任命することにした。 その事業部は以下をカバーすることになる。 VDIコネクションブローカのView(2007年にPropero社から獲得) ThinPrint社から2007年に(リモートプリント用)、Wyse Technology社から2008年に(RDP加速用)、そしてRTO Software社から2009年に(ペルソナ管理用)それぞれOEM供給を受けた技術 アプリケーション仮想化プラットフォームの「ThinApp」(Thinstall社から2008年に獲得) まもなく登場するハイパフォーマンスリモートデスクトッププロトコルの「PCoIP」(2008年よりTeradici社と共同開発) まもなく登場する組み込みデバイス向けのハイパー
前回のコラムでは運用業務への即応性について解説したが、夏休みも今年のVMworldも終わった今回は、データセンタが仮想化に与える影響について解説する。 データセンタの大半は完全自動施設であるため、これらを管理するチームは、どのようなハードウェアがインストールされ、どのようなモニタが使用され、そのハードウェア上でどのOSが動作しているのかを常に把握しているわけではない。このことは、仮想化向けハードウェアの利用に関する理解をデータセンタのチームにとってきわめて重要なものにしている。一例として、仮想化ファームやクラスタに関する要望を初めてデータセンタに出すときにハードウェアの利用法やその理由を詳しく説明しないと相手は戸惑ってしまうかもしれない。1台のホストサーバに必要なネットワーク回線数、ホストサーバ同士が近接していなければならないこと、そのネットワークの共通サブネット、物理サーバの数に対して必
virtualization.infoはわずか2日前、まもなく登場する「Smart Business Desktop」に関する記事を書いた。IBM社のこのDesktop-as-a-Service(DaaS)クラウドコンピューティングインフラは、VMware社、Citrix社、Wyse Technology社、そしてDesktone社の製品を基盤にしている。 IBM社が業界初だと主張する製品を試せる10月が待ち遠しいが、われわれは、IBM社に大きく先がけてDaaS製品を用意していると思われる会社を発見した。tuCloud社だ。 同新興企業は、最大4GバイトのRAMを搭載するWindows VistaやWindows 7(Aero対応)のホステドデスクトップを、最大24時間以内(つまり、IBM DaaSで想定されるセルフサービスプロビジョニングポータル経由のリアルタイムではない)にオンデマンド
パイク郡学校区に両社の技術を基盤にした1400ユーザ対応のVDIアーキテクチャをインプリメントすべく、IBM社は1年以上前に新興企業のDesktone社との間で提携を結んだ。 この動きは、Desktop-as-a-Service(DaaS)クラウドプロバイダーになるというIBM社の計画を明らかにしたが、それが先月末に現実のものとなった。 実際、IBM社は2週間前に、新しいSmart Business Desktop(VMware社、Citrix社、Desktone社、およびWyse社の製品を基盤にするIaaSアーキテクチャ)がまもなく投入されることを発表した。 同社のウェブサイトでは、どのベンダーがどのコンポーネントを提供するのかが明確になっていないが、これは想像に難くない(Citrix社が具体的な発表を行っているので分かりやすい)。VMware社がハイパーバイザー(ESX)と管理レイヤ(
VMware社が自社クラウドコンピューティングのスローガンを新たに掲げた1年前、そこには少なくとも4種類の反応があった。期待、懐疑論、いら立ち、そして混乱だ。一部は、VMware社の予測どおりデータセンタがわずか2年で電力網のように簡単に幅広く使えるようになることを心から期待した。 一方、(本サイトも含め)このような革命がこれだけ短期間で起こる可能性やSMBにとっての適性について懐疑的な意見もあった。 また、VMware社の新最高経営責任者(CEO)、Paul Maritz氏が公の場に登場してすぐにGoogle社のクラウドコンピューティングに対するアプローチが根本的に間違っていると語ったことに対し、同検索大手はいら立ちを見せた。 そして、そのほかはパブリックとプライベートの両クラウドの登場に混乱するばかりだった。VMware社の話に出たパブリッククラウドはサービスとしてのインフラ(IaaS
6月、Xenがバージョン3.4に到達し、Hyper-Vをデフォルトでサポートし、同プラットフォームを優れたクライアントハイパーバイザーにするための一連の機能を強化してきた。 Xenは今月初めにさらにバージョン3.4.1へと到達した。これはメンテナンスリリースに過ぎないが、本当に興味深いものがXen 4.0のロードマップのなかにある(以下の強調部分)。 RDMAライブマイグレーションのサポート Linux 2.6.30以降でのDom0カーネル Marvell 6480ディスクドライバでのDom0サポート PVゲストでのパススルーUSBコントローラ/デバイス フォールトトレランス - Remus/Kemariプロジェクト DomUsへ流れるネットワークトラフィックの監視、制限、コントロール 国際化/Unicodeのサポート 実スイッチのような仮想ブリッジのコンフィギュレーション(例:VLANや
Citrix社は主力カンファレンスであるSynergy開催中の5月、Cisco社がVMware vSphere用に投入した「Nexus 1000V」と競合する可能性のあるオープンソース仮想スイッチの存在を発表した。 Citrix社の最高技術責任者(CTO)、Simon Crosby氏も、これに関するかなりの詳細を6月上旬に明らかにしたが、仮想化コミュニティーの大半は今のところ詳細を把握していない。しかし、同プロジェクトの公式サイトがその姿をネット上にひっそりと現した。同製品は「Open vSwitch」と呼ばれ、Apache 2オープンソースライセンスでリリースされている。 最初のリリース(ほぼ完全版で、ネットからも入手可能)は、(Cisco Nexus 1000V同様)分散ネットワーキングをサポートする設計になっており、次のような機能がある。 NetFlow、SPAN、およびRSPANに
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