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松尾匡:「はだかの王様」の経済学 - 池田信夫の「読んではいけない」
マル経が「疎外」されるとインタゲになる? 「はだかの王様」の経済学 東洋経済新報社 著者は、山形浩... マル経が「疎外」されるとインタゲになる? 「はだかの王様」の経済学 東洋経済新報社 著者は、山形浩生氏と私の論争(?)に割り込んで、「平均賃金は平均生産性で決まる」という当たり前のことを一生懸命「論証」していた。こんな頭の悪いやつがよく助教授なんかやってるなと思ったら、何とマル経だった。本書も「同志」のつもりで山形氏に献本したら、ボロクソにけなされている。この批判は基本的には当たっているが、もっと致命的な間違いがある。タイトルになっている「はだかの王様」というのは、もちろんアンデルセンの有名な童話のことだが、これはマルクスの意味での疎外の例ではありえないのだ。彼の王についての言及としては、『資本論』の次の言葉が有名だ:この人が王であるのは、ただ他人が彼に対して臣下としてふるまうからでしかない。ところが、彼らは反対に、彼が王だから自分たちは臣下なのだと思うのである。(『資本論』第1巻第1
2008/06/26 リンク