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コーヒー沼
www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~nakazawa
3回生終了時点での僕は、経済学部生としては完全な落ちこぼれでした。これは謙遜では決してありません。実際、当時の僕の学力は、45度線や限界費用曲線さえも理解できていない悲惨な状態でした。4回生になって田中秀夫先生のゼミに入り、経済思想史・社会思想史という自分のホーム・グラウンドを見つけ、ようやく経済学に入門できたわけですが、それまでの3年間はまさに暗中模索の日々でした。 やる気だけはあったのです。「何だってかまわない。僕は大学で・・・を学びました、と胸を張れるような何かを身につけて卒業したい。」そういう思いは人一倍強かった気がします。しかし、そのやる気はひたすらから回りしていました。自分の求めているもの――現代社会に対する漠然とした疑問・怒りに収拾をつけること――と大学で教えられること――経済学部で提供される抽象的で無味乾燥な講義――と間に、どうしても接点を見つけることができず、講義に熱心に
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