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翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 (講談社文庫) 作者: 麻耶雄嵩 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1996/07/13 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 206回 この商品を含むブログ (96件) を見る 新装版 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 (講談社ノベルス) 作者: 麻耶雄嵩 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/03/07 メディア: 新書 クリック: 2回 この商品を含むブログ (4件) を見る 目次 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 レビュー ネタバレ 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 首なし死体、密室、蘇る死者、見立て殺人……。京都近郊に建つヨーロッパ中世の古城と見粉うばかりの館・蒼鴉城を「私」が訪れた時、惨劇はすでに始まっていた。2人の名探偵の火花散る対決の行方は。そして迎える壮絶な結末。島田荘司、綾辻行人、法月綸太郎、三氏の圧倒的賛辞を受けた
黒死館殺人事件 作者: 小栗虫太郎 発売日: 2012/09/27 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 目次 黒死館殺人事件 読了へ向けての難易度の高さ 具体的な魅力 作中にまともな人間はいない?? まとめ ネタバレ 黒死館殺人事件 昭和初期の探偵小説ブームを作った作家、小栗虫太郎の長編小説。初出は「新青年」[1934(昭和9)年]。夢野久作「ドグラ・マグラ」、中井英夫「虚無への供物」と共に日本探偵小説史上の「三大奇書」と呼ばれる小栗の代表作。 豪壮を極めたケルト・ルネサンス様式の城館「黒死館」の当主降矢木算哲博士の自殺後、屋敷住人を血腥い連続殺人事件が襲う。奇々怪々な殺人事件の謎に、刑事弁護士・法水麟太郎がエンサイクロペディックな学識を駆使して挑む。江戸川乱歩も絶賛した本邦三大ミステリのひとつ、悪魔学と神秘科学の結晶した、めくるめく一大ペダントリー。 読了へ向けての難
その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス) 作者: 井上真偽 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/09/10 メディア: 新書 この商品を含むブログ (6件) を見る 目次 その可能性はすでに考えた レビュー ネタバレ その可能性はすでに考えた かつて、カルト宗教団体が首を斬り落とす集団自殺を行った。その十数年後、唯一の生き残りの少女は事件の謎を解くために、青髪の探偵・上笠丞と相棒のフーリンのもとを訪れる。彼女の中に眠る、不可思議な記憶。それは、ともに暮らした少年が首を斬り落とされながらも、少女の命を守るため、彼女を抱きかかえ運んだ、というものだった。首なし聖人の伝説を彷彿とさせる、その奇蹟の正体とは…!?探偵は、奇蹟がこの世に存在することを証明するため、すべてのトリックが不成立であることを立証する!! レビュー 粗い部分は多いが面白い。発想を存分に活かして作品に落とし込んで
屍者の帝国 (河出文庫) 作者: 伊藤計劃,円城塔 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2014/11/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (17件) を見る 目次 屍者の帝国 レビュー 伊藤Project ノイタミナ 劇場アニメ化情報 ネタバレ 屍者の帝国 屍者復活の技術が全欧に普及した十九世紀末、医学生ワトソンは大英帝国の諜報員となり、アフガニスタンに潜入。その奥地で彼を待ち受けていた屍者の国の王カラマーゾフより渾身の依頼を受け、「ヴィクターの手記」と最初の屍者ザ・ワンを追い求めて世界を駆ける―伊藤計劃の未完の絶筆を円城塔が完成させた奇蹟の超大作。 レビュー さてようやくこの小説のレビューをすることができる。 先日劇場アニメを観に行ってきて、ちょっと遅れて原作の読了もした。しかしまあ読みにくい作品だった……(笑) 伊藤計劃という人は、どうもシンプルな作風にその本領があ
黒猫の遊歩あるいは美学講義 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 森晶麿 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2013/09/05 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (6件) を見る 目次 黒猫の遊歩あるいは美学講義 レビュー 黒猫の遊歩あるいは美学講義 でたらめな地図に隠された意味、しゃべる壁に隔てられた青年、川に振りかけられた香水、現れた住職と失踪した研究者、頭蓋骨を探す映画監督、楽器なしで奏でられる音楽…日常に潜む、幻想と現実が交差する瞬間。美学・芸術学を専門とする若き大学教授、通称「黒猫」と、彼の「付き人」をつとめる大学院生は、美学とエドガー・アラン・ポオの講義を通してその謎を解き明かしてゆく。第1回アガサ・クリスティー賞受賞作。 レビュー 今回は僕のいつも読んでいるどす黒い感情の渦巻く殺人事件ものとはちょっと風味の違う、最近になって本格的に流行りだしているある日常ミステリージャ
目次 この記事の目的 アンチミステリの定義 黒い水脈と三大奇書 小栗虫太郎『黒死館殺人事件』 夢野久作『ドグラマグラ』 中井英夫『虚無への供物』 竹本健治『匣の中の失楽』 乾くるみ『匣の中』 第五の奇書 山口雅也『奇偶』 古野まほろ『天帝のはしたなき果実』 芦辺拓『綺想宮殺人事件』 麻耶雄嵩『夏と冬の奏鳴曲』 小川勝己『眩暈を愛して夢を見よ』 神世希『神戯―DEBUG PROGRAM― Operation Phantom Proof』 舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日』 倉野憲比古『スノウブラインド』 麻耶雄嵩による実験的作品 実践 まとめ この記事の目的 まずこの記事の目的を簡単に。 僕はミステリが好きで、年間読む本の殆どがミステリ。まだ初心者の域でどんどん名作を読んでいるところなのだけれど、特に大好きなジャンルがある。「奇書」と呼ばれるミステリだ。なにそれって言う人も多分いると思う。 こ
螢 (幻冬舎文庫) 作者: 麻耶雄嵩 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2007/10 メディア: 文庫 購入: 11人 クリック: 33回 この商品を含むブログ (45件) を見る 目次 螢 レビュー 閑話 麻耶作品について 内容 ネタバレ 螢 梅雨。大学のオカルトスポット探検サークルの六人は、京都府の山間部に佇む黒いレンガ屋敷「ファイアフライ館」へ、今年も肝試しに向かっていた。そこは十年前、作曲家でヴァイオリニストの加賀蛍司が演奏家六人を惨殺した現場だった。事件発生と同じ七月十五日から始まる四日間のサークル合宿。昨年とちがうのは半年前、女子メンバーの一人が、未逮捕の殺人鬼“ジョニー”に無残にも殺され、その動揺をまだ引きずっていたことだった。ふざけあう悪趣味な仲間たち。嵐の山荘で第一の殺人は呪われたように、すぐに起こった―。大胆にして繊細。驚きに驚く、あざやかなトリック!本格ミステリ
というわけで、タイトルの通りなんですけれど、夏の怪談企画というのをこのブログでやろうかなと思います。 いつも楽しく記事を読ませて頂いている水輪ラテールさん(id:do-demo-e-jump)が「隣のトトロおじさん」なるブログコントというか短編小説というか非常に楽しい作品を公開されていたので(笑)、ちょっと僕も趣味で書いた創作物を紹介しようかななどと思い立ったということもあるんですけども、前々からブログで小説を書いてみようと思っていまして、ちょうどいい頃合いかなということで、今夏、拙作をだらだらと書き連ねます……^^; 暇すぎる何人かの目に留まればいいかなくらいのノリでw ――ところで、そもそも僕が実は創作趣味の方がメインの人間だったということはおそらくこのブログからは全く判らないんじゃないかと思います。 そうです、私、創作家なんです! ただ最近全然書く時間がないので元創作家のようになりつ
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫) 作者: 有栖川有栖 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 1994/07 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 140回 この商品を含むブログ (141件) を見る 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫) 夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく…。いったい犯人は誰なのか。そして、現場に遺されたyの意味するものは何。 レビュー 面白い。 苦労したが(数時間悩んだ)、7割ほど推
闇の喇叭 作者: 有栖川有栖 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2011/09/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (10件) を見る 有栖川有栖 『闇の喇叭』 私的探偵行為を禁止する法律が成立した平世21年の日本―。女子高校生の空閑純は、名探偵だった両親に育てられたが、母親はある事件を調査中、行方不明になる。母の故郷に父と移住し母の帰りを待つ純だったが、そこで発見された他殺死体が父娘を事件に巻き込む。探偵の存在意識を問う新シリーズ開幕! レビュー あらすじ紹介文うまいなぁ。この文量でまとめようとするとまさに上の要約になるね。ただこの文で想像するレベルよりはずっと面白い。この小説はヤングアダルト向けと言われているけれど、結構誰にでも面白く感じる内容じゃないかな。 でもそうはいっても、僕もできれば高校時代に読みたかった小説だなとは感じた。それともあるていど大人になった今のほう
最近はてなブログにツイート載せてる人多いから僕もその手で更新するか— らきむぼん (@x0raki) 2014年7月12日 というわけで、ネタ切れの感があるのでこんな理由でTwitterの利用を画策している私……。 Twitterだと本音垂れ流しだからブログとしてはものすごくヤバイものになりそうな気はしないでもないのだけれど、まあ取捨選択して、近況報告をうまくtweetを再利用してやってみようかなっていう試運転的な企画…… おなかいっぱいなでぶなのかおなかいっぱいででぶなのか、それがもんだい— らきむぼん (@x0raki) 2014年7月12日 みつを— らきむぼん (@x0raki) 2014年7月12日 ダメな気がしてきた……www ちなみに、僕はかなりのTwitterヘビーユーザーでして、本当はこのブログよりも遥かにTwitterでの活動のほうが活発だったりする。 Twitter歴
目次 渇き。 キャスト あらすじ 演出 挿入歌『でんでんぱっしょん』 ストーリー 暴力性のエンターテイメント キャストの魅力 興味が湧いたら観に行こう ネタバレ解説 原作との違い 前回、深町秋生の原作『果てしなき渇き』をレビューしたのだけれど(【映画『渇き。』原作】深町秋生『果てしなき渇き (宝島社文庫)』 レビュー/後半でネタバレ解説 - 哲学のプロムナード(ΦωΦ)黒猫堂)、その日すぐに映画版『渇き。』を観に行きました。 Twitterのフォロワーも公開初日の時点で4,5人観に行っていて、どんどん視聴済みフォロワーが増えていくw 話題性では最高クラス、内容もとにかくすごいです。 今回は映画版のレビューをしつつ、後半警告文の後にはネタバレ有りで紹介します。 それではまず作品概要から。 渇き。 第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生の小説『果てしなき渇き』を中島哲也が実写
ブラッド・ミュージック (ハヤカワ文庫SF) 作者: グレッグ・ベア,小川隆 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1987/03 メディア: 文庫 購入: 9人 クリック: 227回 この商品を含むブログ (85件) を見る A brilliant but unorthodox researcher has exceeded ethical guidelines for genetic research to engineer blood cells that think for themselves. Once his illegal experiments are discovered, he injects himself with the deadly serum to save his creations. The author has won Hugo and Nebula
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