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Oxford Learner’s Dictionary of Academic English がおすすめ 昨年出版されたこちらの辞典 “Oxford Learner’s Dictionary of Academic English” が素晴らしく使いやすいので、ここで紹介しておきたい。 辞書の名前にあるように、これは Academic English のための一冊である。ありそうでなかった英語辞典であり、だからこそ本書が出版されたことを大変ありがたく感じる。 The only learner’s dictionary to focus exclusively on academic English, the Oxford Learner’s Dictionary of Academic English is specifically designed for learners study
先日のNHKクローズアップ現代を興味深く視た。「“独立”する富裕層 ~アメリカ 深まる社会の分断~」と題された特集では、現在アメリカの地方自治体で起こりつつある、富裕層による「独立運動」が取り上げられていた。 アメリカの自治体で今、異変が起きている。「州」の下の行政区分である「郡」から“独立”するCITY=「市」が相次いでいるのだ。独立運動の中心は高級住宅地に住む富裕層。その動機は「所得の再分配」に対する不満と「効率の悪い政府」への反発だ。彼らは、自分たちで「市」の境界線を決め、州議会を動かし、住民投票を実施。法にのっとり独立を成し遂げている。誕生した「市」では、ほとんどの業務を民間企業に委託。運営コストを半分以下に抑え、減税に向けて動き出している。 photo credit: Mr. Greenjeans via photopincc この番組を視て思い出したのが、以前にとても興味深く読
これまで複数回にわたって紹介してきた、英語ライティングのおすすめテキストたち。古典的名著から新たなスタンダードまで、よい文章とはという一般論を語ったものから、論文の章ごとの書き方を詳しく解説した個別論、そして音やリズムにこだわった特色ある一冊まで、英語で書かれた英語文章法については実に豊富な選択肢があるものだと思う。 英文ライティングここから始める必読テキスト4選 よりモダンでクリアな英作文テキスト3選 アカデミック・ライティングの決定版テキスト スタイルとフォーマットで学ぶアカデミック・ライティング 英文ライティングの新定番テキスト “The Sense of Style” 一方で、その翻訳となると一気に選択肢が狭くなってしまう。そもそも英語文章術に関する内容を日本語で表現することが難しいということもあれば、翻訳書に対する需要がそれほど大きくないという事情もあるのだろうか。いずれにしろ、
強固な外壁に囲まれたロス郊外の超高級住宅街、保守主義の牙城・アリゾナの巨大教会、ディズニーが創ったフロリダの町など、9つの地域を丹念に調査。多様性を象徴し、内側から社会を支えるコミュニティこそが、アメリカをより深く理解するための鍵である。なぜこの国はダイナミックに変化し続けられるのか。真の力の源泉とは何か―。 現代米国社会を象徴する9つのコミュニティを訪問しその現状を紹介した本書の中でも、最も強烈に僕の印象に残ったのが、保守主義の砦・巨大教会(メガチャーチ)だったのである。過去にはクローズアップ現代「巨大教会が政治を動かす~アメリカからの報告~」でも特集され、宗教と政治が密接につながった姿が衝撃を与えた、あの巨大教会群のことである。 だから、2008年夏に僕がアメリカで留学を始めた際に誓ったことの一つに、必ずこの巨大教会とやらを見てやろう、そしてその何がアメリカ的なのかを探ってみたい、とい
国語辞典編纂という仕事は、とても重要なものなのに一般に知られることがほとんどない。その職務内容やそこに携わる人物を鮮やかに描いた三浦しをんの『舟を編む』は、だからこそとても興味深く読んだ。なにしろ僕自身もこれをきっかけにして、国語辞典には編纂者のキャラクターが色濃く反映された「個性」があることを知り、思わず各種辞典を買い揃えてしまい、今ではその違いを味わい楽しむことの面白さを知ってしまったのだ。そして、その際に大いに参考になったのが、国語辞典芸人にして一橋大学非常勤講師の肩書も持つサンキュータツオだった。
データ革命が加速する世界最先端の現代サッカー 「ワールドカップの閉幕、そしてデータドリブン・サッカーの開幕」で紹介したように、今回のサッカーW杯ブラジル大会を制したドイツチームを支えたのがビッグ・データ分析だったというのは大変に象徴的だと思う。ナショナルチームレベルでサッカーのデータ分析がこれほど注目されたのは初めてかも知れないが、実際のところ、各クラブチームではもっと先端的な取り組みが進められている。 その好例がイングランドのプレミアリーグだ。「英国プレミア・リーグと、リバプールのData-driven football」で紹介したように、マンチェスター・シティやリバプールといったチームが、データ分析に力を入れている最有力のチームであり、昨年リーグ2位と大躍進したリバプールにとっては特に、ようやくこれまでの取り組みの成果が出てきたといったところではないだろうか。。一方で、日本のJリーグに
目的と用途に合わせてベストの国語辞典を見つけよう 卒業・入学シーズンを前に、そのお祝いとして国語辞典を贈ろうと考えている人も多数いることだろう。もちろん、入学・進学・就職にあわせ、この機会に自分で新しい辞典を購入しようという人も多いはずだ。だからここではその国語辞典について少し考えてみたい。まず最初に、国語辞典というのはとても面白いものだ。どの家庭にも一冊はあるはずだし、誰しも小中高校を通してどこかのタイミングで自分の辞書を買ったことがあるはずだ。さらには、世の中には数多くの辞書が出版されており「広辞苑」などは辞書の代名詞としてよく使われる言葉ですらある。 それなのに、「辞書の選び方」についての適切なアドバイスは、親からも学校の先生からも受けたことがない場合が多い。それは恐らくは、「国語辞典はどれも同じ」つまり「言葉の定義はどの辞典にも同じように書かれている」という大きな誤解からくるのだろ
ベストセラーかつロングセラーの3冊の定番国語辞典 数多く存在する国語辞典の中から最初の一冊を選ぶならば、(1)三省堂国語辞典、(2)岩波国語辞典、そして(3)新明解国語辞典、のいずれかをおすすめしたい。いずれも定番中の定番とも言えるほどによく使われている国語辞典であり、どの一冊を選んでも間違いがない。 しかし、それでもどの一冊にするべきか頭を悩ませるところであり、だからこそ、まずは上記3冊を目的別に比較検討するのがよいだろう。何しろ、辞書なんてどれでも同じようなもの、では決してないのだから。そんな各辞書の特色については、「国語辞典を選ぶならこの3冊」で詳しく紹介した通りだが、結論から述べると、 現代語の収録に優れ、新しい用語を知るのに最適な『三省堂国語辞典』 堅実でオーソドックスな、安心と安定の『岩波国語辞典』 言葉の意味とその使用法を深く考えさせられる、『新明解国語辞典』 となる。 それ
今こそしっかり統計学を学ぼう 以前に「統計学が最強の学問である、という愛と幻想」で書いたように、ここ数年かつてないほど統計学に注目が集まり、ビッグ・データやデータ・サイエンティストといった言葉と絡めて、統計学に関連する書籍も数多く翻訳・執筆され、出版業界としては大いに盛り上がってきた。 (関連エントリ) この世で一番おもしろい(かも知れない)統計学 『ヤバい統計学』とテーマパーク優先パスの価格付け 『ヤバい予測学』とフェイスブックデータが示す感情の起伏 さて、そんな熱がちょっぴり冷めてきた今だからこそ、もう少し落ち着いて統計学に関心を持ってもらえればという気持ちで、僕は以下の関連書と教科書をおすすめしたい。 統計学の基本コンセプトを学ぶ読み物 まず最初に紹介したい “Naked Statistics” は、統計学の素晴らしい読み物。(著者と同じように)何らかの不幸な契機で数学ギライになって
僕が学生の論文を指導するにあたって、まずは徹底的に読み込むようアドバイスしているのが、前回紹介した英語ライティングの基本テキストである。 英文ライティングここから始める必読テキスト4選 よりモダンでクリアな英作文テキスト3選 上記でおすすめするテキストは全て必読だと思うが、一方でこれらは英作文の基本のキを解説するものであるため、論文執筆にあたってはもう一つ上のレベルの、いわゆる英語アカデミック・ライティングを学ぶ必要がある。 その際に最も参考になるものとして僕が信頼を置いているのが次の一冊だ。実際の論文を題材に、セクションごとに分けて(Abstract, Introduction, Method, Conclusion等)、各セクションの目的とその達成方法がクリアに解説される。この部分を読むだけでも論文を書くときの視点がぐっと変わってくるはずだが、本書がそこから続けて説明する、効果的なフレ
「あらためて国際大学(IUJ)の紹介:留学生の出身国」で書いたように、国際大学の修士学生の多くは、各国政府の各省庁からの派遣留学である。そのため、出身部署の仕事と関連付けたリサーチ・トピックを持っており、それぞれとても興味深い。また既にデータを入手済みのことも多く、それはこちらとしても大変にありがたい。もちろん、必ずしも入学前から持っていたトピックやデータにこだわらなくともよい。 さて、そんな留学生の修士論文指導を僕自身も担当しているのだが、彼ら彼女らのリサーチプロポーザルを読んだり、論文ドラフトを読んだりして感じるのは、英語のライティング。人によってそのレベルはまちまちなのは当然なのだが、全体としてみると英語会話力の高さに比べて(英語を流暢に話す学生はとても多い)、英語ライティングのちからはそれほど高くないように思う。もちろん、そもそも僕がエラソーに言うことか、というご意見はもっともなの
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