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大谷翔平
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[BL研究]BL作家はツラい世界なのか? 2012年デビュー「新人BL作家」129人“その後”をグラフにしてみた ブログ主が抱いたさまざまな“BLの謎”を調べてきた当ブログ。 今回は、「毎年大量に生まれる“新人BL作家”は、どれだけ生き残ってきたのか」を調べてみようと思います。 ちょっと刺激的(?)なテーマですね(マジにドキドキ いまブログ主の手元に、2012年に単行本デビューしたBLマンガ家さんとBL小説家さんの名前を書き出したリストがあります。 5年前に、ブログ主が手作業で集計したものです。 2012年に単行本デビューした“新人BL作家”さんは、総勢129人いました。 内訳はBLマンガ家が108人、BL小説家が21人です。 この、5年前の“新人BL作家”のみなさんは、いまも活躍されているのでしょうか。 いや、いったい何人が今もBL作家を続けることができているのでしょうか。 そこで今回は
「二次創作同人誌は違法」は常識? でも、きちんとそれを説明してる専門家の本って、読んだことありますか? 先日の新聞各紙で「二次創作OKマーク」が大きく報じられていました。 ご覧になった方も多いんじゃないかと思います。 「同人誌での2次創作・販売はOKです」――。 インターネット時代に合わせた作品の流通促進をめざす世界的団体「クリエイティブ・コモンズ」の日本支部が、ファンらの2次創作を漫画家が許可する際に自分の作品に付けるマークをつくった。 プロの漫画家赤松健さんが28日発売の「週刊少年マガジン」の新連載で初めて使う。 (以上、朝日新聞デジタルより引用) 詳しくはリンク先を読んでいただきたいですが、作者(著作権者)側からこのような動きが出てきたことは、「同人誌と著作権」の歴史の中で、画期的なことです。 公式サイトで「Q&A」を読むとわかりますが、同人作家側の創作を過度に押さえつけないよう、よ
BLマンガ最新事情…やはり増えてきた「電子配信作品からのコミックス化」で、紙のBL雑誌はどうなっていくの? マンガ界では、マンガ雑誌に掲載→コミックス化というのが何十年にもわたって“勝利の方程式”だったように思います。 出版社やマンガ家に経済的な利益をもたらす方法としてもそうでしたし、雑誌に掲載された作品の中から気に入ったものをコミックスで揃えるという行動を促す点で読者にとっても便利なものでありました。 今でもいわゆる伝統的な少年マンガや少女マンガでは、このやり方は不変と思いますが、いよいよBLマンガの世界では変革が起き始めているようです。 そもそも、昨年、一昨年くらいから、BL雑誌を発行する版元各社が「BL雑誌の電子配信」に乗り出すことが多くなりました。 先ほどの“勝利の方程式”でいえば、上流部分が紙媒体オンリーではなくなり、電子配信という新手段がだんだんと存在感を増してきていました。
最新刊を読んで感じました!――「BLってこういうもんだよね!」っていう“決まりごと”が変化しつつあるような? *** 以下の記事には、水渡ひとみ先生の最新刊「可憐彼氏」について、 *** ややネタバレがあります。といっても、背表紙の「あらすじ」と *** 実際のコミックスにかかっている帯のコピーと同程度のネタバレ *** だけなのですが、気になる方はご注意くださいです。 BLというのはその誕生から現在に至るまで、「読者が見たいものを見るためのメディア」でした。 ブログ主はとくに“優等生受け”BLに萌える人間ですが、基本的にはそういった“好きなカプ”を見たいがために1冊600円ほども支払ってBL本を手に入れるわけです。 夜、布団に転がってページをめくりながらニマニマするのは至福の時ですよね。 見たかったものを見られた喜びで、ブログ主の孤独な魂は慰めを得て、餓えていた欲望も十分に満たされるわけ
コミックマーケット82に参加されたみなさま、お疲れさまでした! 今年の夏コミは全般的にはかなりラクでした。 3日間とも午前中は雲が多く、3日目は雨が降った時間もありましたが、気温がほどほどしか上がらず、しかも風があるという恵まれた天候でした。 2年前の地獄のような夏コミ――東西ホールをつなぐ渡り廊下(密閉空間)の中で人の流れが渋滞して参加者の人波の中で一歩も動けなくなり、高温で蒸し殺されるかと思った――に比べて、場内も移動しやすかったです。 ブログ主は3日間すべてに一般参加しました。 今年はオリジナルBLサークル(3日目配置)の参加が少なく、例年の3分の2程度だったように思います。 そのかわりでもないでしょうが、「増えたな~!」と感じたのが、「女装少年」いわゆる男の娘(おとこのこ)本を発行するサークルです。 それも、女性向けのBLとしての女装少年ものではなくて、男性向けショタとしての男の娘
これはBL界にとって“新しい動き”といえるのか?――リブレから史上初「18禁本」BLアンソロジー発行のお知らせが来た BL業界最大手であるリブレ出版から、今年8月28日に「18禁本 PINK GOLD」というタイトルのアンソロジーが発売されることが発表され話題になってます。 BLの歴史が始まって以来、初の「18禁本」だそうです。 どこの本屋さんでも、店の隅に「18歳未満立ち入り禁止」と書かれている一角があり、そこではたいてい男性向けのエロ本が陳列されていますが、当アンソロジーはBL本では初めての「成人向けコミック」ということになります。 リブレのサイトを見ると、すでに作家陣のお名前が発表されています。 やまねあやの、池玲文、新田祐克、みなみ遙、東野裕といった「ビーボーイGOLD」誌でお馴染みの各先生方のお名前と、「PINK GOLD」という誌名に入った「GOLD」という単語を見ると、今回の
発言元の人に聞いてみた! 渋谷の通り魔事件の被害者女性が血を流しているのに周囲の人たちはカメラで撮影を…! というツイートは本当なのか(追記有り) *******記事の末尾に重要な追記がありますので、 *******記事をお読みいただく場合はお手数ですが、 *******最後までぜひぜひお読みください 日曜日に発生した大阪・心斎橋での通り魔刺殺事件の報道では、事件現場で撮影された犯人と被害者の画像が流れ、ネットではさまざまな声が挙がりました。 ブログ主などは、あの状況でよく撮ったなぁと感心しましたが、批判的な声も強く、夜になって次のような文章がツイッターで流され、一斉に広まりました。 渋谷駅で通り魔被害に遭った女性がインタビューで「救急車が来るまでの間血を流している私を大勢の人が囲んで撮影してた。私が苦しんでるのに何が面白いの?犯人よりもその人達の異常さに腹が立った」と答えていた。いくらS
ストーリーが変えられた? あるBLコミックス最新刊の「あとがき」から推測する“都条例”&“児ポ法改正”の悪影響 月末といえば、BL本の新刊ラッシュです。 ブログ主は月末だけで15冊くらいはBL新刊を買います。 昨晩もその中から一冊を手に取り就寝前のBL読書に励んでいました。 大好きな高校生ものBLです。 このコミックスは眼鏡優等生委員長×元ヤンキーという、ブログ主の好きな“優等生受け”とは真逆のカプでした。 残念ではありましたが、読んでみるとさすが人気作家さんの新刊だけあって面白く、好みとは逆カプなことも忘れて読みふけってしまいました。 主人公(受)は、とても男らしくてさっぱりした気性の元ヤンキー。 攻めキャラである眼鏡委員長は、元ヤンくんのそんなところに一目惚れしてしまい一直線に「好きだ!」と迫りますが、主人公(受)は「優等生は俺の一番嫌いな人種だ!」と言って聞く耳を持ちません。 でも、
「改正都条例」成立から1年で調べてみた――ページ数では約3割の大幅減! BLマンガの「性的表現」に大きな変化が出ていた 昨年12月に東京都議会で青少年健全育成条例が可決成立してから、早くも1年が経ちました。 ご存じのとおり、この「改正都条例」についてはマンガ界を中心に多くの反対の声がありました。 それは、この条例がマンガやアニメに関して新たな「表現規制」を課す内容だったからです。 条例では、(1)強姦など刑罰法規に触れる性交もしくは性交類似行為、(2)近親相姦の2つを「不当に賛美し又は誇張するように」描いていることが、「不健全図書」(いわゆる有害図書)指定の基準に新たに加えられました。 マンガ雑誌やコミックスが「不健全図書」に指定されると、書店は本にヒモを掛けたりしたうえで「区分陳列」して販売しないといけません。 いわゆる「十八禁」扱いです。 こうなると、出版社やマンガ家からすれば本の売れ
テレビ番組での『中野腐女シスターズ』をめぐる「腐女子論争」に思う――このままだと私たち滅んじゃう気がする with都条例問題もちょこっと 今日は日曜日でした。 こんな私でも社会に生きている以上はいろいろな人間関係があるもので、都内で所用を済ませて帰宅し、何とはなしにPCに向かってツイッターを眺めていたら、気になるツイートがいくつかまとまって流れてきました。 『さんまのスーパーからくりTV』(TBS系)にアイドルグループ「中野腐女シスターズ」が登場した際、番組内での「腐女子」という言葉の使い方が間違っていたというのです。 もともと、「腐女子」という言葉は、男性同士の恋愛を扱ったマンガや小説、アニメなどを好む女性を指す言葉とされています。 ところが、番組内では「腐女子」=「オタクな女子」という、本来より広い意味で「腐女子」という言葉の意味が解説されたとのこと。 ツイッター上では、「BL好きじゃ
BL本と「青少年健全育成条例」の関係を考える――各地で次々とBL本は有害指定されており、さらに広がる動きがこの数ヶ月で見えてきた 昨年12月15日に、マンガやアニメに新たな規制を導入する東京都の青少年健全育成条例の改正案が都議会で可決・成立してから、約2週間が過ぎました。 今回の都条例改正のような、日本国憲法で保障されているはずの「表現の自由」の範囲を、国や都といった権力側の人々が少しでも狭めようとして作る法律のことを、大きくまとめて「表現規制法制」と呼びます。 以前の記事でも書きましたが、98年に警察庁が「インターネット上のポルノの氾濫から子どもたちを守る」という大義名分のもと、初めてネット上での「表現の自由」を規制した風営法改正を国会で強行した際に、ある縁があって、ちーけんはその反対運動に関わりました。 以後、一般市民の電話や電子メールを警察などの捜査機関がのぞき見することを認める「通
マンガやアニメなどで、未成年に見えるように描かれたキャラクターたち(=非実在青少年)の性描写を規制しようとした、いわゆる「非実在青少年」規制条例案が、今年6月の都議会で、最大会派・民主党の反対で廃案に追い込まれてから4ヶ月。 今週、11月22日に新たな動きがありました。 再びマンガ規制条例の成立を目指す東京都が、12月都議会に再提出する条例案の詳細を発表したのです。 新たな条例案では、6月都議会で批判を受けた「非実在青少年」という言葉を使うのを止め、強姦や近親相姦など「刑罰法規に触れる性交や婚姻を禁止される近親者間の性交を不当に賛美・誇張して描写した」マンガなどを、いわゆる「不健全図書」に指定して販売規制できるように、従来の東京都青少年健全育成条例の内容の改正を目指すものになっています。 わかりにくいので注釈を入れておきますと、以前からある東京都の青少年健全育成条例でも、エロい本は「有害図
縮小しつづけるボーイズラブ…このままでは数年内にBL本は消滅してしまう! 今回はそんな危険なBLの現状を、写真でひもとき、歴史から学びます! 襲い来る非実在青少年都条例の嵐…。 大阪ではBL雑誌が「有害図書」に指定され、一般書店の店頭から『drap』が消えるという事態も発生しました。 いまBLは重大な岐路に立たされているといっても過言ではありません。 90年代中盤にジャンルとして確立してから十数年…。 だが、BLは年々縮小傾向にあります。 えっ? 雑誌数も増えてるし、情報誌「ダビンチ」でも再三BL特集組まれてるし、コミケだって女性向けは大賑わい? 甘い、甘い、甘~い!!! みなさん、見かけの繁栄に騙されてませんか!!! じつは、この15年ほどというもの、BLは縮小につぐ縮小を重ねているのです…。 みなさんがご存じないだけなのです。 今日は、その証拠をたっぷりとお見せしようではありませんか。
大阪の一部の書店で『drap』最新7月号が今も区分販売されてるのは法的根拠がないよ…! ――表現萎縮だけじゃない、販売萎縮もすでに始まってます 今日、全国で『drap』7月号が発売となりました。 『drap』5月号が大阪府の青少年健全育成条例による「有害図書指定」を受けた影響で、その後に制作された最初の号と思われるこの最新7月号では、すでにツイッターなどで騒がれているとおり、過剰とも思える修正が誌面に施されています。 性的な描写のある場面で、性器の修正どころか腰から下は全部トーンで消してる…みたいな修正が、雑誌全体でおこなわれており、本日実物を見た読者のみなさんも、ツイッターなどでつぶやきを拝見するかぎり、かなりショックを受けられているようです。 ところが、ツイッターで「問題のdrap買った」というみなさんのつぶやきを見ていると、どうも大阪府内では、『drap』の販売でとんでもないことがお
大阪府でのBL雑誌「有害図書指定」で、不健全とされたページを実際に確かめてみた――『drap』7月号の過剰修正問題とあわせて ブログ主はBL本中毒なので、新刊が出ると聞けば少しでも早く手に入れようと東奔西走します。 といっても、都内・池袋の腐書店街や、神保町の高岡書店などの「早売り」をしてる書店をめぐって、1日でも2日でも早くBL新刊を手に入れようと頑張るぐらいですが、それを繰り返してるうちに20年近い腐男子人生が過ぎてしまった感じですー(笑)。 月末といえばBL新刊ラッシュ。 今月もブログ主は少しでもそのBL新刊を手に入れるべく、一昨日の金曜日に神保町の書店街をめぐって、大量にBL本を買ってきたのですが、家に帰って中身を調べてビックリ。 コアマガジン発行のBL雑誌『drap』が本来は30日発売のところ早売りしてたんで買ってきていたんですが、中を読んだら、エロ場面がすべて大きな修正が入れら
最近は、“BL研究”などと称してBL本の発行点数とか新人作家さんの数とか調べてた当ブログですが、本当は「優等生受けBL大好きブログ」としてスタートしたブログです……。 いま確認したら、あと半年でブログ開設10周年やんけ!(マジびっくり それはそれとして、このちーけん、優等生受けBLへの情熱だけは忘れたことがありません!!!! というわけで今回は、昨年2016年に発売された優等生受けBLマンガの中から、「この優等生受けがすごかった!2016マンガ編」をお送りしようと思います。 昨年発行されたBLマンガは919点(ちーけん調べ)。 その中から厳選に厳選を重ねた優等生受けBLを!!! ご紹介したく!!!! でもごめん……本当なら「ベスト10」とかにすべきなんだろうけれど、とても10冊になんか絞りきれなかったょ……。 そこで今日はまず、「この優等生受けがすごかった!2016マンガ編」学生部門ベスト
いえ、べつに大した話じゃないんですが、気になったので書いてみよっかなーと。 事実誤認等もあるかもしれませんが、平にご容赦を~。 下の記事でご紹介した南原兼先生の新作『誘って シャノワール』は、ビーボーイブランドの新レーベルとして創刊された『B-PRINCE文庫』の一冊です。 ビーボーイといえば、もともとビブロス社が作り上げたBL界のトップブランドなわけですが、同社の倒産により、現在はビブロスの元社員たちが独立して起ち上げたリブレ出版から発行されています。 それが、今回の『B-PRINCE文庫』では、さらに変動があり、リブレ出版単独での発行ではなく、アスキー・メディアワークス社の発行、角川グループ・パブリッシングの発売となっており、リブレ出版は奥付を見る限りでは単なる「出版企画・編集」としてクレジットされるだけになってます。 ……大丈夫なんですかね、リブレ出版? これって、なんか見かけは「出
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