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大谷翔平
zizekintjapan.hatenablog.jp
前回のジョン・グレイによる批判に対してのジジェクからの応答を訳しました。後半、相当に怒りが込められた口調となっています。実際、一番初めに邦訳したジジェクに対するインタビューの記事にもあるように、彼はあまり他人からの批判に応答するタイプではないようです。ただ、今回に限っては度を越していた、見逃すことが出来ないレベルの批判だったのでしょう。 スラヴォイ・ジジェク:彼の批判に応答して (原文:http://www.lacan.com/thesymptom/?page_id=2230) 私がジョン・グレイの批判に対して嫌悪感のようなものを抱くとすれば、それは彼の書評が私の二つの近著に対して高度に批判的だからではない。そうではなく、彼の論難が、詳細まで答えようとすれば、単なる間違った言明について正すのは言うまでもなく、当てこすりや誤解に対しての応答など、作家にとっては退屈でしかない、私の立場について
今回は、今年の2月にイギリスのガーディアン紙に投稿された記事を翻訳しました。 なぜ自由市場主義者たちは、2013年が史上最も恵まれた年になると考えるのか(原題:Why the free market fundamentalists think 2013 will be the best year ever) スラヴォイ・ジジェク 2013年2月17日 スペクテーター紙はそのクリスマス号で、「2012年が史上最も恵まれた年である理由」と題した社説を発表した。それは、「われわれはいま、危険で残酷な、物事が悪くなる一方の世界に生きている」という認識に真っ向から反している。導入部にはこう書いてある:「そうは感じられないかも知れないが、2012年は世界史上最も恵まれた年なのである。大げさな主張に聞こえるかもしれないが、確かな裏付けに基づいているのだ。かつてこれほど飢餓や病気が少なかったことはないし、
比較的最近の(とはいっても昨年末のものですが)記事を訳してみました。当ブログの邦訳第一弾ですが、最初なのでインタビュー形式の分かりやすいものから翻訳させて頂きました。インタビュー中では、ジジェクの学生嫌いが十二分に伝わってきますが、最近のニュースで少し話題になったのが、彼が韓国の慶煕大外国語大学というところの客員教授になったという報道。どんな授業をしているのでしょうか…。 私は世界で最もイカした哲学者なんかではない! スラヴォイ・ジジェク 2012年12月30日 およそ25年前、哲学者スラヴォイ・ジジェクは行き詰ったスロヴェニアのアカデミアの中から躍進した。ラカン派精神分析、フランクフルト学派の観念論、そして1979年の大ヒットホラー映画『エイリアン』についての考察を巧みに融合させた著書『イデオロギーの崇高な対象』の発表によって一躍英語圏の世界で頭角を現すこととなったのだ。 こんにち、彼は
久々に投稿します。最近ジジェクは剽窃騒動でてんやわんやですね。ジジェクの主張が真実ならばそこまで大した問題でもないとは思いますが… まあ、それは置いといて。今回は、ジジェク『暴力 ―6つの斜めからの省察―』の最終章に当たる「軽快に(アレグロ)―神的暴力」についての要旨、解説 、補足及び展開についてレジュメを作ったのでアップしたいと思います。今回は邦訳とは何の関係もないです、すみません。しかも多分本書自体を通読していない方には非常に分かりにくい仕様になっております。これをたたき台にして卒論にまで紹介しようと思ってはいますが、何せまだ初期段階です。これから適宜修正いたしますので。 暴力からみる政治的存在論―神の所在を巡って― <要旨・解説・補足> ●ジジェク自身の神的暴力における解釈の亀裂 [ベンヤミンの歴史の天使を引いて…]神的暴力とは、この天使の野蛮な介入であるとしたらどうか。…人間の歴史
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