こんな煽りタイトルがつけられていた今週の坪内祐三、福田和也両氏による対談「これでいいのだ!」(週刊「SPA!」に連載)。 「このブログがすごい!BLOG」 でもとりあげられていたけど、この対談で坪内氏がブログに対して「斜め上の偏見キャラ」という感はあるにせよ、文芸評論家として両氏の「ブログ観(?)」から「作家論」までがわかって、とてもおもしろい。 対談では福田氏の「ネットやブログで書く人が、これだけ増えているのに、若いコラムニストってあまり出てきてない」というボヤキからはじまり、文章のプロを目指す人が編集者を「ダマす」ことの重要性について語っている。 福田 ネットの文章って、最初に編集者を「ダマす」という行為を通過していないでしょう。学生によく言うんだけど、編集者1人をダマせないのに、読者をダマせるわけがない。プロを目指すなら、原稿料にならない文章をネットにだらだら書かないほうがいいね。ネ