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『寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)』(ジョン・ル・カレ)の感想(92レビュー) - ブクログ
ジョン・ル・カレを読まずして旅立つことはできないのだよ諸君 ただ、ひとつだけ告白しておこう ずっと... ジョン・ル・カレを読まずして旅立つことはできないのだよ諸君 ただ、ひとつだけ告白しておこう ずっとジョン・カレ・ルだと思っていたよ バーモントか! はい、スパイ小説の教科書と言っても過言ではない『寒い国から帰ってきたスパイ』です 1961年刊行でイギリスとアメリカの最優秀ミステリー賞を同時受賞した傑作であります いやー、こっち側もいいですなぁ 巻末の解説にもありますがいわゆるスパイ小説というのは「超人的な能力の持ち主である主人公が、《手に汗握る危機一髪》的な事件で活躍する《神話》であった」のに対して本作は圧倒的なリアリズムを持ってスパイの世界を描いているんですな そしてもちろん、それだけでは英米同時受賞なんてことにはならないわけで、とんでもないどんでん返しとスパイの世界を象徴するような結末が待っているわけです いやー、ジョン・カレー・ルー(開き直った)おもろいわ! スパイ小説、どっち側もお
2013/05/14 リンク