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大谷翔平
enzogarden.exblog.jp
その古本屋の店主はポンコツ美大出の気取り屋で、最終団塊世代だった。いい年をこいて、長髪で金輪際似合わぬ髭を生やし、スカしたメガネをかけている。よくアゴがまわり、愚にもつかない能書き御託寝言たわ言を並べたてた。退屈で辛気くさくて新味に欠け、陳腐でありきたりだった。いつも、ゴミ屋/クズ屋/せどり屋ふぜいがなにをぬかしやがるとムカッ腹が立ち、虫酸が走った。 その古本屋の店主は造本作家/装幀家としていくつかのショボくれた仕事をしているが、杉浦康平や戸田ツトムや平野甲賀や菊地信義の100万分の1の価値もないものだ。はっきり言えば1mmの価値もない仕事。腹にすえかねて、なんのかんのとイチャモンをつけることにした。訴訟の嵐作戦だ。キラー・テーマは感染症。業務上過失傷害で刑事告訴もしてやるかな。判例がなけりゃ、つくればいい。ガサ入れの画像/動画をさらすのも一興だ。行政に業務停止命令を出させるという手もある
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