太地町から帰ってきて、三冊の本を読みましたが、その中で一番酷いと思ったのがタイトルにある「解体新書「捕鯨問題」」という本でした。 何がどれくらい酷かったかといいますと…… 「反捕鯨サークル」ともいえる執筆陣の著書 この本の帯には「「賛成」「反対」はもうやめよう!」と書かれており、一見、今までの捕鯨問題に関する本とは違う趣を醸し出しているようにも見えるが、まずは執筆人を確認してみてほしい。 まず、編著として名前が挙がっている石井敦という方と、大久保彩子という方と、真田康弘という方は、多くの論文を執筆している方々で、中には共同執筆されているものもあり、おそらくその主張はお互いにコンセンサスが得られているものでしょう(これは想像ですが)。 佐久間淳子という方は、現在イルカ・クジラ・アクション・ネットワークという国内の反捕鯨団体に所属しており、それ以前はグリーンピースジャパンに所属していた方ですが