『厚労省、推計の糖尿病患者が初の1,000万人超えと公表』2017年9月、こんな話題がネット上を駆け巡りました。平成28年「国民健康・栄養調査」によると「糖尿病が強く疑われる者」は約1,000万人(推計)に達したと発表され、この数値は平成9年以降増加し続けているとされています。 糖尿病については何となく健康診断にある血糖値が高くなると発症する、などの意識はあるかもしれませんが、糖尿病が本当に怖い病気ということはご存知でしょうか。今回は30代をポイントとしてなぜその年代が糖尿病に注意すべきなのか?を紹介していきたいと思います。 1.糖尿病とは 血液中に含まれる糖分(ブドウ糖)のことを血糖といい、血糖の量を血糖値と呼びます。何らかの原因で食べものから摂取したブドウ糖がうまく処理されなくなり、血液中にたまって血糖値が高い状態が続きます。この状態が「糖尿病」です。 糖尿病は一度発症すると治ることは