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組み込みシステムの開発プラットフォームを展開するQNXはこのほど、世界各国の医療、製造、自動車、重機産業の経営幹部1000人を対象にロボットの導入に関する最新調査を実施した。同調査では、ロボット導入に対する日本と中国の考え方の違いが浮き彫りになった。 日本は多数の産業用ロボットメーカーが本拠を置くとともに、世界の産業用ロボット市場における国別シェアでトップとなっていることから「ロボット大国」と呼ばれることもある。また、国内の製造業はモノづくりにおけるロボット活用にも積極的だ。 一方、ロボットの開発で大きな存在感を見せ始めているのが中国だ。かつて先進国の受託生産に対応するため人海戦術を繰り広げていた工場において、近年の人件費の上昇に対応するようにロボットを活用した自動化を急速に進めている。また、産業用ロボット市場でも有力メーカーが登場している他、汎用人型ロボットの研究開発では世界をリードして
前回は、国産リアルタイムOS(RTOS)として広く採用された「ITRON」の礎となった「TRON」について、2000年ごろまでの状況を前編として紹介した。今回は後編として、次世代のTRONプロジェクトで開発された「T-Engine」とカーネルの「T-Kernel」「μT-Kernel」、そしてITRONの派生型RTOSを取り上げたい。 ⇒連載「リアルタイムOS列伝」バックナンバー ちなみに、前回記事の最後で「μITRON4をもって従来のTRONプロジェクトは終了」と書いたが、厳密に言えばμITRON4の流れをくむμITRON 4.0.3.00が2006年にリリースされ、2010年には最終版であるμITRON 4.0.3.03がリリースされている。このμITRON 4.0.3.00にはベーシックプロファイルと呼ばれる新しいプロファイルが追加された。このベーシックプロファイルは、μITRONか
汎用PCでCAE解析結果を高速予測、トヨタシステムズの「3D-OWL」 トヨタシステムズは、「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」において、3D形状を認識して製品性能をAIで迅速に予測するシステム「3D-OWL(3D Operation with Learning)」を紹介した。同システムは、トヨタ自動車、トヨタシステムズ、東京大学による共同研究の成果をベースとしており、CAE解析の結果を高速かつ高精度に予測可能である(詳細はこちら)。
「日本は所得格差の小さい国」は本当か? 所得格差を表す「ジニ係数」で見る:小川製作所のスキマ時間にながめる経済データ(35)(1/3 ページ) ビジネスを進める上で、日本経済の立ち位置を知ることはとても大切です。本連載では「スキマ時間に読める経済データ」をテーマに、役立つ情報を皆さんと共有していきます。今回は家計の所得格差を表す「ジニ係数」について解説します。 今回は私たち家計の所得格差を表す「ジニ係数」について紹介します。 これまでさまざまな経済指標をご紹介してきましたが、そのほとんどが平均値でした。もちろん、平均値の時系列的な推移や国際比較により、さまざまな水準や傾向を把握することができます。しかし、それだけでは不十分な場合があります。 特に、所得や資産などは、平均値を見たところで、困窮する人と裕福な人がどれだけの割合で分布するのかはうかがい知れません。集団内のほとんどが同じ所得の場合
製紙業はパルプから紙ではなくエタノールを作る!? 王子のパイロットプラント完成:モノづくり最前線レポート(1/3 ページ) 王子ホールディングスは、鳥取県米子市の王子製紙米子工場内に、木材パルプから糖液やバイオエタノールを生産するパイロットプラントが完成したと発表した。
興味がある方は、連載第170回からバックナンバーをご覧ください。 ⇒連載「山浦恒央の“くみこみ”な話」バックナンバー 前回は、ヒアリングシートからワインショップのECサイトの要求仕様書を作成しました。今回は、生成AI(人工知能)を活用して、もう一歩踏み込んだ要求仕様書作成に挑戦しましょう。 2.生成AIを活用しよう 2.1 生成AIを使用するメリット 連載第187回でも触れましたが、生成AIは、ソフトウェア開発の業務と相性抜群です。例えば、ドキュメントの作成、プログラミング、バグの調査などの高度な作業を素早くこなします。あまりに強力なので、極論、「ITスキルがなくてもソフトウェアを作れる時代が到来しつつある」と感じるほどです。 2.2 プロンプトとは プロンプトとは、生成AIに対する指示文です。これを的確に書くことが非常に重要です。例えば、プログラムを作る際に、「異常ケースを考慮すること」
市場環境が変わる中、B2B事業で培った技術を生かして新たにB2C製品を作るモノづくり企業が増えている。大きなチャンスだが、今までと異なる機軸で新製品を作る上では大変な苦労もあるだろう。本連載では応援購入サービス(購入型クラウドファンディングサービス)「Makuake」のプロジェクトをピックアップし、B2C製品の企画から開発、販売に至るまでのストーリーをお伝えしたい。 商品開発において、既に形あるモノを前提に考えることが、新たな発想の妨げになることがある。例えば、鞄(かばん)でいえば「ファスナーで開ける」「左右対称である」「内ポケットの数は2~3個」といった“お決まりの仕様”が思い浮かぶだろう。こうした既成の形に、知らず知らずのうちに思考が縛られ、柔軟な視点を持つことが難しくなってしまうのだ。 しかし、視点を少し変えるだけで、モノづくりの可能性は大きく広がる。ユーザーが「どのような場面で、何
産総研の最新スパコン「ABCI 3.0」の狙いや展望――総括研究主幹の高野氏に聞く:AIとの融合で進化するスパコンの現在地(6)(1/3 ページ) 急速に進化するAI技術との融合により変わりつつあるスーパーコンピュータの現在地を、大学などの公的機関を中心とした最先端のシステムから探る本連載。第6回は、2025年1月に一般提供が始まった産総研の「ABCI 3.0」プロジェクトを推進した高野了成氏のインタビューをお届けする。
IoT(モノのインターネット)市場が拡大する中で、エッジ側の機器制御で重要な役割を果たすことが期待されているリアルタイムOS(RTOS)について解説する本連載。第58回は、国産RTOSとして広く採用された「ITRON」の礎となった「TRON」を紹介する。 本連載では海外のリアルタイムOS(RTOS)を中心にいろいろご紹介してきたが、日本においてRTOSを語るには「TRON」の話を避けて通るわけにはいかないだろう。そこで、今回と次回に分けてTRONについてご紹介したいと思う。 ⇒連載「リアルタイムOS列伝」バックナンバー 1984年に東大の坂村健氏が提唱しTRONプロジェクトがスタート TRONという言葉を耳にしたことのある読者はかなり多いだろうし、筆者と同年代(還暦突破中)のコンピュータエンジニアならほぼリアルタイムで体験してこられたのではないかと思う。TRONは“The Real-tim
VS Codeとの連携に対応、生成AI活用機能を追加したソースコード解析ツール:組み込み開発ニュース テクマトリックスは、ソースコード解析ツールの最新版「Understand 7.0」の日本語版を発売した。MicrosoftのVisual Studio Code(VS Code)との連携に対応し、VS CodeとUnderstandの双方向から該当のファイルや関数にジャンプできる。 テクマトリックスは2025年3月31日、Scientific Toolworksが開発したソースコード解析ツールの最新版「Understand 7.0」の日本語版を発売した。 Understand 7.0は、MicrosoftのVisual Studio Code(VS Code)との連携に対応し、VS CodeとUnderstandの双方向から該当のファイルや関数にジャンプできる。VS CodeからUnder
ブレッドボードの表裏を使ってFPGA評価ボードの万能UI「dpad」を新生させる:注目デバイスで組み込み開発をアップグレード(26)(1/3 ページ) 注目デバイスの活用で組み込み開発の幅を広げることが狙いの本連載。今回は、本連載やFPGAの連載の中で紹介してきたFPGA評価ボードに万能ユーザーインタフェースを備えたデバイス「dpad」について、ブレッドボードの表裏の両面を活用して新たに開発した新生dpadを紹介する。
量子コンピュータクラウドサービスで利用するソフトウェアは、「フロントエンド層」「クラウド層」「バックエンド層」の3つの層と運用に分けられ、一括して提供する。 フロントエンド層は、量子プログラミングライブラリなどを提供し、量子プログラムを作成入力できるインタフェースを可能にする。クラウド層は、パブリッククラウド上でユーザーやジョブの情報を管理。バックエンド層は、量子コンピュータやその制御を行うサーバ群から構成されている。運用は、本サービスの安定的な稼働に必要な機能を運用担当者が遂行する。 ≫「製造マネジメントニュース」のバックナンバー 関連記事 富士通が商用量子コンピュータシステムを初受注、産総研に提供 富士通は産業技術総合研究所の「超伝導ゲート型量子コンピュータ」を受注した。2025年初旬に産総研の量子/AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センターで稼働する予定だ。富士通によると、国内ベ
産総研の最新スパコン「ABCI 3.0」が生成AIの研究開発と社会実装を加速する:AIとの融合で進化するスパコンの現在地(5)(1/4 ページ) 急速に進化するAI技術との融合により変わりつつあるスーパーコンピュータの現在地を、大学などの公的機関を中心とした最先端のシステムから探る本連載。第5回は、2025年1月に一般提供を開始した産総研の「ABCI 3.0」を取り上げる。 いわゆるスーパーコンピュータ(スパコン)をはじめとするHPC(高性能コンピューティング)インフラは、高度なシミュレーションや創薬、ビッグデータ解析など、企業のモノづくりや事業創出に欠かせない存在となっている。さらに、生成AI(人工知能)をはじめとするAI技術の急速な進化により、これらのHPCインフラでAIをどのように活用できるようにするかも大きな課題となっている。 本連載では、日本国内のスパコン環境の一端を探るべく、大
ここが最大のキモ! 核融合炉におけるトリチウム増殖と分離の仕組み:核融合発電 ここがキモ(3)(1/3 ページ) 自然科学研究機構・核融合科学研究所 教授の高畑一也氏が、核融合発電の応用知識について解説する本連載。最終回の第3回では、核融合炉の燃料サイクルに欠かせないトリチウム増殖と分離について解説します。 連載第1回では、「経済的な核融合発電の実現は可能か」というテーマについて、経済学的な視点も交えながら解説しました。第2回ではさらに踏み込み、「核融合炉の過酷な環境で使用できる材料は存在するのか」という技術的な課題に焦点を当てました。そして、最終回となる第3回では、これまで詳しく取り上げてこなかった最大の技術課題である核融合燃料/三重水素(トリチウム)の生産、増殖、分離について、現状の設計状況を解説します。 なお、今回もこれまでと同様に、トカマク型やヘリカル型に代表される磁場閉じ込め方式
1.はじめに 本稿では、ロボット制御における生成AI(人工知能)の活用に焦点を当て、前後編に分けて解説する。前編では、生成AIの概要とロボット制御への影響について解説し、ロボットOSであるROSにおける生成AIの活用の現状について述べた。今回の後編では、ROSのAIエージェントライブラリ「RAI」の概要と、RAIを用いた生成AIによるアームロボット制御の事例を解説する。 前編でもお伝えした通り、AIエージェントとは、LLM(大規模言語モデル)を活用し、タスクを理解して適切なツールを選定し、それを実行するシステムのことである。LLM単体ではできなかった外部ツールの制御や、自然言語による動的な機能制御が可能となり、生成AIの活用の幅を広げることができる。 今回紹介する生成AIによるロボット制御の事例は富士ソフトで検証を行った。ROSのAIエージェントライブラリのRAIに把持命令を与え、カメラか
MONOist編集部より: 「タナカ、設計中!」は、読者の皆さまから寄せられた“設計現場のあるあるエピソード”を題材に制作した4コマ漫画企画となります。まずは4コマ漫画をご覧いただき、以降のページで皆さまから寄せられたエピソードを各コマのイラストとともに紹介していきます。ひょっとするとあなたのエピソードが採用されているかも!? ぜひ最後までご覧ください! ⇒あるあるエピソードの投稿はこちら
パナソニック ホールディングスと統計数理研究所は、材料の組成からその結晶構造を高速で高精度に予測するMLアルゴリズム「ShotgunCSP」を開発した。結晶構造予測のベンチマークにおいて世界最高性能を達成したという。 パナソニック ホールディングス(パナソニック)は2025年3月4日、統計数理研究所と共同で、材料の組成からその結晶構造を高速で高精度に予測するML(機械学習)アルゴリズム「ShotgunCSP」を開発したと発表した。 結晶構造予測は、以前から物質科学の基本問題として研究されてきた。しかし、大規模な結晶系や複雑な分子系では、広大な相空間を網羅的に探索する必要があるため計算資源が膨大になり、未解決の問題となっていた。 今回、MLアルゴリズムを導入することで、安定した結晶構造が持つ対称性(空間群やワイコフ配置)のパターンを高精度で予測できることを発見。これを用いて探索空間を大幅に絞
1.はじめに 山浦恒央の“くみこみ”な話の連載第170回から、入門者をターゲットとして、「イチから全部作ってみよう」というシリーズを始めています。第186回までの17回で、要求仕様書の作成/レビューまでの一連の流れを解説しました。なんとなくでも、ソフトウェアの開発工程のイメージを掴んでいただければ幸いです。 ⇒連載「山浦恒央の“くみこみ”な話」バックナンバー 今回は、少し「寄り道」をし、学生の皆さんをターゲットとして、今話題の生成AI(人工知能)を取り上げます。「寄り道」とはいいながら、今後のシリーズでは、仕様書の定義、設計書の作成、コーディング、テスト項目の設計、バグの検出に至るまで、生成AIを積極的に活用することを考えています。今回のテーマは「寄り道」に見えますが、実は、メインストリートにつながるのです。 2.定年までの40年で技術は急激に進歩する 現在は西暦2025年ですが、ここに至
ピコピコたたいて相手の頭を吹っ飛ばす「ハンマーバトルゲーム」の仕組み:100円均一でモノの仕組みを考える(9)(1/3 ページ) 本連載「100円均一でモノの仕組みを考える」では、実際に100円均一ショップで販売されている商品を分解、観察して、その仕組みや構造を理解し、製品開発の過程を考察します。連載第9回のお題は、昔懐かしい2人用対戦玩具「ハンマーバトルゲーム」です。
フィックスターズは2025年2月27日、2D画像から3Dモデルを高速で生成するMulti-View Stereo(MVS)ソフトウェア「CUMVS (cuda-multi-view-stereo)」を、Apache License 2.0のオープンソースとして公開した。
核融合炉の過酷な環境に耐えられる究極の材料とは?:核融合発電 ここがキモ(2)(1/3 ページ) 自然科学研究機構・核融合科学研究所 教授の高畑一也氏が、核融合発電の応用知識について解説する本連載。第2回では、核融合炉内の極限環境で使われる材料について解説します。 連載第1回では、「経済的な核融合発電の実現は可能か」について、経済学的な視点も交えながら解説しました。今回はさらに踏み込み、「核融合炉の過酷な環境で使用できる材料は存在するのか」について、技術的な観点から解説していきます。なお、第1回と同様に、トカマク型やヘリカル型に代表される磁場閉じ込め方式、そして第1世代とされる重水素-三重水素(D-T)反応炉に焦点を当ててお話しします。 ノーベル賞受賞者の核融合技術に対する指摘 2001年1月18日付の朝日新聞「論壇」欄で、故・小柴昌俊東京大学名誉教授は、核融合について次のようにコメントさ
これじゃもうからない! 中小製造業の「どんぶり経営」脱却に必要なITシステム:中小製造業の生産性向上に効く! ERP活用の最前線(1)(1/2 ページ) 中小製造業向けに「経営の見える化による利益率改善」の打ち手を解説する本連載。なぜ中小企業の生産性は低いままなのか。筆者らは全国の企業を訪ねて経営者と議論を重ね、その問題点を検討しました。中小企業に最適な「相乗り型ERP」がいかにして経営者を助け、地方を元気にするか。その実践方法から成功事例まで幅広く解説します。 モノづくりの国の没落 25年間上がらない中小製造業の「生産性」 日本は、歴史的にも伝統的にもモノづくりの国です。近代化の時代や戦後復興期を経て、今日では日本列島の隅々で工場が稼働し、製造業はその地域の特性に合わせながら発展してきました。 筆者は、地域の活力は、そこに立地する製造業が「元気かどうか」で決まると考えています。雇用を生み
三菱電機は2025年2月26日、AI(人工知能)の動作を短時間で漏れなく検証する技術を開発したと発表した。従来の手法と比べて検証を数十倍から数百倍高速化し、信頼性向上につなげることができる。AIが開発者の期待に反する動作を行うリスクを低減し、安心なAIの利用の実現に貢献する。 2025年度から、社内で開発する故障検出、需要予測などのAIを対象にツールの実証を進めていく。また、AIの標準化活動とも連携して開発技術を社会に還元する。実務での有効性を確認した上で利用範囲を拡大し、外販も検討する。 不確定要素が残る中で使われるAI 欧州で2024年8月に欧州AI規制法が発効し、各国もAIのリスクに対処するための法令やガイドラインを整備するなど、AIを開発/提供する企業にはAIの誤動作のリスクを適切に管理することが求められている。機器の自律制御システムや電力など社会インフラ、サイバーセキュリティなど
日本の自動車産業が直面する深刻な閉塞感、今後に向けてどう考えていくべきか:和田憲一郎の電動化新時代!(55)(1/3 ページ) 日本の自動車産業は現在、深刻な閉塞感に直面しているのではないだろうか。最大の課題はEVシフトで遅れていることだが、他にもさまざまな懸案がある。今後どのようなことを考えていくべきかについて筆者の考えを述べてみたい。 日本の自動車産業は現在、深刻な閉塞感に直面しているのではないだろうか。八方塞がりの状態ともいえる。最大の課題は、ICE(内燃機関車)からBEV(バッテリー電気自動車)などへ移行するEVシフトが遅れていることにある。この遅れを取り戻そうとした大手自動車メーカーの経営統合も破談に終わり、海外勢に立ち遅れていた日本の自動車産業は挽回が難しいと思われてきた。では、今後どのようなことを考えていくべきなのであろうか。筆者の考えを述べてみたい。 立ち遅れる日本の自動車
中小製造業にとって意味あるデジタル化とは? 難航したIoT化計画で見えたもの:これからの中小製造業DXの話をしよう(1)(1/2 ページ) 本連載では、筆者が参加したIoTを活用した大田区の中小製造業支援プロジェクトの成果を基に、小規模な製造業が今後取り組むべきデジタル化の方向性や事例を解説していきます。第1回は同プロジェクトのデジタル化の実証実験の概要と、結果について紹介します。 はじめに 現在、私は強い思いをもって中小企業支援に取り組んでいます。これは、幼少期の原体験によるものです。父が営んでいた小規模事業は、仕事と家庭が一体化した環境でした。家の中には仕事机が並び、時には小学生の私が電話に出て「いつもお世話になります」と応対することもありました。20代前半、父の会社で働く機会を得ましたが、知識や経験が足りず、役に立てなかったという苦い記憶が今でも心に残っています。この経験が「弱い立場
ロボットに生成AIを適用すると何ができるのか、課題は何なのか:生成AIで変わるロボット制御(前編)(1/3 ページ) ロボット制御における生成AIの活用に焦点を当て、前後編に分けて解説する。前編では、生成AIの概要とロボット制御への影響について解説し、ROSにおける生成AI活用の現状について述べる。 1.はじめに 2022年11月にOpenAIがChatGPTを公開して以来、LLM(大規模言語モデル)をはじめとした生成AI(人工知能)が世間の注目を集め、その成長は著しい。富士キメラ総研によれば、2024年の大規模言語モデルの国内市場は2023年度の3.3倍となる400億円が見込まれ、2028年度には15.3倍の1840億円になると予測されている。※1)生成AIの応用範囲は非常に広く、2023年にMONOistで富士ソフトのAI・ロボット開発 R&Dチームが執筆した連載「ROSの進化とデジタ
経産省が描く経営課題/業務変革課題を起点とした全体最適の製造DX:MONOist DX Forum 2024(1/2 ページ) アイティメディアにおける産業向けメディアのMONOist、EE Times Japan、EDN Japanは、オンラインセミナー「MONOist DX Forum 2024-製造業の革新に迫る3日間-」を開催した。本稿ではその中から、「SMDG:スマートマニュファクチャリング構築ガイドラインとは」と題した講演の一部を紹介する。 アイティメディアにおける産業向けメディアのMONOist、EE Times Japan、EDN Japanは、製造業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)をさらに推進するためのオンラインセミナー「MONOist DX Forum 2024-製造業の革新に迫る3日間-」を2024年12月11~13日に開催した。 本稿ではその中から、
市場環境が変わる中、B2B事業で培った技術を生かして新たにB2C製品を作るモノづくり企業が増えている。大きなチャンスだが、今までと異なる機軸で新製品を作る上では大変な苦労もあるだろう。本連載では応援購入サービス(購入型クラウドファンディングサービス)「Makuake」のプロジェクトをピックアップし、B2C製品の企画から開発、販売に至るまでのストーリーをお伝えしたい。 製造業における新商品開発では、自社の技術や強みを生かしながら、市場に新たな価値を提供する製品を生み出すことが求められる。特に前例のない領域に踏み出す際には「この製品にニーズはあるのか」「本当に売れるのか」といった、上層部などからの厳しい問いや、組織内の反対意見と向き合わざるを得ない場面も多い。 こうした葛藤や課題を乗り越え、既存の商品技術を新商品に昇華させたのが岩谷産業だ。同社の主力事業である、家庭/業務用の「カセットこんろ」
「iPhone 16e」における再生素材の使用割合は30%以上 具体的には、iPhone 16eの筐体に85%再生アルミニウムを採用する他、バッテリーに100%再生コバルトと95%再生リチウムを用いている。また、全てのカメラの配線、自社設計の全てのプリント回路基板のメッキ、USB Type-Cコネクター、その他の小型部品/標準部品に100%再生金を使用している。 複数のプリント回路基板には100%再生銅が、電磁誘導充電器(ただしMagSafe非対応)には100%再生銅ホイルと再生銅線が採用されている。自社設計の全てのプリント回路基板のハンダ付けには100%再生スズが用いられている。 振動と触覚フィードバック機能を実現する装置「Taptic Engine」には、100%再生タングステンと再生銅線を使用。全てのマグネット(磁石)には100%再生希土類元素が使われている。 背面ガラスには10%再
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