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私たちが食べているウナギの蒲焼きはほとんどが養殖ものですが、もとをたどればその稚魚は天然ウナギ。しかし、天然ウナギの生態はほとんど分かっておらず、生息数は激減し続けています。 今回は、いまだに謎が多いニホンウナギの生態にせまります。そして、絶滅のおそれすらあると言われる、天然ウナギを保全するために、私たちにできることは――。 マリアナ諸島から日本へ 稚魚は3000km以上を旅する ウナギの仲間は亜種も含めて世界で18種類が知られています。日本列島には「ウナギ」と「オオウナギ」の2種が生息しています。「ウナギ」は通称「ニホンウナギ」とも言われ、日本列島に加えて中国大陸、朝鮮半島や台湾島などの東アジアに分布します。 太平洋、マリアナ諸島の西方海域で初夏に生まれたウナギの仔魚は、柳の葉の形をしたレプトセファルスという幼生に変態し、北赤道海流に乗り西方向に移動します。フィリピンの東側で黒潮を利用し
古くから日本人が親しんだ「赤とんぼ」が群れ飛ぶ秋の風景。多くの人が、自分の原風景と重ね合わせる懐かしい景色ですが、近年、全国的にアキアカネの数が激減。秋の風景が失われつつあります。 全国の「赤とんぼ」の変化を調べる「自然しらべ2014 赤とんぼさがし!」を実施中。子どもでも参加できる自然環境調査で、夏休みの自由研究にも活用できます♪ぜひご参加ください! 参加の方法や詳細はこちら>>> 平地と高地を移動するアキアカネ 日本にはナツアカネやノシメトンボなど20種ほどのアカネ属のトンボがいます。いわゆる「赤とんぼ」です。アキアカネはその代表的な種です。 赤とんぼと言えば秋を連想しますが、実は、アキアカネは梅雨のころに水田などから羽化します。その後すぐに1000m級の高地へ移動してしまうため、私たちの目に触れる機会はほとんどありません(図1)。 高地へ移動した後は盛んに餌を食べ、体重が2倍から3倍
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