1995年(平成7年)1月17日5時46分頃、淡路島沖の明石海峡を震源として、マグニチュード7.3、最大震度7の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)が発生した。当初発表では神戸市などは震度6であったが、その後の現地調査で震度7に修正され、1948年(昭和23年)の福井地震を契機として新設された「震度7」が適用された初めての地震となった。 震源に近い神戸市の市街地の被害は甚大で、死者6,434人、行方不明者3人、負傷者43,792人、被災家屋約640,000棟は、戦後に発生した自然災害では、東日本大震災が発生するまでは最悪のものであった。 最大30万人以上が避難生活を送り、都市機能回復まで長期間を要した。また、山陽新幹線や阪神高速の高架橋が倒壊するなど交通インフラにも大きな被害を受けた。 一方で、全国からボランティアが被災地に駆けつけ、「ボランティア元年」とも称された。翌1996年(平成8年)