サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
都知事選
www.nikkan-gendai.com
「チャレンジャーである私は現職とフェアな公開討論会で議論をしたかった。小池都知事はどうして出てきてくれないんですか」 東京都知事選のラストサンデーだった6月30日、銀座の歩行者天国で蓮舫前参院議員が街頭演説。まず、冒頭の訴えはコレだった。 そして、内情をさらに暴露した。 「ある民放テレビの幹部に聞きました。公開討論会を3回オファーしたがすべて断られた。理由は公務。しかし、フタを開けたら、自分で街頭演説をしていたそうです。逃げないでもらいたいと、皆さんも思いませんか」 ここで聴衆から拍手が沸き起こった。 テレビの報道・情報番組に主要な候補者を呼んで、公約や政策を戦わせる公開討論会は、テレビ局にとって都知事選の定番コンテンツだ。コロナ禍の4年前こそ行われなかったが、8年前の小池知事の初出馬時は、主要候補者がテレビ局をハシゴ。小池知事がライバル候補だったジャーナリストの鳥越俊太郎氏を「病み上がり
《松川るいってテレビ出していいんだっけ?#朝生》《どの面下げてテレビに出てるの?フランス旅行?での成果を発表しなよ その後の政策にどの程度反映できたの》《松川るいは エッフェル塔の写真撮る旅行に連れて行く為に子供が欲しかったんですか?》《エッフェル塔に裏金に松川るいはどの面下げてテレビに出てくるんだよ》《松川るい、フランスに勉強しに行ったのでは?、ただ写真撮ってきただけか?? #朝生》《裏金も説明出来んやつの言葉に何の説得力があるんだよ》 6月29日深夜放送のテレビ朝日系「朝まで生テレビ」にパネリストとして、自民党の松川るい参院議員が出演。「激論!ド~する?!日本の未来 ~人口減少と移民の是非~」で、少子化問題などを語ったが、放送が始まるやいなや、SNSでは松川氏に嫌悪感を抱いた視聴者で批判があふれた。 「元外務官僚だけあって議論の中心として発言し画面に映る機会が多かったが、他のパネリスト
7月7日投開票の都知事選が熱を帯びているが、裏金自民にとって、より重要なのが28日、告示された都議補欠選挙だ。都内9選挙区で実施され、都知事選と同日に投開票される。小池知事に乗っかっただけの知事選は「勝ちを拾える状況」(自民党関係者)だが、自民の看板を掲げて戦う補選は裏金事件への審判を受けることになるだけに、状況は厳しい。次期衆院選に向けた足場づくり、都議会最大会派を維持するためにも絶対に負けられない戦いなのだ。負け越せば、岸田首相は大ダメージだ。 ◇ ◇ ◇ 補選は江東区、品川区、中野区、北区、板橋区、足立区、八王子市、府中市、南多摩の各選挙区(欠員各1)で実施される。うち、南多摩をのぞく8選挙区で自民は候補を擁立。特に、何としても死守しなければならないのが、自民都議が死去したり、辞職したことで「穴」があいた江東、北、足立、八王子、府中の5選挙区だ。 「5選挙区はもともと自民が議席を
東京都知事選(7月7日投開票)は今のところ現職有利のセオリー通り、小池知事の優勢で進んでいるが、女帝優位を崩す重要争点には事欠かない。そのひとつが羽田空港の新飛行ルート問題だ。 新ルートは東京五輪に向けた国際線増便を口実に、2020年3月から運用が始まった。海から出入りする従来ルートに対し、新ルートは着陸時に新宿区、渋谷区、港区、品川区などの上空を低空で飛行。飛行高度は都庁上空で900メートル、恵比寿駅上空でスカイツリーよりも低い約600メートル、品川区大井町の上空で東京タワーよりも低い約300メートルだ。多い時は朝の山手線のラッシュ時を超える約1分に1機のペースで飛び回る。 騒音や落下物の危険などが運用開始前から指摘されているが、国は「世界の中で最高水準の対策」(斉藤国交相)と強弁して新ルートの停止要求に聞く耳を持たない。小池知事は「引き続き国に対し、安全対策の着実な実施を求めてまいりま
27日は上場企業の株主総会集中日。前川喜平・元文科次官と田中優子・前法政大総長が共同代表を務める市民グループ「テレビ輝け!市民ネットワーク」が株主提案していたテレビ朝日ホールディングス(HD)の株主総会も都内で開かれた。 市民グループは、テレビ局に、権力に屈することなく報道機関としての本来の役割を果たしてもらいたいと結成された。49人でテレ朝HD株(27日の終値2160円)の4万株超を買い集めて株主提案権を取得し、4議案を提案。〈過去10年間に政治権力から圧力を受けた場合や、放送番組審議会が機能不全に陥っている場合には、独立した第三者委員会を設立して調査・公表する〉〈番組審議会委員らの任期に上限を設ける〉などの定款変更を求め、〈共同代表の前川氏を社外取締役に推薦〉した。 テレ朝側は「ご指摘のような事実は一切ない」「ガバナンス改革に継続して取り組んでいる」などとして株主提案に「反対」し、株主
「警察やで。何やってんねん?」 マニア2人は憧れの仕事を「実体験」するため、警察官に成り済まし、偽造した警察手帳を「印籠」のごとく提示し、職務質問を繰り返していた。 大阪府警の警察手帳を自作し、職務質問をしたとして、奈良県警西和署は26日、大阪府高石市のトラック運転手、能塚翔悟容疑者(26)を公記号偽造・同使用の疑いで逮捕した。 4月17日午後9時過ぎ、能塚容疑者は自家用セダンを改造した「覆面パトカー」もどきを運転し、仲間と大阪府堺市西区の浜寺公園に乗りつけた。2人はモデルガンや警棒を装着。公園でスケボーをしていた20代の男性4人に近づき、ニセの警察手帳を見せ、「警察やで」と声を掛けた。男性が「通報でもあったんですか?」とたずねると、能塚容疑者は「いやパトロール中、たまたま見かけたもんやから声を掛けただけや」と答え、男性から名前と連絡先を聞き取り、その場でメモ。「じゃあ、気ぃ付けてなぁ」と
「横綱相撲」というより、他の候補と同じ土俵に立とうとしない。東京都知事選(7月7日投開票)の告示から、27日で1週間が経過。主要候補は連日、街頭で有権者にアピールする中、小池知事は先週の土日に八丈島と奥多摩、青梅で街頭演説したきり。現職知事として「公務優先」を掲げ、選挙活動を控えているが、この発言もマユツバなのである。 ◇ ◇ ◇ 「小池です。今回もよろしくお願いします」 電話の受け手は朝一番の“ホットコール”に驚いた。小池知事が3選出馬を表明する前後、彼女を支援してきた業界団体の幹部の携帯電話に直接、本人から支援を呼びかける連絡があったという。 選挙初日の20日午前10時半。小池知事は屈強なSPを従え、西新宿にある確認団体「東京をもっと!よくする会」の選挙事務所に現れた。勝負カラーの緑の半袖ジャケットを身に着け、「出発式」で7分チョットの「第一声」を終えると「公務」を理由にそそくさと
ついに節目を突破した。神経戦が繰り広げられている外為市場で26日、円相場が1ドル=160円台にのせた。38年ぶりの円安水準だ。政府・日銀は再び為替介入に出るのか、出ないのか。マーケットが固唾をのんで見守る中、円安は一気に200円台まで進む可能性がある。足元のインフレもきついのに、秋の狂乱物価への覚悟を迫られそうだ。 ゴールデンウイークまっただ中の4月29日に一時1ドル=160円24銭まで下落したことから、5月にかけて円買いドル売り介入が実施された。あれからわずか2カ月でその水準を超えてしまった。 鈴木財務相らの口先介入も全く効果なし。FRB(米連邦準備制度理事会)の早期利下げ観測が後退し、日米金利差拡大が円売り材料になっているのだから、手の打ちようがない。 経済評論家の斎藤満氏はこう指摘する。 「介入原資となる外貨準備高は約200兆円ありますが、実際に回せる資金はその1割のおよそ20兆円。
“ケンちゃん”逮捕の報に検察内外で激震が走った。大阪地方検察庁の元検事正で弁護士の北川健太郎容疑者(64)のあだ名だ。準強制性交の疑いで25日、大阪高等検察庁に逮捕された。東大や京大出身者が多い検察内で金沢大学卒業後に任官し、西日本検察の要職を歴任。最後は大阪地検のトップ、検事正で退官した“関西検察のエース”だけに、逮捕の知らせは驚きをもって受け止められた。 ■財務官僚の背任も立件されるのでは…淡い期待を抱いた ケンちゃんの“女性問題”というと思い出すエピソードがある。高知地方検察庁のナンバー2、次席検事から大阪へ戻る転出前に、地元の担当記者たちが送別の宴を催した。彼は単身赴任だったが、引っ越しを手伝うため妻が高知を訪れていた。彼は妻を連れて送別会に出席したが、会場で某民放の女性記者と親しげな様子を見せた。妻はその場では何も言わなかったが、翌日、高級ブランドバッグのリストを示す。彼に選択の
イライラを抑えきれないようだ。7月7日投開票の東京都知事選で、現職の小池知事(71)が失言を連発させている。日刊ゲンダイは6月20日発売号で、小池氏の“舌禍不安”を報じた。「排除」発言で失速した過去があるだけに、今回も追及されれば口を滑らせるのではないかと予測したが、その通りの展開になってきた。焦るとムキになって言い返す小池氏に、陣営内部は「余計なことを言わないで」と戦々恐々だ。 ◇ ◇ ◇ 小池氏のゴマカシと失言が続出したのは、24日に東京青年会議所が主催した立候補者討論会だった。明治神宮外苑の再開発による樹木伐採問題を巡って、蓮舫前参院議員(56)に「再開発事業者からパーティー券の購入を受けていませんよね?」と聞かれると「パーティー開催については、法律にのっとった形で公表している」と回答拒否。石丸・前安芸高田市長(41)に「イエスかノーで答えて」と詰められると「さまざまな方にご協力
事実上の与野党対決の構図となった東京都知事選(7月7日投開票)に食らいついているのが、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)だ。若さを武器にした豊富な活動量でじわじわと浸透。情勢調査などによると、3選を狙う小池百合子知事(71)、蓮舫前参院議員(56)に次ぐ3番手につけている。X(旧ツイッター)では「#石丸伸二」が連日トレンド入りする注目度の高さ。この展開にニンマリなのが、切っても切れない間柄のドトールコーヒーだ。 25日は「ドトール」もXのトレンド入り。石丸氏効果だ。というのも、石丸氏の選挙戦を物心両面で全力支援しているのは、後援会長に就いたドトール創業者の鳥羽博道名誉会長。告示以降の石丸氏はヒモ付きなのを隠すどころか、アピールに余念がない。第一声直後にカメラの前でワッフルをパクつき、「これ、ドトールなんですよ」と宣伝に汗をかいていた。過去のX投稿でも看板商品の写真を唐突にアップしたこ
家計の味方にまたしても異常事態だ。 牛肉に続き、割安感のあった豚肉まで高騰している。農林水産省畜産局の食肉鶏卵課によると、疾病などの影響で欧州での豚肉の生産が落ち込み、現地価格が上昇。そこに円安が重なり、輸入豚肉の国内卸値が1年間で2割から4割ほど上昇しているという。さらに困ったことに、外国産の高騰で国産品への切り替えが進み、需要が高まったため国産豚肉の価格も上昇しているのだ。 家計への打撃はそれだけではない。鶏肉の価格も上昇している。中東などで需要が高まり輸入鶏肉の相場が押し上げられ、円安も重なったことで、直近で安値だった昨年12月と比べると、国内卸値が約10%上昇している。 現在、価格が安定しているのは国産の鶏肉のみ--という状況だ。庶民の味方だった輸入豚も、輸入鶏も、軒並み値上がりしてしまった。 食肉の高騰で影響が避けられないのが飲食業界だ。外食ジャーナリストの中村芳平氏は「小さな飲
こんな万博は嫌だ──。さすが「お笑いの本場」とでも言おうか、来年の大阪・関西万博が大喜利ネタのような惨状に陥っている。 万博協会は24日、会場の夢洲から噴出するメタンガスなどの安全対策を公表。今年3月に会場西側のトイレ工事現場で発生したメタンガス爆発事故を受け、換気設備の設置やガス濃度の測定・公表などの対策を打ち出した。 協会の担当者は会見で「基本的には発表した対策はかなりレベルの高い、フルスペックのもの」と胸を張ったが、まだ対策不備の問題もある。ニオイだ。 爆発事故があった夢洲1区は廃棄物の埋め立て地。メタンガスのほかに硫化水素などが地下から発生している。無臭のメタンガスに対し、硫化水素は「タマゴが腐ったニオイ」だ。くっさいウンコの原因でもある。 万博協会の資料によると、夢洲1区に設置されているガス管26カ所でメタンガスなどを測定したところ、14カ所で硫化水素を検知したという。計2590
<1対1のハメ撮りをさせてくれる子を探しています。お手当は7~10万円です> 同人AVの監督兼男優は、SNSにこう投稿して出演者を募っていた。 アダルトビデオを撮影するための必要な書面を交わさずに女子高生(16)と性行為をし、その様子を撮影したとして、映像制作会社代表の塩田拓海容疑者(24)が22日、AV出演被害防止・救済法違反と児童福祉法違反の疑いで警視庁少年育成課に逮捕された。 塩田容疑者は大学3年の頃から個人で制作する「同人AV」の撮影を始め、趣味と実益を兼ねて「ハメ撮り」で金を稼げたらと考え、「FC2」や「マイファンズ」に作品を次々と投稿。2022年2月から24年6月までの2年5カ月の間にFC2で1800万円、マイファンズの投稿を合わせると、2200万円を荒稼ぎしていた。一方、女子高生は「2.5次元アイドル」にはまり、ライブチケット購入など推し活の費用が必要となり、出会い系サイトに
会いに来たぞ! 百合子──。3選を目指す東京都知事選(7月7日投開票)で、小池知事がようやく初めて街頭に立ったのは八丈島。初当選した8年前も告示翌日にかの地で演説したとはいえ、大勢の聴衆を避ける「ステルス作戦」は海をも越えた。船で揺られること10時間半、日刊ゲンダイ記者は現地に向かい「会いに行けない知事」を追った。 ■フリー記者の問いかけに「つばさの党の人?」 22日午後1時、15人ほどの報道陣が待つ中、SPらを従えた小池知事が空港に到着。約1分の歓迎セレモニーで花輪をかけてくれた子供たちと記念撮影を済ませると、フリー記者の「ヤジが嫌で八丈島ですか」との問いかけに「つばさの党の人?」と捨てゼリフを吐き、そそくさと車に乗り込んだ。 向かった先は八丈島乳業運営の牧場だ。くしくも同じ名前の乳牛「ユリコ」に島特産のアシタバを与え、「あーすごいすごい、百合子がユリコに」と満面の笑み。質疑応答の機会は
ほどなく戦後79年を迎えるが、平和国家としての歩みは年を経るごとに危うくなっている。県民の4人に1人が犠牲となった沖縄では、惨禍を生き抜いた高齢者が晩発性PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみ、社会問題の根っこには戦争トラウマの世代間伝達が潜んでいるという。にもかかわらず、米国主導で自衛隊の南西シフトは進み、在日米軍との一体化が加速。住民の不安は置き去りだ。戦火は沖縄に何をもたらしたのか。6月23日の慰霊の日を前に、心の傷に向き合う医師に聞いた。 ◇ ◇ ◇ ──2011年の沖縄精神神経学会で戦争体験者の晩発性PTSDを報告されました。長い年月を経て発症することから、そう名付けられたそうですね。 縁あって2004年に沖縄に移住するまで、青森県弘前市の病院に勤めていました。数えきれないほどの精神鑑定を行い、検察からの依頼で起訴前鑑定をしたり、過労性うつ病で自殺した方の労災認定に関する
東京都知事選(7月7日投開票)の初日(20日)、現職の小池知事は「第一声」を都庁近くの選挙事務所で済ませる異例のスタート。この短期間で早くも「7つのゼロ」ならぬ「7つのウソ」をついている。 ①公務はスカスカ 小池氏は「公務優先」で街頭活動を控えているが、初日の公務は午後2時30分から渋沢栄一邸宅跡地に建てられたビル「日証館」(中央区)と、都市緑地「大手町の森」(千代田区)の視察のみ。21日も毎週金曜の定例会見をこなしただけとスカスカで、“忙しい合間”を縫って、わざわざ自ら選挙事務所に出向いて「江戸消防記念会」から推薦状を受け取っていた。「公務そっちのけ」だ。 ②選挙妨害のトラウマ? 告示日の街頭活動を見送った理由について、4月の衆院東京15区補選での選挙妨害事件に触れ「4月のあの第一声は、あまりにもプレッシャーが大きかった」とトラウマをにおわせた。身の危険を感じていたはずだが、補選の選挙戦
20日告示された東京都知事選。3選を狙う“伐採女帝”小池都知事は、神宮外苑に続き葛西臨海水族園(東京・江戸川区)の伐採計画も着々と進めている。2028年の新水族園リニューアルオープンを予定しているこの改修計画。本館こそ保存されるものの、「水辺の自然」と呼ばれるエリアの樹木を伐採したうえで新館が建設される。都によると、計画敷地にある樹木1700本のうち、600本が伐採され、800本が移植、現地保存されるのは300本のみ。貴重な自然環境が損なわれるという批判が相次ぐ中、改修工事のため5月20日に同エリアは閉鎖された。 ◇ ◇ ◇ 大粒の雨が降る6月18日、記者が水族園に訪れると「水辺の自然」エリアの入り口にはフェンスが設置されていた。まだ重機などが入っている様子はないが、かつて多くの人でにぎわった場所は静まり返り、降りしきる雨音だけが響いていた。 記者は閉鎖される前日の5月19日に現地を訪
敵の「本丸」に殴り込みだ。都知事選2日目の21日夕、蓮舫候補がJR八王子駅北口で街頭演説。小池知事を支援する自民党の萩生田光一都連会長の地元で猛烈な「萩生田百合子」口撃を展開した。 応援弁士には立憲民主党前参院議員で旧統一教会問題を追及してきたジャーナリストの有田芳生氏が参戦。こぶしを振り上げ「駅の反対側に旧統一教会の立派な施設がある。そこに2年前の参院選が始まる直前」と語り出すと、聴衆から「ハギウダ!」と大歓声が。呼応するようにこう続けた。 「自民党の女性候補を連れて入り、大きな問題になった時、なんと言ったか。『知らなかった』。冗談じゃありませんよ!1991年に八王子の市議になった時から統一教会とは深い関係。今はズブズブの関係ですよ。あの施設には文鮮明教祖夫妻の写真がちゃんと張ってある。知らなかったとは言わせない」 矛先は萩生田都連会長と手を握った小池氏にも向かう。 「8年前は自民党都連
もはやゴリ押しの上を行く強権ぶりだ。厚労省は20日、12月2日に予定している現行の健康保険証廃止に向け、マイナカードの利用促進の一環として利用率を増やした医療機関に支給する一時金を倍増する方針を固めた。さらに当初5~7月末だった「利用促進強化月間」を8月末まで延長するという。 現時点の一時金は最大で病院が20万円、診療所や薬局が10万円。それが倍になるのだから、先月時点で利用率7%台にとどまるマイナ保険証を何としてでも使わせたい厚労省のやり口たるや、えげつないにも程がある。 現行の保険証の存続を訴える全国保険医団体連合会(保団連)事務局次長の本並省吾氏がこう言う。 「病院や薬局でマイナ保険証への切り替えを呼びかけるために厚労省がつくった『台本』が原因で、患者が『マイナ保険証しか使えない』と誤解する事例が発生しています。厚労省は窓口説明の不備のせいにしていますが、一時金を倍増したら、『早くマ
見苦しすぎる。 都知事選への候補擁立を断念した日本維新の会。これまで、無所属で立候補している石丸伸二・前広島県安芸高田市長(41)への推薦を模索したが、石丸氏本人に袖にされた。さらに、小池知事側にも「独自候補を出さない代わりに、来年の都議選で都民ファーストの会とのすみ分けを求めた」(都政関係者)ものの、ガン無視され、誰からも相手にされないダサダサっぷりを露呈しているのだ。 そこへきて、さらなる「ダサすぎ案件」が発覚。東京維新の会幹部が、他陣営への「支援禁止令」を出したのだ。ある維新関係者が言う。 「今月中旬にあった都連の会議で、幹部が厳しい口調で『今回はあくまで静観だ。他の陣営の支援は絶対にするな』と発言したのです。かなり強い口調だったので、皆、違反したら処罰対象になると受け止めている。最悪の場合、除名もあると囁かれています」 一般的に、選挙で政党が公認候補を立てず、推薦も出さない場合、自
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
小池都知事にエジプトからの援軍だ。来月7日投開票の東京都知事選に向け、20日の告示を前に元側近の小島敏郎氏が18日、学歴詐称の疑いがあるとして小池知事を公選法違反(虚偽事項の公表)罪での告発状を東京地検に提出。その会見の場に小池知事の卒業を認めるカイロ大の元幹部が“乱入”したのだ。 小島氏は今年4月発売の「文藝春秋」で、小池知事の「学歴詐称工作に加担してしまった」と懺悔の告白。選挙公報に「カイロ大卒」と記すのを待たず告発したのは「選挙期間中だけ黙っていればいいのか」(小島氏)と、今回の選挙公報から「カイロ大卒」の学歴を消す事態も想定したためだ。 会見では、小池知事のカイロ大卒の肩書は50年近く世間に流布され、本人は都議会で質問されても答弁を拒否するなど意図的に放置し訂正もしなかったことが、公選法の虚偽事項の公表に当たると説明。現時点でも公選法違反に問えると判断し、小池知事の出馬表明を待って
「#萩生田百合子」──。「立憲共産党」よりもインパクト大のパワーワードが連日のトレンド入りだ。東京都知事選(7月7日投開票)の告示まで、あと1日。ステルス支援で政党色を薄めても、現職の小池百合子知事のバックには自民党、ひいては裏金2728万円の萩生田光一都連会長が控える。SNSでは〈小池を選ぶと、もれなく萩生田が付いてきます!〉などとハッシュタグ運動が吹き荒れ、倒錯タッグの是非が争点に浮上してきた。 ◇ ◇ ◇ よほど学歴詐称疑惑を追及するフリー記者を「排除」したいのか、小池知事は18日午前、異例のオンライン会見で公約を発表。「保育料無償化の拡大」「無痛分娩への助成」など出産・子育て支援の「チルドレンファースト」を掲げた。 一方、蓮舫参院議員も同じ日に公約発表をブツけた。少子化対策は「貧困家庭の支援拡充」を強調するなど小池知事とは対照的で「7つの約束」を打ち出した。8年前の初当選時に小
衆院事務局33年、参院議員12年と、半世紀近く政治のど真ん中にいた。宮沢喜一首相から「永田町のナマズ」と、皮肉なニックネームをつけられたこともある。不名誉の言い訳に私が衆院事務局時代、内閣機密費に「仕事」として関わったことを話しておく。 多くの人たちは、昔から内閣機密費が大量に政党や政治家に流れて、政治を動かしてきたと思っている。内閣機密費がそうなったのは、昭和41年ごろからだった。理由は米・ソ冷戦下で、本来の機密費の役割である安全保障のための対外情報の収集や対応は、米国がやっていたからだ。 佐藤栄作内閣が「戦後政治の終局」ということで、韓国との国交回復対策に韓国の政界・財界・マスコミに巨額の費用を使った。予算がなく政府が銀行から借金をした。昭和40年だった。借金の返済や対外対策に昭和41年度予算で、内閣と外務機密費を大幅に増大した。それまで自民党政権の国会対策の経費は、政権派閥の裏金が主
官界通(以下=官) 自動車を量産するために国が型式を認定する「型式認証」を巡って、多くの自動車メーカーが不正を行っていたことが判明したが、最大手のトヨタ自動車の豊田章男会長の発言が霞が関や永田町で波紋を呼んでいる。経済界ではどうかね? 財界通(同=財) 6月3日の国土交通省による不正に関する発表を受け、豊田会長が緊急会見したときの「不正って、撲滅は無理」という発言だな。 官 そうだ。確かにどの分野でも不正はいくら作業を見直してもなくならず、本音としてはその通りだろう。でも、最高責任者が「撲滅は無理」と言ってしまったら、再発防止への組織の規律の維持が難しくなる。 政界通(同=政) それはそうだ。もし、首相が「選挙違反の撲滅は無理」と言ったら「リーダーとしての決意がゼロ」と猛批判を受け、辞任を迫られる。 ■「豊田さんらしい」という声もあるが 財 豊田会長は真面目で本音を語る人だから、経済界では
東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)への3選出馬表明から2日後の14日の小池百合子知事(71)の定例記者会見。都庁クラブ詰め記者らの質問は毎度のゆる~い内容だったが、それでも記者らの関心は、選挙戦においての自民党との関係性や支援体制に集中した。これに小池知事は「保守の方々の支援は大変心強い」などと真正面から答えず、笑顔の裏で「自民隠し」に必死だ。 確かに自民党は、小池知事の足を引っ張っている。中でも“アキレス腱”は東京都連の萩生田光一会長だ。 「ある政党が継続的に知事選の情勢調査をやっている。自民党都連が会議で小池氏の支援方針を決定し、萩生田会長が報道陣のぶらさがり取材で『小池氏が出馬するなら支援する』と明言した日に、それまで蓮舫氏に10ポイントほどリードしていた小池氏の数字が、4~5ポイント下がってしまったそうです」(永田町関係者) あの萩生田発言は、ネットはもちろんのこと、テレビ
6月26日の株主総会と取締役会で正式決定するのが、フジテレビの役員人事。今回の新人事発表で話題になったのが、「愛という名のもとに」や「東京ラブストーリー」など、1990年代のトレンディードラマをヒットさせた大多亮専務取締役の関西テレビ社長就任だが、物議を醸しているのが、御年86歳の日枝久氏の取締役相談役の留任だ。 日枝氏は1961年に早稲田大学教育学部卒業後、フジに入社。労働組合結成に奔走し、組合の書記長に就任。1980年5月に42歳の若さで編成局長に抜擢され、1980年代の黄金期をけん引した。88年にフジサンケイグループ初代議長・鹿内信隆の長男、春雄氏が死去後、日枝氏は社長に。2001年には会長に就任し、長きに渡り“ドン”として君臨。17年に相談役に退くも、いまだその椅子に座り続けていることに、現場からは懸念の声が多く聞かれる。かつて、株主総会で「日枝やめろ!」と怒号が飛び交ったほどで、
東京都知事選(来月7日投開票)は告示(20日)まであと1週間。じらし戦術を展開した現職の小池百合子知事が12日、ようやく出馬を表明した。2期8年の評価が問われる中、学歴詐称疑惑を再燃させたこの人に、劇場型都政の真相を聞く。元側近が垣間見た女帝のウラの顔とは──。 ◇ ◇ ◇ ──環境省の局長時代から小池知事に仕えた立場から見て、彼女にどのような印象をお持ちですか。 ひと言で表せば「優れた女優」です。その時々の課題に合わせ、一生懸命に取り組んでいるようにみせるのは本当にうまい。本心は全く違っても、心の底から真剣にやっているように振る舞える。その演技力、自己プロデュース能力は優れています。しかし、それと、政策を深く理解する能力は、また別です。 ■信念がないから政策は人気取りの手段 ──小泉政権の環境相時代は「クールビズ」で、メディアの注目を集めました。 「カイロ大卒、しかも首席」で、メディ
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『日刊ゲンダイDIGITAL』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く