デイヴィッド・ベネター(David Benatar, 1966年12月8日 - )は生命倫理を専門とする倫理学者・哲学者。南アフリカケープタウン大学哲学科教授。 著書 "Better Never to Have Been : The Harm of Coming Into Existence" (『生まれてこない方が良い: 存在し始めるという災難』)で展開した反出生主義(Antinatalism)の擁護で最もよく知られている。 生まれてくることはその本人にとって、常に災難であり、それゆえに子供を生むことは反道徳的な行為であり、子供は生むべきではない、と主張する。 子供を生むことは、多くの動物がそうしているように単に何も考えずに性的欲求を満たすための行動である性行為の結果として引き起こされている現象であるか、または生む側の欲求を満たすために引き起こされている現象であるか(例えば子育てしてみた