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先日、東京都で210ベクレル/リットル(1リットルあたり210ベクレル入っているという意味)の放射性ヨウ素(I-131)が水道水中に検出されたと報道された。基準値の100倍とか1000倍が検出された・・・と聞けば確かに、「マジやばくない?」と感じるのも仕方がない。 この不安を取り除くためには、ぶっちゃけ逆にどれくらいだと問題になるかを理解するとよい。 マジで問題になる濃度は、牛乳と幼児食と飲料水に関しては、ズバリ100キロベクレル/リットル(Generic action levels for foodstuffs)である。 つまり、かなり小さなことを、勝手に大きくとらえて不安になっているのである。 例えば、 ① 「線路内でエンストして動けなくなったら、猛スピードで突っ込んでくる電車にぶつかってしまうかもしれないので、車に乗らない方がいいですか?」 ② 「単身赴任の夫がスイカの種を間違えて1
親猫が子猫を運ぶ時に襟首をくわえると、子猫は静かにしている。確かに診察室で野良猫と挌闘する時、襟首を掴むと柔道の袈裟固めではないが、猫から“1本勝ち”を取りやすくなる傾向がある。襟首は痛みの感覚が鈍いようだから理に適っている。この"袈裟固め原理"を使って猫をおとなしくさせる画期的な方法があるという。 ClipnosisとはClip(クリップ)+Hypnosis(催眠)という意味を含めた造語で、無理やり日本語に翻訳すると「クリップによる不動化法」だろうか… オハイオ州立大学獣医学部の先生(Dr. Buffington)とフランスのSainte-Foy-Les-Lyonの動物病院の研究グループによると、健康な猫(13頭)と特発性膀胱炎の猫(18頭)を使って、クリップで猫を不動化することが効果的かどうかを検証した。 結果は健康な猫の92%と特発性膀胱炎の猫の100%に効果があったという。また一般
神秘的な猫の行動といえばやはり「ゴロゴロ」だろう。「ゴロゴロ」といってもランチ前のOLの腹部から出る音ではない。あなたの膝の上に座る時や食事をしている時など猫が「快適」と感じる時に出す喉鳴らし(Purring)である。 あの「ゴロゴロ」はいったいどうやって「演奏」されるのか知りたい猫ファンは数多いだろう。 ゴロゴロと喉を鳴らす音は「声帯を空気が通過する結果ではなく、気管と横隔膜の筋肉の共鳴による咽頭の振動である」とDr. Houptは説明しているが、他にも喉頭質皺壁(こうとうしつしゅうへき)という仮声帯が振るえているのではないか?(麻布大学獣医学部 武藤教授)、大動脈が振るえているのではないか?あるいは舌骨が振動しているのではないか?などいくつか通説が提唱されているが残念ながら明確なエビデンスはない。 本来「ゴロゴロ」は子猫と母猫がコミュニケートするために使われていた。つまり目も開かず、聴
「猫の特発性膀胱炎」を特捜せよ!~猫のストレスを最小限にする10の法則とは?~ | はぐれ獣医 純情派~異論!ワン論!Objection!~ 猫の特発性膀胱炎(FIC:Feline Idiopathic Cystitis)は原因がわからない膀胱炎を指します。ヒトの間質性膀胱炎(患者の90%が女性)と病態が似ていると言われており、人医領域においても原因は解明されていません。ウイルス、食事の種類(特に多くのミネラルを含むドライフード)、ストレス、肥満(罹患した猫はオーバーウェイトの傾向が強い)、遺伝的要因(特に長毛種)などの要因が関連していると考えられています。中でも特にストレスが症状を悪化させる誘因になると考えられており、過去の報告でも攻撃的な猫と生活している猫に特に多いということが分っています。 どんな症状が出るのか? ・尿が出にくく(完全に出ないわけではない)、何回もトイレに行く。または
教科書には書いてない猫下部尿路疾患~臨床家が知っておくべき戦略的治療~ | はぐれ獣医 純情派~異論!ワン論!Objection!~ 月刊「CLINIC NOTE(クリニックノート) 」 2006年12月号 はじめに 猫下部尿路疾患(FLUTD)において尿閉を惹起する尿道プラグの主成分は全てがストラバイトではありませんが,尿道閉塞に関係するリスクファクターが最小限になるよう計画する必要があります。スタンダードな治療では太刀打ち出来ない難治性症例に遭遇するケースも少なくありませんが、そのようなケースにおいていくつかの“引き出し“を用意しておく事は重要なことです。今回は猫の尿閉の戦略的な治療と題して,文献などで発見した,教科書には載っていない方法をご紹介します。 戦略的治療その1 尿を酸性にする 猫で最も一般的な燐酸塩類の結石(ストラバイト尿石など)は尿pH7.0以上のアルカリ状態が持続するこ
「猫とアロマセラピー」を特捜せよ!~驚愕の事実がついに明らかに!~ | はぐれ獣医 純情派~異論!ワン論!Objection!~ はじめに アロマセラピー(Aromatherapy)は女性に人気で、デパートの売場では好みの香りを探す女性の姿もよく見受けられます。お肌が気になる女性にとってアロマライト、アロマポット、ディフューザーなどを利用して芳香浴を楽しむことはストレス発散に繋がるのでしょう。今回はそんなアロマセラピーと猫の関係に注目してみました。 アロマセラピーとは? アロマセラピーは「Aroma(芳香)」、「Therapy(療法)」を意味し、特定の芳香植物(ハーブだけでなく、木部や樹脂なども使用します)から抽出されたエッセンシャルオイル(精油)を使って行う療法です。アロマセラピーは、身体的な側面からだけでなく、精神的あるいはスピリチュアルな側面からホリスティックにアプローチをする代表的
サルナシ科(マタタビ科)の蔓性落葉低木であるマタタビ(学名:Actinidia polygama)の葉や茎、果実に含まれるある成分が猫科動物の大脳、脊髄、延髄を麻痺させ陶酔状態にさせることはよく知られています。猫科動物の中枢神経を麻痺させ、性的快感を覚えさせるその成分が「マタタビラクトン」と「アクチニジン」であるということが大阪市立大学の目(さかん)教授の研究グループによって科学的に立証されています。 猫科動物でも「大人」の猫やトラやライオンなどに「マタタビ」を与えると酔っぱらったように興奮作用(マタタビ反応)を示し独特の反応(マタタビ踊り)を示します。個体差はありますが、雌よりも雄の方が反応しやすいようです。しかし不思議なことに子猫や子ライオンなどは興味を示しません。去勢手術を受けた猫の一部もあまり興味を示さないので、ある程度成熟した猫に対しての媚薬効果だと言えます。 中国原産のキウイフ
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