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大谷翔平
blog.goo.ne.jp/gooogami
[註記追加 15.10][文言追加 24日 9.41][註記追加 25日11.17] 東北のある県知事が、「津波に襲われた狭隘な海岸縁の一帯以外に平地がなく、仮設住宅を建てるにしても、山を切って造成しなければ敷地が確保できない」というようなことを語っていました。 おそらく「建物は平地・平場でなければ建てられない」、あるいは「傾斜地は平らに造成するものだ」、という考えが「常識」になって染み付いているのだと思われます。 たしかに、鉄骨の仮設住宅、通称プレファブを何棟も並べるには平地がいい、と言うより、仕事が楽です。 しかし、「山を切崩し平地をつくる」という発想は、重機万能の時代の発想に思えます。 もし重機がなかったなら、どうするのでしょうか。人力で山を切り崩して平地をつくるのでしょうか? 昔だって、とりあえずの建屋を建てなければならない、という状況はあったはずです。 そのとき、平地がないからだ
[文言更改 7月10日0.25][文言追加 7月10日0.43] はなばなしく開業した地下鉄「副都心線」の「小竹向原」駅での「混乱」は相変わらず続いているらしい。 要は、その駅で、東武線、西武線そして地下鉄線が地下鉄「有楽町線」と「副都心線」とに分岐する、その分岐の仕方にあるらしい。言ってみれば、同一面上でポイントの切り替えでその分岐を差配しようという計画。 この期に及んでまだ地下鉄をつくること自体が私には不可解なのだが、それはさておき、こういう同一平面上で、ポイントの操作だけで列車の動きを操作する、という「設計」に、現代の設計「思想」を垣間見た気がした。 JR中央線には、快速線と緩行線(各駅停車)が並列で走っている。御茶ノ水で快速線:東京行と緩行線:千葉行とは分れる。 新宿駅のホームには、東京方に向って左側から番号がふられている。東京方面行の快速は一つのホームの両サイド7、8番線、高尾方
たびたび引用させていただいている 中村 達太郎 著「日本建築辞彙」の新訂版が刊行されました。 下が、その案内パンフレットの一部です。 註 原本は「いろは」順ですが、この本では「五十音」順に編集されています。 「日本建築辞彙」については、「語彙に見る日本の建物の歴史」 に謂れを書きました。 日本の建築で使われてきた用語は、まずほとんど網羅されているのではないでしょうか。 初版は明治39年。 20年ほど前、筑波の古本市で、何と500円!で購入したのは、昭和4年版です。それほどのロングセラー本だったのです。 その外観が下の写真。ボロボロになりつつあり、触るのがこわい。 [註記追加 16日 9.34] 号外の補足を追加します。 簡単な日本の建築の歴史年表。以前にも載せたと思います(下註)。 註 http://blog.goo.ne.jp/gooogami/e/204452a7d2d6f4e9b3c
「在来工法」という呼び方は、今ではごく普通に使われている。 では、「在来」という語は、どういう意味なのだろうか。 辞書によれば、「在来」とは『これまで普通に行われてきた(ものである)こと』とある(「新明解国語辞典」)。 この解説は、この語に対して、人が通常理解する意味と変わらない。 したがって、人が、これまでの普通の日本の木造の建物は、すべて「在来」であると理解して決しておかしくない。 ところが、建築用語としての「在来工法」の「在来」は、辞書の、そして常識的な理解とはまったく異なる。 1960年代、北米から導入された「新来」の「枠組工法:2×4工法」に対して、「木造軸組工法」を区別するために、「在来」の語が使われるようになったのである。 けれども、「枠組工法」に対しては「軸組工法」で十分区別できるわけだから、ここであえて「在来」と呼ぶことにしたのには、別の理由があったと考えられる。 日本の
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