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大谷翔平
blog.goo.ne.jp/suzu-nari
統計学については、品質管理を初めとして、医学、薬学、農学、心理学、経済学、等々の広い領域における沢山のテキストや解説書が書かれている。統計ソフトウェアの解説書は山積みである。統計学の数学的な専門書もある。しかし統計学について論じた本は非常にすくない。これは、時空に関する物理学、進化論、分子生物学、最近では複雑系などについて、その研究の歴史や哲学的意味が大いに論じられているのと対照的である。統計学はあくまでテクニックとして行うものであって、論ずるものではないと考えられているかのようだ。 しかし、人類の知的な探求の営みとして考えると、統計学には非常に興味深い特徴がある。まず、統計学的な認識は歴史的にかなり遅れて生じている。例えば、折れ線グラフや棒グラフなど、データのごく素朴な図示の方法だが、18世紀にイギリスのPlayfairが発案したものである。二つの変数の関連を示すごく基本的な指標である相
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