8日に行われたJ1参入プレーオフ決定戦で磐田に敗れ、東京VのJ1昇格を果たせなかったロティーナ監督。9日朝には退任が公式にリリースされ、クラブハウスには大勢のサポーターが集まり別れを惜しんだ。チームの解団式を済ませ、サポーターの前に立ったロティーナ師は、「この2年間、ありがとう」と言いかけ、声を詰まらせて目頭を押さえた。そして「私の願いは、同じ姿勢でチームを、クラブをサポートしていってほしい。この2年で近づくことができたところに届くために。偉大なクラブというのは、選手だけでなくてサポーターが作るものです。その点ではあなた方はとても偉大です」と語り、万雷のロティーナ・コールに送られクラブハウスを後にした。 その場面の前に、メディアに対し最後の囲み取材に応じた。ラ・リーガで豊富なキャリアを誇り、来日してからも常にヨーロッパの先端に目を配り続けたロティーナ師だが、一方でメディアに戦術を語ることは