まず、仕事において何よりも重要な事は、「生産性」を上げパフォーマンスを最大化させる事にあるという前提に立っています。 それは即ち、自身・組織・ともに働く仲間が気持ちよく働ける状況を作り上げる事と同義であるとしたうえで、本書ではそれを「1分間マネジメント」という手法を用いて、体現・体得する事を目的として書かれています。 著者が提唱する「1分間マネジメント」が、最大限の成果をもたらすうえで如何に効果的かつ実践的であるかについて、3つの秘訣「①1分間の目標設定」「②1分間の称賛」「③1分間の叱責」に沿って解説しています。 では、そもそも1分間マネジメントがどういったものかというと「最小限の時間で、部下から最大限の成果を引き出す存在またはその手法」というように本書では定義されています。 つまり、実際に部下に対してマネジメントを実行するために必要な時間は、1分間という必要最小限の時間さえあれば十分だ