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「長らく子役時代のイメージが抜けませんでしたが、20年6月号の『CanCam』で同誌史上最年長の表紙モデルに抜擢され、翌年に放送開始したNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』に出演するなど、見事再ブレイクを果たしました。契機とされたのは14年、カメラマンの桑島智輝氏と再婚したこと。桑島氏の写真が『大人の女性としての安達の魅力を引き出した』と評されましたが、昨年12月に離婚を公表しました」(スポーツ紙記者) 昨年、芸歴40周年を迎えた安達。その歩みの陰には、常に「一卵性母娘」と言われた実母・有里(66)の存在があった。 「“ステージママ”として知られた彼女は、後に自身もタレント業を開始しました。安達が最初の夫である『スピードワゴン』井戸田潤との間に長女を出産した06年には、ヘアヌード写真集を刊行。09年には激しい絡みのシーンもある官能DVDにも出演しました。600万円の全身美容整形を公言するな
日本の半導体産業は「世界から10年遅れ」と呼ばれる状況が続いていたが、2024年は2つの追い風を理由に「シリコン列島日本」の幕開けの年になるかもしれない。そう語るのは40年にわたって半導体業界を追ってきた泉谷渉氏だ。 ◆◆◆ 日本の半導体産業に2つの「追い風」 「半導体は今や世界の『戦略物資』とも言うべき存在だ。安全保障の要であり、我が国においても半導体産業は異次元の国家的支援の対象となる。現に2023年度の補正予算では2兆円もの金額を投入した」 自民党の幹部が唸るように呟いた言葉だ。
壮大な山の自然を感じられる登山やキャンプがブームになって久しい。しかし山では、「まさかこんなことが起こるなんて」といった予想だにしないアクシデントが起こることもあるのだ。遭難者の「生死」を分けるものは一体何なのか。 山で遭難し、生死の境をさまよった後に生還した登山者に羽根田治氏が取材した著書『ドキュメント生還』(ヤマケイ文庫)より、丹沢・大山(おおやま)で起きた遭難事例「低山で道迷いの4日間」を紹介する。(全2回の1回目/後編に続く) ◆ ◆ ◆ 祖父・母・妹と日帰りハイキングへ 早苗(仮名・24歳)が母親(49歳)と妹(22歳)、それに父方の祖父(86歳)の4人で丹沢・大山(おおやま)への日帰りハイキングに出かけたのは2006年10月15日のことである。 祖父の登山歴は50年以上で、海外登山の経験もあり、以前ほどではないにしろ、86歳になった現在もたまに山に登っていた。大山にもこれまで二
ギャンブル依存症は意志や根性ではどうにもならない、治療すべき病気である――。 そう語るのは、「ギャンブル依存症問題を考える会」の代表理事である田中紀子さんだ。田中さんは祖父、父、夫のギャンブルと借金に振り回される人生を送り、自分もまたギャンブル依存症になってしまった過去がある。 ここでは、ギャンブル依存症が引き金となった事件をまとめた田中さんの著作『ギャンブル依存症』(2015年刊行、角川新書)から一部を抜粋して紹介する。カジノがない国であるにも関わらず、「ギャンブル大国」となっている日本の実態とは――。(全2回の1回目/続きを読む) ◆◆◆ 20人に1人がギャンブル依存症の日本人 「病的ギャンブラー」は全国に536万人いると推計される──。 2014年8月に厚生労働省研究班の調査結果として発表された数字は、折りしもカジノ建設議論と重なり社会の耳目を集めました。 この数字は、前年(13年)
◆◆◆ 伊藤忠商事からニュージーランドにある森林木材事業の関連会社に出向していた30代の経理担当元男性社員が、12年から14年のあいだに約7億円を横領していた事件。架空の請求書を作成するなどして、会社の口座から自分の口座に資金を複数回送金させていた。 その全額をFX(外国為替証拠金取引)に注ぎ込んでいたが、社内監査が迫り、発覚は免れないと判断。自分から不正を会社に申告して懲戒解雇処分を受けている。 ©kimtoru/イメージマート その後、伊藤忠商事は、業務上横領容疑で警視庁に告発する方針を固めて、この事件を発表した。元社員は警視庁に逮捕されている。 エリートがはまる罠 最近は私たちの会に寄せられる相談ではFXに関するものがトレンドのようになっています。 FXをギャンブルにカテゴライズしていいのかという問題は別にして、FXをギャンブルに変えてしまう人たちがいるのは間違いないことです。 FX
対話型人工知能「チャットGPT」を開発したサム・アルトマン氏は、AIが人類を超えた後のことまで考えているという。AIブームを牽引する天才の思想を、作家の橘玲氏が解説する。 ◆◆◆ ディストピアをユートピアへ サム・アルトマンは1985年にミズーリ州セントルイスで生まれ、皮膚科医の母から8歳のときにアップルコンピュータをプレゼントされたことで、スティーヴ・ジョブズが「アイドル」になった。州内の私立学校を卒業したあと、スタンフォード大学のコンピュータサイエンス科に入学したが1年で中退、位置情報ベースのモバイルアプリを開発する会社を創業し、ベンチャー投資ファンドや暗号通貨「ワールドコイン」の発行を手がけたのち、イーロン・マスクなどから投資を受けた生成AIの開発企業「オープンAI」のCEOに就任した。 オープンAIはマイクロソフトと提携した対話型人工知能「チャットGPT」で近年のAIブームを牽引し
動物との共棲を目指して設立された「動物王国」で人気を集め、作家としても活躍した“ムツゴロウさん”こと畑正憲氏。23年4月5日に87歳で惜しまれつつこの世を去った彼の麻雀の腕前は相当なもので「10日間不眠不休で打ち続けた」こともあるという。ここでは『ムツゴロウ麻雀物語』(中公文庫)より一部抜粋。親交を結んだ阿佐田哲也氏らとの思い出を振り返る。(全2回の前編/続きを読む) ◇◇◇ 東京大学2年生の時に麻雀を覚えた 私は麻雀を、大学2年の冬におぼえた。これはオクテの方である。 満州じこみだと威張る父、寮で習いおぼえた兄が相手だった。私はルールブックを読みながらついて行った。たわいもない家族麻雀であり、一荘をこなすのに4時間かかったりした。 動物学科に入ってから、同級生5人が、すべて打てるので驚いた。さほど上手くはなかったが、実験のしこみをした待ち時間などにヘイを乗りこえて前の雀荘で遊んだものであ
今回、福島刑務所を視察したのには理由がある。あまり知られていないが、じつは2022年3月、ここで60代の男性受刑者が他の受刑者から集団で暴行を受け、死亡する事件が発生。地元誌「政経東北」によると、死亡した男性は脳梗塞の影響で失禁を繰り返していたが、同室の受刑者がこれに苛立ち、日常的に殴る蹴るの暴行に及んでいた。被害者は複数回にわたり転室を願い出たにもかかわらず、刑務官が放置したとも報じられ、事件に至るまでの対応も問題視されている。 福島刑務所は2000年代に受刑者の過剰収容が問題となった際、多数の職員を雇用したが、法務省はそれ故に刑務官への教育が不十分だったのではないかと考えた。杉が自ら足を運んだのは人材育成と指導のためだった。 「受刑者をきちんと見ていれば察知できるはずだろう。どれだけ仕事をおろそかにしていたのか……。見て見ぬふりしたことが、後で必ず問題になる。こういうことを言うと、みん
国民的アイドルグループの全員から愛され、長年苦楽を共にしたプロデューサーの死に駆け付けたメンバーたち。だがそこにあの男の姿はなく……。「SMAPを守ろうとした男」の願いは夜空ノムコウに消えてしまうのか? 再結成は“夜空ノムコウ”にしかないのか? 2月17日夜、世田谷区の斎場には多数の芸能人が訪れていた。芸能界関係者からの供花が故人の遺影を囲むように埋め尽くし、係員は「30年間でこんなに花が届いたのは初めて」と驚いていた。 その日営まれたのは、フジテレビ名物プロデューサー・黒木彰一氏の通夜。13日に白血病のため54歳の若さで亡くなった。参列したヒロミ、爆笑問題、キャイ〜ン、ベッキー、DAIGOは、黒木氏が担当した『笑っていいとも!』のレギュラーメンバーたちである。翌日の告別式にはタモリが参列した。 会場の外に報道陣が詰めかけたのには理由があった。あの国民的グループが“再集合”するのではないか
《山梨・同僚女性死体遺棄事件》「殴り続けていると動かなくなった」逮捕のストーカー男(35)あまりに身勝手な言い分「単身赴任で山梨に」「恋心を抱いていたが実らなかった」
〈“戦後史最大のミステリー”として、いまなお多くの謎につつまれる占領期最大の未解決事件「下山事件」〉。今年3月に「NHKスペシャル」で取り上げられ、あらためて話題を呼んだ。「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない」。祖父についての親族の証言を契機に「下山事件」に新しい光を当てた作家・柴田哲孝氏の著書『下山事件 最後の証言 完全版』(祥伝社文庫)より一部を抜粋して紹介する。(全2回の2回目/前編から続く) ◆ ◆ ◆ 祖父の後ろ姿を追っていた幼少期の記憶 かすかな記憶がある。 私は泣きながら、必死に祖父の後ろ姿を追っていた。 季節は、初冬だった。まだ生まれたばかりの弟が母の背に負ぶわれていた頃だから、私はおそらく3歳にはなっていなかったと思う。午前中の穏やかな日射しが、街並を淡い色に染めていたことを覚えている。 祖父の背中は遥か遠くにあった。私は、何かを叫んでいた。祖父の名
「何をしてたんですか、仙谷さんは! 言っておいたでしょう、私は日中関係を大事にする政治家なんです!」 2010年9月18日、菅直人総理は首相公邸で仙谷由人官房長官に怒りを爆発させました。尖閣諸島付近で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突してきた事件から11日後、前原誠司外相や福山哲郎官房副長官らに加え、佐々江賢一郎外務次官や齋木昭隆アジア大洋州局長、そして中国課長だった私も同席して、事件処理に関する協議を行いました。仙谷さんが黙って俯(うつむ)いていると、 「外務省は何をやってるんだ!」 菅総理の怒りは収まらず、矛先は前原さんのほか、外務省にも向けられました。ただ、中国漁船が海保の巡視船に故意にぶつかってきて逮捕相当と見なされたわけで、外務省に責任はありません。それでも総理の発言ですから、みんな黙っていました。 菅総理が「外務省には専門家はいないのか!?」とまた怒鳴ると、隅の方でスチール椅子
〈“戦後史最大のミステリー”として、いまなお多くの謎につつまれる占領期最大の未解決事件「下山事件」〉。今年3月に「NHKスペシャル」で取り上げられ、あらためて話題を呼んだ。「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない」。祖父についての親族の証言を契機に「下山事件」に新しい光を当てた作家・柴田哲孝氏の著書『下山事件 最後の証言 完全版』(祥伝社文庫)より一部を抜粋して紹介する。(全2回の1回目/後編に続く) ◆ ◆ ◆ 戦後史最大の謎「下山事件」 21世紀は、かつて遥か遠い未来だった。 だが、いつの間にか我々は、その時代を現実として歩み始めている。 気が付けば平成という年号も日常の隅々にまで浸透して久しい。同時に「激動の昭和」と呼ばれた時代は次第に過去へと押し流され、少しずつ人々の記憶から忘れ去られようとしている。 だが、けっして風化させてはならないものもある。 戦後の動乱が明
佐藤 「我々は全世界に同情されながら死に絶えるよりも、全世界を敵に回してでも生き残るために戦う」が、ホロコーストを経験したイスラエル国民の総意です。 イスラエルは、国家としての「自衛権」というより、ユダヤ人とイスラエル国家の「生存権」の行使としてハマス掃討作戦を展開しています。そう対応せざるを得ないのは、ハマスの方が、領土や利権をめぐる争いではなく、「ユダヤ人であるがゆえに地上から消滅させる」という「属性排除」の論理で動いているからです。ナチスと同じ論理で、イスラエルの乳児が意図的に殺害されているのがその証しです。ガザの病院での戦闘で乳児が巻き込まれたという話とは明らかに異なります。 佐藤優氏 ©文藝春秋 池上 イスラエル政府はその点をとくに強調して、「ハマスの行為は人道に対する罪だと知ってほしい」と訴えていますね。 佐藤 デーリー・テレグラフ紙(10月12日付)はこう伝えています。 〈イ
20~30代の女性が30年間で半減すると見込まれる744市町村を「人口戦略会議」(議長、三村明夫・日本製鉄名誉会長)が「消滅可能性自治体」と位置づけた。だが、センセーショナルな報道とは裏腹に、多くの知事の反応は冷静そのものだ。「消滅可能性自治体は一種のアジテーション(煽動)」と発言する知事もいた。 三村明夫・日本製鉄名誉会長 ©時事通信 各自治体はどのような対策をとっているのだろうか? 「(人口戦略会議の)レポートが出なくても承知はしている」(山梨県、長崎幸太郎知事) 「2年前に人口減少の予測値を県内の市町ごとに出した。いろんな現実を見て、県と市町が一緒になって、様々な対策を打っている。何もしていないと、えっという驚きをもって受け止めることになると思うが、今回は『そういうことでしょう』という数字」(愛媛県、中村時広知事) こうした淡々とした反応だけでない。愛媛県のように既に対策を取っている
20~30代の女性が30年間で半減すると見込まれる744市町村を「消滅可能性自治体」と位置づけた「人口戦略会議」(議長、三村明夫・日本製鉄名誉会長)。出生率が低くて人口流入に依存している自治体を「ブラックホール型自治体」と名づけた。人を吸い込んでしまうからである。全国で25の自治体がやり玉に挙げられたが、そのうち16は東京23区だった。 三村明夫・日本製鉄名誉会長 ©時事通信 豊島区は“消滅可能性都市”からブラックホールへ 「豊島区もですね、消滅可能性のある都市と前に名指しされて、当時の高野之夫区長(故人)が怒り狂われました。今の高際みゆき区長がその遺志をしっかり引き継いで今回脱却したかと思ったら、今度はブラックホールだと言われて、『いったい、何だ』というお気持ちなのだろうというふうに思います」 東京都の小池百合子知事が言う。当初は怒りを込めて説明していたが、あまりの事態に、発言している当
邪馬台国はどこにあったのか――。古くから続けられてきた論争に決着が付かない理由は、『魏志』倭人伝に記された地理的情報にこだわっていたからだと、歴史学者・桃崎有一郎氏は指摘する。そして、あることに注目すると結論が見えてくるという。 ◆◆◆ いわゆる邪馬台国論争(邪馬台国はどこにあったのか、という議論)は、詰んでいる。 当時は文字があまり普及していなかったので、「ここが邪馬台国だ」と書かれた遺物が出土する可能性は期待できない。遺跡や遺物は、複数の解釈を許すものしか出土せず、最後は文献の裏づけを援用しなければならない。 ところが、その文献史料での議論が詰んでいる。3世紀に成立した根本史料の『魏志』倭人伝には、「どこから、どちらへ、どれだけ進めば邪馬台国へ着く」という行程記事が明記されている。その通りに進めば邪馬台国に着くはずなのだが、着かない。現在の地理や、後代の遺存地名や、ルートの合理性などを
それでも、この土地を売りさばかなくてはいけない理由があった。 40年前、そこは1000万円のきれいな別荘地だった 40年ほど前、両親が別荘地として約1000万円でこの土地を購入した。当時はきれいに整備された宅地造成地だったが、その後、立地の悪さがたたって荒れ放題に。今思えば、悪質な原野商法に騙されたと思われる。 我が家の不動産。現在ではどこから自分の土地なのか、登記所で公図を見ないと分からない そんな一銭の価値もない土地だったので、家族の中で「九十九里浜に別荘地がある」という認識は持っていたものの、誰一人近づこうとはしなかった。 土地の存在自体が記憶から消えかけていたコロナ禍のある日、とある事情から我が家の“負動産”に注目が集まった。
関連することとして、日本人は社会での行いのレベルが非常に高いです。たとえばゴミ出しに関して、とても複雑で外国人にとっては難解なほどのルールを徹底的に守ります。ジョージアのお客さんが日本に来たとき、みんな口を揃えて言います――「街の清潔なことに驚いた。どんな国に行ってもこんなのは見たことがない」。極め付けが私の妻の発言です。「日本ではゴミさえ抱きしめられるわ」。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、何かいろんなことを集約している気がします。 日本人はとにかく基本的なレベルが高い 日本人は「普通の人」が普通でないくらいにすごい。基本的なレベルが高い。このことについて、もっと自信を持っていいと思います。 なんでここまでするのか、さまざまな分析ができると思います。実際にこれを読んでいる人も、脳裏で自分なりにあれこれと巡らせながら考えているのではないでしょうか。
イカ釣り漁船より大きいイカキング(イカの駅つくモール) イカキングを「復興のシンボルに」 だが、能登町は能登半島地震で被災し、イカキングも津波に浸水した。 今、「イカキングを復興のシンボルにしよう」という声がある。ただ、地元の住民の反応は鈍い。なぜなのか――。 「能登町といったら、イカキングじゃないですか。やっぱり見ておきたいと思って」 関西から来た自治体職員が2人、スマートホンでイカキングを撮影していた。 イカキングは災害派遣職員にとって気になる存在だ(イカの駅つくモール) 2人は能登半島地震の災害支援業務のために到着したばかりで、翌日から能登町役場で仕事を始めるのだという。 「その前に、ちょっとでいいから、どうしても見ておきたかったのです。あれだけのニュースになったので、同じ自治体の職員としては非常に興味がありました」と話す。 「あれだけのニュース」とは、どういうことなのか。経緯をおさ
日本映画のスタジオシステムが崩壊して以降、映画会社の社員になって監督を目指す道は絶たれた。いま日本映画界を第一線で支える映画監督たちには、8ミリ映画を自主制作し、才能を見出され、商業映画にデビューした者たちが少なくない。 そんな日本映画の「青春時代」を自身も自主映画監督である小中和哉が聞き手として振り返る、映画ファン必読のインタビューシリーズ開幕! (全4回の1回目/2回目に続く) ◆◆◆ 8ミリ作家たちはどのように日本映画界を変えていったのか その昔映画監督になるためには、映画会社に就職して助監督になり何年も下積みをするしかなかった。8ミリや16ミリフィルムによる自主映画は作られていたが、その作家たちがプロの映画監督になることはなかった。 その壁を打ち破って『ハウス』(1977)で大林宣彦監督が商業映画デビューし、『オレンジロード急行』(1978)で大森一樹監督が続いた。そして80年代に
秋山 外で遊ぶのが好きで、髪は短かったですし少年でした(笑)。当時はJリーグが流行っていて、サッカー選手になりたくって。そんな時に今の事務所にスカウトされて「サッカーじゃなくていいや」と芸能界に入りました。人と違うことをやるのが好きで、中学でもみんなが紺のコートを着る中、一人だけ白のコートを着て、ピンクのマフラーをしてました。 ーー「仮面ライダーアギト」のヒロイン役に決まったのは中学3年生の頃ですね。 秋山 中学3年でそろそろ受験だからとこれを最後に一回仕事を休もうというタイミングで受けたのがアギトのオーディションでした。 オーディションの日は朝からモデルの仕事があったので変にテンションが高くて、オーディションでもとにかくしゃべり倒していて、幼馴染の恋愛事情までしゃべっていたのを覚えてます(笑)。後日、マネージャーさんから合格したと聞いて。それで受験前に仕事を辞めるという話はなくなり、仕事
富山は、路面電車の町だ。 東京から北陸新幹線に乗って、その路線名の通りの北陸の地にやってきて、最初に迎える県都のターミナルは富山駅である。最速達の「かがやき」ならば、長野駅の次が富山駅。そのあとは金沢駅で、今年3月に延伸した区間でも停車駅は福井、敦賀。だから、富山駅は押しも押されもせぬ北陸新幹線の主要ターミナルのひとつといっていい。 しかし、同じ北陸三県の県都、金沢や福井と比べてみると、どうだ。申し訳ないけれど、どことなく地味な印象が拭えない。もっといえば、金沢といったら加賀百万石に兼六園や21世紀美術館、福井ならば恐竜など、訪れたことがない人でもピンとくるものがある。
ついに貨物列車に乗る! 隅田川駅を見学した前日の11月12日月曜日。記者はJR貨物広報室長の山田哲也さんと土浦にいた。昼過ぎに着いて食事をしながら貨物鉄道を取り巻く社会状況を解説してもらい、駅の改札口で隅田川機関区副区長の堀田真樹さんと待ち合わせた。 堀田さんは柔道選手のような堂々たる恰幅で、頭には昔のSLの機関士のようなカッコイイ帽子を被っている。我々三人は、これから常磐線を走る貨物列車に添乗して隅田川駅に向かうのだ。 貨物列車には乗務員以外の人間は乗ることができない。よもやこの人生で乗れるとは思っていなかっただけに、喜びは大きい。恥ずかしい話だが、添乗が決まってからの一週間で、自分が貨物列車に乗っている夢を2度も見た。 JR東日本の土浦駅の東側に隣接してJR貨物の土浦駅がある。着発線と留置線が一本ずつあり、その間はコンテナホームが広がっている。宅配便や近くにある食品メーカーの商品などを
「お金をもらって仕事でやるのと同等のクオリティできっちり取り組み、睡眠を削ってまでやる。これは外国の人間からしたら、まったく信じられないことです」 駐日ジョージア大使で親日家のティムラズ・レジャバ氏が、テレビ番組『欽ちゃんの仮装大賞』を見て気づいた「日本人の素晴らしさ」とは? 新刊『日本再発見』(星海社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目/前編を読む) 『欽ちゃんの仮装大賞』はなぜ日本人にしかできない? ©時事通信社 『欽ちゃんの仮装大賞』のために努力できる日本人はすごい 私は年末年始のテレビ番組が好きなのですが、『欽ちゃんの仮装大賞』では芸人やタレントではない一般の素人の方々がとんでもない発想で力を合わせて出し物を披露しますよね。仮装を発表したあとのインタビューでは「会社が終わったあとに毎日みんなで練習して……良いものが作れたなって」などと言って声を詰まらせて涙を流したりします
逮捕されたアムウェイ会員は何がダメだった? 京都で2人の会員が特定商取引法違反で逮捕されたのだ。 逮捕された公務員の男は、マッチングアプリで知り合った女性に対してエステをしないかと持ちかけ、会員が借りていたと思われるマンションに誘導。施術後に化粧品の購入を勧め、「会員になれば安く買える」などと言って、アムウェイの会員になるように勧誘したという。 このケースでは、 ・勧誘の目的を告げずに勧誘を行う、いわゆる「ブラインド勧誘」 ・公衆の出入りのない場所での勧誘 を行ったことが禁止事項に当たったとみられる。 女性はその場で契約をさせられたが、翌日になって京都府警に相談に行った。府警には同様の相談が数十件寄せられていたことから、逮捕につながったのだ。
都会に住んでいる人の偏見をさらけ出すと、“村”というのは田舎に行けば行くほど多くなるものだと思っている。村のほとんどは一面の田園地帯か、それとも山奥か。ふだん、“村”に触れる機会がほとんどないのだから、そういうイメージを抱いても無理なかろう。 だから、たとえば北陸。金沢や富山といった大都市は馴染みがあるが、それ以外には小さな村がいくつもあるんじゃないか、などと思ってしまう。平成の大合併で多くの村が姿を消した、などと言われてもピンとこない。北陸の山間集落や広大な田園は、都会人の抱く“村”のイメージにピタリ合う。 ところが、調べてみると北陸三県、すなわち富山・石川・福井の中で、村はたったひとつだけだという。 北陸唯一の村は、富山県中新川郡舟橋村。地図で見ると、富山市街地から東にだいたい9kmくらい。富山平野の真ん中、西側に常願寺川が流れる田園地帯の村らしい。このあたりは、都会に居ながらにして思
「一般の人たちがこれほどまじめでなければ、日本の経済的な繁栄は成し得なかったでしょう。日本は根幹がしっかりしているのです」 駐日ジョージア大使で、日本企業にも務めたことがあるティムラズ・レジャバ氏が語る「日本人の素晴らしいところ」とは? 新刊『日本再発見』(星海社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む) 駐日ジョージア大使が驚いた「日本人の性質」とは? 写真はイメージ ©getty 「普通の人」のレベルが普通ではない国・日本 日本人は社会構造的に、富裕層でも貧困層でもない「中間層」が厚いと言われています。これは非常に立派なことです。もちろん日本の政治家もみなさん力を尽くしてがんばっておられますけれども、一生懸命に働いている、まじめでウソをつかず、プロフェッショナル精神を持つ中間層の人たちこそがもっとも尊い存在だと思います。 そういう人たちが「普通の人」として当たり前にい
40歳の主婦・茜はある日、中学時代の塾講師・今井が彫刻家になったことを知る。しかし彼が発表した上半身裸の少女の彫像が、同じ塾に通っていた親友・紫がモデルなことに気づいてしまう。26年前、14歳の紫と今井は「恋愛」をしていた――。 連載2周年を迎えた渡辺ペコさんの漫画『恋じゃねえから』は、「創作と加害」の問題をリアルに描き出して読者を毎月ザワつかせている。 読者の心を揺さぶるポイントの1つは、主人公が40歳で、14歳の時の後悔を取り戻そうとしているリアリティだ。著者の渡辺さんも「忘れられない後悔」があるという。そして渡辺さんがSNSをやめた理由も、そこからまっすぐ繋がっていた。 「恋じゃねえから」©渡辺ペコ/講談社(以下同) ◆ ◆ ◆ 「私は薄情なところがあるよなとずっと自分で感じていて」 ――「中二病」なんていう言葉があるくらい、10代前半というのは後から振り返ると後悔だらけの時期という
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