サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大谷翔平
bunshun.jp
「連続テレビ小説」(通称「朝ドラ」)第110作『虎に翼』(NHK総合)が来週最終回をむかえ、9月30日(月)からは第111作『おむすび』が放送を開始。そんななか、朝7時15分からNHK BSで放送中の「アンコール放送枠」では9月23日(月)から、『カーネーション』の再放送が始まる。(全2本の前編/後編を読む) 連続テレビ小説『カーネーション』総集編DVD 「キャラクターを傍観者として観察し、耳を傾ける」という脚本術 2011年10月から2012年3月にかけて放送された『カーネーション』は、ファッションデザイナーの「コシノ3姉妹」を育てた小篠綾子氏をモデルに、主人公・小原糸子(尾野真千子)の洋裁師人生を描いた朝ドラ第85作。人生のすべて、人間のすべてを描いた重層性あふれる作劇で、本放送から13年を経た今でも「朝ドラ史上最高傑作」との呼び声が高い。 他局も含めたBS・CS・地上波を併せると、今
コスプレイヤーとしてコミックマーケットに参加した当日に実家が全焼したという、ミンミコ。 そんな彼女に、経済的困窮による大学進学断念、認知症になって包丁を振り回す祖母の介護、家庭を顧みずゲームとセクシービデオに没頭する父親などについて、話を聞いた。(全3回の2回目/3回目に続く) 数億円あった祖父母の預金もすべて使い切って借金 ――親から「大学受験、ちょっと無理かもしれない」と言われ、気づけば家の経済が一気に悪化。そうなったのは、父親の会社経営がうまくいかなかったからですか。 ミンミコ そうですね。そもそも父親はちょっとコミュニケーション下手で、誰かと円滑にやりとりできるような人じゃなかったんですよね。 会社を回すのに銀行からお金を借りて、借金が1億円くらいになって、最終的には家を差し押さえられたんです。 ――ミンミコ家の財産は、すべてなくなったと。 ミンミコ おじいちゃん、おばあちゃんの預
「日本でいちばん有名なフェミニスト」として、長年テレビ番組などのメディアで活躍してきた田嶋陽子さん(83)。近年、SNSを中心にフェミニズムへの関心が高まるにつれ、その功績を再評価する動きも出てきています。 ここでは、そんな田嶋さんが9月20日に上梓した『わたしリセット』より一部を抜粋。どんな番組か知らずに引き受けたという『笑っていいとも!』初出演後に感じた、世間の思わぬ反応とは――。(全4回の1回目/続きを読む) 初めて『笑っていいとも!』に出た日 私は初めてテレビのバラエティ番組に出たときから、ずっと女性差別の問題を訴えてきました。たくさんケンカして、批判もされましたが、私の信念はいっさい揺らいでいません。私がテレビに出るのが早すぎたと言う人もいますが、誰かがちゃんと伝えなきゃいけなかったと思います。 私が『笑っていいとも!』に出演したのは1990年です。そのころ、一般男性を対象にした
――主演の伊藤沙莉さんはじめ、出演者の方々も魅力的でしたね。 吉田 伊藤さんが寅子を演じてくれたので、ここまで書けました。他の方だったら、寅子のような疑問や対話を諦めない生き方ではなく、もう少し分かりやすいキャラクターにしたと思います。 伊藤さんは怒りを表現しても嫌われない、稀有な才能を持った俳優さんです。当時の女性の中では寅子は恵まれた環境で育っていますが、伊藤さんが等身大で演じていると、それが嫌味なく素敵だなと思えるんですよね。 ――視聴者の反応には触れていたのでしょうか。『推しの子』の作画・横槍メンゴさんとのラジオ(『ウチらと世界とエンタメと』)では、食事中の15分だけSNSを見ると明かしました。 吉田 シナリオを書き終わったので、少しずつまとめて読んでいるところです。4歳の息子がいるのですが、息子が黙々と動画を見ながらご飯を食べてくれるときだけSNSの反応を見る、と決めていたんです
「一平には元気にいて欲しいし、親族として対応できることはするつもりです」 こう言葉少なに話すのは大谷の元通訳・水原一平被告(39)の親族だ。 Backgrid/アフロ 大谷の口座から約26億円を盗んだとされる銀行詐欺と、虚偽の納税申告書を提出した罪で起訴された水原には、10月26日に判決が言い渡される。 国際弁護士の村尾卓哉氏が解説する。
俳優の真田広之氏がプロデュースし、主演を務めた『SHOGUN 将軍』が、アメリカテレビ界のアカデミー賞と言われているエミー賞で18冠を獲得した。『SHOGUN』は数多くの“史上初”を達成した。日本人がプロデュースする作品がエミー賞を受賞するのは“史上初”。日本人が主演男優賞や主演女優賞に輝いたのも“史上初”。18部門とエミー賞史上最多の賞を受賞したことにおいても“史上初”だ。 もっとも、ハリウッドのお膝元ロサンゼルスでは受賞前から“SHOGUN祭り”は始まっていた。街角には『SHOGUN』の絵が描かれた巨大なビルボードが掲げられていた。多くのメディアが『SHOGUN』のエミー賞獲得を確実視していた。そして、予想通り、『SHOGUN』は多部門での受賞を果たした。
事件に関する情報は現在かなり錯綜しているので事実関係を見定めることは困難ですが、深圳現地に進出している日系企業だけでなく欧米企業においても、現地での安全な生活の保障ができなくなったと判断して女性や子弟を本国に帰す動きも本格化しています。 中国大陸での安全アドバイザリーを提供している企業の現地レポートでも、いわゆる中国人による排斥的な動きが安全を脅かす危険が高まったとして、単純な注意ではなく標的とならないよう外出を控えることを勧めたり、日本人(またはアメリカ人など特定の外国籍)とハッキリわかるような行事や行動は避けるよう勧告しています。 特に、現在中国ではかつての日本のバブル崩壊とその後の氷河期を彷彿とさせるような、猛烈な景気低迷と雇用情勢の悪化が発生しています。 もともと地方では三農問題で貧困が問題視され、深圳や上海など沿岸部都市と比べて極めて貧しく格差の厳しい中国経済でしたが、いまでは中
2023年9月付の内閣府「外交に関する世論調査」では、中国に「親しみを感じない」と回答した日本人が86.7%に達し、調査開始から最悪の数字に達した。ところが、今年の夏休み映画の目玉『キングダム 大将軍の帰還』は、興行成績75億円、約513万人を動員する大ヒットを記録した。世論調査の結果は「中国ぎらい」なのに、日本人俳優が古代中国人を演じる映画を好んで見ているのが、われわれ日本人だ。 この矛盾の理由は、多くの日本人が『キングダム』や『三国志』に登場する歴史上の中国と、航空機の領空侵犯や沖縄への取り込み工作を繰り返している現代の習近平政権の中国を、完全に“別物”だと考えているためだ。しかし、この考えは日本人が勝手に思い込んでいるもので、中国人自身は歴史の延長線上で政治やビジネスをおこなっている。 ジャーナリストの安田峰俊氏の新著『中国ぎらいのための中国史』(PHP新書)は、現代中国における「中
X医師の有無を言わさぬ鋭い視線。上級医に研修医が口答えできるはずもなく、執刀が始められた。 しかし、実際には麻酔が効いていないケースもあった。ある時、メスが入れられた直後、腹を切り裂かれた産婦は手術台で悲鳴を上げた――。 麻酔が効いていない産婦の腹にメスを… グレードAの超緊急帝王切開は、子宮破裂など、産婦や胎児の命に関わる事態に陥った時に行われる。手術の方針決定後、他の要件を一切考慮することなく直ちに手術を開始し、30分以内に児の娩出をはかると定義されており、同意書を取ったり術前検査をしたりする余裕はない。 このA大学附属病院では、2018年から2021年頃にかけて、麻酔が効いていない産婦の腹にメスを入れて帝王切開(カイザー手術)するという医療過誤があり、その場にいたスタッフの間で「切腹カイザー」と呼ばれるようになった。背景には、A大学麻酔科に在籍しているX医師によるパワハラ問題や、常軌
明日9月19日から始まる兵庫県議会初日に不信任案が提出され、全会一致で可決される見込みの斎藤元彦兵庫県知事(46)が、親族と絶縁状態であることが「週刊文春」の取材で分かった。
9月7日~8日の土日、代々木公園イベント広場でとある催し物がおこなわれた。その名はチャイナフェスティバル2024だ。 これは中華人民共和国成立75周年を銘打ち、中国駐日大使館(およびチャイナフェスティバル2024実行委員会)が主催。イベントの最高顧問には日本側の親中派の大物である福田康夫元総理も名を連ねているものの、実働チームのトップである実行委員長は中国大使の呉江浩が務めている。つまり、中国国家が進める日中交流イベントだ。 ゼロ年代以降、日本ではタイフェスティバルや日韓交流おまつりなど、アジア各国の大使館が主催する大型の交流イベントが人気を博してきた。これらにあやかり、中国大使館が2016年から始めたのがチャイナフェスティバルである。
じつは、その構造は金融業界でも同じだ。 たとえば、投資信託を買うと、運用会社に毎年信託報酬を支払う。その料率は、比較的料率が低いインデックスファンド(S&P500とか日経平均など、すでに投資の分散先が確定しているファンド)でも、0.05%から1.7%程度だ。 一見、たいしたことがないように見えるかもしれないが、たとえば信託報酬が1.7%だと、10年間運用した場合は、投資金額の17%が運用会社の懐に入る勘定になる。 ちなみに運用会社が投資する銘柄を決めるアクティブファンドのなかには、信託報酬が2%を超えるものもある。ファンドマネージャーが、成長性の高い銘柄を選択することで、より高い利回りを実現するのだから報酬は高くて当然という触れ込みなのだが、アクティブファンドの運用成績がインデックスファンドの成績を上回っている証拠は存在しない。 私の元同僚であり、友人でもあった山崎元氏は、2024年1月に
自民党総裁選(9月27日投開票)を巡り、楽天グループの三木谷浩史会長兼社長(59)が「週刊文春」の単独インタビューに応じ、有力候補の一人、小泉進次郎元環境相(43)が打ち出した「働き方改革」などの政策について高く評価した。三木谷氏は自身のX(旧Twitter)でも、「小泉候補を応援する」と支持を表明している。
◆ ◆ ◆ なぜハリウッドで日本人が絶賛された? アメリカのテレビ界最高峰の賞と言われるエミー賞。かつては遠い存在だったが、ここにきて日本でも注目度が増している。なかでも今年は特別だ。アメリカ時間の9月8日に発表された技術系や美術系などの部門では「SHOGUN 将軍」がほぼ独占に近い形で14の賞を獲得。9月15日夜(日本時間16日)に発表された主要部門では、真田広之が主演男優賞、アンナ・サワイが主演女優賞、このほか作品賞と監督賞も受賞し、総なめだ。
「美術館のカフェに、今回の美術展にあわせたケーキがあったの。カフェで食べたらおいしくて、佐東さんにも買ってきたのよ」――ヘルパーは利用者宅で飲食をしてはならないという規則を破って、ケーキを食べてしまった介護ヘルパーの佐東しおさん。この軽率な判断に、彼女が後悔した理由とは? 新刊『介護ヘルパーごたごた日記――当年61歳、他人も身内も髪振り乱してケアします』(三五館シンシャ)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む) 87歳の香川恵子さんは要支援2。原因不明の体調不良でメンタルが弱った時期があり、そのタイミングで介護ヘルパーと有償サービスの利用を始めた。 有償サービスに仕事のしばりはほとんどないが、ヘルパーの仕事と同じく贈り物を受け取ってはいけないし、飲食は禁止となっている。 だが、恵子さん宅ではケアマネから飲食の許可が出た。頭もはっきりしていてやさしい恵子さんは、きれいな食器
逢坂誠二・元首相補佐官(62)との決選投票を制して、野党第1党の代表に就任した立憲民主党の泉健太氏。 「47歳の新しい“船長”に就任致しました」と挨拶したが、一体どんな船長なのか? 47歳、当選8回の泉氏 京都3区が地盤だが、出身は北海道。父の故・訓雄氏は石狩市議を務めた。札幌開成高校から京都の立命館大学法学部に進学。卒業後、福山哲郎・前立憲幹事長の秘書になった。その縁で、2000年に京都3区から初出馬。25歳の全国最年少候補として注目されたが落選し、03年に初当選を果たした。 決選投票で敗れた逢坂氏 その頃、泉氏には意中の女性がいた。当時選対本部長を務めた、元民主党京都府連幹事長の田渕五十生氏が明かす。 「初当選する半年ほど前、健太君が『大事な相談があります』と言ってきた。何かと思ったら『結婚したい人がいます。よろしいでしょうか?』と。私が『まずは目の前の選挙に勝つことが一番だ。それから
――韓国で社会現象を巻き起こし、日本での韓流ブームのスタートにもなった『シュリ』(1999年)が、25年を経てデジタル・リマスター版で復活した経緯をお聞かせください。 カン・ジェギュ監督(以下 カン監督) 実は私は以前から『シュリ』をリマスター版で復活させたいと思っていました。3年前に韓国映像資料院から連絡があり「韓国を代表する作品のリマスタリング作業を進めている中で、シュリもぜひ加えたい」と言われました。それで喜んでお受けすることにしたんです。 ――リマスターにあたって監督からはどんな要望を出されたのですか。 カン監督 一緒に作業してくれたエンジニアの方に私からお伝えしたのは「基本的に原盤に忠実に、フィルムの質感・雰囲気をそのまま生かしたい」ということです。エンジニアの方も、『シュリ』の原盤のライティングが非常に完成度が高いと言ってくれて、色など細かく手を加えずに映画の質感を生かしましょ
「何を言われようと、オレはいい歌を歌えばいい」3度の活動休止、“音楽ができなくなった”時期も…玉置浩二(66)が安全地帯を復活させるまで 9月13日は玉置浩二の誕生日
「私は弁護士の仕事と並行してSNSの発信にも力を入れており、YouTubeやXを積極的に更新しています。仕事柄、メディアに出演することや、著名人との交際もあり、そういった日々の出来事を淡々とSNSに綴っていただけなのですが、いつからか『アンチ』と呼ばれる人たちに執拗に絡まれるようになりました」 弁護士であると同時にインフルエンサーでもあった中川さん。そのキラキラした生活や活躍が妬みを買ったのか、SNS上で特定の人物に誹謗中傷行為をおこなう「アンチ」は、中川さんのSNSが更新されるたびに、悪意のあるコメントを残すようになった。 「無差別犯行通り魔弁護士」など意味不明な書き込みが… 中川さんが言葉を続ける。 「突然、名前も顔も見えない、どこの誰かもわからない相手から、見た目のことを揶揄されたり、『無差別犯行通り魔弁護士』など意味不明な書き込みをされるようになって驚きました。なかには『頭おかしい
和歌山地裁で始まった「紀州のドン・ファン」こと野崎幸助氏(享年77)殺人事件の公判。9月12日の初公判では、殺人と覚醒剤取締法違反の罪に問われた55歳年下妻・須藤早貴被告(28)が、野崎氏と出会うまでの無軌道な生活にも焦点が当てられた。小誌の取材結果も交えながら、振り返っていきたい。 初公判に出廷した須藤早貴被告=12日、和歌山地裁[イラスト・松元悠氏] ©時事通信 北海道札幌市で生まれた須藤は、地元の公立小中高を卒業。同級生らによれば、地味な印象だった須藤がガラリと印象を変えたのは、市内の美容専門学校に入学してからのことだったという。ブランド品で全身を固め、夜にサングラスをかけて闊歩する須藤の姿が目撃されるようになった。 当時、キャバクラで働いていた須藤は、店で知り合った男性から計約3000万円を騙し取っている。ドンファン殺人裁判が始まる前、須藤はこの男性に対する詐欺罪に問われ、懲役3年
◆◆◆ 父の代名詞を彷彿とさせるフレーズで 9月6日午前に出馬会見を開いた進次郎氏。父・純一郎氏(82)の代名詞「聖域なき構造改革」を彷彿とさせる「聖域なき規制改革」とのフレーズを連呼した。目下、各種世論調査で他候補をリードしていると見られ、次期首相就任の可能性が高まっている。 「決着」を掲げる進次郎氏 ©時事通信社 同時に注目が集まっているのが、新ファーストレディの最有力候補である滝川だ。首相の配偶者ともなれば、外交の舞台で重要な役割が期待されるのはもちろん、森友事件における安倍昭恵夫人の例のように国内政治に大きな影響を与えることもある。 「滝川に好意を抱いてきた」動物愛護財団の理事を務めるシンガポール人実業家 その滝川はかねてから、動物愛護の活動に力を注いできた。2014年5月には一般財団法人「クリステルヴィアンサンブル」を設立し、自身が代表理事に就いた。実は、この財団の理事の一人が、
音楽、絵画、小説、映画など芸術的諸ジャンルを横断して「センスとは何か」を考える、哲学者の千葉雅也さんによる『センスの哲学』。「見ること」「作ること」を分析した芸術入門の一冊でもあり、『勉強の哲学』『現代思想入門』に続く哲学三部作を締めくくる本書は、2024年4月の発売以来、累計55000部のベストセラーに。 『寝ても覚めても』『ドライブ・マイ・カー』などの監督作で知られ、話題の最新作『悪は存在しない』に続き、映画論『他なる映画と』全2冊を出版した濱口竜介監督との対談が実現。大学時代からの旧知の仲でもあるというふたりの待望の初対談は、「鑑賞と制作」(見ることと作ること)の深みへと展開した。「文學界」(2024年9月号)より一部抜粋してお届けします。 大学時代の二人の出会い 濱口 人によっては意外な組み合わせだと思うかもしれないですが、千葉くんと私は同い年です。誕生日が2日違い。私が浪人したの
トップ声優に仲間入りし、女優業にもまい進 平野は2001年に声優デビュー。2006年3月にはシングル「Breakthrough」をリリースし、歌手デビューも果たした。 「同年4月から放送されたヒットアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』で主演を務め、大ブレイク。トップ声優の仲間入りを遂げました。同作の主題歌も担当しており、歌手としても大人気です」(芸能記者) 平野が声優を務めるアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』(dアニメストアより) その後、平野は「DEATH NOTE」や「ONE PIECE」など、挙げればキリがないほどの人気アニメのレギュラーを獲得。活躍の場は“声”の世界だけに止まらない。 「ドラマや舞台などに出演し、女優業にもまい進している。2023年9月から10月にかけて上演された舞台『「チェンソーマン」ザ・ステージ』でマキマ役を演じた時は、『再現度が高い』と話題になった」(同前) 3大特撮すべてで「
宇野氏 原稿料が日本一高かった小説家 なぜいま僕の本が売れているのか、その理由は全然わかりません。新潮社の編集者から突然、「この作品とあの作品を集めて、文庫で出版したい」と申し出があったのです。結果的に「よく売れています」と喜んでいらっしゃいました。 意外なことに読者は女性が多いそうで、先日もファンレターが届き、不思議に思っているところです。女性からのファンレターって僕には珍しい。かつて書いていたポルノ小説の読者ではなく、この本で初めて僕の小説に触れた方が多いようです。 この本に入っているのは重い文章の小説ばかりなのに、売れると思わなかった。どうして女性が読んでくれるのか、不思議だなあ。 伝説の作家が、再び脚光を浴びている――。 「あたし、いけない女なんです」「課長さんたら、ひどいんです」など、独特の告白体と擬音語を多用したポルノ小説で一世を風靡した宇能鴻一郎氏(87)。 昨年8月に発売さ
【新連載②】日米徹底ルポ「誰も知らないジャニー喜多川」 第2話 那智勝浦湾に浮かぶ「島」への移住、空白の16年、敗戦後ふたたびアメリカへ 碧の海に浮かぶ「僕の島」 名古屋と紀伊勝浦を結ぶ特急「南紀号」は、およそ250キロの距離を4時間かけてゆっくりと走った。列車が愛知から三重、和歌山へと進むにつれ、山々の緑が深まり清流が目立ってくる。終着駅のひとつ手前、新宮駅を越すと、車窓に息を飲むようなエメラルドグリーンの海が広がり、南紀号は、流麗な海岸線を舐めるようにして紀伊勝浦駅に到着した。 半分眠ったような駅前商店街を歩くこと7、8分、全国有数の鮪の水揚げを誇る勝浦港が見えてきた。目当ての島に行くには、この港から船に乗るよりほか方法がない。 碧の海を眺めながら船着場に佇んでいたら、すぐ横を少年のグループが、いとも器用にスケートボードを操りながら駆け抜けていった。今どきのヒップな服装、長い脚、それに
先日、自民党広報本部長の平井卓也氏が総裁選のポスターとウェブ動画「THE MATCH(ザ・マッチ)」を発表した。平井氏は香川1区(比例四国ブロック)選出の衆院議員だ。父と祖父は参議院議員で、どちらも地元紙「四国新聞」の社長を務めていた。 現在の四国新聞の社主は平井氏の母であり、社長は弟である。一族はテレビ局の西日本放送を経営し、平井卓也氏は29歳から41歳まで社長を務めていた。香川県では政治家一族が地元の新聞とテレビを持っている。 そうなると政治報道はむしろ公平さに気を配ると思うのだが、四国新聞は平井推しを隠さない。忘れられないのは平井氏が初代デジタル大臣に就任した翌日の四国新聞である(2020年)。 平井卓也氏 ©時事通信社 一面にデカデカと「初代デジタル相 平井卓也氏に聞く」とぶち上げ、平井氏が笑顔でインタビューに答えている。「国民目線で改革」「透明、公正、迅速に」という見出し。まるで
「俺や堀江(貴文)さんや著名人が利用された詐欺広告なんてすぐに判別できるでしょ? なめてんの?」「日本なめんなよマジで」(前澤友作氏) 「ずっとなめられている。規制しないとだまされてしまう人が出る」(堀江貴文氏) SNSに多数掲載されている、著名人になりすまして悪質な投資を呼びかける「詐欺広告」。この問題に対する米メタ社(フェイスブックやインスタグラムを運営)の対応に、前澤友作氏や堀江貴文氏は怒りをぶつけた。 巨額の制裁金を科すような法律が日本にはない 〈メタは日本をなめているのだろうか。筆者は必ずしもそうは思わない。単に、営利企業に対してコストのかかる作業を行わせるだけの法制度が、日本に存在しないだけである〉 こう語るのは、プラットフォーム(PF)問題を長年取材してきた読売新聞編集委員の若江雅子氏だ。 〈メタは現在、コンテンツモデレーション〔違法情報やポリシー違反の情報を削除したり、利用
いまから25年前のきょう、「9」が5つも並んだ1999年9月9日、アイドルグループ・モーニング娘。が7枚目のシングル「LOVEマシーン」をリリースした。 この曲が初めて人々の前で歌われたのは、シングル発売の1週間あまり前の日曜の8月29日、東京・よみうりランドでの披露イベントだった。その翌週の9月5日には、モーニング娘。を輩出したオーディション番組『ASAYAN』(テレビ東京系)でテレビ初披露されている。筆者もたぶんそのとき初めて、彼女たちがこの曲を歌い踊るのを見たと思うのだが、そのときの衝撃はいまだに忘れられない。それは「何だこりゃ!?」と言うしかないものだったからだ。 1999年9月9日に発売された「LOVEマシーン/21世紀」(初回生産限定盤7インチシングルレコードのジャケット写真) 『ASAYAN』オーデションの落選者で結成 そのサウンドは往年のディスコナンバーを彷彿とさせ、メンバ
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『文春オンライン | 週刊文春も読めるニュースサイト』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く