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実はこれら「朝日の冷笑」の答え合わせになる本を最近読んだ。『絶望からの新聞論』(地平社)だ。著者の南彰氏は朝日新聞を昨年退職した。南氏によるとここ数年、 《上層部はネット上で「また朝日が」と書き込まれることを極度に警戒していた。》という。 『絶望からの新聞論』(地平社) 吉田清治氏による虚偽の証言に基づく「慰安婦」の記事と、福島第一原発事故の政府事故調に関する吉田昌郎所長の調書に対する記事を巡り、朝日新聞は批判を浴び続けた。読者としての実感でも、あれ以降の朝日は腰が引けた印象があったが、本書によれば朝日上層部は批判を恐れ「管理」を強化するようになった。 社員のSNSを監視 広報部を訪れたとき、「南さんのSNSも毎日見ていますよ」と言われたという。 《朝日に関する投稿を三~四人でチェックしている部屋で、担当者がパソコンの画面を見せてくれた。社員のSNSでの投稿内容や「炎上」を監視するタイムラ
私たちはなぜニュースを見るのだろう。読むのだろう。 自分のことを言うと、新聞を14紙購読しているが、きっかけは噂やゴシップの真相を知りたくて情報を読み比べていたら今に至った。野次馬だと自覚している。では周囲はどうなのだろう。TBSラジオの番組『東京ポッド許可局』で共演しているマキタスポーツ、サンキュータツオに聞いてみた(3月16日放送分)。 マキタさんは「世の中の動きを知ることで“より生きている”感じを確認するため」と教えてくれた。タツオは「好奇心からニュースに興味を持ったが、そのうち情報を摂取することで怒りを感じるようになった」という。就職氷河期世代のタツオはニュースを見ても生活が良くなる実感がなくて孤立感があったという。「徐々にニュースを知らないほうが安寧に過ごせるのでは?」と思うようになり、一人の力では何も変わらないという無力感しかなかったと。 ニュースを見る理由 ただ、「こんなに頑
都の路上でバクチにカツアゲ、大乱闘……500年前の日本はどのような様相を呈していたのか? ここでは歴史学者・清水克行さんの新刊『室町ワンダーランド あなたの知らない「もうひとつの日本」』(文藝春秋)を一部抜粋して紹介する。 テレビ制作会社から来た「伊達政宗とずんだ餅」に関する取材依頼に、あ然とした理由は……。(全2回の1回目/続きを読む) 最近は歴史をテーマにした番組が多いので、よく僕のところにもテレビ制作会社からの取材が来る。 以前、ある民放のテレビ番組のAD(アシスタント・ディレクター)さんから電話があって、「伊達政宗がずんだ餅を発明したというのは本当ですか?」という質問をもらった。その番組では「枝豆は健康に良い」という企画をやりたいとかで、ついては枝豆が日本の歴史上どれだけ愛されてきたかをユニークな逸話をもとに紹介したいのだという。 真相はいかに ずんだ餅とは、餅にすりつぶした枝豆の
今年のアカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した『関心領域』(5月24日公開)。主人公は、アウシュビッツ強制収容所の所長ルドルフ・ヘスだ。収容所と壁を隔てたプール付き邸宅で、豊かな暮らしを満喫するヘス一家。「壁の向こう」からは音が聞こえてくるだけだ。 被爆者を映さなかった『オッペンハイマー』との比較から、現在のパレスチナ情勢への態度まで。アウシュビッツ訪問やホロコースト生存者への取材経験もある評論家の荻上チキ氏が読み解く、本作が観客に対峙させるものとは…。 ◆◆◆
部屋の中央の椅子に、手を針金で縛られ座らせられた青年。10人ほどの男女が囲み、手にした凶器を振り下ろす。青年の哀切なる声が響く。 ――僕は中核じゃない。俺はスパイなんかじゃない! 1972年11月8日。早稲田大学文学部キャンパスで、第一文学部2年生の川口大三郎さんは、革マル派に8時間に及ぶ暴行の末に殺された。彼はなぜ殺されたのか。この事件を契機になぜ“内ゲバ”はエスカレートしたのか。代島治彦監督の最新作『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』は、当時者の証言を積み重ね、その真相に迫るドキュメンタリー映画だ。冒頭の短編劇「彼は早稲田で死んだ」は演出家の鴻上尚史さんが担当した。「三里塚闘争、学生運動の映画を撮った監督に、あとは内ゲバしかないでしょうと1冊の本を手渡したのが始まりでした」と振り返る。その本、樋田毅さんの『彼は早稲田で死んだ』(小社刊)を原案として、映画は制作された。鴻上さんは、樋田さ
愛知の人には申し訳ないのですが、「名古屋飛ばし」という言葉があるほどに、名古屋は何かと飛ばされがちです。名古屋に行くチャンスがあったらあったで、正直、どこに行ったらいいか当初はよくわかりませんでした。 ところが、本格的な外国料理を食べられる「異国飯屋」に目覚めてからというもの、名古屋や愛知、ひいては東海地方は、ものすごく面白い場所だと感じるようになりました。東海地方はモノづくりが活発で、外国人労働者を雇用している会社が多いため、自然と異国飯屋が集まるのです。
関係者によると、A子さんが転落死したのは4月14日の早朝。マンションの前には、警察官が集まっていた。別の棟に住むある男性は「警察官が来ていたのはわかりましたが、特に説明や聞き込みがあるわけではなく、何が起きたか分からなかった」という。 「数日後に女子児童が転落し、亡くなったと近所の人から聞きましたが、なぜ転落したのかはわからない」と続けた。 1週間たっても報道は一切なかった A子さんの転落について、本人を知る関係者から筆者に情報が寄せられたのは死亡から約1週間後のことだった。その時点で、報道などは一切なかった。 警察関係者はこう述べる。 「亡くなったA子さんは、父親から性的虐待を受けていた可能性が高いと見られています。A子さんは虐待について仲のいい友人1人に相談していましたが、まだその友人はA子さんの死を知らされていません。A子さんの事件が公表されていないのは、その友人へのショックを避ける
日本を代表する声優の古谷徹。30代女性A子さんと2019年から約4年半にわたり不倫関係にあった。2023年9月に関係が終わるまで、古谷とA子さんは東京や出張先のホテル、古谷の別荘などで逢瀬を重ねていた。 だが、2020年9月頃、A子さんは別荘で古谷と喧嘩になり、暴力を振るわれる。同年10月、それについて話し合いをするが……。 テキスト版の記事はこちら
「名探偵コナン」の人気キャラ・公安警察官の安室透役で知られる声優・古谷徹(70)が、古谷のファンである30代女性と4年半にわたる不倫関係にあったことが、『週刊文春』の取材で分かった。古谷も22日に自身のXを更新し、「私は、あるファンの女性と昨年9月まで4年半という長い期間不倫の関係にありました」と謝罪した。 古谷といえば、『巨人の星』の星飛雄馬、『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ、『美少女戦士セーラームーン』のタキシード仮面、『ドラゴンボール』のヤムチャなど、数々の人気アニメに出演してきたレジェンド声優だ。その古谷は2012年に『名探偵コナン』に登場した安室役で、さらなる人気を博すことになる。
下り線ホームにある弥生軒6号店 山下清画伯がいた有名店 我孫子駅を利用また通過している人で知らない人はいないだろうし、女子学生でさえ一度は食べたことがある、ある意味我孫子のソウルフード的存在である。 そしてもうひとつ、山下清画伯が昭和17(1942)年から5年程働いていたことでも有名な店で、芦屋雁之助さんや塚地武雅さんが山下清を演じた「裸の大将放浪記」は人気テレビ番組だったから、ピンとくる人も多いと思う。芦屋雁之助さんは山下清と瓜二つだったというのが面白い。しかも塚地武雅さんは大の立ち食いそばファンである。 山下清画伯がいた有名店「弥生軒」 ゴールデンウィークが明けた平日の午後、久しぶりに「弥生軒」を訪問してみた。 弥生軒は昭和3(1928)年、我孫子駅で弁当の販売としてスタートした。今の3代目社長、植崎和基さん(64歳)の祖父が創業した。駅そばの販売は昭和42(1967)年頃から。唐揚げ
――「80年近く前の話のはずなのに、まるで現在の差別を見ているようだ」という人も多くいます。 國本 2024年の現状だけを見ると、確かにまだまだひどい差別はあります。でも法とか法律って自然現象のように勝手に出てくるわけではないので、もっとひどい状況の中で戦って、努力した人たちの積み重ねで改善が進んできて今があるのも事実なんです。それを理解するには、歴史を学ぶ必要がある。でも司法試験対策ではそういう勉強は全く必要ないから、歴史という縦軸が抜けてしまう可能性はあるのだなと改めて思いました。 『虎に翼』は、「日本国憲法97条のドラマ化」 ――法律の歴史だと、たとえばどんなことがポイントなのでしょうか。 國本 戦後に日本国憲法ができて女性が初めて参政権を得て、女性国会議員が誕生しました。でも、憲法が規定する理想どおりに女性差別がすぐ解消されていったかと言えば、そんなことはない。例えば「女性は結婚し
ゴッホが描いたのは、9月28日21時45分頃の北斗七星だった…天文学による“新しい解明” 渡部潤一が『ゴッホが見た星月夜』(ジャン=ピエール・ルミネ 著)を読む 『ゴッホが見た星月夜』(ジャン=ピエール・ルミネ 著/小金輝彦 訳/石坂千春 日本語版監修)日経ナショナル ジオグラフィック まだ20代の頃、初めてニューヨークに行った時に真っ先に向かったのが近代美術館だった。目的はゴッホの「星月夜」。美術には疎かったので、他の作家の作品には目もくれず、「星月夜」だけを目指した。天文学を学び始めた学生であった私は、この作品の尋常ならざる星や月の描写に衝撃を覚え、ともかく本物を目にしたかったのである。そこには、まるで抽象画と写実画とが合体したような奇妙な世界があり、渦巻く夜空や躍動感溢れる星や月が何かを訴え、迫ってくる気がした。それはゴッホの熱い魂の発露に違いなかった。「夜のカフェテラス」制作中、妹
現場で感じたこと 街頭演説はいろいろな候補者の考えを聞けるだけでなく、チャンスがあれば候補者に話しかけて質問もできる。同じ質問をすることで候補者の考えの違いや、答え方で人柄も知れたりする。とても自由な雰囲気がいい。さらにこのときの小池都知事は「文藝春秋」(5月号)で元側近から学歴詐称疑惑を報じられたばかりだった。小池氏が応援演説で聴衆の前でどう振る舞い、聴衆はどう反応するのか? ぜひ確認したかったのだ。 現場にいたプチ鹿島さん(右)とダースレイダーさん(プチ鹿島さん提供) しかし、つばさの党がそのすぐ横や目の前で大音量で罵倒していた。自分達も立候補しているので「演説」と主張しているのだろうが、こうした行為のために多くの陣営は街頭演説の日程を公表しなくなった。いろんな候補を見にいくことは難しくなり、つまりは民主主義の危機だと深刻に感じた。 一方で選挙戦最終日の街頭演説に行くと警察官がたくさん
毎朝のようにSNSのタイムラインを席巻している「虎に翼」。主演・伊藤沙莉(30)が日本で初めて弁護士になった女性を演じているが、今作が多くのリーガルドラマ(司法ドラマ)と違うのは、現役弁護士たちの心も掴んでいることだ。 伊藤沙莉が演じる主人公・寅子 NHK公式サイトより 「一体どこまで調べて脚本を書いてるんだ」「脚本侮っててすんませんでした」と絶賛する國本依伸弁護士に、『虎に翼』のどんなところがすごいのか話を聞いた。 ――『虎に翼』では主人公の寅子がまさに女性として初めて弁護士になったところですが、その60年後に弁護士になられた國本先生は、法曹の世界で女性差別を感じることはありましたか。 國本依伸(以下 國本) 僕が司法修習生だった2001年頃、検察庁は女性の採用枠をあらかじめ決めているのではないかという噂が流れてきたことはあります。 ――今は女性の比率が裁判官で約22%、検事が約25%で
毎朝のようにSNSのタイムラインを席巻している「虎に翼」。主演・伊藤沙莉(30)が日本で初めて弁護士になった女性を演じている。今作がこれまでの多くのリーガルドラマ(司法ドラマ)と違うのは、現役弁護士たちの心も掴んでいることだ。 毎朝タイムラインを席巻している「虎に翼」 公式サイトより 「一体どこまで調べて脚本を書いてるんだ」「脚本侮っててすんませんでした」と絶賛する國本依伸弁護士に、『虎に翼』のどんなところがすごいのか話を聞いた。 ――『虎に翼』の放送がある日はXに國本先生のポストが流れてくるのを楽しみにしています。弁護士としてどんなところにハマったんでしょう。 國本依伸弁護士(以下 國本) 日本のリーガルドラマは用語その他内容が不正確で、嫌な気分になることが多いのでほとんど観ないんです。だから妻から「次の朝ドラは日本で最初に弁護士になった人みたいやで」と聞いたときには、「伊藤沙莉めっちゃ
「傍からみれば、『社会学者が今度は銀英伝にいちゃもんをつけてきた』という構図だったはずです」 当時、法政大学社会学部教授だった津田正太郎さんはなぜ『銀河英雄伝説』のアニメについてつぶやいただけで炎上してしまったのか? その経緯を新刊『ネットはなぜいつも揉めているのか』(筑摩書房)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む) ◆◆◆ 私の炎上体験 2020年9月11日午前11時41分、いつものようにカフェで仕事をしていた私は、ふと思いついて次のような連続ツイートをしました。 ◆ 銀河英雄伝説のリメイク。三期以降も続くのかな。もしそうなら、男女役割分業の描き方は変更せざるをえない気がする。旧アニメのままだと、さすがに時代にそぐわない。作品として大変に面白いのは踏まえたうえで。…なんてことを書いたら炎上するかな。実際のところ、昔のドラマやアニメをみていると、価値観の変化がもっとも顕
『銀河英雄伝説』のツイートがさらに炎上 そのツイートから数分後には批判的なリプライが私のもとに次々と寄せられるようになりました。仕事を片づけながらですので、ずっとツイッターをみているわけにはいきませんでしたが、それでもなるべく多くのリプライや引用リツイートに対して返信をするように心がけました。対話のなかで意見の一致とまではいかずとも友好的に話を終えることができた方もいたものの、いきなり罵倒されたので返信するとすぐにブロックされるといったこともありました。9月11日は週末だったこともあり、その日は明け方までそうしたやりとりを続けました。 批判的なリプライを寄せてくる方の大部分は、私が何らかの手段によって表現規制を試みていると考えているようでした。「男女役割分業の描き方は変更せざるをえない気がする」という私の書き方も悪かったのですが、いずれにせよ私にはそんな意図は全くなく、先にも述べたようにも
日本時間5月15日、罪状認否のため公の場に久しぶりに姿を見せた水原一平容疑者。今後彼が収監される可能性がある米国の刑務所は、どのような場所なのか。ロサンゼルス在住のジャーナリストが伝える“アメリカ人が見た水原事件”と米国刑務所の実態――。(全6回の6回目/最初から読む) ◆◆◆ 約24億円にのぼる大谷翔平選手のお金を賭博の借金を返済するため胴元に不正送金した「銀行詐欺罪」。そして虚偽の納税申告書を提出した「納税詐欺罪」で告訴されている元専属通訳・水原一平容疑者は、14日、ロサンゼルスの連邦地裁に出廷し、無罪を主張した。「納税詐欺罪」については、2022年、水原容疑者は課税所得をわずか13万6865ドルと申告しているが、実際は、410万ドル以上だったため、110万ドル以上脱税していることがわかった。 ©時事通信 8日に提出された司法取引の合意書では、水原容疑者が歯の治療を装って、大谷選手から
ーーお父さんは、いつ頃にお亡くなりに。 内山信二(以下、内山) 僕が25歳の時なので、18年前の2006年です。 ーーご病気で? 内山 お父さんは職を転々として、最終的にトラックの運転手をやってたんですよ。で、信号待ちをしてる間に心筋梗塞で意識を失って、ブレーキが足から外れてコツンと前の車に突っ込んじゃって。ぶつかったトラックの運転手が出てこないから、前の車の人が「おかしいな」と思って見に行ったらお父さんが意識を失っていて。 その方が救急車を呼んでくれたおかげで一命を取り留めるんですけど、入院した病院で肺炎になって1カ月後ぐらいに亡くなったんです。 ーー兆候というか、どこか悪そうなところはあったのですか。 内山 お父さんは、糖尿で高血圧だったんですよ。だけど、病院が大嫌いな人だったんで、行かないとダメになるのはわかってたけど病院には行かなかった。病院に行ってれば、もうすこし生きられたんじゃ
ーー小4で最高月収が3000万円だっただけに、家族の金銭感覚も狂っていったと。 内山信二(以下、内山) 家族で初めてハワイ旅行に行って、それこそ爆買いですよ。葛飾の下町で魚屋をやってる家で、ブランド品なんか誰も持ってなかったのに、お父さんはロレックス、お母さんはヴィトンのバッグを買って。帰ってからもヴィトンのバッグがどんどん増えていったし、お父さんもベンツに自動車電話を付けたりして「そんなのうちに必要か?」なんて思ってました。 でもね、3900円の登録料を払ってエキストラ事務所に入れた息子が、3000万円とかもらうようになっちゃってんですからね。どうにかなりますよ。 ーー家業の魚屋のほうは。 内山 ショーケースに魚が並ばなくなりました。気づいたら、お父さんが魚を仕入れなくなってたんですよ。それまでは、明け方に市場に行ってバーッと魚を並べてたのに、寝てるようになって。 僕が売れて忙しくなって
ーー今年で43歳、芸歴37年ですが、『あっぱれさんま大先生』(フジテレビ・1988~1996年)の出演が芸能界デビューになるのでしょうか? 内山信二(以下、内山) 7歳で『あっぱれ』に出たんですけど、6歳から事務所には入ってたんですよ。ただ、実は親が芸能界に入れたかったのは本当は僕じゃなくて、兄貴のほうだったんですよ。というのも兄貴は歌がうまくて、親は兄貴を歌手にしたかったんです。 でも、僕が子供の頃はいまと違って芸能界って遠い世界だし、お父さんは下町の魚屋だったので芸能界のことや芸能事務所のことなんかわかりやしない。それで、とりあえず弟の僕を事務所に入れてみて、芸能界ってどんなとこなのか探ろうとしたんですね。 ©松本輝一 /文藝春秋 『あっぱれさんま大先生』のオーディションでふてくされて… ーー入ったのは、子役やキッズ・モデルの事務所ですか。 内山 ネットもないから、お父さんが新聞に募集
有効性が立証されていない自由診療のがん治療を、末期がん患者に高額で提供する医者が存在する――ここでは、ジャーナリストの岩澤倫彦氏が日本医療の深い闇に迫った『がん「エセ医療」の罠』(文春新書)より「はじめに」を抜粋して紹介する。(全2回の1回目/続きを読む) 「がんが劇的に消えた」「骨転移があっても効いた!」「ステージ4でも諦めない」などの謳い文句を使い、がん患者に奇跡的な治療効果を期待させて莫大な費用を取る、自由診療のがん治療のことだ。まるで最新の医療テクノロジーを駆使した、特別な医療であるかのように見えるが、実際は、現代医療に必須のエビデンス(科学的な根拠)が存在しない。規制する法律がないために、モラルを欠いた一部の医者が、命の瀬戸際に追い詰められたがん患者を相手に、荒稼ぎしているのだ。 進行がん治療の第一人者である、日本医科大学腫瘍内科の勝俣範之教授はこう述べる。「世界医師会によるヘル
「岸田総理が森元総理に対してきちっとその時の件について詳しく聴取をする必要がある」 5月15日、東京都内で講演した下村博文元文科相は、自民党の政治資金パーティを巡る裏金事件について語り、岸田文雄首相の責任を追及した。 「下村氏が念頭に置いたのは、『文藝春秋』6月号に掲載された森喜朗元首相のインタビューでしょう。ノンフィクション作家・森功氏の取材に応じた森元首相は、4月上旬に岸田首相から事情聴取をされた際、裏金問題に関する具体的な質問は無かったことを明かしています。これに対して岸田首相は会見で、『森氏の具体的な関与は確認できていないと申し上げてきた。この発言はまったく変わらない』と苦しい言い訳を余儀なくされています」 「検察のターゲットは森さんですよ」 「文藝春秋」のインタビューの中で森元首相は、安倍派(清和政策研究会)の会長代理を務めた下村氏の裏金問題への関与についても、次のように明かして
「20年前」「観客のほとんどいない平日の昼間」の劇場で…のちSF大賞作家・長谷敏司が“新海誠作品”を鑑賞していたワケ 私がミニシアターで観た思い出の映画
「不同意性交等罪」 昨年、性犯罪の規定の大幅見直しにより改正刑法などが施行された。「旧ジャニーズ性加害問題」などに代表される《未成年性被害》とは何か? 『愛と呪い(新潮社)』『ふつうのおんなのこにもどりたい(徳間書店)』などを描いているふみふみこさんが、「旧ジャニーズ性加害問題」などを取り上げてきた文春オンラインだからこそのテーマ、《幼少期の性被害》を描く。 ※この作品はフィクションです。実在の人物、団体名等は関係ありません。
これまで「週刊文春」は、缶詰製造大手のいなば食品の新入社員への“ボロ家ハラスメント”に始まり、静岡工場での食品衛生法違反や稲葉敦央社長(70)と妻の稲葉優子会長(54)による社員へのハラスメントなどを報じてきた。 そんないなば食品には、実に不可解な社内規則が存在することが新たに分かった。
5月8日に起きた新宿タワマン殺人事件。深夜3時過ぎ、自称配達業・和久井学容疑者(51)が殺人未遂の疑いで警視庁新宿署に現行犯逮捕された。和久井は前日から、被害者の平澤俊乃さん(25)の自宅タワーマンションの前で待ち伏せし、平澤さんがコンビニへ買い物に出てきたところを襲いかかった。現場には果物ナイフ2本を持参。未明の凶行は壮絶なものだった。 和久井学容疑者(51)(本人のFacebookより) 「刺し傷は首から腹部にかけて数十カ所に及び、逃げる平澤さんを追いかけ、背中も刺している。警察は容疑を殺人に切り替え、2人の関係を軸に調べを進める方針です」(社会部記者) インスタライブで吐露していた和久井への不安 2人が知り合ったのは6年前のことだ。高校卒業後、平澤さんは、生まれ育った新潟県上越市から上京。複数のSNSでライブ配信を定期的に行っており、和久井はそのライブに参加し、面識を得る。平澤さんに
「『殺してやる』じゃなくて本当に人を殺す感じなの」――。2年前から女性はストーカー男の恐怖に苛まれ、命の危険を感じていた。2人の出会いから1000万円の行方、事件直前のSNS配信。総力取材で事件の謎に迫る。 ▶︎実はバツ1、前妻はキャバ嬢、普段は ウーバー配達員 ▶︎親友の新証言「1000万円はシャンパンタワーに消えた」 ▶︎被害者最後の食事は「冷凍餃子と雪見だいふく」 「事件の直前、彼女はTikTokのライブ配信をしていました。いつものように他愛のない話をして、冷凍の餃子を焼いて、ご飯をチンして食べていた。『美味しい』って。夜遅くで彼女はもう半分寝ていたので『遅いから寝なよ』と声をかけたら、『コンビニに行ってから寝るわ』と配信を終えた。それが彼女との最後のやりとりでした」 こう語るのは、殺害された平澤俊乃さん(25)の親友の男性Aさん。 和久井容疑者 和久井は前日から、平澤さんの自宅タワ
つくづく思うのですが、テレビのワイドショーってのは不思議です。テレビドラマやアニメにはそれぞれ熱心なファンがいますが、各局のワイドショーを毎日録画してでも見るという熱心なワイドショーファンや、ワイドショーの魅力を熱く語る人には、いまだにお目にかかったことがありません。 たまに病院の待合室で診察の順番を待つ間、テレビに映るワイドショーを眺めるのですが、知的な興味をまったくそそられません。まあ、診察の順番が来たことに気づかないほどのめりこまれても困るから、退屈なワイドショーが待合室向きなんですかね。 そういえば昔はワイドショーに名物コーナーがありました。「ドキュメント女ののど自慢」、「突撃!隣の晩ごはん」、「ああ日本の社長」なんてコーナータイトルを聞くだけで、中高年のみなさんは、懐かしさに顔をほころばせるでしょう。 家出人捜しもワイドショーの定番企画でした。突然蒸発してしまった夫や妻などを捜す
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