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パリ五輪
bunshun.jp
〈他国がやっているような、市場メカニズムに新陳代謝をゆだねて生産性や賃金の上昇を図るといった普通の政策をしっかり実施するだけで、日本は強く復活することができます。というのも、数十年、給与水準も投資も滞っていた日本には大きな伸びしろがあるのです〉 そう綴るのは、内閣官房参与の神田眞人氏だ。7月末まで次官級ポストの財務官を務め、歴史的な円安への対応に奔走。「為替介入の指揮官」として注目を集めた。 あらゆる角度から日本経済の問題点を洗い出した そんな神田氏は、かねてから日本経済が抱える構造的な課題を憂慮してきた。今年3月には大和総研副理事長の熊谷亮丸氏や、慶應義塾大学の小林慶一郎教授、土居丈朗教授、三菱総合研究所執行役員兼研究理事の武田洋子氏、BNPパリバ証券経済調査本部長チーフエコノミストの河野龍太郎氏ら20名の論客に呼びかけ、財務省の会議室で5回にわたって、「国際収支から見た日本経済の課題と
自民党(当時)の宮沢博行前防衛副大臣の“パパ活不倫”による辞職にともない、繰り上げ当選した森由起子衆院議員(52)。その森氏が、私設秘書を務める男性と不倫関係にあることが「週刊文春」の取材でわかった。…
「パワー!」の決め台詞とともに上腕二頭筋をアピールするポーズでおなじみのなかやまきんに君(45)。2021年末に吉本興業を退所したが、勢いは衰えるどころか大ブレークを果たしている。「唯一無二のキャラクタ…
7月4日午後6時半ごろ、都内にあるアパホテル前に1台のタクシーが停車した。ホテル正面口から出てきた橋本環奈似の高身長の若い女性が急ぎ足で乗り込んだのと同時に、男がホテル裏口から顔を出した。周囲をキ…
アイドルグループ「KAT-TUN」の中丸雄一(40)が都内某大学に通う橋本環奈似の女子大生とアパホテルで密会していたことが「週刊文春」の取材でわかった。中丸が所属するSTARTO ENTERTAINMENTは事実関係を認め、「今後についてですが、本人の希望も含め謹慎することとさせて頂きます」と回答した。 ◇◇◇ 最年長としてグループを牽引してきた 中丸は1998年に旧ジャニーズ事務所に入所し、2006年に「KAT-TUN」の一員としてデビューした。 KAT-TUNの中丸雄一(40)(中丸雄一のインスタグラムより) 「2001年に6人組で結成され、デビュー前に東京ドーム公演を行うなど、異例の人気を博していた。CDデビュー曲『Real Face』はミリオンセラーを記録。だが、その後、赤西仁、田中聖らメンバーの脱退が相次ぎ、2016年に活動休止を発表。そこから約2年の“充電期間”を経て、現在の体
確かに瓦礫一時保管場所では何十台もの重機やトラックがうなりを上げ、復興の槌音とも聞こえんことはない。せやけど輪島や珠洲市の被災地じゃ油圧シャベルもろくに稼働してなかったで。第一震災発生直後は殺人的ともいえたあの大渋滞がいまはほとんどない。そりゃあ穴水町でも一部宿は再開したわ、春には輪島方向までの一方通行やった「のと里山海道」は7月になって対面通行ながら両方向再開したわ。 それでも土日でもない平日の夕方に輪島や珠洲市から渋滞のストレスなしに河北や七尾市の宿まで2時間かからず帰れるのである。どう見ても人も車も機械も少ないんちゃうか。 公費で倒壊家屋の解体を任される業者もボランティアと同じように安う使うてないか? 自衛隊を便利屋と思うとるんちゃうか? ワシの耳にまでいろんな業者から赤字にしかならない復興支援作業に対する悲鳴と、そんな地元自治体や日本政府に対する恨み節が聞こえてきとるど。 現に半年
広島市に原子爆弾が落とされてから、今日8月6日で79年となる。「リトル・ボーイ」と名付けられたその新型爆弾によって、市街地は一瞬で焼け野原となり、1945年(昭和20年)12月末までに約14万人が命を落としたと言われている。 この悲劇を実際に体験したのが、被爆者のひとり、山本定男さん(93)。山本さんは、広島県立広島第二中学校2年生だった14歳の時、爆心地から約2.5kmの東練兵場で被爆した。現在は、原爆の記憶を風化させないよう、被爆体験を後世に語り継いでいる。 原爆投下直後、山本さんはどんな光景を目撃し、どのように生き延びたのか。ノンフィクション作家のフリート横田氏が山本さんに取材し、当時の惨状を聞いた。(全2回の1回目/2回目に続く) 14歳のときに被爆した、山本定男さん93歳(撮影=フリート横田) ◆◆◆ 広島が新型爆弾の投下目標都市になった理由 月曜日の、晴れた夏の朝のできごとだっ
先日驚いたのは、Xに投稿された次のポストだ。 は???なんで萩生田2728万円が優勝パレードの車に乗ってんの???????(後援会長なのは知ってる) 大相撲名古屋場所で優勝した横綱・照ノ富士の優勝パレード。その車に自民党の萩生田光一前政調会長が乗っていた。エッセイストで好角家でもある能町みね子氏が「なんで」と投稿していた。
原作1ページ目の右上、読者が一番先に読み始める場所に「don't」の文字があり、最後のページの左下に「in anger」がある。最初と最後の単語に「ルックバック」というタイトルをはさむと『Don't look back in anger』という曲の名前が完成するというわけだ。それは音楽を愛するもの誰もが知るオアシスの名曲、ある背景を持つ楽曲の名である。 テロの追悼式でその歌が歌われた意味 英国紙『ガーディアン』の公式YouTubeチャンネルに、2017年にイギリスで起きたマンチェスターライブ会場テロ爆破事件の追悼式の映像が残っている。 英国紙『ガーディアン』サイトより 追悼式に集まった群衆の沈黙と赤ん坊の泣き声の中、1人の女性が伴奏もなく歌い始める。教会の鎮魂歌のように美しいメロディを持つその歌に群衆の声が加わり、やがてそれは追悼式全体を包む合唱になっていく。歌われた曲の名前は『Don't
『2028年 街から書店が消える日 ~本屋再生!識者30人からのメッセージ~』(小島俊一 著)プレジデント社 書店の危機をめぐる報道が絶えない。全国各地で廃業する店が相次ぐだけでなく、政府が本格的に書店支援に乗り出すことが喧伝され、直木賞作家の運営する「シェア型書店」に注目が集まったりもしている。 しかし書店危機の問題は業界の複雑な商慣習がからんでおり、外からは本質が見極めにくい。いったいなぜ書店は消えていくのか。 2028年というそれほど遠くない未来に「街から書店が消える」。そんなショッキングな仮説を提示する本書は、大手出版取次で営業部長を務め、地方書店の経営改革に携わったこともある経営コンサルタントによる警世の書だ。 書店人によって書かれた本がこのところ増えているが、それらと本書が一線を画するのは徹頭徹尾ビジネスの話、しかも現場から聞こえてくる声に軸足を置いている点にある。出版文化をめ
「お母さん お父さんへ これを読んでいるという事は、私が死んだって事ですね」――2018年8月に電車にその身を投げ、亡くなった永石陽菜(当時13歳)さん。中学2年生の彼女を何がそこまで追い詰めたのか? そして残された遺族の思いとは? ジャーナリストの高木瑞穂氏と、YouTubeを中心に活躍するドキュメンタリー班「日影のこえ」による新刊『事件の涙 犯罪加害者・被害者遺族の声なき声を拾い集めて』(鉄人社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む) 2018年8月28日、駅のホームから線路内へ飛び込み自殺を図ったのは永石陽菜(当時13歳)、中学2年生の少女だった。 陽菜の友人(19歳)は、この日を忘れもしない。 「たまたまバイトの帰りで、車でお母さんが迎えに来て、車に乗ったとき陽菜ちゃんが飛び込み自殺で亡くなったって聞いて。正直、半分嘘だと思っていて、状況がつかめなくて」 2歳年
桜蔭高校→慶應医学部→モルガン・スタンレー……。まさに“超エリート”といえる経歴を持ちながら、年収や地位を捨てて南房総に移住したくるみさん(24)の人生は、SNSでたびたび話題になっている。 「平均年収2000万」と言われる会社を辞め、20歳で結婚した夫と長男の家族3人で“年間100万円未満の生活”をするようになるまでに、一体何があったのか? 彼女が「エリートコース」から外れたことを後悔しなかった理由とは。(全3回の2回目/続きを読む) ◆◆◆ 医学部中退後、ヘッドハンターの紹介で外資系投資銀行と五大証券から内定 ――慶應義塾大学医学部を中退後、外資系金融大手のモルガン・スタンレーに入社されたそうですが、どのようにして採用に至ったのでしょうか。 くるみさん(以降、くるみ) Twitter(現:X)に、「証券系に興味ありませんか」というDMが来たので返信してみたら、ヘッドハンターを紹介しても
(右から)くるみさんとトマトさん ――結婚に至った経緯は? くるみ 慶應大学の医学部を中退した後、モルガン・スタンレーに入る前に不動産会社で働いていたんですけど、転職を考えて会社をやめていたので、名前を変えるんだったら今が合理的かなと思って。 ――籍を入れない選択肢もあったと思うのですが、あえて結婚を選んだのはなぜ? くるみ 結婚した方が日本の制度的にメリットが多いのと、私は苗字にこだわりがなかった一方で、トマトの方は苗字にアイデンティティがあったので、夫の方に合わせればいいかなって。 両親は学生結婚に反対 ――プロポーズもくるみさんから? くるみ プロポーズと言えるのかって感じですけど、「会社入ってから途中で名前変えるの面倒だから、今のタイミングで籍入れちゃわない?」みたいな、全然ロマンチックじゃないやつです(笑)。
「死刑囚って言うなっ!」4人が死亡した和歌山毒物カレー事件・林眞須美(63)が、長男に投げかけた“言葉の真意”〈映画『マミー』〉 相澤冬樹のドキュメンタリー・シアター
夏とは思えない涼しさの勝浦に移住 ――育児のために勝浦に引っ越しをされたそうで。 くるみさん(以降、くるみ) 移住先の候補地の中で、勝浦が一番、夏が涼しかったんです。夫のトマトはすごい暑がりなんで、その意味でもいいなと思って。でも、最初は夫にすごい反対されたんですけど。 (左から)くるみさんとトマトさん ――トマトさんは移住に後ろ向きだったんですか。 トマトさん(以降、トマト) 僕はもともと安定志向なので、ずっと生まれ育った場所で暮らしていきたいと思ってたんです。 でも結局、くるみの提案に乗ってみると面白いし、それもいいかな、と思えるようになっていった感じです。 くるみ 私が生活を定期的に変えたがるから、それに合わせてくれてる感じだよね。 生活費は3人で月6万7000円 ――くるみさんは23歳でほぼリタイア生活ができているそうですが、収入と支出含め、どんな風に生活を? くるみ この前ちょう
多額の不透明なカネや、高度医療に欠かせない集中治療室を崩壊させるなど、乱脈経営が際立っている、東京女子医科大学(東京・新宿区)について調査していた第三者委員会が、厳しい評価の報告書をまとめたことが関係者の証言などから判明した。 「女子医大の理事会は解散すべき、という第三者委員会の指摘に衝撃を受けました。これは岩本絹子理事長に対する実質的な辞任勧告だと思います」(女子医大関係者) 東京女子医大を支配してきた女帝の進退は、今後どのようになるのか。危機に直面している医療現場の状況も含めて、最新事情をお伝えする。
SNS上でも「損切は早めに」という声と「パニック売りをするな」という両勢力が錯綜し、混乱している様が見て取れた。 だが、市場の混乱期に重要なのは「冷静な対応」であることは歴史が証明している。市場の乱高下についていこうとすれば損失は深まるだけだ。 借り入れを原資に株式投資を行うのは“愚の骨頂” 《日々の株価の変動に一喜一憂するな》 作家・渡辺淳一氏の「鈍感力」というミリオンセラーがある。厳しく複雑な現代を生き抜くには、ある種の鈍さ、鈍感力というものが必要であると説いている名著だ。投資の世界も、ある種の鈍さ、鈍感力が結果として良好な成績を残すケースは少なくない。 とくに新NISAを通じて初めて株式投資を始めた人には「鈍感力」が必要かも知れない。「株式投資を始めて以降、始終、株価が気になってチェックしてしまう」と語る初心者は実に多いが、これでは株式投資に“取り込まれ始めている”ようなものだ。日々
東京都知事選(7月7日投開票)で2位となる約165万票を獲得し、今後の動向が注目されている石丸伸二前安芸高田市長(41)が、ユニクロを運営するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長(75)と、都知事選後に“極秘会談”していたことが、「週刊文春」の取材でわかった。 会談に同席した第二電電(現KDDI)共同創業者の千本倖生氏(81)らが事実関係を認めた。
冷凍うどんで有名なテーブルマークのホームページに「東京うどん日和」という企画があります。冷凍うどんにとことんこだわるテーブルマークが、東京のうどん文化そのものを盛り上げようと、都内の美味しいお店を紹介するページで、2011年に始まって以来13年、90店舗360種類ものうどんを食べ歩いて紹介している、もはや東京のうどんデータベースと言えるほどの情報量をもつページです。 ここで初めて公表するのですが、実はこの記事、すべて僕小宮山雄飛が(覆面で)食べ歩いて書いたものなんです! そんな僕が、90店舗訪れた中でも、今おすすめするお店をご紹介します。(※各店のメニューや価格などは取材時/更新時のもので、現在とは異なる場合があります)
平出和也さんと中島健郎さんが「世界中の登山家の憧れだった」理由 「誰もやっていないこと」を何度も成し遂げた2人が挑んだ人類未踏の“最難関ルート”とは《K2で遭難、救助は打ち切りに…》
保険金が隊員たちの“小遣い”として気軽に申請 陸自関係者が証言する。 「独身の自衛隊員は、駐屯地内の寮に住んでいることが多い。風邪や病気になった場合、医師が駐屯地に常駐していなければ、駐屯地外の民間病院で診断を受けます。例えばインフルエンザと診断されれば、病院のベッドではなく寮の個室で隔離・療養となることがある。この場合、富国生命だけに『みなし入院』として保険金を支払う独自の仕組みがあります。この仕組みを悪用するケースが相次いだのです」 この「みなし入院」を証明する重要書類が「隔離証明書」だ。「週刊文春」は、ある駐屯地で実際に提出された隔離証明書を入手。この文書からは、自衛隊による杜撰な保険金申請の取り扱いと、保険金が隊員たちの“小遣い”として気軽に申請されている実態が浮かび上がってきた――。
1997年に現役引退した“ギャオス内藤”こと内藤尚行氏 ©時事通信社 球団には1円も入金されていなかった 事態が発覚したのは、参加した講師からの訴えだった。 「野球教室のあと村中コーチから球団側に『(球団営業部で次長の)Aさんに何度も講師代が振り込まれていないと催促したが対応してくれない』と申告があった。球団は、その教室があったことも知らず、契約書もなければ稟議書もなかったことで、“闇営業”だったことが発覚したのです」(同前) 主催したスポンサー企業は仲介した代理店に開催費を支払ったものの、球団には1円も入金されていなかった。さらに球団が調査を進めるとA氏がかかわっている別の闇野球教室の存在も発覚した。
今回の都知事選で大躍進を遂げ、今や時の人となった石丸氏。そんな気鋭の政治家に強い関心を示したのが、日本を代表する超大物経営者だ。2人は7月下旬、共通の知人が仲介する形で秘密裡に対面を果たすのだが――。 7月22日の昼下がり、銀座・並木通り沿いの商業ビルの最上階にある豪奢なサロン。絨毯張りのフロアには重厚な深紅の丸テーブルが2つ、その周りに大きな革張りのソファが並ぶ。 部屋の奥に座っているのは、サロンの主、ドトールコーヒー創業者の鳥(とり)羽(ば)博道氏(86)。その横には、KDDIの前身、第二電電共同創業者の千本(せんもと)倖(さち)生(お)氏(81)が腰掛ける。
アベノミクスのブレーンとして知られる経済学者の浜田宏一氏。その活躍の裏側で長らく躁うつ病に苦しんできた。さらに回復の途上、実の息子を自死で亡くす。人生とは何か? ともにアメリカで活躍するハーバード大学医学部准教授で小児精神科医の内田舞氏を聞き手に、その波乱に満ちた半生を語る。7月19日に発売になった『うつを生きる 精神科医と患者の対話』(文春新書)から、精神医学と経済学の相似性について語られた箇所から一部抜粋してお届けします。(全4回の4回目/最初から読む) ◆◆◆ アベノミクスが実現したこと、やり残したこと 浜田 さて、戦後の歴史を見ると、円安だった時期のほうが日本経済は生き生きとしていた。円安でエズラ・ヴォ―ゲルから「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とおそらく揶揄をも含めて言われていた日本の成長経路は、日本の貿易相手、欧米の産業にとってはハンディがきつすぎたと思います。そこで円高を是正し
「それまでの人生分以上の性交をした 」と語る選手も 配布がはじまったのは、1998年ソウル五輪とされる。その後、7万個を用意しても足りなくなった2000年シドニー五輪以来、配布数は10万をこえるようになった。 公式的に、避妊具は啓発用だ。世界中の選手がコンドームを持って帰れば性感染症防止精神が広まるというわけだ。しかし、選手の性行為用だとする証言も出てきている。前出の金メダリストは語る。「IOCは認めないけど、事実だから隠さないよ。じゃないとあんな大量のコンドーム配らない」 。1992年バルセロナの2週間で「それまでの人生分以上の性交をした」と告白する英卓球選手マシュー・サイドにいたっては、五輪を「セックスフェスティバル」と表現した。 「選手の70~75%はオリンピックで関係を持っているだろう」 。こう語ったのは、6つの金メダルに輝いた米水泳選手ライアン・ロクテ。同じく金メダリストである米
西播磨県民局長のX氏が斎藤知事のパワハラなどの7項目にわたる疑惑を告発し、その後死亡した一連の問題について取材を続けている「週刊文春」のK記者が解説する。 「斎藤知事の関連政治団体として『さいとう元彦後援会』と『ひょうごを前に進める会』という2つの団体があるのですが、政治資金収支報告書によると、知事に当選した2021年に両団体の経常経費の項目について、それぞれ約490万円と約410万円、合計約900万円が事務所費として計上されているのです。 当時はどちらの団体も代表者は知事のお父さんで、『主たる事務所』の所在地というのも、当時はともにお父さんの家、つまり斎藤知事の実家だったんです。そうすると、900万円もの事務所費というのは、ちょっと高すぎないか」 果たして本当に900万円の経費がかかっていたのか――。斎藤知事の代理人に尋ねると、返ってきたのは“釈然としない回答”だった。 「一回目の答えと
世界的な人気を誇るアメリカのオートバイメーカー「ハーレーダビッドソン」の日本法人「ハーレーダビッドソンジャパン(HDJ)」のディーラーで「自社登録」や「業販」といった正規ディーラー契約上の禁止行為が相次いでいることを受け、日本を含むアジア太平洋地域を管轄する「ハーレーダビッドソンアジアパシフィック(HDAP)」が調査に乗り出していたことが「週刊文春」の取材で分かった。
「阪神・オリックス優勝パレード担当 兵庫県元課長が死亡 告発文で『疲労し療養中』と記載 斎藤知事が公表」(毎日放送7月25日) 《兵庫県の斎藤知事を告発した文書で、阪神・オリックスの優勝パレードの業務で疲弊し療養中と記載されていた元課長の男性(53)が、今年4月に死亡していたことがわかりました。》 ここで言う「斎藤知事を告発した文書」とは、この春まで兵庫県で西播磨県民局長を務めていた60歳の男性職員(以下X氏)による文書のことだ。 X氏は3月中旬、知事による部下へのパワハラや視察先企業からの贈答品の受け取りなど7項目の疑惑を指摘した文書を、一部の報道機関や県議に送付。県はX氏が文書作成者だと断定し、X氏の公用PCを押収した。 その2日後、斎藤知事は定例会見で「業務時間中に『うそ八百』を含め、文書を作って流す行為は公務員として失格だ」と述べた。県はX氏を停職3カ月の懲戒処分にした。 7月12
昨年2月25日にNHK-Eテレで放送された「ETV特集 ルポ死亡退院 ~精神医療・闇の実態~」。2023年のテレビで最も優れたスクープ報道として高く評価された。日本新聞協会賞、放送人の会グランプリ、石橋湛山早稲田ジャーナリズム大賞、貧困ジャーナリズム大賞など主だった賞の最高賞を受賞した。 東京・八王子市にある民間の精神科病院・滝山病院。精神科のほかに内科も併設し、人工透析治療などができるため、精神疾患に加えて腎疾患などを抱える合併症の患者が他の病院からも送り込まれてくる。そこではベッドに寝たきりの高齢患者を看護師らが問答無用で殴る、叩く、つねる、蹴る。暴力や虐待が日常茶飯事。ベッドに縛り付ける身体拘禁も日常化。入手した資料で入院患者の約8割が死亡して退院。いったん入院すると死亡しない限りは退院できないというおぞましい実態、“死亡退院”の現実があった。 「このままでは殺される……。どうか助け
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