サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
Wikipedia
bunshun.jp
『点と線』や『ゼロの焦点』『砂の器』といった長編推理小説によって国民的作家の地位を築いた松本清張は、もちろん短編も名作の宝庫。数百作に及ぶ清張短編の中からミステリ界の旗手二人が各々のベストを厳選、その魅力について縦横無尽に語り合った。 北村 今回は私と有栖川さんが持ち寄った、それぞれのベスト5を中心に、非常に豊かな宝の森、松本清張の短編について語り合いたいと思います。清張先生の短編は質量共にさすがで、アンソロジーも多数編まれています。それらの収録回数ベスト3の作品では、すでに語り尽くされている「張込み」と「顔」が同率トップという結果になりました。 有栖川 両方とも、「或る『小倉日記』伝」などで歴史小説的な作風を見せていた松本清張が、推理作家としての存在感を示し始めた初期の作品ですね。 北村 多彩な清張短編だからこそ、何を選ぶかに編者の個性が出ますね。佐野洋・五木寛之選のアンソロジー(『短編
2021年7月、ミュージシャン・小山田圭吾氏は表舞台から姿を消した。過去に雑誌に掲載された自身の“いじめ告白”記事がSNS上で炎上し、東京オリンピック開会式音楽担当の辞任を余儀なくされたのだ。 炎上の発端となったX(旧ツイッター)の投稿がされたのは、就任が発表された翌日の早朝。その後、どんどん過熱するバッシングに小山田氏と周囲の人々は追い込まれていく。 ここでは、ノンフィクション作家の中原一歩氏が小山田氏本人や関係者に取材してまとめた『小山田圭吾 炎上の「嘘」 東京五輪騒動の知られざる真相』(文藝春秋)より一部を抜粋して紹介。炎上の影響は小山田氏の家族にも及び、ついに「殺害予告」にまで発展する――。(全4回の4回目/最初から読む) 小山田圭吾氏 ©時事通信社 ◆◆◆ ホテルでの逃亡生活 炎上は本人以外にも影響を与え始めていた。リハーサルの最中、家族からあるメールが入る。 「週刊誌の記者らし
2021年7月、ミュージシャン・小山田圭吾氏は表舞台から姿を消した。過去に雑誌に掲載された自身の“いじめ告白”記事がSNS上で炎上し、東京オリンピック開会式音楽担当の辞任を余儀なくされたのだ。 炎上の発端となったX(旧ツイッター)の投稿がされたのは、就任が発表された翌日の早朝。小山田氏は不安を抱えながらバンドのリハーサルを行っていたが、事態は徐々に深刻さを増していった。「誰ひとり、事実がわからなかった」小山田氏の家族も過熱するバッシングに動揺していたという。 ここでは、ノンフィクション作家の中原一歩氏が小山田氏本人や関係者に取材してまとめた『小山田圭吾 炎上の「嘘」』(文藝春秋)より一部を抜粋して紹介。小山田氏とその家族、そしてマネージャーの高橋氏は“試練の日々”をどう過ごしたのか。(全4回の3回目/最初から読む) 小山田圭吾氏 ©文藝春秋 ◆◆◆ 初めてのスキャンダルにマネージャーも動揺
2021年7月、ミュージシャン・小山田圭吾氏は表舞台から姿を消した。過去に雑誌に掲載された自身の“いじめ告白”記事がSNS上で炎上し、就任したばかりだった東京オリンピック開会式音楽担当の辞任を余儀なくされたのだ。 小山田氏は炎上の直後に発表した声明文で、問題とされる雑誌の記事について「事実と異なる内容も多く記載されております」と主張している。では、実際には、現場で何が起きていたのか。 ノンフィクション作家の中原一歩氏による小山田氏インタビューの一部を『小山田圭吾 炎上の「嘘」』(文藝春秋)より抜粋して紹介する。(全4回の2回目/最初から読む)
2021年7月、ミュージシャン・小山田圭吾氏は表舞台から姿を消した。過去に雑誌『ロッキング・オン・ジャパン』や『クイック・ジャパン』に掲載された自身の“いじめ告白”記事がSNS上で炎上し、就任したばかりだった東京オリンピック開会式音楽担当の辞任を余儀なくされたのだ。 小山田氏は炎上の直後に発表した声明文で、問題とされる雑誌の記事について「事実と異なる内容も多く記載されております」と主張している。では、何が事実で何が事実ではないのか――。 ノンフィクション作家の中原一歩氏による小山田氏インタビューの一部を『小山田圭吾 炎上の「嘘」』(文藝春秋)より抜粋して紹介する。(全4回の1回目/続きを読む) 小山田圭吾氏 ©文藝春秋 ◆◆◆ 「全裸でグルグル巻」は本当なのか? 『ロッキング・オン・ジャパン』も『クイック・ジャパン』も、いじめの内容はもちろん、話をしている文脈も違う。ただ、これらの記事の内
冬はスキー、夏は「雲海テラス」の絶景で知られる北海道屈指の人気ホテル群「星野リゾート トマム」(占冠(しむかつぷ)村)。ところが……。 雲海が美しい「星野リゾート トマム」のHP 昨年秋の“中国マネーが買い漁る”シリーズ(電子版で配信中)でも取り上げたが、星野トマムを2015年に約183億円で買収したのが、中国の大手財閥「復星(フオースン)集団」だ。以来、復星が所有し、星野が実際の運営を担ってきた。
総務省が5年ごとに行う「住宅・土地統計調査」(2023年)が発表された。全国の空き家数は900万戸。前回(2018年)調査に比べて51万戸、5.97%の増加。住宅総数に占める空き家の割合(空き家率)は13.8%に達する深刻な状況であることが各種メディアで一斉に報じられた。 写真はイメージ ©Nobuyuki_Yoshikawa/イメージマート たしかに空き家数は1958年調査では全国でわずか36万戸にすぎなかったのが、65年間で25倍になったことになる。また空き家のうち、個人住宅で何らかの理由で誰も住まない放置状態になった空き家数は全国で385万戸、前回調査比で37万戸、10.5%の増加となったことは、人口減少が加速し、高齢化が進む日本で一大社会問題になることが懸念される現象として多くの識者がコメントしている。 空き家率が高いエリアを都道府県別にみると、和歌山県、徳島県の21.2%を筆頭
片山副知事 驚くべきことに、4月ころから県の総務部長や産業労働部長が、X氏の極めて私的なデータを県職員や県議に見せて回っていたと、複数の県関係者が明かしている。 「産業労働部長から文章の内容を見せられた関係者は、『もしアイツ(X氏)が逆らったら、これの中身、ぶちまけたるねん』と、産業労働部長から強い言葉を聞かされたというふうに証言してくれました」(前出のO記者) プライベートを利用し「脅迫」していた だが、このX氏のプライベートな文章は、知事に対する一連の疑惑とは無関係なものだ。X氏のプライベートな文章を見せられた県関係者は、このように捉えているという。 「今回のX氏の告発文書と、X氏の私的な内容というのは、直接関係のない資料であるというような受け止め方をしていて、今回のX氏の告発の趣旨が変わるようなものではないというふうに聞いています」(同前) 告発とは無関係なプライベートなデータを利用
本作に関しては、すでに他媒体で原作小説にフォーカスした記事を書いたのだが、まだ全然言い足りないんですよ! という話を文春オンラインの編集氏にしたところ「じゃあ書くべし」とのことなので、さらに踏み込んだ話をここで披露させていただくのだ。 ナチスはアウシュヴィッツを「関心領域」と実際に呼んでいた! ときに「関心領域」というタイトル、本来の意味は何なのか? 自らの関心事からちょっとでも外れていれば、そこにどんな地獄があろうと黙殺できてしまう人間の正常化バイアスのおぞましさを示す、心理的ダークサイドの核心を突く実に見事な言葉である。……がしかし、実はこの説明は半分しか正解でない。 なぜというに、実はそもそもナチス親衛隊が、アウシュヴィッツ収容所エリアをコードネーム的に「アウシュヴィッツ関心領域(Interessengebiet des KZ Auschwitz)」と実際に呼んでいた歴史的事実がある
「同情の余地なし なぜ事前に指導できなかったのか」と厳しい声も ではスポーツ新聞の担当記者はどう見ているのか? 各紙の「記者の目」を見ていこう(7月20日分)。 スポーツニッポンは『体操・宮田が五輪辞退 主将が公然とルール違反…同情の余地なし なぜ事前に指導できなかったのか』。 ・今回の宮田の五輪代表辞退は当然であり、同情の余地は全くない。 ・代表チームの主将でありながらなぜ公然とルールを破るような行動を取ったのか、なぜ事前に周囲が指導できなかったのか、その本質的な部分を解明することが何よりも大切だ。五輪辞退だけでうやむやにすることは絶対に許されない。 6月、パリ五輪での新ユニフォームを披露する体操女子日本代表 ©時事通信 スポニチ編集委員・藤山健二氏はかなり厳しく書いていた。 サンケイスポーツは『【記者の目】パリ五輪代表辞退の宮田笙子、想像以上の重圧でもルール破ってよい理由にはならない』
今年でデビュー9周年を迎える9人組ガールズグループTWICE。彼女たちを象徴するキーワードを挙げるとしたら「挑戦」が真っ先に思い浮かぶ。結成から現在まで、常に新しい道を歩んできたグループだ。特筆すべきは、彼女たちの活躍によって、K-POPグループの日本人メンバーが活躍できる領域がさらに広くなった点だろう。 中でも、日本人のサナ(本名:湊﨑紗夏)はとりわけ注目に値するメンバーだ。彼女は韓国で、ファンだけではなく大衆からも高い人気を集めている。 TWICEのサナ27歳 ©時事通信社 K-POP界の先入観を振り払ったTWICE 韓国人5人、日本人3人、台湾人1人で構成されるTWICEがデビューしたのは2015年。この頃のK-POP界は、海外からの人気が上昇する一方で、外国人メンバーに対してかなり排他的な立場を取っていた。特に韓国の社会情勢によって、日本人メンバーに対しては他の国籍のメンバーと比較
「何もない自分に何ができるか」すごく考えていた小さい頃 ――最初にタトゥーを入れたのはいつでしょうか。 大黒堂ネロ(以下、ネロ) 18歳の時です。高校を中退して、通信制に通っていたんですけど、その時にタトゥーを入れている人が周りにいて。それでカッコいいなと思って、軽いノリで入れました。 ――ご家族や同級生が入れていたり? ネロ いえ、全然なかったです。小さい頃は「おかあさんといっしょ」や「天才てれびくん」を見ていたような子どもでしたし、タトゥーを見たことはありませんでした。 ――小さい頃は何に興味があったんですか。 ネロ 特に趣味も好きなこともなかったです。自分に何も特徴がなくて、それが嫌で。何もない自分に何ができるかってことをすごく考えていました。 ――意外です。 ネロ で、自分にできることは同じことを何回も繰り返すことだと思って。特別なことはできないけど、昔から何かに熱中することが多く
浜田 舞さんのお母さまの千代子ドクターとは友達でありながら、同時に千代子先生に精神科医としてアドバイスを仰ぎ、様々な面で助けてもらいました。イェール大学の入院生活を終えた後もうつが続き、どうしても母国語の日本語でないと本心が語れないと感じていた1987年頃に、ちょうど舞さんとご両親がニューヘイブンに越してきて、経済学部の研究員に日本人の精神科医である千代子先生を紹介してもらいました。 千代子先生は当時イェール大学の客員研究員として臨床を勉強されていたので診察を受けることはできなかったのですが、たくさんの相談に乗ってもらったのです。その後もアメリカに主治医がいるものの、少し長めに日本に帰国する機会があったときには、千代子先生に日本の精神科の主治医として診ていただいた。「うつは患者のエネルギーが回復する治りかけが最も自殺のリスクが高く、危ないから油断してはならない」ということを適切な時に言って
今年3月に斎藤元彦・兵庫県知事の違法行為等を西播磨県民局長のX氏が告発した問題は思わぬ展開を迎えた。7月7日にX氏が生家で遺体となって見つかり、12日には片山安孝副知事が辞職願を提出。県庁を揺るがす事態となり、波紋を広げている。 知事+4人組は「牛タン倶楽部」 「文書には、『知事のパワハラは職員の限界を超え、あちこちから悲鳴が聞こえてくる』『知事の自宅には贈答品が山のように積まれている』など、7項目にわたる疑惑が記されていました」(地元記者)
なるほど、ラ・キャナーダ・フリントリッジね! ロサンゼルス・タイムズ紙が、大谷翔平選手が同地に豪邸を購入したことを報じた時、そう思った。妙に納得してしまったのは、セレブが多数居住する世界的に有名な高級住宅地ビバリーヒルズなどではなく、あまり知られていないラ・キャナーダ・フリントリッジだったからだ。 LAタイムズは問題なくフジテレビと日テレは問題視されたワケ 大谷選手が豪邸を購入したラ・キャナーダ・フリントリッジなら、ツーリストたちはさすがに訪れないのではないか。プライバシーを大事にする大谷選手はなかなか賢い選択をしたと思ったのだ。 ところが、である。大谷選手ファンは同地まで足を運んでしまったようだ。フジテレビの「イット!」によると、豪邸には多くの観光客や地元の人々が訪れる状況が起きているという。この背景には、日本テレビやフジテレビが、豪邸の前まで行って住所が特定できそうな撮影をしたり、近隣
先週号の記事に対する松本側の反論は驚くべき内容だった。松本本人が探偵への依頼を了承していた事実やX氏への脅迫めいた言動を認めた。そのX氏が今回実名で取材に応じ、松本側による出廷妨害のすべてを証言する。 ▶Ⅹ氏が実名告発「田代弁護士の脅迫をすべて明かす」 ▶被害女性たちが連続反論「A子さんを孤立させない」 「『週刊文春電子版』掲載記事について」と題されたA4用紙7枚の反論文に目をやりながら、男性は、意を決したように語り始めた。 「あの日、私が田代政弘弁護士からA子さんに証言台に立たないようにしてほしい旨の打診を受けたことは、紛れもない事実です。私がその申し出を拒絶したのは、何より『性的行為を強要された』とするA子さんの話が真実であり、松本人志氏のおぞましい行為に憤りを感じているからです」 さらに、こう続ける。
今年3月、斎藤元彦知事のパワハラやおねだり疑惑など兵庫県政が抱える7つの問題点を糾弾した文書は当初“怪文書”扱いされた。それから4カ月、文書は今、県政を大きく揺さぶっている。作成者の死と引き換えに――。 7月7日午後8時半。兵庫県姫路市の静かな住宅街の一角はものものしい空気に包まれた。赤色灯のついたパトカーや救急車が、ある民家の周りに集まっている。近隣住民が訝しむ。 「あの家、空き家やったはずやけどどうしたんやろ」 家の中には、60歳の男性の遺体があった。この春まで兵庫県で西播磨県民局長を務めていたⅩ氏は、今は誰も住んでいない生家を最期の地に選び、静かに命を絶ったのだった。彼のスマートフォンには、最愛の家族へのメッセージと共に、こんな文言も遺されていた。 「死をもって抗議する」
物語は、東京都内で発生した冷酷な女子中学生連続殺人事件で幕をあける。逮捕されたのは現場近くに暮らす40代男性。彼の弁護を任された女性弁護士は、男性が自白を強いられたことを知り、冤罪を晴らすために奔走するが……。これだけだと、いわゆる“勧善懲悪”もの、または、弱者のために真実を明かすリーガル・ドラマに思われそうだ。しかし、そんな生易しいストーリーではない。小説ながら、8年にも及んだという取材成果をまとめたという本書には、警察、検察の堕落がこれでもかと描かれている。青木理氏が異色の小説の魅力に迫った。 ◇◇◇ 里見蘭氏の『人質の法廷』 刑事司法に満ち満ちた矛盾や不正義とは具体的に何か 事実は小説よりも奇なものだと、英国の詩人は19世紀に評した。いまさらながら言い得て妙、現実の社会は往々にして凡百の小説などよりはるかに怪奇性と複雑性に満ち、矛盾と不正義にも溢れている。本作がテーマとしたこの国の刑
両親からの多額の仕送りを受け取り、日本での生活を送る中国人留学生たち。だが、彼らの胸の奥には低迷する母国の経済状況と、将来への不安が渦巻いていた。自身も留学生として来日した筆者が見た、中国人留学生のリアル――。 ◆◆◆ 仕送りが月50万円を超える中国人留学生たちの“迷い”と“不安” コロナ禍を経て、日本に来る中国人留学生の数は少しずつ増え始めている。近年は江浙滬とよばれる江蘇省・浙江省・上海一帯の小康家庭(比較的裕福な家庭)の子息が多く来日し、高田馬場に集まり、中国人留学生を対象にした大学受験予備校や飲食店に通っている。
日本時間7月14日、ペンシルベニア州で開催された集会の演説中、D・トランプ大統領候補が銃撃された。トランプ大統領候補は右耳を負傷、不幸にも集会参加者の1名が死亡、さらに2名が重傷を負った。 容疑者は20歳の現地在住のトーマス・クルックス容疑者と特定され状況や遺留物から使用された凶器はAR-15ライフル、短時間で8発発砲、そのうちの一発がトランプ大統領候補の右耳の上を貫通し負傷させ、さらに別の一発が集会参加者を死に至らしめ、さらに少なくとももう2発がおなじく参加者を負傷させた。 ゴルゴ13と同じ銃器を持っていた容疑者 AR-15は、アメリカで頻発する銃乱射事件でたびたび凶器として使われる半自動ライフルである。口径は5.56mm。米軍、自衛隊の小銃と同じ弾丸を使用する日本では、民間人が現在手に入れることができない強力な武器である。容疑者の父親がそれを合法的に購入したそうであるが、AR-15は、
11日のテレビ朝日系の番組では山崎氏の質問を「前提が正しくない」とかわしたことについて「女こどもに容赦するのは優しさじゃない」「(頭を)ポンポンとやってあげる感じがよかった? それも失礼ですよね」という価値観を披露する。公人を目指した(公人でもあった)人物への批判は大きかったが、しかし選挙期間中に候補者へのインタビューや討論会をガンガンやっておけばもっと早く人物像が広く共有されたのでは?とも思う。 選挙当日、ラジオの特番で石丸氏を“体験”した 実は私も石丸氏を選挙当日に“体験”していた。TBSラジオの選挙特番に出演していたのだが、番組中盤で石丸氏とリモートでつながった。MCを務める荻上チキ氏が「今回の都知事選挙、手応えを感じたと先ほど発信もされていましたが、特にどんな点、手応えを感じた選挙だったのでしょうか?」と質問すると、石丸氏は「うん? どのくだりの話をされてらっしゃいます?」。荻上氏
「(誤情報によって取材班の)僕らをハメに来てるんだろうなと、率直にそうとしか思えなかったです」 しかし、取材していくうちにその情報が真実であることがわかっていく。2人は一体どのようにして出会ったのか? 「出会いは今年に入ってから、旭川の3・6(サンロク)街と呼ばれる歓楽街でした。そこのあるバーで、2人は偶然知り合ったようです。そこから肉体関係に発展したと取材を進めた結果、わかりました。2人はその後も、旭川市内で何度か接触をしていました」 高校時代に撮影された内田の“わいせつ動画” 2人の関係が発覚した経緯 なぜ2人の関係がわかったのか。高橋記者はこう説明する。 「これが発覚したのが、衝撃的で……。内田容疑者は何回か逮捕されているのですが、その取調べ中に『中央署のXさんとは不倫関係にありました』ということを自白しているんです。警察が内田の携帯を押収し、チェックすると『これは間違いないな』と、
「年齢確認いいですか?」 コンビニ店員から年齢確認を求められ、「馬鹿にしてんでしょ。感じ悪いよ」と悪態をつくマダム。しかし彼女のことを本当に17歳と信じて心配するコンビニ店員の言葉を聞くうちに、心を動かされて――。 これは映像制作ユニット「こねこフィルム」によるショートドラマ『年齢確認VSプライド』の一幕。動画がSNS上でバズるや否や、マダム役を演じる女優・赤間麻里子(53)の演技にも注目が集まった。 赤間麻里子 ©文藝春秋 今年は朝ドラ『虎に翼』(NHK)やドラマ『アンメット』(フジテレビ系)にも出演。53歳にしてついにブレイクを果たした赤間が、無名塾時代の挫折、育児による10年のブランク、そして映画初出演後に発覚した病について初めて語った。(全3回の1回目/#2を読む) ◇◇◇ 「こんなに可愛いと言われるのは、53歳にして人生初めて」 ――『年齢確認』シリーズはTikTokはじめSNS
「おまえらみたいなサルがいるから、この大学はダメなんじゃ!」 ――濱井さんは「9浪」と言いつつ、2009年にストレートで大阪の私大の経済学部へ入学しています。“憧れ”の大学生活はどうでしたか。 濱井 実は入学後すぐ、その大学に失望してしまったんです。というのも、学生たちがうるさすぎて授業が聞き取れないし、教授には「おまえらみたいなサルがいるから、この大学はダメなんじゃ!」と怒鳴られるし……屈辱でしたね。地元を出て高校の下劣な奴らと離れたのに、また同じレベルの人間に囲まれた気がして。 ©志水隆/文藝春秋 ――これじゃ、高校時代と変わらないと。 濱井 はい。あと、他大の学生はどんな雰囲気かを確認したかったので、インカレサークルに入ってみたんです。 そこで知り合った京大や同志社の学生はみんな優しくて、物事の考え方も多面的で、自分の周りにいた学生と全く違うことに心底驚きました。高校までは怒鳴られた
昭和天皇(1901〜1989)は、戦争、復興、繁栄と激動の時代をくぐり抜けた昭和を体現する人物だ。旧皇族の久邇邦昭氏は義甥にあたり、かわいがられた。 昭和天皇陛下は、私の義理の叔父様にあたる。父の妹が皇后様→皇太后様→香淳皇后様だからだ。 昭和天皇様は私の懐かしい方、尊敬措く能わざる方、そして今でも私の心の中においで下さる方と思っている。 昭和様を存じ上げていた方、話に聞いていたような人々はまずすべて浄土に行ってしまった。私が95歳になったのだから当然だ。だから昭和天皇様の思い出を書くのにも、何か確かめてみようというのは無理で、私の記憶に頼らざるを得ないが、何しろ天皇様のおかくれからもう随分の時が流れた。何か間違っていても御容赦願おう。 昭和天皇 ©文藝春秋 私が昭和天皇様にお目もじしたのは昭和5(1930)年のこと、私は昭和4年3月の生まれだが、皇族は生後1年たつ頃、賢所(宮中三殿)に御
2019年から北海道で66頭の牛を相次いで襲い、2023年7月ようやく駆除されたOSO18…。予想のつかない動きから恐れられた最凶熊はその後どうなったのか? 調査のため堆肥から骨を取り出した人間たちのエピソードを、新刊『OSO18を追え “怪物ヒグマ”との闘い560日』(文藝春秋)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む) 執念の末、見つけだしたOSO18の遺体はどんなものだったのか…? 写真はイメージ ©getty ◆◆◆ 有元ディレクターの執念 かえすがえすも残念だったのは、OSOの死体が、それと知られぬままに解体されて既に食肉として流通してしまったことだった。そのため、OSOが何を食べていたのか、なぜ牛を襲うようになったのか、というこの事件最大の謎を解く鍵を失ってしまった。 ただ捕獲者は、わずかにOSOの牙だけは持っていた。その提供を受けた釧路総合振興局から道総研に送
父親が脳出血で倒れ要介護になり、家庭は年収180万に ――濱井さんは18歳から27歳までの9年間を「浪人」として過ごしていますが、子どもの頃から学歴へのこだわりが強かったのですか? 濱井 実は高2の終わりまで、東大と早稲田以外の大学を知らなかったんです。それまで、大学進学を考えたことは一度もありませんでした。 というのも、私が生まれたのは兵庫県丹波市という山間部です。親族や周囲には大卒者が1人もおらず、「大学生」という生き物を見ないまま育ちました。父は郵便局員で、田舎では裕福な家庭だったと思いますが、私が10歳のときに父が半身不随になりまして。 ©志水隆/文藝春秋 ――ご病気ですか? 濱井 脳出血で倒れて要介護度5になり、その後亡くなるまでの18年間は寝たきりでした。父がいるのは基本的にリハビリ施設か病院で、家に帰るのは「外泊」。ある日を境に、母と私、弟、妹の母子家庭状態になったんです。
日本でも多くのファンを抱える9人組ガールズグループKep1er(ケプラー)が、まもなく7人体制で再出発する。元々2年6ヶ月の期間限定のプロジェクトユニットであったため、発表当時は7人の再契約とグループ存続を喜ぶ声と同時に、マシロとイェソの2名が去ることを嘆く声も多くあった。 約2年半駆け抜けてきた9人の姿、Kep1erというグループが歩んできた道とは、一体どのようなものだったのか? 今、改めて振り返りながら、彼女たちの今後の展望についても予想してみたい。(全2回の前編/つづきを読む) 人気オーディション番組から生まれた多国籍ガールズグループ Kep1erは2021年に放送された韓国・Mnetのオーディション番組「Girls Planet 999:少女祭典(通称:ガルプラ)」から誕生した日中韓の多国籍ガールズグループだ。Mnetのオーディション番組といえば「PRODUCE 101」「PROD
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『文春オンライン | 週刊文春も読めるニュースサイト』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く