サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ドラクエ3
bunshun.jp
「労働組合からも辞めろ、議会からもメディアからもそして最後は副知事からも辞めてくれと言われて本当に最後は独りぼっちだった。だけどやっぱり僕は辞めるわけにはいかない」 黒山の人だかりの中心でマイクを持つ手に力を込めたのは、斎藤元彦前兵庫県知事(46)だ。 街頭演説には聴衆が殺到 県議会から不信任を全会一致で突き付けられた斎藤氏。“出直し知事選”には稲村和美前尼崎市長や清水貴之前参院議員らが相次いで出馬表明した。四面楚歌でスタートしたかに見えた選挙戦だが、斎藤氏はムーブメントとでも呼ぶべき人気を巻き起こしているのだ。背景には何が――。
家具・インテリア業界のトップを走り続けるニトリホールディングスの会長・似鳥昭雄氏(80)と、ディスカウントショップの雄「ドン・キホーテ」を運営し、2024年には2兆円超の売上高を記録したパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)創業会長兼最高顧問の安田隆夫氏(75)。日本の小売業界に一大旋風を巻き起こした創業者2人が、経営を成功に導いた要因について語り合った。 ◆◆◆ 「私は普通の人ができることが、できないだけ」 似鳥 これまで、いかにも自分が運を活かしてきた稀有な経営者であるかのような話ばかりしてきましたが、本当のところは、私は普通の人ができることが、できないだけ。だからこそ、自分で起業して頑張るしかなかった。実は私、発達障害なんですよ。 安田 発達障害? ずいぶん商売の才能が発達した方だと思いますけど?
「妻子ある身で他の女性に惹かれたことは、ひとえに私の心の弱さだと思う」 11月11日、涙を滲ませながら自身の“不徳”を釈明した国民民主党の玉木雄一郎代表(55)。写真週刊誌「FLASH」電子版で報じられた元グラビアアイドルの小泉みゆき(39)との不倫が物議を醸している。 党内から批判の声が続出 「記事では、今年7月に玉木氏と小泉が香川県高松市内のホテルで一夜をともにしたことを詳報。衆院選投開票直後の10月30日には、新宿のワインバーで密会していたところを撮影されています。玉木氏は同日中に会見を開き『概ね事実』と認めて火消しを図りましたが、玉木氏に近い議員を含め党内から想像以上に批判の声があがっている。結果、党内の倫理委員会を開催して調査を行うことが決まりました」(政治部デスク) 涙を浮かべて不倫報道を謝罪した玉木氏 ©時事通信社 与党過半数割れの中でキャスティングボートを握った野党代表の醜
コスプレ姿の小泉(本人ブログより) 最初は熱心に議論に耳を傾けているだけだったという小泉。だが、今年に入ってから、その行動がエスカレート。国民民主党は憲法改正に賛成の立場だが、それに反対する護憲派の傍聴者らに対して、ある行動をとるようになったという。傍聴に参加していた人物が振り返る。 「玉木氏の発言に対して傍聴席からヤジが飛ぶと、小泉さんが立ちあがってその人物を指さし……」 まるで“女王様”のような高圧的な振る舞いをしていたという小泉。現在は削除されているSNSでもたびたび、保守的な思想を見せていたという。 玉木事務所の回答は… 事実関係を尋ねるために小泉のグッズを販売していたオンラインショップの窓口に問い合わせたが、反応はなし。小泉が観光大使を務めていた高松市観光交流課に聞くと、「本人にもマネージャーにも連絡がつかない」と困惑した様子で語るのみだった。 玉木事務所は書面で次のように回答し
アイ 公式YouTubeより その後、ファンの男は自殺し事件は終わったかに見えたが、アクアはアイに子供がいると犯人に吹き込んで襲わせた黒幕が別にいて、その正体は素性のわからない自分たちの父親だと推察。高校生に成長したアクアは真犯人を探すために、生前にアイと親交のあった芸能関係者に近づくため、タレントとして活動するようになる。 ミステリー、サクセスストーリー、青春恋愛、芸能界のお仕事が並行して展開 物語は、アクアが母親を殺した犯人である実の父親を探すミステリー&サスペンスだ。父を探す中でアクアは芸能界で活躍する人々と出会い、俳優やタレントとしてさまざまな仕事をこなしていく。 物語の主人公であり視点キャラクターでもあるアクア 公式YouTubeより その過程で芸能界に蔓延している様々な問題に直面するのだが、同時進行でルビーがアイドルデビューし、元天才子役の有馬かな、ユーチューバーのMEMちょと
A氏によれば、藤井が強盗を始めたのは、10月初旬。1週間に一度、自宅のある愛知県から関東に乗り込み、無軌道な犯行を繰り返していたという。藤井はA氏に「犯行の手口」についてもこう語っていた。 「キャッシュカードの暗証番号を吐かせるためには手の指を折るんだよ。それで番号を聞き出したら、もう一回同じ指を折る。それでも同じ番号を口にすれば、その番号で間違いない」 さらに不敵な笑みを浮かべながら過去の“武勇伝”も得意げに披露したという。 「ある現場では、女を攫(さら)って性的凌辱を繰り返したんだよね。それを指示役の男にテレビ電話で見せたらめちゃくちゃ喜んでいた」 自身が犯した罪の重さに向き合うことなく、ひたすら能天気に犯行を“自供”していたというのだ。 警察庁長官の露木康浩氏 ©共同通信 指示役は「何者なのか全く分からない」 再びA氏が語る。 「いずれの現場でも指示役の男は同一人物だったようですが、
凶悪な緊縛強盗の温床となっている「闇バイト」。いかにして若者を“リクルート”し、非道に走らせるのか。匿名アプリで金額が提示され、身分証の提示を求められて――。潜入取材した取材班が目撃した衝撃の実態とは。 ▶「死体運搬も」「500万の案件」「捜査員の顔を盗撮して」 ▶振り込め詐欺から新規参入、指示役はカンボジア、タイ… ▶警察がマーク 強盗現場にいつも現れるリフォーム車両 ▶3事件に関与 藤井柊の告白「指を2回折り」「性的凌辱を」 「今日だったら新宿で200万の運び案件ありますよ」 ——え、そんなのあるんですか。気になります。 「あります、あります」 ——“運び”っていうのはクスリとか……? 「そうっすね。たまに死体とかもありますけど」 小誌記者が“闇バイト”に応募したところ、電話口の男はあっけらかんとした口調でこう応えた。 さらに詳細を知るためやり取りを重ねていくと、衝撃の事実が明らかにな
トランプ氏の発言に反発する声明を発表 公式ホームページによれば会員数は1万人超で、全米100カ所以上に支部がある。そして――。JACLは「反トランプ」の旗幟を鮮明にしている団体でもあるのだ。 「トランプ氏は最初に共和党の指名争いをしていた2015年に、イスラム教徒の入国規制を主張する中で、その前例として日系人の強制収容に肯定的に言及した。JACLは反発する声明を出しましたが、トランプ氏は大統領就任後の2019年度予算でも、意趣返しとばかりに強制収容の歴史保存団体への助成金停止を提案しました」(米政治記者) JACLの反トランプ声明(団体ホームページより) 今回の大統領選直前にも、対決の場面があった。 「10月15日、トランプ氏が連邦議会襲撃事件に言及。有罪判決を受けて服役中の暴徒について『不当な拘束で、強制収容された日系人と同じ』と訴えた。これに対し、JACL事務局長はすぐさま声明を発表。
眞子さんとの結婚から3年、米国の弁護士として順調に地歩を固めている小室圭さん。所属先の団体では、米政府へのロビイングも行う重要な役職を担う。だが、その順風満帆なキャリアも、“あの男”の大統領就任で——。 ▶︎民主党と蜜月の人権団体で“教育委員”に就任 ▶︎英メディアで絶賛記事も筆者はステマのプロだった ▶︎「圭さんに常識があれば」眞子さん 日本画の師の“遺言” 〈日本人の視点では、人間関係を築くことは特別な力であり、それがビジネスでの成功に必要な信頼を生み出すことを、私は身をもって知っています〉 〈日本文化では、人間関係を築くにあたって忍耐や遠慮、他者への配慮が求められています〉
港区の超高級タワマンで半同棲生活 彼女のお相手は、ロボットの開発制作を行っている50代のイケメン社長・X氏。2人は1年ほど前に知人を通して知り合ったという。 「共通の趣味であるゴルフを通して仲を深めていった。いまでも月に何度も東京近郊のゴルフ場でプレーしているそうです。今春、Xさんが東京に拠点を移し、港区の超高級タワマンで半同棲生活を送っています」(芸能関係者)
USスチールのエドガー・トムソン製鉄所の入り口 ©️時事通信社 トランプ氏もバイデン氏も反対していた ところが、USW(全米鉄鋼労働組合)が買収に反発すると、大統領選に出馬意欲を見せていたトランプ氏が今年1月、「私なら即座にディールを阻止する」などと発言。さらに、ジョー・バイデン大統領(81)も買収に反対する意向を示すなど、政治に翻弄されていく。 「日本製鉄にとって難しい状況でしたが、組合側と対話を重ねてきた。安全保障上のリスクを審査する対米外国投資委員会(CFIUS)も審査期限を2回延長し、最終的な審査終了は大統領選後まで持ち越されました」(同前) 大統領選に勝利したトランプ氏 ©️時事通信社 「何が何でもやり抜くつもりだよ」 果たして、橋本氏はUSスチール買収を実現させることができるのか。11月10日、本人を直撃した。 ——米大統領選の結果を受けて。 「当社のUSスチールの買収案件は日
このように一般紙ではシビアに報道されたが、では聖教新聞や公明新聞は今回の衆院選をどう伝えていたのか? 前者は創価学会の機関紙であり、後者は公明党の機関紙である。報道ぶりが気になって仕方なかったので調べてみた。 聖教新聞はどう報じたか まず聖教新聞。選挙スタート(公示)翌日の一面見出しはこちら。『永遠に常勝関西たれ』(10月16日)。 創価学会の原田会長や永石女性部長が関西地区の「最前線の同志を激励」とある。選挙のことだろう。公明党にとって「常勝関西」と呼んできた関西選挙区は最大のピンチを迎えていた。これまでの衆院選ですみ分けてきた日本維新の会と対決になったからだ。絶対に負けられないからこそ会長が激励に駆けつけ、一面でも取り上げたのではないか。 同じ一面の「寸鉄」という短文コラムには『混戦続く兵庫。中央神戸、尼崎の友が渾身の猛追!攻めの行動貫き常勝譜を』(10月17日)など独特の文体で檄が連
倉持由香さん(以降、倉持) 最初に気になったのは、おっぱいを飲まなかったこと。生まれた翌日からプイッとしちゃって全然飲んでくれなくて。でも哺乳瓶だったらグビグビ飲むので、何でだろうなぁと。 なので、とりあえず搾乳した母乳を哺乳瓶に移しかえてあげつつ、乳首のマッサージを頑張ったりして。 ――おっぱいを飲まないのは乳首の形状の問題かも、と考えて。 倉持 そうです。乳頭保護器っていうシリコン製のペタッと貼る疑似乳首みたいなものとかいろいろ試したんですけど、それもダメで。 哺乳瓶もいろんなメーカーのものを試しました。哺乳瓶の乳首の形にもめちゃくちゃこだわりがあって、特定メーカーのある型番しか飲んでくれなかったので、乳首ソムリエだなぁ、とは思ってました(笑)。
哲学者・作家である千葉雅也氏の『センスの哲学』が、現在6万5000部(紙の書籍+電子書籍)を突破と好調だ。いま、本書を読む醍醐味はどこにあるのか? 寺子屋ネット福岡代表で、日々10代の子どもたちと学ぶ現場に身を置き、近著に『学びがわからなくなったときに読む本』(編著、あさま社)がある鳥羽和久氏が、千葉氏のラディカルさを読み解く。 生成AI時代の「判断力」のリアルとその育て方 『センスの哲学』(千葉雅也著)は、従来の「意味」や「目的」に依存した芸術や表現の理解に一石を投じ、より直観的・感覚的なフォーマリズムに新たな意義を与える挑戦的な試みです。 この一文は、ChatGPTに僕が作成した『センスの哲学』の書き抜き(合計2000字程度)を提供した上で、「この本についての簡潔な紹介文を100字以内で作成してください」というプロンプトを差し出した結果、出力されたもの。気持ちがいいほど的を射ています。
8月末から事件は起きていた 連続発生した強盗事件のうち、警察当局が最初の事件と認識したのは、9月28日に東京都練馬区の住宅で起きた強盗傷害事件だった。その後、同月30日には国分寺市の住宅でも事件が発生、60代の女性がハンマーで殴られ重傷を負い現金約550万円が奪われた。 10月1日には埼玉県所沢市の住宅でも同様の事件が発生。80代の男性と妻が手足を粘着テープで拘束され刃物で切り付けられたうえ、現金8万円が奪われた。実行役数人が逮捕され、警視庁と埼玉県警はこの時点で連続強盗傷害事件として共同捜査本部を設置した。 当初は首都圏各地の強盗事件は、別々の事件と捉えられていた。だが、同じ犯罪グループによる最初の事件は、すでに8月27日にさいたま市で発生していたことが、後になって警察当局によって確認された。 中古ブランド品や質屋も狙われた 8月31日には神奈川県厚木市の中古ブランド品店で高級腕時計など
2024年度のノーベル物理学賞、ノーベル化学賞がともにAI関連の受賞であったことは驚きをもって伝えられた。なぜAI関連の受賞が相次いだのか? 人工ニューラルネットワークの概念を確立し、深層学習(ディープラーニング)の発展に大きく貢献したプリンストン大学名誉教授のジョン・ホップフィールドとトロント大学名誉教授のジェフリー・ヒントンのノーベル物理学賞受賞の画期性とは。 その背景には、まず2021年度の「複雑物理系」のノーベル物理学賞受賞があり、今回の受賞はそれと関連して分野を越境してもたらされたものであると日本における複雑系・カオス理論研究の第一人者の津田一郎氏は分析。3回にわたって解説記事をお届けする。(全3回の#2) ◆◆◆ 日本人研究者はなぜノーベル賞を逃したか? 今回委員会が越境したのが人工知能分野である。純粋に人工知能の研究ということなら適任者は他にも大勢いる。また、2000年以降の
今回の衆院選で5回目の当選を果たした自民党の根本幸典氏(愛知15区)。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合。以下、統一教会)と緊密な関係を築き、2017年と2021年の選挙で全面的な支援を受けていた実態が、ジャーナリスト・鈴木エイト氏の取材で明らかになった。 「2017年と、2021年の衆院選でそれぞれ、世界平和連合として根本先生の選挙を支援しました」 こう語るのは、先日の第50回衆院選、愛知15区で5回目の当選を決めた根本幸典衆院議員(59)を支援した、愛知県豊橋支部元幹部のA氏だ。 根本氏は、政治資金パーティの裏金問題で420万円が不記載だったとして、政治資金収支報告書を修正している。そのため今回の総選挙では比例代表との重複立候補が認められなかったが、小選挙区で当選した。 電話掛け、後援会の結成、推薦確認書への署名 根本氏の元秘書・B氏も取材に応じた。 「根本はこれまで、統一教会との接
「本日お知らせした訴訟に関しましては、原告代理人から、心を痛められた方々に対するお詫びを公表したいとの連絡があり、女性らと協議のうえ、被告として取下げに同意することにしました。なお、この取下げに際して、金銭の授受等が一切なかったことは、お知らせのとおりです」(週刊文春編集長 竹田聖)
エントランスには、鯉が泳ぐ池を囲むように... まず、エントランスからして非常に特徴的だ。鯉が泳ぐ中央の池を囲むように、らせん状の“ゴージャスな”スロープが続いているのである(先導してくれた友人が、なんのためらいもなく自転車を押してそこを上がっていったことにも驚かされた)。 そして、その先に現れる2階の廊下には、サブカル臭満点の飲み屋が並んでいたのだった。それぞれの店が強烈すぎる個性を放っているものだから、とってつけたような“調和”は存在しない。 味園ビルのらせん階段 にもかかわらず、フロア全体がひとつの作品のようでもあった。訪れたことのある方なら共感していただけると思うが、ここまで個性的な場所はそうそうないだろう。 ビルが建てられたのは1955年で、80年代のバブル期には大阪・ミナミを代表するレジャースポットとして活況を呈した。当時は地下1階にキャバレー「ユニバース」があり、3階にはマッ
世界中で覇権争いが繰り広げられている生成AI開発事業。日本が置かれるリアルな現状はいったいどのようなものなのか。 慶応大学理工学部教授の栗原聡氏の著書『AIにはできない 人工知能研究者が正しく伝える限界と可能性』(角川新書)の一部を抜粋し、紹介していく。(全2回の2回目/前編を読む) ◆◆◆ 巨大AI開発は米国IT企業の独占状態 日本におけるAI研究および活用状況を概観し、どのような方向で研究が進んでいくか、といったことについて触れたいと思う。 まず、スケールする(量が指数関数的に増加すること)巨大な大規模基盤モデルを構築するには、大量のデータや計算リソースが必要であり、そのためには高いノウハウを持つ研究者が必要で、巨額の資金も必要となる。日本の状況はどうかといえば、まず、人材はあると言える。しかし、インフラの面では、現段階で日本はなかなか手が出せない状況にあることは間違いない。第1次AI
漫画家の楳図かずおさんが、先月28日、胃がんのため88歳で亡くなりました。22年には代表作『わたしは真悟』の続編となる101枚の連作絵画『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』を発表して話題を集めていました。その作品を中心とした展覧会の開催を機に「文學界」で掲載されたインタビューを全文公開します。聞き手は同誌で楳図かずお論を発表した三輪健太朗氏です。(全2回の後編/前編から続く) 【略歴】 うめず・かずお●1936年、和歌山県生まれ。55年に『森の兄妹』(共作)『別世界』を発表し、漫画家としてデビュー。以後、『おろち』『漂流教室』『洗礼』『わたしは真悟』『14歳』など時代を画す衝撃的な作品を発表してきた。95年に『14歳』の連載を終えた後、漫画執筆の筆を擱いていた。
漫画家の楳図かずおさんが、先月28日、胃がんのため88歳で亡くなりました。22年には代表作『わたしは真悟』の続編となる101枚の連作絵画『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』を発表して話題を集めていました。その作品を中心とした展覧会の開催を機に「文學界」で掲載されたインタビューを全文公開します。聞き手は同誌で楳図かずお論を発表した三輪健太朗氏です。(全2回の前編/続きを読む) 【略歴】 うめず・かずお●1936年、和歌山県生まれ。55年に『森の兄妹』(共作)『別世界』を発表し、漫画家としてデビュー。以後、『おろち』『漂流教室』『洗礼』『わたしは真悟』『14歳』など時代を画す衝撃的な作品を発表してきた。95年に『14歳』の連載を終えた後、漫画執筆の筆を擱いていた。
「見た目からしてバケモノ…」筑波大・東野篤子教授への侮辱罪で茨城県警幹部に30万円の罰金刑が下っていた!「ウクナチ擁護のヒステリーババアのスラップなんかに怯んでいられない」
会場前には大きな張り紙があり、記者クラブの代表以外の取材はシャットアウト。(山際氏の)選対本部長を務める大島明・川崎市議から、本人の希望で選挙期間中に街頭演説は一切行わないとの通告まであった(その後、変更し岸田文雄元首相や小林鷹之氏が応援演説に来ていた)。 その大島市議から衝撃の発言が出たのは、出陣式後の囲み取材の場だった。山際氏本人の代わりに選対本部長として取材を受けるというのだ。山際氏は関係断絶を約束する誓約書に署名をしており、事務所からも教会関係者を排除したと説明する大島氏に、「秘書に二人いるじゃないですか」と私が問うと、報道陣を前にこう言い放ったのだ。 「あれ、もう辞めてますよ」 ――二人とも? 「辞めてますよ」 ――A氏とB氏? 「統一教会をね。秘書では、いますよ」 ――統一教会を辞めてるんですか? 「統一教会、辞めてますよ」 ――じゃあ元信者だったことは認めるんですか 「うん、
就学や就労などの社会的参加を避けて、長期間、家庭にとどまり続けている「引きこもり」。内閣府の調査によると、日本には現在、約146万人の引きこもり当事者がいるという。 兵庫県丹波市で生活支援員として働く糸井博明さん(50)も、14歳から31歳まで17年間、引きこもりを経験したひとりだ。長期の引きこもりによって、「死ぬ一歩手前」まで心身が疲弊。31歳のときに精神科病院の閉鎖病棟に入院し、統合失調症と診断された。 糸井さんは閉鎖病棟に入院したあと、どのように社会復帰を果たしたのか。話を聞いた。(全3回の3回目/1回目から読む) 糸井博明さん ©山元茂樹/文藝春秋 ◆◆◆ 入院直後は、髪の毛を抱えながらお風呂に入っていた ――31歳のときに引きこもり生活から脱し、精神科病院の閉鎖病棟に入院したそうですが、入院直後の糸井さんはどのような状態でしたか。 糸井博明さん(以下、糸井) 当時は異常だったと思
就学や就労などの社会的参加を避けて、長期間、家庭にとどまり続けている「引きこもり」。内閣府の調査によると、日本には現在、約146万人の引きこもり当事者がいるという。 兵庫県丹波市で生活支援員として働く糸井博明さん(50)も、14歳から31歳まで17年間、引きこもりを経験したひとりだ。長期の引きこもりによって、「死ぬ一歩手前」まで心身が疲弊。31歳のときに精神科病院の閉鎖病棟に入院し、統合失調症と診断された。 もともと活発な子どもだった糸井さんは、なぜ引きこもりになってしまったのか。複雑な家庭環境で育った幼少期の記憶から現在に至るまで、話を聞いた。(全3回の1回目/2回目に続く) 糸井博明さん ©山元茂樹/文藝春秋 ◆◆◆ 父がお酒を飲みながら怒鳴ったり、暴れて…幼少期の家庭環境 ――糸井さんの引きこもり生活は中学2年生から始まるそうですが、まずは、それ以前の子ども時代について教えていただけ
「驚きを通り越して呆れた。今後我々はヒグマの駆除はできなくなるが、それでもいいのか?」 10月18日に札幌高裁が出した判決に対し、北海道猟友会会長・堀江篤氏は語気強く語る。猟友会メンバーがヒグマを駆除した際の発砲が危険だったとして、北海道公安委員会が猟銃の所持許可を取り消した処分を、札幌高裁が法的に妥当だと判断したのだ。 全国的にクマの出没が問題となっている今、北海道で一体何が起きているのか。住民の安全は、誰がどのように守るべきなのか。元NHK「ダーウィンが来た!」ディレクターで、ヒグマを撃った経験のあるハンター・黒田未来雄氏が、関係者の声を聞くとともに駆除が行われた現場を取材した。(全2回の2回目/前編から読む) 猟銃の所持許可取り消し処分を受けた池上治男氏 ©黒田未来雄 ◆ ◆ ◆ 焦点となるのは「バックストップ」と「跳弾の危険性」 取材者である私は、2017年から銃による狩猟をしてい
「驚きを通り越して呆れた。今後我々はヒグマの駆除はできなくなるが、それでもいいのか?」 10月18日に札幌高裁が出した判決に対し、北海道猟友会会長・堀江篤氏は語気強く語る。猟友会メンバーがヒグマを駆除した際の発砲が危険だったとして、北海道公安委員会が猟銃の所持許可を取り消した処分を、札幌高裁が法的に妥当だと判断したのだ。 全国的にクマの出没が問題となっている今、北海道で一体何が起きているのか。住民の安全は、誰がどのように守るべきなのか。元NHK「ダーウィンが来た!」ディレクターで、ヒグマを撃った経験のあるハンター・黒田未来雄氏が関係者の声を聞くとともに駆除が行われた現場を取材した。(全2回の1回目/後編に続く) 地元住民がヒグマの出没地点を指差す ©黒田未来雄 ◆ ◆ ◆ 市の要請「子グマであっても駆除してほしい」 まずはこれまでの経緯についてまとめる。多少複雑ではあるが、今回の一件を
『ウミガメを砕く』(久栖博季 著)新潮社 北海道を舞台にした小説は多くあるが、久栖博季さんのはじめての著書となる『ウミガメを砕く』はまったく新しい読み味を残す作品だ。現代の北海道の内側から紡がれる物語には、アイヌや少数民族をルーツに持つ者たちのアイデンティティの揺らぎが浮かび上がる。久栖さんは北海道に生まれ、現在も道東に住んで執筆をしている。 「ただ、北海道にずっと住んでいたらこういう小説を書くことはなかったんじゃないかな。大学のときに北海道を出たことが私の中で大きかったんです。北海道を外側から見ることで、『この土地はどういう場所なのだろう』という問いが生まれました。私の先祖はおそらく入植した和人で、移民の末裔であるという意識は以前から持っていました。私が出会った青森の人たちはとても自然に自分たちの土地を故郷と認識していて、そのことがすごく不思議に思えたんです。私は彼らと同じように、素直に
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『文春オンライン | 週刊文春も読めるニュースサイト』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く