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「JAの要望に基づき、米の生産量をコントロールする減反政策を実質的に継続してきた結果、高水準の米価が維持されることになりました」(農水省関係者) なぜ、農水省はJAの要望を受け入れてきたのか。 「JAの関連団体が事実上、農水官僚の天下り先になっているからです。この癒着の構図が結果的にコメ不足を招いていると言っていいでしょう」(同前) 元農水次官、元官房長が連続で天下り そもそも2005年には、時の小泉純一郎政権が全農改革に着手。農水省は「全農改革チーム」を発足させ、ワーキンググループの資料では〈農林水産省の幹部職員が全農の役員に就職するという、いわゆる「天下り」は今後とも行わないということをこの際明言する〉などと宣言していた。 農水省が入る中央合同庁舎第1号館 ©時事通信社 ところが、内閣官房の公表資料を精査すると、確認できる2009年以降だけで、28人の農水省職員がJAの関連団体に再就職
東京大学大学院医学系研究科 臨床カンナビノイド学社会連携講座(公式サイトより) 高級飲食店で食事、銀座のクラブでの接待が恒例に だが、共同研究が順調に進む傍ら、その裏では異常な額の接待が繰り返されていた。協会の代表理事が言う。 「『密に連携して、お互いの距離を縮めたい』などと言われ、月2回ほどの接待を約1年半の間、続けてしまいました。先生たちと高級飲食店で食事後、ホステスのいる銀座のクラブで接待すると、先生方がハマって、恒例になった。いずれも支払いは僕でした」 代表理事が示した領収書によれば、例えば23年5月24日、銀座のクラブで45万円を支払い。更に同年7月3日はレストランとクラブで計87万円以上を支払っている。また准教授が連絡役として接待の日付を指定するメッセージなども保存されている。 高額の領収書が 違法な贈収賄に該当する可能性がある 東大教授はみなし公務員だ。元東京地検検事の落合洋
逮捕されたのは、野口薫容疑者(53)。社会部記者がその容疑を解説する。 「消費税およそ7200万円の還付を不正に受け、さらに8800万円の還付を受けようとしたとして逮捕されました。計7つの会社を使い、金の売買や賃貸用の物件取得など架空の売買を装っていたと見られています。テレビや新聞のニュースでは、会社役員として紹介されましたが、本業はサラリーマン。なんと捜査対象となった会社は “副業”なんです」 「総資産は200億くらいある」と豪語していた 野口氏は、今から15年ほど前に副業を開始。不動産ビジネスを展開し、サラリーマン大家の「夕霧薫」として多くの売上を生み出していく。 「新しく法人を作り、その法人名義のローンを組み、アパートを買い、また別の新しい法人で同じようにローンを組み、アパートを買う…という1法人1物件の“多法人スキーム”で事業を急拡大させたようです」(不動産オーナー) 2~3年ほど
2月27日に玉木氏がポストした内容 悪口依頼を出しているのは自民党なのか、他の野党なのか? 国民民主党の「年収103万円の壁」が支持を集めていることへのやっかみなのか? そういえば新聞で思わず笑ってしまった記事があった。先月中旬、約2カ月ぶりに「壁」引き上げを巡る議論が再開された。そこで自民党が公明党、国民民主党に示したのが2段階の所得制限を設けたものだった。数字がいろいろややこしい。私が理解できていないのかと思ったら、記事の最後に「政府関係者」の言葉が載っていた。 ・「もう少し分かりやすく説明できるようにしたい。初めて聞いた時、理解不能だった」(毎日新聞2月19日) なんだ、政府関係者でも理解不能なのか。それなら我々にわかるわけない。自民はこの時点ではもう維新と組むことを決めていて国民民主にはややこしい案を提示したのだろう。議論のフリをした政局ショーだったのか。 玉木氏はそんな状況に対し
《アカデミー賞受賞!》家を破壊し水道管を切断、井戸をコンクリートで埋め……『ノー・アザー・ランド』が映し出す、イスラエルのあまりにも非道な蛮行 相澤冬樹のドキュメンタリーシアター
「週刊文春」で「リーチ・ツモ・ドラ1」を連載中のサイバー藤田晋社長(51)。誌面で「イケてる経営者」と評していたのが、タイミー小川嶺(りょう)代表(27)だ。「あれも正直に言っていいんだよ」「はい(笑)」。2人が明かした経営の神髄とは――。 小川 いつか対談したいなと思っていたのですが、その場が「文春」になるとは(笑)。 藤田 ハハハ。まさかね。 ――今日は、小誌で連載中のサイバーエージェント・藤田晋社長と、サイバーエージェントのファンドから出資を受け、昨年7月に上場したばかりのタイミー・小川嶺代表にお越し頂きました。まずはお二人の出会いからお聞かせ願えますか。
「交際を断った男」に猛毒を仕込まれた被害者女性 「ええーっ!」 A子さんは泣く泣く足の指先を切断した。足の裏もただれていた。足の痛みよりも悲しみとショックでベッドをのたうち回った。それでも医師は原因がはっきり分からず、「深爪が原因で、細菌が入ったのではないか」という可能性を打ち消せずにいた。 それから2週間後、A子さんが職場に復帰した。「大丈夫ですか?」と次々に声をかけられ、深谷からも「自分に手伝えることがあれば、何でも言って下さい」と言われ、「ありがとう」と返事した。 それをきっかけにA子さんと会話する関係が復活した。自分の犯行であることもバレていない様子だ。深谷はその展開が愉快でたまらなかった。足を引きずるA子さんを介助するようになり、以前よりも親しくなることができたからだ。 「僕ともう一度、まっさらな関係からどうですか?」 深谷はそれに乗じて、また求婚するようになり、A子さんは困り果
出会いをマッチングアプリに求めて気軽に利用する人が本当に増えました。さらには真剣に結婚相手を探すために、婚活アプリを利用する人も増えています。ただ、本気で結婚相手を探したい、と思っていても、使い方を間違えるといつまで経っても結婚には結びつきませんので注意が必要です。 婚活アプリで知り合って初デートでセックスしてしまう女性 オンラインでの出会いであっても、もし本気で相手を探したいと思うならば、年齢や年収など自分の条件に合う男性をピックアップしたのち、まずはデートを重ねて人柄や性格を確認する……というふうにステップアップしていくのが、結婚への道筋だと思います。 ところが、婚活アプリで知り合った人と1回目のデートでセックスしてしまう、というケースをよく聞きます。この場合、2度目のデートに進めないことが少なくありません。これでは婚活どころではなく、セフレ以下です。 男性のなかには、婚活アプリを出会
1977年の創業以来、多くのファンの心を癒やし続けてきたラブドールメーカー・オリエント工業が、昨年8月に突然の閉業を発表。それからまもなく上野のショールームも幕を下ろすこととなり、その直前には古参ファンのほか、「一度はオリエントのドールを目にしておきたい」といった多くの客が足を運んだという。 だが、2カ月後には一転してオリエント工業が電撃復活することが発表された。いったい、営業再開までに何があったのか。その内幕を、新社長に就任した岡本祐也氏に話を聞いた。(全2回の1回目/後編に続く、取材・文=田中慧/清談社) ラブドールとは縁のない半生だった 新社長の岡本氏は、じつはラブドールとはそれほど縁のない半生を送ってきたという。 「高校を1年で中退し、しばらくはとび職を。20歳頃に突然一念発起して学問を極めようと、高卒認定を取得しそのままアメリカのドゥルーリー大学へ入学。環境学と歴史について専門的
さらに値上がりしているコシヒカリ 令和の米騒動は、春を待たずに第2幕が開いた格好だ。米穀卸小売業を営む「米マイスター麹町」の福士修三社長が嘆く。 「2月初旬の時点で、新潟県魚沼産のコシヒカリが、卸では60kg(1俵)5万円で取引されています。去年の12月は3万円前後だったのに、年が明けたら、さらに値上がりしています」 今回放出が決定した21万トンの備蓄米は、3月初旬にまず15万トンがJA(農協)など大手の集荷業者に売り渡される。3月下旬にはスーパーなどの店頭に並ぶ予定だという。備蓄米という言葉には、数年前に収穫された古い米というイメージがあるが、農水省農産局の担当者に聞くと、
ただ、不法残留者を送還するべき、という考え方には語気を強めて反発した。 「外国人はいなきゃいけない存在になっている。クルド人の解体業者は百何十社あって、毎日関東で500~600件、仕事をやっている。それが1週間、1か月、なくなったらどうなる。関東の経済に影響する」 「5、6年前に茨城県牛久市の『東日本入国管理センター』に収容されている仲間が倒れ、病院に運ばれた。LINEグループとか作っているから、一声かけたら車百何十台が集まり、茨城県の病院に向かった。圧力をかけて仲間は仮放免になった」 高級外車を乗り回し「炎上」 こうしたやり方は、トルコ大使館前の乱闘や、川口市立医療センター前の騒ぎを想起させる。「日本人の反感を買います」と言うと、「日本人には、おかしい、危ない人たちと思われるだろうけど、これだけ地盤、家族もあって、はいあなた強制送還です、と言われたらギリギリのところでは、僕たちも動かなけ
◆◆◆ 解体業を中心に多数が不法就労 川口市には、2024年9月1日現在、4万6442人の外国人が在留する。市区町村別では東京都新宿区、江戸川区に次いで全国3番目(2023年末現在)に多い。全人口60万7776人に対する割合は7.6%になる。かつては鋳鉄溶解炉キューポラが象徴する鋳物工場が多く、多くの在日韓国・朝鮮人労働者が働いていた。以前から外国人は身近な存在だったという。 国籍別では、中国人の2万5142人を筆頭に、ベトナム人、フィリピン人、韓国人、ネパール人、それに次いでトルコ人は6番目の1558人で、ほとんどがクルド人と見られている。ただしこれは正規に住民登録をした人である(日本全国のトルコ国籍の在留者は2023年6月現在6070人)。 入管庁の資料によると、不法残留などで収容されながら、健康上、人道上の理由で施設から出た仮放免者のうち最も多いのがトルコ国籍者である。 2022年末
現在、急ピッチで調査を進める第三者委員会。その最大のテーマは、X子さんの悲痛な訴えがありながら、なぜコンプライアンス部門に報告すらせず、中居の番組を存続させたのか。「週刊文春」はすべてを知る編成幹部A氏を直撃した。 ▶︎事件直前のバーベキュー、ホテル飲み、女性アナ上納…すべて訊いた! ▶︎「100%同意だ」中居はフジ調査に猛反論していた ▶︎ドン日枝が10時間会見翌日に北新地で密談した相手 連続報道「中居正広&フジテレビの闇」 #12 フジテレビ女性アナ接待 証拠LINEを公開する #13 《中居トラブルで株急騰も…》フジ・日枝久「自社株買い」の深刻影響 #14 フジテレビ「だれかtoなかい」延命の理由が分かった! #15 木村花さん母が慟哭告白「フジには人権感覚がない」 #16 今回はこちら 1月23日に芸能界を引退した 2月24日、昼下がりのビジネス街で黒いコートをなびかせ、颯爽と歩を
「紀伊國屋じんぶん大賞2025」で2位に輝いた『センスの哲学』の著者であり、哲学者・作家の千葉雅也さん。同賞3位、そして見事「新書大賞2025」を受賞した『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の著者である文芸評論家の三宅香帆さん。話題のお二人が2025年の展望を語り合った初の対談を『文藝春秋オピニオン 2025年の日本の論点100』より転載してお届けします。 ◆◆◆ いまの読者はサスペンス構造がわからない? 千葉 2024年は三宅さんの『なぜ働いていると本が読めないのか』が売れましたね。『急な「売れ」に備える作家のためのサバイバル読本』という同人誌がありますが、まさに急な「売れ」を経験された。タイトルが刺さりましたよね。 三宅 ありがとうございます、「急売れ」の同人誌の作者である朱野帰子さんは私の友人です(笑)。千葉さんに『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を知っていただいていたなん
大阪府箕面市に、かつて日本一の動物園があったことをご存知だろうか。大阪府出身の私も、つい最近まで知らなかった。 箕面市は大阪府の北部に位置する人口14万人ほどの街で、面積の約3分の2を山林が占めている。名所である箕面の滝は週末になると多くの観光客でにぎわい、山麓には高級住宅が立ち並ぶ。ベッドタウンと観光のイメージが強い箕面市には、巨大な温泉レジャー施設がある。箕面温泉スパーガーデンだ。古くから関西一円でテレビCMを放映していたため、ご存知の方も多いのではないだろうか。
メルチュ折田社長を巡る公職選挙法違反疑惑の捜査も佳境に 斎藤氏が再選を果たした昨年11月の兵庫県知事選を巡っては、兵庫維新の会の県議3人が「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)に、真偽不明の文書や、非公開とされた百条委員会の音声を提供するなどした問題が発覚し、物議を醸している。県議3人は2月23日に記者会見を開き、立花氏への情報提供に関与したことなどを謝罪した。 「斎藤氏は、神戸地検と兵庫県警に、知事選でPR会社『メルチュ』の折田楓社長(33)にSNSの運用などで報酬を支払ったとして、公職選挙法違反の疑いで刑事告発されました。2月7日には折田氏の関係先に家宅捜索が入るなど、捜査は佳境を迎えていると見られます」(社会部記者)
米価の上昇が止まらない。2月21日に総務省が発表した1月の消費者物価指数では、米類の価格が前年同月比で70.9%上昇していることが明らかになった。米価の高騰は昨夏から続いていたにもかかわらず、政府が備蓄米21万トンの放出を決定したのは2月14日のこと。「遅きに失した」と批判を集めた。 「農林族議員も農水省も、JA(農業協同組合)の顔色を窺っている。備蓄米放出を渋ったのは、米価が下がってJAが反発するのを恐れているからです」(元農水官僚でキヤノングローバル戦略研究所の山下一仁研究主幹) JAと自民党農林族議員の「コメ癒着」 そこで「週刊文春」は、自民党の主要な農林族議員6名の関連政治団体の政治資金収支報告書を精査。すると、21年から23年までの3年間で、JA関連団体からの献金やパー券収入が約1.4億円に上ることが判明した。 農水相の経験もある石破首相 ©時事通信社 中でも、党や国会運営を一手
インディペンデント映画の登竜門、サンダンス映画祭。毎年、審査員によるグランプリと並んで注目を集めるのが観客の投票で選ばれる「観客賞」だ。昨年のワールドシネマ・ドキュメンタリー部門の観客賞には心を揺さぶる感動作『イベリン:彼が生きた証』(ネットフリックスで配信中)が選ばれた。物語は深い喪失から始まる。25歳で天国へ旅立った主人公のマッツ。彼の遺影に父親の声が重なる。 「マッツは死ぬ前にパスワードを残していた……おそらく意図的に」 彼は生まれつきデュシェンヌ型筋ジストロフィーを患っていた。4歳頃から筋力が低下し12歳前後で歩行困難となる。体の自由が利かなくなるにつれてビデオゲームに没頭し家族が外に連れ出そうとしても拒んだ。家にひきこもり深夜までゲームに明け暮れ、亡くなるまでの10年間は毎日12時間、計2万時間もゲームの世界にのめり込んだ。
最側近副知事はパレード疑惑の質疑中に、自死した県民局長の私的情報を暴露し始めた。その音声がN党・立花党首に流出して——。 「4億はキリがいい」。パワハラ、おねだりより深刻な知事の急所を抉る。 ■《連続報道》兵庫県知事・斎藤元彦 #30 自死した元兵庫県議・竹内英明氏を追い詰めた立花孝志とSNSのデマ地獄 #31 斎藤元彦知事とPR女性社長・折田楓 SNS解析記録を入手した! #32 PR会社「メルチュ」折田楓社長(33)の“神頼み”を発見撮! #33 斎藤元彦「冷血の知事」 メルチュ折田楓社長を発見撮! #34 今回はこちら 地方自治法百条に基づく百条委員会。証人喚問で虚偽の証言をしたりした場合には、禁錮などの罰則が科される。強力な調査権限を持つことから「伝家の宝刀」と呼ばれてきた。当然ながら、簡単には抜けない。兵庫県で百条委が設置されたのは、実に51年ぶりのことだった。 昨年10月25日
2024年12月25日、横浜駅東口の地下商店街「横浜ポルタ」に「えきめんや横浜ポルタ店」がオープンした。 その場所は2024年9月まで古参人気店「麺房八角」があったところ。閉店後にはどんな店が入るのか話題となっていたのだ。
意見書採択から5日後の2023年7月4日、川口市中央部の西新井宿にある「川口市立医療センター」前に、クルド人100人ほどが集まって、機動隊も出動する騒ぎとなり、救急搬送の受け入れが5時間半停止したのである。 同日夜、トルコ国籍の男性が複数のトルコ国籍の男から刃物で切り付けられた。被害者が搬送された医療センターに双方の親族や仲間が押し掛け、救急外来の扉を開けようとしたり、大声を上げたりした。現場は翌日午前1時ころまで混乱し、4人が殺人未遂で、警察官、機動隊員への公務執行妨害容疑で2人が現行犯で逮捕された(2023年7月30日付産経新聞電子版)。 同センターには埼玉県南部を担当する3次救急医療施設「救命救急センター」が併設されており、重篤な患者を24時間受け入れている。対象になる患者が受け入れ停止の時間にいなかったのは幸いだったが、地域の安全に深刻な影響を与えた事件だった。 この事件は傷害事件
「ケバブ屋の前でクルド人の解体業者のトラックが長時間止まって、運転手が店の中でケバブを食べている。夜、公園にクルド人が集まっていると、日本人にすれば、ガタイがいい兄ちゃんがたむろっているだけで怖い。税金を納めている私たちがなぜ肩身の狭い思いをしなければならないのか、という感情が強くなっているのをひしひしと感じる」 「夜に若いクルド人が集まって騒いでいると、川口市はもともと職人の町だから『何とかしろ。クルド人は帰れ。市は何をやっている』ときつい電話が来る。警察にはもっと苦情が寄せられていると思う。クルド人が運転する暴走車が危険だというので、さいたま市に引っ越した会社社長もいる」 同年3月2日、川口市の市会議員にも話を聞いた。 「狭い道を暴走族のような車で走る。前川の商店街で車の事故があり、運転者はサーッと逃げた。警察が来て、当事者と思われるクルド人に話を聞くと20人位集まってきた。何かという
「信じがたい実態」と書いたのはこちらの社説だ。 《選挙を自らのよりどころとするはずの議員が、公正な選挙を傷つける行為を重ねてきた人物に対し、議会のルールを破ってデータを提供する。斎藤元彦知事への告発問題に揺れる兵庫県で、信じがたい実態が明らかになった。》(朝日新聞社説) 「公正な選挙を傷つける行為を重ねてきた人物」とは立花孝志氏のことだ。増山氏は告発内容の調査を担う県議会百条委員会の録音データを立花氏に渡していた。百条委副委員長だった岸口氏は知事選期間中に立花氏と会い、委員だった竹内英明県議を「(告発問題の)黒幕」呼ばわりする紙を渡した。立花氏がそれぞれ発信して拡散させたのだ。中傷された竹内氏は県議を辞職し、1月に死亡。自殺とみられる。 では維新県議が立花氏に提供した録音データには何があったのか。読売新聞を見てみよう。 《証人尋問に応じた片山安孝前副知事が、告発者の男性職員(昨年7月に死亡
1人の同人作家の同人誌がウクライナでベストセラーに。戦争とそのミームが生んだ数奇な話であるが、そこに至る経緯や裏話を当事者である松田重工氏に伺ってみた。 「翻訳させろ」と外国人アカウントから次々と連絡が ――なぜキーウの幽霊をテーマに漫画を描かれたのですか? 松田重工さん(以下、松田) 戦争が始まってすぐにウクライナ空軍が全滅するかと思いきや、いきなり1人のパイロットが6機撃墜とか、あれを聞いたら心を掴まれますよね。3日で終わると思われていた戦争でですよ。 ――侵攻直後は、ウクライナ空軍は早々に作戦能力を失うとみられていましたね。 松田 ロシア兵なんかレストランの予約取ってましたからね(注:NHKスペシャルで報じられた、ウクライナ大統領府近くのレストランをロシア兵が侵攻開始から数日後に予約していた事)。 それで飛行機の絵を描いとくかって描いたら、それがもう意外と評判がよくって。ちょうど、そ
「(業者は)ボランティアとして参加してくださった」 2月21日、暗色のスーツに身を包んだ石丸伸二氏(42)は記者会見で弁明した。 石丸伸二・公選法違反疑惑 #1 石丸伸二 都知事選で重大疑惑《事務担当者は「こんなん捕まるぞ」》 #2 石丸伸二氏「買収疑惑」配信業者の5通の「見積書」「請求書」独占公開 #3 《公選法違反で刑事告発》石丸伸二 都知事選文書改ざんを暴く #4 「石丸陣営は選挙違反だ」選対責任者がついに自白 #5 今回はこちら 「週刊文春」が報じてきた都知事選における石丸氏の公選法違反(買収)疑惑。昨年7月5日に都内で開いた決起集会において、特定の業者が集会のライブ配信を担ったにもかかわらず、約100万円の支出を「機材キャンセル料」として「選挙運動費用収支報告書」に記載していた問題である。 石丸伸二氏 ©︎時事通信社 石丸氏は6日の記者会見で「不備があったのは事実」と認めた。更に
元県議、県民局長、県課長は自死を選び、強制捜査が入った折田社長は雲隠れ。その彼女が神頼みに励む姿を見つけた――。 全取材メモと未公開の物証を紐解き、知事の能面を剝ぐ。 ■《連続報道》兵庫県知事・斎藤元彦 #29 斎藤元彦知事 公選法違反の証拠LINEを公開する! #30 自死した元兵庫県議・竹内英明氏を追い詰めた立花孝志とSNSのデマ地獄 #31 斎藤元彦知事とPR女性社長・折田楓 SNS解析記録を入手した! #32 PR会社「メルチュ」折田楓社長(33)の“神頼み”を発見撮! #33 今回はこちら 彼女は青にこだわっていた。残された記録には、それを、オリジナルの「さいとうブルー」と呼んだことが綴られている。今ではあまりに有名になった1枚のツーショット写真では、自らも鮮やかな青いセットアップで着飾っていた。
◆◆◆ 『新世紀エヴァンゲリオン』のソ連の存在感 小泉 僕『エヴァ』自体の話って、別にそんなにすごい語れるものはないですけど、何が好きって「アスカ、来日」(第8話)で、国連艦隊が「弐号機」を運んでくるじゃないですか。空母「オーバー・ザ・レインボー」がいるんだけど、よく見ると遠くのほうにね、ソ連の「クズネツォフ」級っぽい艦艇がいる。あれでシビれてしまって、たまんねぇなぁと。 高橋 そこかよ(笑)。 小泉 艦上にSu-33はいるわ、加持が脱出するときはVTOLのYak-38Uで逃げるわけですよ。Yak-38の本当に少ししか作らなかった訓練型のやつ。複座でめちゃくちゃ気持ち悪い形しているんですけど、これを出してくれるか! うれしいなぁ、と。 太田 失敗作ですよね。 小泉 失敗作というか、ソ連海軍の思惑としては、アメリカの哨戒機を追っ払うために空母に乗っけてあるものだから、足が短くても武装が2種類
横浜ベイブリッジに謎のミサイル投下、収まらない混乱、ついには治安維持に自衛隊まで出動…アニメ映画史上、かつてないリアリティで「日本における戦争」を描いたアニメ映画『機動警察パトレイバー2 the Movie』(監督:押井守)。1993年に公開された作品もかかわらず、なぜいまだ根強い人気を誇るのか? そこで描かれる「戦争のリアル」とは? 新刊『ゴジラvs.自衛隊 アニメの「戦争論」』(文藝春秋)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む)
作家の筒井康隆さんは、頸椎を痛めたことがきっかけとなり、2024年の夏に高齢者用住宅への転居を選んだ。終の棲家探しの条件は「夫婦で暮らす」「普通に食事をする」という二点だったが、仕事を再開することもできた。どのような日常なのか。病気になったときはどうなるのか。他の入居者との付き合いはあるのか。自宅とも病院とも違う、90歳からの新生活にお邪魔すると……。 ◆◆◆ 家で転んだのが始まりだった 「家で転んで、頸椎を怪我したのが始まりです。それまでピンピンして日常生活を送っていたんですが、怖いですねえ。一瞬にして、ほとんど全身麻痺ですからね」 卒寿を迎えた作家の筒井康隆さんが、神戸市の自宅を離れて高台の高齢者施設(住宅型有料老人ホーム)へ住み替えたのは、2024年の8月中旬。きっかけは3月下旬に廊下で転倒したはずみに、頸椎付近の神経を痛めたことだった。 「どうしていいかわからないから、家で寝たきり
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