サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
iPhone 16
bunshun.jp
トップ声優に仲間入りし、女優業にもまい進 平野は2001年に声優デビュー。2006年3月にはシングル「Breakthrough」をリリースし、歌手デビューも果たした。 「同年4月から放送されたヒットアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』で主演を務め、大ブレイク。トップ声優の仲間入りを遂げました。同作の主題歌も担当しており、歌手としても大人気です」(芸能記者) 平野が声優を務めるアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』(dアニメストアより) その後、平野は「DEATH NOTE」や「ONE PIECE」など、挙げればキリがないほどの人気アニメのレギュラーを獲得。活躍の場は“声”の世界だけに止まらない。 「ドラマや舞台などに出演し、女優業にもまい進している。2023年9月から10月にかけて上演された舞台『「チェンソーマン」ザ・ステージ』でマキマ役を演じた時は、『再現度が高い』と話題になった」(同前) 3大特撮すべてで「
先日、自民党広報本部長の平井卓也氏が総裁選のポスターとウェブ動画「THE MATCH(ザ・マッチ)」を発表した。平井氏は香川1区(比例四国ブロック)選出の衆院議員だ。父と祖父は参議院議員で、どちらも地元紙「四国新聞」の社長を務めていた。 現在の四国新聞の社主は平井氏の母であり、社長は弟である。一族はテレビ局の西日本放送を経営し、平井卓也氏は29歳から41歳まで社長を務めていた。香川県では政治家一族が地元の新聞とテレビを持っている。 そうなると政治報道はむしろ公平さに気を配ると思うのだが、四国新聞は平井推しを隠さない。忘れられないのは平井氏が初代デジタル大臣に就任した翌日の四国新聞である(2020年)。 平井卓也氏 ©時事通信社 一面にデカデカと「初代デジタル相 平井卓也氏に聞く」とぶち上げ、平井氏が笑顔でインタビューに答えている。「国民目線で改革」「透明、公正、迅速に」という見出し。まるで
「俺や堀江(貴文)さんや著名人が利用された詐欺広告なんてすぐに判別できるでしょ? なめてんの?」「日本なめんなよマジで」(前澤友作氏) 「ずっとなめられている。規制しないとだまされてしまう人が出る」(堀江貴文氏) SNSに多数掲載されている、著名人になりすまして悪質な投資を呼びかける「詐欺広告」。この問題に対する米メタ社(フェイスブックやインスタグラムを運営)の対応に、前澤友作氏や堀江貴文氏は怒りをぶつけた。 巨額の制裁金を科すような法律が日本にはない 〈メタは日本をなめているのだろうか。筆者は必ずしもそうは思わない。単に、営利企業に対してコストのかかる作業を行わせるだけの法制度が、日本に存在しないだけである〉 こう語るのは、プラットフォーム(PF)問題を長年取材してきた読売新聞編集委員の若江雅子氏だ。 〈メタは現在、コンテンツモデレーション〔違法情報やポリシー違反の情報を削除したり、利用
いまから25年前のきょう、「9」が5つも並んだ1999年9月9日、アイドルグループ・モーニング娘。が7枚目のシングル「LOVEマシーン」をリリースした。 この曲が初めて人々の前で歌われたのは、シングル発売の1週間あまり前の日曜の8月29日、東京・よみうりランドでの披露イベントだった。その翌週の9月5日には、モーニング娘。を輩出したオーディション番組『ASAYAN』(テレビ東京系)でテレビ初披露されている。筆者もたぶんそのとき初めて、彼女たちがこの曲を歌い踊るのを見たと思うのだが、そのときの衝撃はいまだに忘れられない。それは「何だこりゃ!?」と言うしかないものだったからだ。 1999年9月9日に発売された「LOVEマシーン/21世紀」(初回生産限定盤7インチシングルレコードのジャケット写真) 『ASAYAN』オーデションの落選者で結成 そのサウンドは往年のディスコナンバーを彷彿とさせ、メンバ
自民党総裁選に5回目の出馬を決めた石破茂元幹事長が、「アメリカ本土に自衛隊の基地を置くべき」と「文藝春秋」編集部のインタビューで明らかにした。日米同盟強化のためだが、総裁選での争点にもなりそうだ。 「アメリカの広大な基地での訓練も必要」 「米国に自衛隊の基地を置くことも考えるべきです。もちろん前方展開のためではなく、主に訓練のためでいい。陸上自衛隊も、航空自衛隊も、十分な訓練地が確保できていない。きちんと練度を上げていくためには、アメリカの広大な基地での訓練も必要になる」 石破氏がこう主張する背景には、日米地位協定の問題がある。地位協定で米軍は日本の法規制を受けないと定められているため、米軍人の犯罪を日本側が裁けないなど、様々な問題が起きている。 在日米軍基地を多く抱える沖縄県は、地位協定の見直しを歴代首相に要請しているが、実現していない。原点は戦後占領期にさかのぼる負の遺産だけに、石破氏
9月5日におこなわれたサッカーW杯予選、日本vs中国。サッカーはさっぱりわからないが中国には詳しいルポライターの安田峰俊氏が、中国代表を応援するためにあえて埼玉スタジアム2002のアウェイ席で観戦した結末とは――。(前編はこちら) 最序盤は頑張っていた さて、日本vs中国。サムライブルーと人民レッドの宿命の対決がいよいよ待望のキックオフだ。序盤は格上らしき日本が攻めの姿勢を見せたが、中国は必死の防戦で、果敢なクリアを連発して幾度もの危機を乗り越える。すごいぞ中国代表、善戦している。 中国サポーターたちはピンチになるとスタジアムの最奥席まで総立ちになり、クリアに成功するたび歓声を上げた。前半6分には中国代表がちょっと攻勢にも出た。勝てる──、人民の反撃はこれからだ! 最前線エリア以外でも、熱意にあふれた中国人多数。勝て、勝つんだ中国 ©︎安田峰俊 だが、そう思っていたら前半12分に日本の遠藤
9月5日17時20分、私は東京メトロ南北線の車内で凄まじい帰宅ラッシュに耐えていた。退勤時のサラリーマン特有の、胃の悪そうな臭いと疲れたオーラが車内に充満していてしんどい。だが、この日の車内には普段とやや異なる光景があった。期待にあふれた明るい表情を浮かべる青い服装の人たちが、さながら地獄に咲く花のように混じっていたからだ――。 彼らはみんな“私と同じく”、この日の夜に開催されるサッカーW杯予選の日本代表戦を見に行く人たちであった。 なお、私は2018年のW杯の際にこんな記事(『私がW杯日本代表を応援しない超個人的でチンケな理由について』)を書いたくらい、サッカーに興味がない。当時と比べると、体調維持のために運動習慣を持ったのでスポーツ自体への嫌悪感は薄れたが、かといってW杯に興味があるかと聞かれたら全然ない。私にとっての日本代表チームは、クリケットのバングラデシュ代表と同じくらいには謎の
つまり、どっちに転んでも近いうちに知事選にはなるのでしょう。声望がここまで失墜してしまうと難しいにせよ、斎藤さんがもし次を考えるなら「知事の辞め方」が大事になります。 知事の不信任決議が議会で可決されたり(地方自治法178条)、有権者の3分の1以上によるリコールが出たり(地方自治法81条)、あるいは「おねだり」を含む贈収賄に絡む刑事告発や住民訴訟の提起が出たり(地方自治法242条の2)、いろんなバッドエンドルートはあります。 どれも、日本維新の会がどのタイミングで斎藤さんを見放すかで決まるという点が重要になってきています。ダメなら傷口の浅いうちに次いこ次、ってなるのが政治ですからね。仕方ないね。日本維新の会と菅義偉さんの、斎藤都知事に対する“製造物責任”が問われているとも言えましょう。 さらに、明石市勃興の立役者で瞬間湯沸かし器の声望も高い俺たちの泉房穂さんも兵庫県知事に名乗りを挙げるの挙
もしあなたが20代なら、この映画は絶対に観てほしい。あるいはこれから20代になる人も、かつて20代だった人も。9月6日(金)に公開される『ナミビアの砂漠』は、2020年代の日本の街で生きる若者の生活や人間関係を、そのままスクリーンに映し出したような作品だ。 21歳。仕事は脱毛サロンのスタッフ。趣味は特にナシ。将来の夢も特にナシ。彼氏はとりあえずいて、泊まれる部屋がほかにもある。いつも一緒なのはケータイとタバコ(紙ときどき電子)。そんな主人公カナを、俳優・河合優実が自然に演じている。 そして、脚本と監督を務めたのは、19歳のときに初めて手掛けた『あみこ』(2017年)がベルリン国際映画祭をはじめ各国の映画祭で評判となり、一躍その名を知らしめた山中瑶子。本格的な長編第一作となった本作も、今年のカンヌ国際映画祭で独立賞の一つである国際映画批評家連盟賞を受賞しており、「若き才能が爆発した傑作」と絶
8月26日、ストーカー規制法違反容疑で日本経済新聞の記者である花澤葵容疑者(33)が逮捕された。逮捕直前、彼女は友人にこう訴えていた。 「彼は私をストーカー犯に仕立て上げた」 花澤容疑者 花澤は8月17日から逮捕前日の25日までの9日間、電子決済アプリPayPayのチャット機能を使い、交際相手のA氏に対し「会いたい」「一人にしないで」「死にたくない」などと64回にわたり、メッセージを送っていたという。 「8月上旬、A氏からストーカー被害の相談を受けた警視庁は花澤に複数回警告したが、警告を無視して執拗にメッセージを送り続けた。彼女は『納得いきません』と供述している」(社会部記者) 前出の花澤の友人は、逮捕直前まで彼女から相談を受けていた。「納得いかない」の真意を代弁する。 「本当にAは純然たる被害者と言えるのか。新聞記者である彼の悪行に彼女がどれだけ苦しめられたかも報じられるべきです」
8月21日、秋のアメリカ合衆国大統領選挙に向けたシカゴでの民主党全国大会の3日目、26歳の青年桂冠詩人アマンダ・ゴーマンが新作の詩『この聖なる場』(The Sacred Scene)を披露した。それは、いま真っ二つに分断されているアメリカ国民への力強い呼びかけでもあった。今回の詩で感じられたのは、アメリカという国に対する、これまでにない彼女の危機感と決意だ。 アマンダ・ゴーマンとは何者か この若い詩人はいったい何者なのか? ここ数十年、米国の大統領就任式には詩人が登壇して詩を朗誦するという習慣がある。ゴーマンは大学を卒業してまもないわずか22歳のときに、ジョー・バイデンの大統領就任式でこの任に抜擢され、まったくの無名詩人として登場しながら、ひと晩にして世界に名を轟かせた人物である。 そのとき朗誦した『わたしたちの登る丘』という詩は、社会の断絶や戦争やウイルスの猛威を前に、アメリカという国が
兵庫県の斎藤元彦知事はなぜ辞めないのだろう? 最大の謎である。いや、辞めれば済むという話ではないのだが、例えばどういう気持ちになれば次の発言ができるのか。 『兵庫県の斎藤元彦知事、パワハラ体質問われ「過去取り戻せない」「もっといい知事に」…百条委員会の証人尋問』(読売新聞オンライン8月30日) 3月に斎藤知事をめぐる疑惑が浮上して以降、すでに2人の職員が死亡している(自死とみられる)。 そのうちの1人が、この春まで兵庫県で西播磨県民局長を務めていた男性職員のX氏だ(※以下「X氏」)。X氏は斎藤知事を告発した文書を報道機関などに送付したら寄ってたかって追い詰められ、処分された。「寄ってたかって」の部分は重要なので後半に詳しく書く。 X氏の告発には2023年11月23日に開催された阪神タイガースとオリックス・バファローズのリーグ優勝を記念したパレードもあった。文書には、兵庫県は「必要経費を補う
3月27日午前9時半ごろ。 目に力がなくやや憔悴気味の兵庫県西播磨県民局長X氏が、兵庫県庁の副知事室の前に立っていた。なぜ呼び出されたのか理解できていない様子だったが、職員の一人が持っていた盆の上に辞令が乗っていたのを見ると驚いて声を上げる。 「今日、辞令が出るのか!? 弁明の機会はないのか」 そして入室すると、片山安孝副知事から辞令を交付されたのだった。 「本日付で、西播磨県民局長の任を解き、総務部付を命ずる。今日中に西播磨県民局長室を片付け、早急に官舎から転居すること」 小誌はこの現場に居合わせたわけではない。ただ、この様子を詳細に記したメモと音声を入手したのだ。(音声はこちらの記事で公開中)
「真正保守」の再興を求めて歴史の地下水脈を辿り直す本連載では、石橋湛山に続いて、後藤田正晴とその系譜を再検討するつもりだが、今回はその助走として、一度迂回して、いまの東京の風景に目を向けてみたい。看過できない政治的な変調が起きているように感じるからである。 小池百合子知事の任期満了に伴う東京都知事選は、7月7日に投開票が行われ、現職の小池知事が3期目の当選を果たした。56人もの候補者が乱立するかつてない選挙戦であったが、蓋を開けてみれば、42%以上の得票率を得た小池知事の圧勝だったと言える。得票数では2位が前広島県安芸高田市長の石丸伸二候補、小池知事の対立候補とみなされていた前立憲民主党参議院議員の蓮舫候補は3位に終わった。 約166万票を獲得した石丸伸二氏 ©時事通信社 告示から投開票日まで17日間にわたって繰り広げられた首都決戦は、候補者をめぐるスキャンダルや、新しい形態の支援運動や、
【新連載】日米徹底ルポ「誰も知らないジャニー喜多川」 第1話 僧侶の父、アメリカでの虚実、母の早逝、和歌山への移住 お伽の島でおじさんと 「『僕は幼い頃、お城みたいなところに住んでいたんだよ。そこは親戚が持っていた島で、大きなお屋敷があって、お手伝いさんがいっぱいいて。そのお伽噺に出てくるような島で、僕は、親戚のおじさんからとても愛された。お互いに深く愛しあう日々を送ったんだ』——ジャニーは、確かにそう言いました。ジャニーズ事務所の合宿所に泊まった翌朝、NHKのレッスン場に向かう時だったと思います。首都高を走る車内には、私とジャニーだけ。ジャニーは話しながら、助手席にいた私の手を強く握ってきた。私は、『だから、ユーと僕も、僕とあのおじさんのように長く愛しあっていこうね』と、暗に求められたようで気持ちが沈んだことを憶えています」 四半世紀前の出来事をこう明かすのは、元ジャニーズJr.の大島幸
指示書の存在を報じた記事「兵庫県知事・斎藤元彦(46)の自死局長ガサ入れ指示書をスッパ抜く!」のX(旧Twitter)投稿に対し、さまざまな返信、引用での投稿が寄せられた。多く見られたのが情報源を執拗に特定しようとする緻密な調査のやり方に驚くコメントだ。 「パワハラどころじゃない」 「パワハラの疑いをかけられ、揉み消そうとする行為でパワハラを証明してしまった」 「おねだりレベルでは無い狂気を感じる」 「通報者は守らない兵庫県」 指示書に示された、県職員の調査のため幹部が職場などを突然訪れ、偶然を装い「ガサ入れ」を行うという手順。その用意周到な調査方法にも批判の声があがった。 「内部告発したらガサ入れ。 誰も内部告発できないよな」 「いやぁ~ジメジメの陰湿なんですね」 「なんかいまどきの事件とは思えない」 大阪府知事など自治体首長の経験もあり、地域政党・大阪維新の会を創設した“維新の生み
コムアイさんと太田光海さん ーーその村は、ペルーの首都リマから遠いんですか。 コムアイ 地球にこんな遠いとこあるんだー、って。 太田光海(以下、太田) リマからだと、行くのは4日かかりますね。 ーー陸路で。 コムアイ アマゾンに近い街に飛行場があって、飛行機を使えば1日短縮できて3日で行けたはずなんです。でも、滑走路がダメになっているとかで、1年以上閉まっちゃってて。 太田 それで、バスで20時間かけて移動して。 コムアイ なんかずっと山を登ってるなーと思って、やたら絶景で雲より上にいるから、ここ標高どれくらい?と聞いたら4000mくらいだって言われて。天城越えならぬアンデス越え(笑)。また山を下って砂漠っぽい街も通って。 「大変だったけど、すごく楽しかったな」「生きてる感じがした」 ーーアマゾンに向かった時は、たしか妊娠8ヶ月ですよね。体力的に大変だったのでは。 コムアイ 乗り物に座って
「クラスでボール投げをやらせると、男子でも8割くらいの子が“女の子投げ”をするのが普通です」…近年、ボールを正しく投げられない子どもたちが増えているという。ボール投げの飛距離も年々低下、いったい何が起きているのか? ジャーナリストの石井光太氏の新刊『ルポ スマホ育児が子どもを壊す』(新潮社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む) なぜ「女の子投げ」する男の子が増えたのか? 写真はイメージ ©getty ◆◆◆ バンザイの姿勢をとれない 学校生活では帰宅組と学童組だけでなく、運動能力の面でも運動ができる子とそうでない子の“分断”が顕著だという。 先日、保護者向けの講演会で小学校を訪れた時、見慣れない光景に出くわした。校庭であるクラスが体育の授業でドッジボールをしていた。子どもたちの何人かが黒い防弾チョッキのようなものを上半身につけている。 最初、私は運動能力の高い子た
兵庫県総務部人事課が、斎藤元彦知事(46)の側近4人組のひとりだった元総務部長の妻(県職員)を特別に優遇する人事異動案を作成していたことが「週刊文春」の取材で分かった。 元総務部長は出向先の仙台で、総務官僚として東日本大震災の復興に従事していた当時の斎藤氏と知り合い、知事に就任した斎藤氏のもと側近として昇進を重ねた人物。県庁内で知事と側近4人組は「牛タン倶楽部」と呼ばれている。 県庁は2か月半で2人の職員が自殺した問題で紛糾中だが、人事について恣意的な異動が多発していたことが職員から相次いで指摘されており、地方公務員法上の任命権者である斎藤知事の責任も問われている。 斎藤元彦兵庫県知事 県庁担当記者が語る。 「今回の騒動は、元西播磨県民局長のX氏(故人)が3月に知事のパワハラなど7項目を告発する文書を作成したことに端を発する。県はX氏を懲戒処分とし、X氏は7月に自死。さらに告発文書内でも言
共産党の機関紙、赤旗は時に自民党議員の不正を暴き、スクープを飛ばす。8月25日付の一面にはこんな見出しが躍った。 「岸田首相が退陣表明“表紙”のすげ替えでは変わらない」 政治部記者は「これまで何度も自民の裏金事件を掘り起こした赤旗の功績は大きい」とした上で、「表紙のすげ替えでは変わらない、とは共産党も同じだろ」と苦笑いする。 2000年11月から23年あまり在任した志位和夫委員長から今年1月に田村智子氏(59)が初の女性委員長に就任。だが、志位体制と何も変わらない。最たるものが「恐怖政治」。最近も典型例があった。
〈南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな。彼女らは戦時の性奴隷だった。731部隊を忘れるな〉 NHK会長は「際番組基準に抵触する極めて深刻な事態」 22日に、NHKの稲葉延雄会長は自民党情報通信戦略調査会で陳謝し、報道陣に対し、「国際番組基準に抵触する極めて深刻な事態だと受け止めている」と謝罪。 NHKの稲葉延雄会長 ©時事通信社 “不適切発言”を繰り返したA氏とは何者なのか NHKは25日になってA氏が靖国神社のニュースを読む際、〈『軍国主義』『死ね』などの抗議の言葉が書かれていた〉と、発言したことも新たに発表した。さらに、その翌日の26日にはNHK総合で5分間の謝罪番組も放送された。 A氏とは何者なのか。NHK関係者が語る。 「1975年生まれとのことで、中国の山西省出身です。日本に留学し、東京大学大学院総合文化研究科で文学修士となった。英語も流暢で、TOEICでは875点を取っていま
国土交通省が管轄し、航空管制官などを養成する日本唯一の教育訓練機関である航空保安大学校。同校で教鞭を執る40代教官の男女の「W不倫関係」を示す証拠メッセージが流出し、同校が関係者に聞き取り調査を行っていたことが「週刊文春」の取材でわかった。流出したメッセージの中には、学校施設内で不適切行為に及んでいたことを示唆する内容も含まれていた。 40代教官の男女が施設内で不適切な行為 「週刊文春」が、「教官のW不倫騒動」について学校側に問い合わせると、「当校の教官のLINEアカウントから多数の画像が投稿されたことは把握しており、関係者への聞き取りなど、事実関係の確認を行っている状況です」と回答。 小誌が問い合わせを行った後の8月27日午後、国土交通省は「職員の懲戒処分について」と題するプレスリリースを出し、同省が管轄する航空保安大学校の40代教官の男女が施設内で不適切な行為をしたとして戒告処分にした
能登半島の観光はどうなるのか。 「まずは護岸」の理由と“温泉の歴史” これまで、金沢駅の観光案内所で「ここなら大丈夫ですよ」と勧められたルートをたどってきた。 千里浜なぎさドライブウェイ(#1)を通り、羽咋(はくい)市で妙成寺などに立ち寄り(#2)、志賀(しか)町で「能登金剛」の名所・巌門(#3、#4)を訪れた。その全ての場所で観光関係者が一様に口にしていたのは「和倉温泉に泊まれないから、お客さんがうちまで足を延ばせない」という嘆きだった。 和倉温泉街(七尾市) 温泉街は七尾市の中心部から7kmほど離れた七尾湾沿いにある。確かに観光客がおらず、道路や建物の損壊も目立っていた。 とりあえず旅館の一軒を訪ねてみた。出てきた幹部社員は元気がない。 「まずは護岸です。護岸をしっかり直さないと、宿の復旧工事に進めません」と話していた。 どういうことなのか。旅館本体の工事より、護岸に先に手をつけなけれ
兵庫県西部の内陸部、神戸市から車で1時間半ほどかかる上郡町の林間に、西播磨県民局は置かれている。 3月25日、未明からの小雨でひんやりと湿った庁舎に、ある“指示書”を手にした兵庫県副知事・片山安孝の姿があった。 県ナンバーツーの突然の来訪に驚く職員らを尻目に、副知事は県民局長室で部屋の主、X氏と対面する。 午前10時45分。 長時間の尋問が始まった。
日本は麺食文化のある国であり、製麺屋が多数存在している。乾麺やインスタント麺を作る製麺屋、そうめん専門、一般家庭向けに大規模に小売りする製麺屋、家族経営で細々と小売りする街の製麺屋......。そして、中には立ち食いそば屋に卸売りしている中堅の業務用製麺屋というのもある。 今回は立ち食いそば屋の業務用麺類製造卸として有名な「むらめん株式会社」を訪問し、その知られざる姿を少しだけ見てみようという企画である。個人的には長年取材したいと考えていた会社である。 創業当時の村井製麺所 写真提供=むらめん株式会社 創業76年の「むらめん」は東京一円の立ち食いそば屋を席巻している 「むらめん」は昭和23(1948)年、愛知県岡崎市で製粉製麺工場を創設することから始まった。昭和35(1960)年7月に東京都世田谷区にて「有限会社むらい麺店」を設立し、手打うどんを中心に製造販売。昭和50(1975)年7月に
12人が乱立し、思いがけず大変なことになってしまった自民党総裁選。「自らが出馬意思の表明を行った(ことが報じられた)順」で、前編では小林鷹之さん、青山繁晴さん、高市早苗さん、上川陽子さん、石破茂さんまで紹介してきました。 後編は、まさかの本命になりつつある小泉進次郎さんからです。 「人気あるし真面目だし毛並みもいいんだけど能力的に全く未知数」小泉進次郎(43歳) 小泉進次郎 ©文藝春秋 いつかは勝負をかけてくるはずのプリンス、どうも出馬含みの話が出てきて踏ん切りがついた模様です。出馬方針が明らかになれば推薦議員20名のハードルも楽勝でクリアになるとしつつも、なぜか本人が電話かけて推薦人集めをしているご様子。 「まだ推薦人集まり切っていないので、先生にもぜひご協力をお願いします」と下手に出る作戦なのでしょうが、さすがに海千山千の先生方は「出馬表明後に議員票をお願いするより出馬前に一本電話を入
日頃あれだけ岸田文雄批判で『増税メガネ』やら『検討使』やらとさんざん揶揄してきたメディアさんサイドも、いざ岸田さんが辞めるとなるとしおらしく「でも、やっぱり岸田文雄っていろいろ頑張ってたよな。あれもこれも実現したし」って言い始める始末。いや、いま褒めるんなら在任中にもっとちゃんと評価してあげろよな。 総裁選への不出馬を表明した岸田文雄首相 ©時事通信社 なもんで、完全な追い込まれ辞任にはならず、総裁任期満了での勇退となった岸田文雄さんは、まだ67歳の「若い元総理」として、自由民主党がこれからなんかあったときにまた登板できる人材ストックとして鎮座ましますことになります。その点でも、引き際が潔かったのは岸田文雄一流の美学だったと言えましょう。 情勢としては、小泉進次郎さんの出馬表明で一気に小泉本命に。マジかよぉー。確かに43歳で若いし刷新感はあるけど、真面目で誠実な人柄はともかく能力には疑問符
お約束といえばこの時期は候補者や政策が出そろう前に「次の首相にふさわしい人」という世論調査の結果を新聞が発表する。謎の人気投票をして興行を盛り上げる。新聞は社説では政策論争をと書くが、政治部記者は権力闘争が嬉しくてたまらない。 大きな興行をするときは大きな嘘が必要なのである さて総裁選は「興行」と述べたが、大事なのは売り文句だ。どれだけデカいことを言えるかに尽きる。東京五輪を思い出してほしい。招致委員会は国際オリンピック委員会(IOC)に提出した立候補ファイルで次のようにプレゼンしていた。 「五輪が開催される東京の夏は温暖で、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候です」 海外メディアからは「うそつき」とツッコまれていたが、大きな興行をするときは大きな嘘が必要なのである。事実、東京五輪は招致に成功できたから大きな嘘、いや、夢のような言葉は有効なのだ。 では今回の自民党
ちゃんと明かりがともっているし、なんだかんだと行き交う人も多い。小さな丘を抜けて横浜駅近くの市街地から反町方面を結んでくれる遊歩道トンネルは、近道として地元の人にも重宝されているようだ。 トンネルを抜けると大ターミナル横浜駅がすぐそこに ちなみにこのトンネル、現役時代は複線用のトンネルだった。だから、遊歩道になるにあたって少し幅を縮める改修工事をしたのだとか。保安上の理由からか、通行できる時間は午後9時半までに制限されているのもポイント。 それはまあ、中に入ると薄暗いトンネル、真夜中も通れると、何が起こるかわかりませんからね……。 トンネルを抜けた先の高架跡(左手)には、道路を隔ててJRと京急線(右奥)がやってくる トンネルを抜けて旧東海道を渡ると、すぐに左手からJR線の線路がやってきて、横浜駅は目の前だ。 東横線の横浜駅は、JR線と西口の駅前広場(と駅ビル)の間にぎゅっと押し込まれていた
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『文春オンライン | 週刊文春も読めるニュースサイト』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く