サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
災害への備え
bunshun.jp
都立特別支援学校の元教諭のA子(当時30歳)が、同校に通っていた当時高校1年生の男子生徒Bくんと、商業施設に駐車場に停めたレンタカーの車内で性行為をしたとして、児童福祉法違反に問われている。8月15日に東京地裁で行われた被告人質問にA子が出廷した。 A子はBくんにレンタルの携帯電話を与えて休日に学校外に誘い出し、性行為をしたことは認めたものの、同意ではなくBくんに無理やり襲われたと主張し、起訴内容の一部を否認した。教員と生徒との間での性的関係が社会問題になる中で、厳しい判決が出るかが注目される。 法廷に現れたA子は、黒いショートヘアにメガネをかけ、口元はマスクで覆われていた。上下黒のスーツ姿だが、サイズが合っていないように見える。身長153cm、体重は本人が「犯行当時は40kgくらい」と答えるなど、小柄で非力な印象だ。証言中はマスクを外したものの、傍聴席から表情を伺うことはできなかった。
佐々木・渡部夫妻は2017年に結婚。芸能界の大物カップルとして注目されたが、「週刊文春」が2020年6月18日号で渡部の不倫を報じ、渡部は芸能活動を自粛することとなった。2022年2月から芸能活動を再開し、今年6月には『5時に夢中!』(TOKYO MX)で地上波生放送への出演も果たしている。 「妻の佐々木は一貫して夫に寄り添い、夫婦関係は盤石です」(スポーツ紙記者) 今年6月には地上波生放送への出演を果たした渡部建 ©時事通信社 佐々木からオーダーを受けたジュエリー職人の告発 そんな中、今回発覚したのが妻の佐々木が依頼したジュエリーを巡る金銭トラブルだ。 トラブルを告発するのは、佐々木から指輪制作の依頼を受けたことがあるジュエリー職人のA氏。指輪に続いて、第2子のアクセサリー制作のオーダーを受けたという。 「佐々木希さんから『将来、子供に渡すものだから予算はいくらでもいい』と言われて、彼女
小池 極めてシンプルな理由からでした。まずひとつには、井上監督の思いがありました。昨年8月15日の終映に際してのトークイベント(「COURT SIDE in THEATER FINAL」)で監督自身も話されていましたが、映画を楽しみに待ってくれている人の楽しみを奪ってしまうことになるからです。プレゼントの中身を「これです」と言いながら渡す人はいないし、中身を知った時の喜びを大切にしてもらうのならば、ちゃんと包装して、しっかり渡したい、といった「思い」からでした。 事前情報ナシで公開に踏み切った事に対して、すごく高度な戦略のような評価の声もありましたが、決して「方式」でも「戦法」でも何でもなく、それが最良のプレゼントの渡し方だとスタッフ全員が理解し、一番喜んでもらえると思っただけでした。そこに、例えば、「焦らそうとしている」と思われるとか、少しでもマーケティング的というか戦略っぽい気持ちが入
「軽率な行為だった」 詐欺容疑で東京地検特捜部の家宅捜索を受けていた広瀬めぐみ参院議員(58)が8月15日、議員辞職願を提出し、許可された。「広瀬氏は公設第一秘書だった男性の妻を公設第二秘書として届…
能登半島の中心部である七尾市に、「此ノ木隧道(ずいどう)」と呼ばれる“なんとも珍しい隧道”がある。そんな話を聞いたのは、数年前のことだった。 隧道とはトンネルのことで、古くからあるトンネルが隧道と表記されるケースが多い。能登半島の付け根にあるそれは、国内外を見渡しても他に例がないほど、珍しい隧道なのだという。気になった私は現地に向かった――。
安倍晋三元総理が銃撃されて、犯行の背景に統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)への恨みがあるという話が流れたとき、私は「教団に天罰が下った」と感じました。 射殺された安倍元総理 山上徹也被告のお母さんの1億円を超えるといわれる献金は、ご本人の財産ですから信教の自由の範囲内です。しかし、そのせいで自己破産に至り、家族が路頭に迷うなら、教団は受け取ってはいけません。信教の自由には、「公序良俗に反しない限り」という制約と責任が伴う。現在の教団幹部にはそれがわからず、より多くのお金を集めることしか頭にない。 いまこそ統一教会は、霊感商法、高額献金など、日本社会に対してこれまで犯してきた罪を反省し、謝罪しなければなりません。 元幹部の大江氏 元朝日新聞記者でジャーナリストの樋田毅氏の『旧統一教会 大江益夫・元広報部長懺悔録』(光文社新書)が8月20日に刊行された。同書は教団幹部だった大江益夫氏(75
高齢者専門の精神科医として、36年間、延べ6000人の患者を診てきた和田秀樹氏。高齢者は重要な消費者で、「日本経済が復活する芽」だと考え、高齢者の生き方にスポットを当てた著書を多数出版している。 ここでは、そんな和田氏が、高齢者が人生を楽しむためのヒントを綴った新著『老いるが勝ち!』(文春新書)より一部を抜粋。少子高齢化によって進む「シルバー民主主義」について、和田氏はどのように考えているのか。(全2回の2回目/1回目より続く) 外国から見たら、日本は露骨に高齢者差別をやっている シルバー民主主義についてお話ししましょう。理屈の上では人口の3割の高齢者がいて、有権者の4割を占める。しかし、投票率が高いから5割くらいの影響力がある、というのがシルバー民主主義の意味するところです。 そのせいで日本の活力がそがれたり、年金問題に解決がつかないとか言われていますが、そんなものはシルバーのせいでも何
北陸新幹線が敦賀駅まで延伸開業して、5か月あまり。まだまだ乗り継ぎが不便だなんだという声も途切れないようだが、まあそれなりに敦賀駅までの新幹線、として定着した感がある。 ただ、北陸新幹線はこれで完成ではない。まだまだ先に線路を延ばし、最終的には京都を経て新大阪へ。京都までのルートには米原経由がいいだとかなんだとか、これまたいろいろな意見が上がっているものの、基本的には小浜経由で京都府内を南北に走るということで決着済みだ。 先だって、国土交通省と鉄道・運輸機構は新大阪までの詳細なルート案を公表している。気になるところがいろいろと盛りだくさんなのだが、その中でひとつ。京都~新大阪間に設置される予定の途中駅、松井山手駅である。
前線の将兵の死闘の裏で、司令部は何をしていたのか このインパール5部作の中で批判的に言及されているのが牟田口廉也中将だ。第15軍司令官としてインパール作戦を主導したが、インパール作戦への否定的評価に加え、司令部のお膝元に料亭を建てて芸者を集めて遊興に浸った等、「愚将」との表現も残る彼のイメージは、高木の著作によるところも大きいとする意見もある。 こうした高木の著作における牟田口中将の特異なエピソードや個性について、後年になって高木による創作か誇張ではないかという意見も出ていた。高木の記述には出典が明示されていないことも多いためだ。しかし、高木の著作における牟田口中将や彼が率いた第15軍の醜聞は出典を確認できるものも多い。 また、牟田口中将の連隊長時代に副官を務めた河野又四郎が、戦後に高木の著作を読んで手紙(立命館大学国際平和ミュージアム所蔵)を書いている。 筆者がその手紙を確認したところ「
「記録文学の巨匠」吉村昭氏は、戦史文学でも非常に優れた多くの作品を遺した。『戦艦武蔵』『帰艦セズ』『深海の使者』『総員起シ』などがその代表作だが、その圧倒的リアリティを支えたのは、氏がたった一人で行った太平洋戦争体験者への膨大な数の証言インタビューだった。 その数多の録音テープ記録から、選りすぐり9人の証言を集めた『戦史の証言者たち』。本書から、2回も沈没した数奇な運命を持つ伊号第三三潜水艦が引き揚げられた際に、内部を撮影したただ一人の新聞記者・白石鬼太郎氏の証言の一部を紹介する。(全2回の第1回/後編を読む) ◆ ◆ ◆ 「死臭というか、油の臭いというか…」 吉村 どこをあけたんですか。 白石 第一ハッチです、潜水艦の。 吉村 作業員が何人ぐらいでハッチをあけたんですか。 白石 二人だったと思います。 吉村 他社の記者たちも、見守っていたんですか。 白石 そうです。潜水艦の甲板の上にいて
前編では「史上最悪の作戦」を主導した牟田口廉也中将の第15軍司令部が遊興に使った料亭と、そのお膝元メイミョウの異質な雰囲気について触れた。では、その上級部隊であるビルマ方面軍とそのお膝元であるラングーンはどうだったのか。 メイミョウと同じようにラングーンにも料亭が著名な料亭が存在した。それが翠香園だ。もとは第18師団のお膝元である久留米にあった料理屋で、杉山元元帥陸軍大将と懇意であったことが伝わっている。ラングーンにおけるその偉容、繁盛ぶりを読売新聞の若林正夫記者は次のように伝えている。 それはともかくとして、ラングーン一流のクラブをいただいて、そこに陣取ったこの一隊は総勢百五十名になんなんとする大部隊で、芸妓、雛妓はもとより女中、下働き、料理番。これまではわかるがあとが凄い。髪結いさんに三味線屋、鳴物屋、仕立屋に洗張屋にお医者さんまで、これが婦人科兼泌尿器科医であることはもちろんのことだ
NHKの朝ドラ「虎に翼」は、日本近現代史を研究している立場からもとてもおもしろい。日本で初めて女性として弁護士・裁判所所長などを務めた三淵嘉子をモデルにしたドラマであるが、三淵とは実際は関係のなかった戦前の大疑獄事件である帝人事件(ドラマでは共亜事件)では父親が逮捕され、同じく実際は三淵と交流のなかったはずの山口忠良判事をモデルとした岩田剛典が演じる花岡悟(彼は敗戦直後に栄養失調で亡くなる)などが登場する。日本近現代史を知っていると、あの出来事と伊藤沙莉演じる主人公の猪爪寅子を結びつけるのか! という驚きがある。 「法の下の平等」が大きなテーマ この「虎に翼」は、根底には日本国憲法第14条第1項の「法の下の平等」が大きなテーマとなっている。そのため、男女の平等を含めて、様々な「不平等」が取りあげられる。さらに、第14条第2項が取りあげられたことでも注目される。それは、「華族その他の貴族の制
「要するに、彼(イーロン・マスク氏)に聞き入れてもらえるような能力が自分にはなかったということなのだと思います」。2014年からTwitterジャパンの代表取締役を務める笹本裕氏が同社を退職した理由には、世界的経営者イーロン・マスク氏との不協和があった。退職の真相を、笹本氏の新刊『イーロン・ショック 元Twitterジャパン社長が見た「破壊と創造」の215日』(文藝春秋)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む) だから、少なくともアジア圏の事業について聞く耳を持ってもらえないのであれば、自分の存在は不要だなと思いました。 これは批判ではなく、イーロンは「アメリカをなんとかしないといけない」ということに99パーセント頭が行ってしまっていました。だから、もう少しイーロンが日本やアジアの事業に気を配ってくれていれば、という気持ちはあります。 エンジニアの配置についても疑問があり
「経営者と現場の乖離があまりにも大きすぎる。この20年ぐらいで特にアメリカで進んでいる状況ですが、これは問題だと思います」――元Twitterジャパン社長が、世界的経営者イーロン・マスク氏と働いて感じた「アメリカ型経営の限界」とは? 新刊『イーロン・ショック 元Twitterジャパン社長が見た「破壊と創造」の215日』(文藝春秋)より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目/前編を読む) 元Twitterジャパン社長が語る「イーロンの問題」とは? ©文藝春秋(左)、Getty(右) ◆◆◆ イーロンの周辺が気を使ってくれた イーロンのまわりの人たちは、実はけっこう私に気を使ってくれました。評価してくれていたのかはわかりませんが「もう一度イーロンと話してみたら?」と提案してくれたんです。「イーロンは決断を変えることがあるから『残ってくれ』という話になるかもしれないよ」と。 でも私は、一度決め
「『のび太』のようないじめられっ子が長じて『ジャイアン』のように振る舞っているのが、今のイーロン・マスク」と語るのは、元Twitterジャパンの社長の笹本裕氏。実際に仕事をともにした彼だから語れる「イーロンの意外な人柄」とは? 新刊『イーロン・ショック 元Twitterジャパン社長が見た「破壊と創造」の215日』(文藝春秋)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む) 実際に仕事をともにしたパートナーだからこそわかる「イーロンの人柄」とは? ©getty ◆◆◆ Twitter買収後の2022年末、イーロンは「自分がCEOを続けるべきか?」というアンケートをTwitter上で行いました。結果的に「続けるべきでない」という票が多く入ったのですが、実は本人はがっかりしていたのではないかと思います。 表向きには「こんなクレイジーな会社、他にできるやつがいたらいつでも譲ってやるよ!」
太平洋戦争で日本を敗戦に陥れたエリート軍人を分析すると、現在の日本でも通じる巨大組織の問題が浮かび上がってくる。なぜエリートは愚策に走るのか。昭和の陸軍軍人を題材に、歴史、軍事、経営の専門家が座談会に集まり、「日本型エリート」の欠点を総括した。 ◆◆◆ 牟田口、服部、辻は人間的にも“悪玉” 楠木 昭和の陸軍軍人で、会社経営をするとしたら、最強の布陣はどうなるかを、経営学的観点から私なりに考えてみました。まず代表取締役社長は永田(鉄山)か石原(莞爾)。その下で、実際に事業を率いて貰うとしたら、栗林(忠道)、宮崎(繁三郎)、今村(均)、山下(奉文)などの方々が適任かと思いました。 新浪 栗林さんは経営者も出来ると思うな。競争相手に対してどう戦うべきか。その戦略を立てて実現する力は抜群ですから。あと海軍で恐縮だけど、最後の海軍大将の井上成美もいいと思います。先を見て人を育てていた。経営者は次世代
太平洋戦争下の日本で進められていた原爆開発計画は、研究を担った仁科芳雄の名前にちなんで「ニ号研究」と呼ばれた。原爆開発計画は日本の科学界に何をもたらしたのか。昭和史研究家の保阪正康氏が検証する。 ◆◆◆ 中国に渡った日本人研究者 「ニ号研究」の終わりはあっけなかった。昭和20年4月13日、米軍のB29は理研を狙いすましたかのように空爆した。福島県石川町の川べりにあったウラン鉱石採掘現場も、なぜか機銃掃射の対象になった。 5月下旬、仁科は鈴木辰三郎に「もう研究は継続できない」と伝えた。これが事実上の中止宣言だった。一方、海軍が主導した「F号研究」にも軍からの圧力が加えられた。荒勝はもともと「研究しているふりをすればいい」との考え方だったが、湯川や坂田らを擁し、研究レベルそのものは高かった。ただ、実際の作業に力を入れていないので、製造の見通しはなかった。 保阪正康氏 ©文藝春秋 7月26日、連
太平洋戦争中の日本で進められていた原爆開発計画を、昭和史研究家の保阪正康氏が検証する。原爆開発に焦る東條英機は、研究を担う仁科芳雄を恫喝するように急かしたという。 ◆◆◆ サイパンを原爆で吹っ飛ばす 昭和18年秋になると、戦局は明らかに日本不利に傾いた。この頃になると軍事指導者たちは科学技術に一縷の望みを託すようになる。新型兵器の開発と、効率的な兵器の量産体制を整えなければ米国に対抗できないと檄を飛ばす。 昭和19年1月、政府は「戦時研究員服務心得」という5カ条の訓令を発表し、「科学技術者は研究室を戦場にすべし」と、科学者を戦争の下僕とするよう訴えた。その第4条には「主任戦時研究員は其の担当する研究課題の解決に付全責任を負荷せられるものなるを自覚し……」とあった。こうして叱咤すれば科学者が米国を負かす発明をしてくれるだろうという浅はかな見識だった。 戦況が不利になるにつれ、陸軍上層部はさら
休暇シーズンの高速道路では、しばしば「挙動のおかしな車」に出くわすことがある。 後ろの車列に構わず追い越し車線をのんびり塞ぎつづける車、やたらとブレーキランプを光らせる車、ジグザグ車線変更を繰り返す車……後続車のブレーキを誘発するこれらの動きは、「渋滞の原因」と指摘されることも多い。 実際のところ、個人の運転はどれほど渋滞に影響しているのだろうか。「渋滞の原因になる運転」について、道路交通関連の資料をもとに考えてみたい。 ◆◆◆ 渋滞の4割以上は「上り坂での速度低下」から生じる 「高速道路の渋滞の原因」としてまず思い浮かぶのは、事故や故障車、インターチェンジ付近の混雑かもしれない。しかし意外なことに、渋滞の原因としてもっとも多いのは「上り坂での速度低下」である。 NEXCO東日本の発表によれば、2023年中に同社管内で発生した渋滞のうち、事故や工事などに起因しない「自然渋滞(交通集中)」は
部下を適材適所でマネジメントする能力が求められる「上司」の仕事。しかし、マネジメント以前の問題として、若手社員とのコミュニケーション自体に悩むリーダーも少なくない。 ライフネット生命の創業者、そして、立命館アジア太平洋大学学長へ就任するなど、さまざまな業績を上げてきた出口治明氏は、どのように部下とのコミュニケーションを考えてきたのか。同氏の著書『「教える」ということ 日本を救う、[尖った人]を増やすには』(角川新書)の一部を抜粋し、紹介する。(全2回の2回目/前編を読む) ◆◆◆ 飲みニケーションの文化は日本独自のもの リーダーは、職場の部下のことをよく知る必要があります。なぜなら部下の適性にふさわしい仕事をあてがうのがマネジメントの役割だからです。つまり、人材のポートフォリオを上手に組むことがマネージャー本来の仕事なのです。人を上手に使おうと思ったら、部下の得意不得意、向き不向きを前もっ
半藤一利さん『戦士の遺書 太平洋戦争に散った勇者たちの叫び』。本書は「語り継ぎたい昭和軍人たちのことば」として、太平洋戦争に散った28人の軍人の遺書や最期の言葉をもとに、各々の人物像、死の歴史的背景である戦争の本質へと迫る名作列伝です。 本書から一部抜粋し、その壮絶あるいは清冽な言葉の数々をご紹介します。第1回は「特攻の父」と呼ばれる大西瀧治郎の章を公開します。(全4回の1回目/続きを読む) 大西瀧治郎中将 作法通り腹を切り、頸と胸を刺したが… 軍令部次長大西瀧治郎(おおにし・たきじろう)中将が自決したのは、昭和20年8月16日午前2時45分である。作法どおり腹を切り、頸と胸を刺したが、なお死ぬことができなかった。急報でかけつけた軍医の姿を認め、大西はこのまま死なせてくれとばかりに手をふった。たしかに、腸のとびだしている状態ではたすかる見こみもなかった。「死ぬときはできるだけ長く苦しんで死
競技によって差はありますが、選手の強化にあたっては日本でもかなり分野ごとのアナリティクスと、強みに応じたトレーニングが奨励されるようになってきました。上下関係によるコーチングで精神論中心の漫然とした練習から、具体的な選手の特性に応じた勝つポイントを押さえたトレーニングへと強化方法がバージョンアップされることで、選手の能力が伸びて世界で戦えるところまできているのです。 昭和の時代の体育会系な運動部の否定にも繋がっている ただ、その過程はそう平坦ではありませんでした。日本大学アメフト部などで問題となった「パワハラや危険なプレー」による負傷を起こさない指導法の徹底が広がったことや、コロナ禍で集団での練習が忌避されるなかで「練習量の制限と、休息、栄養のバランス」を見直す動きが進んだことは僥倖でした。練習の効果に対してきちんと話し合う機会が増えたのは間違いありません。 これらの事象が、結果的に日本の
〈大宇宙は余りに雄大であり、我等の大地、地球は余りに小さい。その宇宙の起源も自らの生命の本質も不可知であり、人類の知は無に等しい〉 この檄文は、ある“秘密結社”のレポートに記された一節。筆者は、“令和のミスター円”こと財務省の神田眞人財務官(59)だ。 1ドル=160円を超える円安に対し、7月11、12日と2日連続の為替介入を指揮したとされる神田氏。財務省幹部が語る。 「兵庫県の超名門、灘中・高卒業後、東大法学部を経て1987年に旧大蔵省に入省しました。入省3年目の89年には、英オックスフォード大に留学。同じく外務官僚として留学していた雅子さまともオックスフォード日本協会で接点があり、手料理を振る舞われたこともあったそうです」 止まらない円安 エリートコースの主計畑を歩み、2021年に事務次官級の財務官に就任した。 「神田氏と言えば、博覧強記でキレ者。財務省内でも“ぶっ飛んだ宇宙人”として
〈他国がやっているような、市場メカニズムに新陳代謝をゆだねて生産性や賃金の上昇を図るといった普通の政策をしっかり実施するだけで、日本は強く復活することができます。というのも、数十年、給与水準も投資も滞っていた日本には大きな伸びしろがあるのです〉 そう綴るのは、内閣官房参与の神田眞人氏だ。7月末まで次官級ポストの財務官を務め、歴史的な円安への対応に奔走。「為替介入の指揮官」として注目を集めた。 あらゆる角度から日本経済の問題点を洗い出した そんな神田氏は、かねてから日本経済が抱える構造的な課題を憂慮してきた。今年3月には大和総研副理事長の熊谷亮丸氏や、慶應義塾大学の小林慶一郎教授、土居丈朗教授、三菱総合研究所執行役員兼研究理事の武田洋子氏、BNPパリバ証券経済調査本部長チーフエコノミストの河野龍太郎氏ら20名の論客に呼びかけ、財務省の会議室で5回にわたって、「国際収支から見た日本経済の課題と
パリ五輪のスケートボード・女子パークの決勝が行われ、15歳の開心那(ひらきここな)が2大会連続となる銀メダルを獲得した。東京五輪の金メダリスト四十住さくらは予選敗退、五輪初出場で予選3位だった16歳の草木ひなのは、3回ともに空中技で失敗し、8位となった。 銀メダルの開心那 ©JMPA タイトなウェアで優雅な滑りを披露した開 3年前、12歳で臨んだ東京五輪の姿から大きく成長し、長髪を靡かせ、スラッとしたモデルのような体型で、他とは一線を画すトリックを繰り出した開。タイトなウェアに身を包むことで、優雅な滑りはさらに強調されていた。 開は、北海道虻田郡倶知安町で生まれ、苫小牧市に在住。5歳でスケートボード競技を始め、札幌にある室内スケートパーク、HOT BOWLに通う生活を送るのだが、ここでの生活が今の彼女を作り上げたといっても過言ではない。 銀メダルの開心那 ©JMPA 当時10歳ながら7位に
《10年不倫スクープ撮》「“ガテン系”男性が愛人→秘書に」「週末は自宅マンションで」自民党・森由起子議員(52)がおぼれる“公私混同不倫”〈“パパ活不倫”で繰り上げ当選したが…〉
「パワー!」の決め台詞とともに上腕二頭筋をアピールするポーズでおなじみのなかやまきんに君(45)。2021年末に吉本興業を退所したが、勢いは衰えるどころか大ブレークを果たしている。 「唯一無二のキャラクターで、テレビCMは5本以上に出演。1本あたり数百万円だったギャラが今では3000万円まで跳ね上がっている。昨年の個人事務所の売上は5、6億円になるのではないか」(広告代理店の社員)
7月4日午後6時半ごろ、都内にあるアパホテル前に1台のタクシーが停車した。ホテル正面口から出てきた橋本環奈似の高身長の若い女性が急ぎ足で乗り込んだのと同時に、男がホテル裏口から顔を出した。周囲をキョロキョロと見渡し、警戒した様子を見せたのは誰あろう「KAT-TUN」の中丸雄一(40)――。
アイドルグループ「KAT-TUN」の中丸雄一(40)が都内某大学に通う橋本環奈似の女子大生とアパホテルで密会していたことが「週刊文春」の取材でわかった。中丸が所属するSTARTO ENTERTAINMENTは事実関係を認め、「今後についてですが、本人の希望も含め謹慎することとさせて頂きます」と回答した。 ◇◇◇ 最年長としてグループを牽引してきた 中丸は1998年に旧ジャニーズ事務所に入所し、2006年に「KAT-TUN」の一員としてデビューした。 KAT-TUNの中丸雄一(40)(中丸雄一のインスタグラムより) 「2001年に6人組で結成され、デビュー前に東京ドーム公演を行うなど、異例の人気を博していた。CDデビュー曲『Real Face』はミリオンセラーを記録。だが、その後、赤西仁、田中聖らメンバーの脱退が相次ぎ、2016年に活動休止を発表。そこから約2年の“充電期間”を経て、現在の体
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『文春オンライン | 週刊文春も読めるニュースサイト』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く