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ブラックフライデー
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「知識や難しい計算は不要で、“考える力”さえあれば誰でも解ける」 それが、「論理的思考問題」だ。Google、Apple、Microsoftといった超一流企業の採用試験でも出題され、“考える力”を鍛えるトレーニングとしても注目されている。この論理的思考問題の傑作を紹介した書籍『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』(野村裕之著、ダイヤモンド社刊)は2024年の年間ベストセラー4位(ビジネス書単行本/トーハン調べ)に。シリーズ最新作『もっと!!頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』も登場し話題になっている。 なにより異例なのが、本書はビジネス書であるにもかかわらず子どもの読者も多いことだ。「6歳の娘が自分で読みはじめた」「10歳の息子が夢中になっている」など、全世代を超えて親しまれている。この記事では、同書から1問を選んでAIに出題してみた。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂) あなたは「AI
ダイヤモンド・オンラインの連載『黒田東彦の世界と経済の読み解き方』では、いずれも財務官を務めた前日本銀行総裁の黒田東彦氏と前国際通貨研究所理事長の渡辺博史氏の対談の詳報を複数回にわたってお届けする。対談詳報の2回目は、日米金利差が縮小する中でも続く円安や、為替介入など政策を意思決定する際の当事者の判断基準について、2人の見解を聞いた。(聞き手/ダイヤモンド編集部副編集長 大矢博之) 為替予測は「言った者勝ち」 現実的に使える理論はない ――為替についてですが、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げし、日本銀行が利上げして日米金利差が縮小しても円安トレンドが継続しているのはなぜでしょうか。 黒田東彦 為替理論でしっかり検証・立証されたのは20世紀初めにスウェーデンの経済学者、グスタフ・カッセルが提唱した購買力平価説(PPP)だけです。ただ、それも短期ではなく、20〜30年の期間を取ると、購買
ロボット掃除機「ルンバ」で知られる米iRobot社が連邦破産法を申請した。同社を買収するのは、ルンバを製造していた中国のOEMメーカーPICEAである。しかし「ロボット掃除機といえばルンバ」というくらいルンバの人気は高く、少し前まで同社の経営状況は悪くなかった。ロボット掃除機の第一人者である企業が破綻に至ったのは、いったいなぜなのだろうか?(中小企業診断士 関谷信之) 3月、米本社と日本支社でまったく違うリリースが…… ・「当社が継続企業として存続できるかどうかについて大きな疑問があります」(米 iRobot Corporation、2025年3月12日) ・「企業としての存続不可といった状況には全くございません」(アイロボットジャパン合同会社、2025年3月15日) 日米で相反するようなプレスリリースが発信されてから9カ月。どうやら米国本社の発表の方が実態に近かったらしい。ロボット掃除
かつて稲盛和夫氏に解雇を言い渡された優秀な「部下」がいた。彼は稲盛氏の元上司で大企業で部長も勤める才覚ある人物だったが、考え方の違いで対立してしまったのだ。その人物の考え方は、今聞いても「正しい」ものに見えるのだが、稲盛氏からの信頼を損ねる大きな落とし穴があった。(イトモス研究所所長 小倉健一) 才覚ある元上司を解雇した稲盛和夫 1963年10月、京都の片隅にある町工場「京セラ」に、1人の男が現れた。 稲盛和夫の京セラ創業時代をつづった書籍『心の京セラ二十年』(青山正次著、非売品)において、匿名で「C」と呼ばれていた人物だ。 かつて名門企業「松風工業」で貿易部長を務め、英語は堪能、テニスやゴルフもこなす万能の才人であったという。 当時の稲盛氏は、京セラ創業から4年半が経過し、いよいよ海外へ打って出ようという野心に燃えていた。そこへ、海外事情に精通した元上司であるCが職を求めてやってきたのだ
「夜の会食も仕事のうち」とはよく言われるが、その目的を「商談をまとめること」や「情報を引き出すこと」だと勘違いしているビジネスパーソンは多い。サイバーエージェントの藤田晋会長は、こうした「企みのある会食」だと「本当に気を遣う。そういう会食はやらない」と言う。では、どういった気持ちで会食に臨むべきなのか。アマゾンの「リーダーシップ」「ビジネス実用」カテゴリーで1位に輝いている『勝負眼 「押し引き」を見極める思考と技術』(文藝春秋、2025年11月30日刊行)の著者でもある藤田氏に、会食ですべきこと、してはいけないことについて聞いた。(取材・構成/イトモス研究所所長 小倉健一) 提案内容で勝負しようとしても 会食やゴルフで関係性を築いている人は強い ――そもそも取引先と会食をすることにはどんなメリットがあるのでしょうか。 藤田晋(以下、藤田) 相手の会社に何度も足を運んで提案しても、競合相手が
JRグループは12月12日、2026年3月ダイヤ改正を発表した。今年3月の改正に引き続き、列車の増発、速達性向上を中心とした前向きな内容となった印象だが、特に驚いたのが東海道新幹線だ。「のぞみ」の運行本数を、最大で1時間あたり12本から13本へと拡大する。すでに限界とも思われた“壁”をいかにして乗り越えたのか。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也) 東海道新幹線のぞみが 最大1時間13本に 東海道新幹線の利用はコロナ禍後、比較的順調に回復してきたが、2024年度下期から増加のスピードが増している。東京口(全列車)の2018年度同期比輸送量は2024年11月以降、同100%の水準に戻っていたが、5・6月は同108%、9月は同112%に達しており、4月から12月10日までの累計で同108%となった。 特に「のぞみ」が好調で、9月は同119%、10月は同117%で、累計で同113%だ。「のぞみ」難民
2023年、名目GDPランキングで日本はドイツに抜かれ4位に転落した。優れた技術力を持つ日本の中小企業が海外進出をためらうのに対して、ドイツでは知名度の低いファミリー企業が、商品を輸出し国全体の経済を支えている。この違いはなぜ生まれるのか?※本稿は、経済産業研究所上席研究員の岩本晃一『高く売れるものだけ作るドイツ人、いいものを安く売ってしまう日本人』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。 ドイツ経済を支える 「隠れたチャンピオン」の正体 日本の中小企業の多くは大企業の系列下にあるため、ROA(Return On Asset=総資産利益率)が低く、ドイツには系列がなく、中小企業は自由に高付加価値商品を販売可能なため、ROAが高いとされている。 三菱総合研究所の吉村哲哉研究員(当時)らは、2014年にドイツの「隠れたチャンピオン」(編集部注/一般には知られていないが、特定のニッチな分
温泉やサウナ、旅行、ゴルフを始めとした運動などを休日のリフレッシュとして取り入れている人も多いだろう。しかし、これらの“趣味”が命の危険につながることも!実は危ない“趣味”と、今日からでも取り入れたいおすすめの習慣について解説する。※本稿は、医師の梶本修身(監修)『最新医学でわかった 脳ファーストの休養学』(宝島社)の一部を抜粋・編集したものです。 ストレス解消の弾丸旅行で 脳疲労は回復しない 旅行は非日常を体験できるので、楽しい気分になれます。ただ、新しい環境に泊まることは、動物の本能としてもかなりのストレスです。 たとえば、サバンナの動物が初めての訪問地ですぐに眠るようでは、その動物は長生きできないでしょう。人間も同じです。「枕が変わって眠れない」のは枕のせいではなく、新しい環境だからです。 だからこそ、できるだけ余裕を持ったスケジュールにして、ゆったりした日程を組むのが理想的です。
24歳で起業し、26歳で史上最年少上場(当時)を果たして以来、四半世紀以上にわたりIT業界のトップランナーとして走り続けてきた藤田晋氏。2022年の春に、26年に社長を退くことを宣言してから、16名を次期社長候補者に選抜。長期にわたり育成を行い、25年12月12日付で会長に退いた。アマゾンの「リーダーシップ」カテゴリーで1位に輝いている『勝負眼 「押し引き」を見極める思考と技術』(文藝春秋、2025年11月30日刊行)の著者でもある藤田氏に「役員になる人の資質」について聞いた。(取材・構成/イトモス研究所所長 小倉健一) 大局観は どうすれば養えるのか ――藤田さんはスマートフォン時代の到来を予見し、2011年に社内でスマホシフトを宣言。「総張り戦略」として、さまざまな部署から優秀な社員をかき集めて、スマホに関連するありとあらゆる事業を立ち上げました。その大局観はどうすれば養えるのでしょう
仕事ができる人のメールには、ある共通点がある。それは、本文に入る前の「最初の一言」だ。頭のいい人は、なぜその一言を書くのか? 18言語で話題の世界的ベストセラー『一点集中術━━限られた時間で次々とやりたいことを実現できる』から、訳者の栗木さつき氏にヒントをうかがった。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局) 「即レス」がベストなのか? ――仕事では、メールへの即時対応が求められがちです。しかし無限に飛び込んでくるメールを打ち返していては、「一点集中」なんてできるはずもありません。いったいどうすればよいのでしょう? 栗木さつき氏(以下、栗木):その問いは、「一点集中術」では、優先順位の問題として語られています。 「いま自分は何に集中すべきか」という優先順位がはっきりしていれば、むしろ即レスはしないほうがいいということになります。本書では、1日に3回メールの時間を決めて、まとめて打ち返すようにアドバ
サイバーエージェント創業者の藤田晋氏。2025年12月12日付で社長を退いて会長に就任した Photo by Shogo Murakami サイバーエージェントでは、採用面接や昇格において「明確な基準」を設けている。藤田氏が定義する「良い上司」「悪い上司」の境界線とはどこにあるのか。アマゾンの「リーダーシップ」カテゴリーで1位に輝いている『勝負眼 「押し引き」を見極める思考と技術』(文藝春秋、2025年11月30日刊行)の著者でもある藤田氏に人材の見極め方について詳細に聞いた。(取材・構成/イトモス研究所所長 小倉健一) 誰にでもありそうだが、意外と難しい… 仕事で成長する人が持っている「能力」とは? ――仕事ができる人とできない人の違いは、どのようなところで見極めていますか。 藤田晋(以下、藤田) その質問にお答えするのは非常に難しい。何をもって「仕事ができる」というのか、その基準は会社
ライター業の傍ら、スキマバイトでさまざまな職場で働いている筆者が仕事を通じて見えた悲喜こもごもをつづる本連載。今回は、ケンタッキーフライドチキンで働いてみた。クリスマスが近づくと、ケンタッキーに行きたくなる人も多いかもしれない。ただ、実はファンを悩ませる問題も発生していたようで……。(ライター みやーんZZ) ケンタッキーでスキマバイト! 気になるお仕事の内容は? 氷河期世代の40代おじさんである僕が去年、突如ハマったスキマバイト。今回は、今年のはじめにケンタッキーフライドチキンでスキマバイトした際の模様をお伝えします。 お店に着いて事務所で制服に着替えます。KFC店員姿の自分を鏡で見て、今回もテンション上がりまくりです。 厨房に入って店長さん、マネージャーさんにご挨拶。僕のお仕事はお客様のセルフオーダーマシーン操作の補助とお客様の列の整理、そして店内清掃なんだとか。マネージャーさんにセル
サイバーエージェント創業者、藤田晋。24歳で起業し、26歳で史上最年少上場(当時)を果たして以来、四半世紀以上にわたりIT業界のトップランナーとして走り続けてきた。スマートフォン時代の到来を予見し、新しい未来のテレビ「ABEMA」の開局、「ウマ娘 プリティダービー」をはじめとしたスマホゲーム事業での大型ヒット、経営権を取得したプロサッカーチーム「FC町田ゼルビア」のJ1昇格――。その手腕は「稀代の勝負師」と評されることも多い。そんな藤田氏の新刊『勝負眼 「押し引き」を見極める思考と技術』(文藝春秋、2025年11月30日刊行)は今もっとも伝えたいビジネスの鉄則をまとめたという。藤田氏に仕事哲学について聞いた。(取材・構成/イトモス研究所所長 小倉健一) 決断機会も成長機会も なければ人は育たない ――藤田さんは52歳となる今年(2025年)12月12日付で社長を退き、会長になります。多くの
就職活動で大切な業界研究は難しいことではない。自分の将来を考える「地図づくり」のようなものだ。業界環境を知り、社会の仕組みを理解することが、納得のいく就職への第一歩になる。第2回はIT・通信と自動車業界を取り上げる。(Diamond WEEKLY事業部 編集チーム) 【IT・通信】 景気に左右されにくい社会インフラ 「生成AI」「DX(デジタルトランスフォーメーション)」といった用語が象徴するように、あらゆる業界でデジタル活用が進み、企業にデジタルサービスやSIer人材を提供するIT企業の業績は好調だ。 一方、IT企業に頼らず自社でIT人材の採用を増やす企業も多いが、経営層のITリテラシーのバラツキが課題とされ、経営リスクとなるケースもある。そのため、経営層にCIO(最高情報責任者)を配置し、ITを理解する人材を経営に取り込む動きが盛んだ。M&Aや子会社の統合による「IT内製化」も手段とな
2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう』は歴代ワースト2位の視聴率に終わった。しかし主演の横浜流星を始め、役者陣の演技は非常に良かったし、脚本も面白く、傑作だったという声も多い。それなのになぜ、このドラマは視聴者に届かなかったのか。技巧的な脚本か、合戦シーンがないからか、あるいは取り上げた題材か……?一方、同じく横浜流星が準主役を演じ、同時期に公開された映画『国宝』は、記録的な大ヒットとなっている。この2作品の明暗から見えてくる、現代の視聴者が求めるコンテンツの条件とは?(ライター、編集者 稲田豊史) ながら見ができない大河 NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の年間を通じた平均世帯視聴率が、歴代ワースト2位だった。ちなみにワースト1位は2020年の『いだてん~東京オリムピック噺~』だそうだ。なお筆者は『べらぼう』も『いだてん』も全話観ており、いずれも傑作だと思っている。 視聴率
頭の悪い反論の共通点 ――批判されたり納得できないことを言われたときでも、反論のしかた1つで発展的なやりとりに変えられる人がいます。一方で、「そんな言い方しなければいいのに……」という返し方をする人もいます。 栗木さつき氏(以下、栗木):本書の視点から見ると、そんな「利口じゃない反論」には、わかりやすい共通点があります。それは、反論に入る前に、ほぼ必ず口にしてしまう一言です。どんな言葉かというと、「でも」「いや」「それは違う」といった、即座の否定の言葉です。 この一言が出た瞬間、その人はもう「問題解決」ではなく、感情の土俵に上がっています。相手の話を理解する前に、自分の立場やプライドを守ろうとしている。 本来すべきなのは、「相手を言い負かすこと」や「自分の正しさを証明すること」ではなく、互いにとって有益な結果を生み出すことです。 ところが、「でも」「いや」と反射的に反論してしまうと、問題の
「責任をとりたくない人」ほど連発する“浅い言葉”とは? 戦略コンサルやシリコンバレーの経営者、MBAホルダーには、共通点があった。「伝える内容を1つに絞り、1メッセージで伝えて、人を動かす」ということ。プレゼン・会議・資料作成・面接・フィードバックなど幅広い場面で成果を上げるノウハウをまとめた書籍『1メッセージ 究極にシンプルな伝え方』から一部抜粋して紹介する。 「責任をとりたくない人」ほど連発する“浅い言葉”がある なにかを主張するとき、そこでどのような言葉を使うか次第で、相手やまわりが受ける印象は変わる。よい印象を与えるときもあれば、悪い印象を与えるときもある。そして、相手やまわりに「責任をとりたくない人」だなという印象を与えてしまう“浅い言葉”がある。 「◯◯さんが言っているから」は「責任をとりたくない人」と思われる なにかを主張するときに「◯◯さんが言っているから」という言葉を添え
“教育の街”といわれる東京・文京区の公立小学校や進学塾に、中国人児童が続々と流れ込んでいる。東大合格を最終目標に据えた教育熱は日本人よりもはるかに高く、学校環境はすでに変わり始めている。教育の現場で何が起きているのか?※本稿は、日本経済新聞取材班『ニッポン華僑100万人時代 新中国勢力の台頭で激変する社会』(KADOKAWA)の一部を抜粋・編集したものです。登場する取材協力者の肩書きや年齢は取材当時のものです。 中国のSNSで飛び交う 文京区の「3S1K」とは? 子供に日本の教育を受けさせたいと願う、中国人が増えている。そのためには、家族で日本に移住することもいとわない。「教育移住」の連鎖が今、止まらない。 「みなさん、東京都文京区の名門小学校『3S1K』は、ご存じでしょうか?子供を3S1Kに入学させるため、今の古い家を売って、東京の文京区に引っ越す家庭も少なくありませんよ」――。 「文京
ダイニーの山田真央社長が今月末で退任する見通しであることが、ダイヤモンド編集部の取材で分かった。リストラ騒動の余波が収まらない中、トップ自身の不祥事が新たに浮上し、事態は一気に動いた。連載『スタートアップ最前線』内の特集『ダイニー“AIリストラ”の虚構』第5回の本稿では、山田社長が退任せざるを得なかった背景と、2026年1月に就任予定の新社長の実名を明らかにする。(ダイヤモンド編集部 永吉泰貴) リストラ騒動の陰で別の不祥事 創業者・山田社長の後任も決定 本特集ではこれまで、ダイニーが6月に実施した“AIリストラ”の実態を検証し、その手法に法的な問題があることを報じてきた。 リストラの背景には、海外投資家からの厳しい指摘があった。1人当たりARR(年間経常収益)などの主要指標が、グローバルの有力スタートアップと比較して大きく劣後していたのだ(詳細は第3回『【内部資料入手】ダイニー“AIリス
音楽を聴くだけならノウハウはいらないが、「作曲」となるとハードルが高い。しかしAIを使えば、いとも簡単にできるらしい。知識も技量もない筆者が「手軽に」曲を作った体験を披露しよう。(フリーライター 友清 哲) 子どもの頃から憧れの作曲 AIなら叶えてくれるかも… AIが凄まじい勢いで世の中を席巻している。かつてインターネットの台頭を体験した世代としては、あの頃と似た熱量を感じる一方で、乗り遅れてはならない焦りを覚えもする。 実際、AIが非常に身近になった昨今だが、どう活用していいのかわからず、せいぜい検索エンジン代わりに使っているだけという人は少なくないだろう。かくいう筆者も似たようなものである。 しかしAIは今後、さらに社会の中枢に組み込まれていくはず。多少の苦手意識があっても、乗り遅れないためにはいまのうちからAIを手に馴染ませておく必要があるだろう。 そのためには日常生活の中にAIを取
半導体の台湾TSMC熊本第2工場の工事が「中断している」と報じられた。第1工場は、環境変化もあって当初予定の需要がなく稼働率が上がらないと指摘されている。地元では不安や困惑が広がる一方、「悪い話ではない」という声も。当初計画よりも「先端品」を製造するための“良い”見直しであれば、期待は一気に高まるだろう。TSMC熊本の重要性、その成否が北海道に工場建設中の、日の丸半導体・ラピダスをも左右する事情を探る。(多摩大学特別招聘教授 真壁昭夫) TSMC熊本第1工場は“失敗”なのか? 半導体業界の競争は日増しに激化している。先端のAI半導体の需要が急速に拡大する一方、電気自動車(EV)の進捗が遅れそうなこともあり、既存の半導体の需要の伸びは鈍化傾向にある。 現在、先端の半導体製造分野では、台湾積体電路製造(TSMC)がトップを走っている。同社は回路線幅4ナノメートル(ナノは10億分の1)のラインで
いま、日本の美術大学と大学院に中国人が大量に押しかけている。しかし、その多くは勉強がしたくて日本に渡ってきたわけではない。彼らは何を求めて日本の学校を目指しているのか?中国人留学生3人に直撃し、その本音に迫った。※本稿は、日本経済新聞取材班『ニッポン華僑100万人時代 新中国勢力の台頭で激変する社会』(KADOKAWA)の一部を抜粋・編集したものです。登場する取材協力者の肩書きや年齢は取材当時のものです。 競争社会から脱落した中国人が 大学予備校に殺到している!? 東京・新大久保にある中国人向けの大学受験予備校「行知学園」が、美術専門コースを開設したのは2015年のこと。 当初こそ生徒は10人ほどだった。だが、今や同コースで学ぶ中国人留学生は約200人に及ぶ。10年で20倍にも膨らんだ計算だ。 学校自体も2008年、元・中国人留学生によって設立され、急成長を遂げた。 中国の経済成長と、日本
若々しい脳を保つ秘訣は 筋肉量の維持と脂肪のカット 身体が健康的で筋肉量が多いと脳の健康状態が良好に維持されやすいことが、米セントルイス・ワシントン大学放射線学・神経学准教授のCyrus Raji氏らによる新たな研究で示された。Raji氏は、「筋肉量が多く内臓脂肪が少ない健康的な身体では、脳もより健康的で若々しい傾向にある」と話している。 この研究結果は、北米放射線学会年次学術集会(RSNA 2025、11月30日~12月4日、米シカゴ)で発表された。 Raji氏は、「年齢を重ねると、筋肉量が減り内臓脂肪が増えることは広く知られているが、こうした健康指標が脳の老化そのものに関連していることが、今回の研究で示された。体内の筋肉量と脂肪量は、脳年齢に基づいた脳の健康状態を反映する重要な指標であることが明らかになった」と説明している。 Raji氏らは今回の研究で、1164人の健康な成人(平均年齢
平成の時代、「牛丼と言えば、吉野家」と言う人が多かっただろう。しかし今や時代は変わり、圧倒的に「すき家」が店舗数を増やし、覇権を握っている。さらに、すき家はこの物価高の今年9月に牛丼並盛を30円値下げした。なぜ、吉野家と差をつけることができたのか。(イトモス研究所所長 小倉健一) 物価高なのに、すき家がまさかの値下げ!なぜできた? 街を歩けば、赤と黄色の看板が目に入る頻度が圧倒的に増えたことに気づくだろうか。 2025年、日本の食卓を支える「牛丼」という国民食の勢力図は、かつてないほど鮮明な形となっている。かつて業界の王者として君臨した吉野家に対し、後発であったすき家が、店舗数、売り上げ、そしてビジネスモデルの強靭さにおいて、完全に突き放す形となったからだ。 特に衝撃的だったのは、原材料費や人件費が高騰し、物価が上がり続けるインフレの時代に、すき家が今年9月に敢行した「値下げ」である。 牛
小田急電鉄は12月6日と7日、神奈川県相模原市の大野総合車両所でロマンスカー50000形「VSE」の「お別れ見学会」を開催した。バブル崩壊後の箱根観光需要低迷でロマンスカーは通勤特急色を強めていったが、白い車体に展望席を備えたVSEは観光列車としての人気を再燃させた。2023年に引退したVSEの本線走行は2年ぶり。ロマンスカーの「中興の祖」とも言える車両が、なぜわずか18年で引退に至ったのか。そして2029年にデビュー予定の後継車両はどのような姿を目指すのか。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也) 箱根観光需要の減少により 「通勤特急」色を強めたロマンスカー ロマンスカー50000形「VSE」は2022年3月に定期運行を終了し、以降はイベント列車として運行され、2023年12月に完全引退した。 VSEは2編成が喜多見検車区で保存されていたが、第1編成の先頭車両をロマンスカーミュージアムに展示(
歴史が苦手な人は「具体(下)」から覚える。東大生が知る「幹(上)」から掴む記憶術 【高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格!】――しかも、首席合格とわずか3点差のほぼトップ合格!『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)の著者は、中学3年生のときに「東大合格」を宣言。高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格を目指したけれど……全国模試は「偏差値45」。そこで、徹底的に「国語」鍛えるという“大逆転の勉強法”を編み出す。勉強の大半を「読書に費やす」という常識外れの戦略で、全科目の成績が軒並みアップ! すべての科目は結局、国語の力がモノをいうことがわかった。コスパとタイパを徹底し、四コマ漫画や恋愛ゲームで楽しみながら学力を高める方法から勉強への合理的なモチベーションの高め方までを徹底指南。超★実践的な成績アップ法を初公開する。 ※本稿は、
朝の1分、手を止めずに書き続けるだけで、脳は眠っているあいだに整理した記憶を再編集し、定着を強化してくれます。そんな「1分間ライティング法」を続ければ、トップアスリートのように、知識を反射的に引き出せる脳をつくることができるのです。話題の動画「50歳でも記憶力はアップ!加齢に勝てる脳トレ法」を公開した池田義博氏は、日本記憶力選手権大会で6回優勝。試験・資格・英語・ビジネスなど、あらゆる場面で結果を出すためのメソッドを紹介します。 ※本稿は、著書「世界記憶力グランドマスターが教える脳にまかせる勉強法」の一部を抜粋しました。 睡眠後の記憶整理を活かす、翌朝1分のライティング法 この記事では、実際のアウトプットの方法について説明していきます。 この勉強法は「1分間ライティング」といいます。 何かを「書く」ためのノート、またはA4のコピー用紙などを準備してください。 筆記用具は書きやすいものであれ
知識が多いことと、よく考えられていることは別物だ。 自分の頭で熟考して得た理解のほうが、表面だけの大量の知識より役に立つ。 本をたくさん読むほど、他人の考えに引っぱられやすくなる。 気づかないうちに、自分で考える力が細くなる。 だから、読む目的を自分で決めることが大切だ。 本を開く前に「この本で何を知りたいか」を一つだけ書く。 読みながら大事だと思った所は、自分の言葉で一行に言い換える。 章の終わりに、賛成と疑問を一つずつ挙げる。 読み終えたら、明日やってみることを一つ決める。 この流れなら、読書は受け身ではなく、思考の練習になる。 思考の泉が詰まったときにだけ、本の力を借りればよい。 読書で満たすのではなく、考えるために本を使う。 独自の思考がないまま他人の見解を丸のみすると、真理から遠ざかる。 要約やレビューは参考になるが、それだけでは自分の結論にはならない。 一度に多くの本を並行せず
研究における一貫したテーマは「クリエイティブな人と、能力は高いがクリエイティビティの低い人のあいだには、知能や幼少期の体験、パーソナリティ、社会的役割などで違いはあるのか?」でした。 「クリエイティブな人」は はたして「頭がいい」のか? クリエイティブな人は、そうでない人に比べて、単に知能が高いのでしょうか?IPARの研究は、そうではないことを示しています。 両群のIQ値には、有意な差はありませんでした。とはいえ、この研究の被験者は皆、高学歴で専門的な仕事をしている人々です。 従来のIQ検査は、平均的なIQ値である「100」の人を区別する場合に信頼性が高く、値が両極に近づくにつれて、信頼性が低下していきます。そのため、両群に差が見られなかったのは、IQの測定ツールの精度が低かったためかもしれないとも考えられます。 しかしIPARでは、IQ値120でもっとも信頼性が高まるように開発された特殊
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