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防災の備え
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「孤独死」は特別な誰かの話ではない――。賃貸住宅の現場で静かに進行しているのは、高齢者だけではなく“長く住み続けた優良入居者”までもが、誰にも看取られずに最期を迎えていくという現実だ。家賃を一度も滞納せず、何十年も暮らしてきた住人が、なぜ“発見されない死”に至るのか。不動産管理会社が蓄積した「他界分析レポート」は、その構造的な歪みを突きつける。※本稿は、追手門学院大学地域創造学部教授の葛西リサ『単身高齢者のリアル――老後ひとりの住宅問題』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。 高齢者が増えた賃貸物件で 管理会社が直面した現実 オーナーや不動産会社が直面する高齢入居者の問題とは、いったいどのようなものなのか。なぜ、それほどまでに高齢者は忌避されるのか。実際に、孤独死の対応に追われる不動産会社に話を聞いた。 株式会社JPMCシンエイは、1969年に東京都立川市にて創業された賃貸管理会社で
地震を機にSNS等で不安が広がる「富士山噴火」。専門家が「必ず噴火する」と断言する中、多くの人が恐れるのは大停電や交通網のストップといった「首都機能麻痺」でしょう。しかし、それは被害予測シナリオのほんの序章に過ぎません。実は噴火後、東日本大震災の10倍もの規模で襲いかかる“あるもの”が、長期間にわたり日本社会を麻痺させるのです。首都圏を絶望に突き落とす〈本当の恐怖〉の正体に迫ります。(ノンフィクションライター 窪田順生) 噴火だけでは終わらない 日本を揺るがす〈二次災害〉 6月26日、サッカーW杯で強豪スウェーデンと引き分けて決勝トーナメント進出を決めて、お祭りムードにわく日本国民に、冷や水をぶっかけるような「天災」があった。 山梨県東部・富士五湖の深さ20キロメートルを震源とするマグニチュード5.6の地震が発生、山梨県富士河口湖町では最大震度6弱が観測されたのである。ご存じのようにこの震
九州旅客鉄道(JR九州)の2026年3月期決算は、増収増益となった。その背景にあるのが、29年ぶりに実施した鉄道運賃改定だ。物価高や人件費上昇が続く中、同社はさらなる値上げに踏み切るのか。連載『エアライン・鉄道の進路』の本稿では、運賃改定の狙い、そして博多駅前の大規模再開発「博多駅空中都市プロジェクト(空中都市PJ)」の中止の真相について、JR九州の古宮洋二社長に話を聞いた。(聞き手/ダイヤモンド編集部 田中唯翔) JR九州、29年ぶり運賃改定で増益 さらなる値上げはあるのか? ――2026年3月期決算は、売上高5003億円(前期は4543億円)、営業利益740億円(同589億円)と、増収増益でした。25年4月に29年ぶりの鉄道運賃の改定に踏み切ったことが大きいと思いますが、昨年度の業績をどのように評価していますか。 当社は25年4月1日に運賃改定を実施し、計画通り約160億円の増収効果が
オーストラリアで高速鉄道の建設計画が本格的に動き出したことに、日本では「新幹線の輸出」を期待する声が強い。というのもオーストラリアと日本は、安全保障上の協力を深めている。ちょうど今春、日本からの輸出が決まった海上自衛隊の最新鋭護衛艦とは?(ライター 前林広樹) オーストラリア高速鉄道計画が始動 日本の「新幹線」輸出に期待する声も 今や地球上の大陸で唯一、高速鉄道が走っていないオーストラリアでも具体的な計画が動き出した。40年以上にわたり議論が続いてきたが、オーストラリア政府が東海岸における第1段階としてシドニー~ニューカッスル間(約191km)の建設準備段階に入ったと発表したのだ。 完成すれば同区間の所要時間は、現在の2時間から1時間に短縮される。10万人近い雇用が生まれ、経済効果は50年間で2500億豪州ドル(日本円で約27兆円)、通勤圏の広がりによるシドニー周辺の住宅価格の高騰の抑制な
「なぜこんなにつらいのか」。そんなモヤモヤを抱える共働き家庭は少なくないのではないだろうか。コミックエッセイストが、仕事・家事・育児を回す日常に四苦八苦する子育て世代の声を代弁する。※本稿は、コミックエッセイストのtomekko『神様、もう少しだけ子育て世代に時間をください!』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。 育児熱心なのに なぜか生活地獄 育児期の母親の憂鬱。 と聞くと、父親が育児をしない家庭で乳幼児のワンオペ育児をする母親を想像する方が多いのではないでしょうか。 もちろんそれも1つの大きな憂鬱。ただ、育児ってオムツやミルクの手がかかる乳幼児で終わりではないんですよね。やってあげることが減り、一見楽になったように見える小学生も、その先もまだまだ続くんです。 それともう1つ誤解されがちなのが、父親が育児参加する家庭にだって憂鬱ってあるんですよ。 こんなことを書くと、 「自分
2026年5月20日 中国・北京の人民大会堂で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との拡大会合後に行われた署名式に出席する中国の習近平国家主席 Photo:SPUTNIK/JIJI 2026年7月1日に中国で「民族団結進歩促進法」が施行される。教育、企業、メディアなど社会全体に「中華民族共同体意識」を浸透させることを目的とし、国外の組織や個人への法的責任追及も規定している。日本企業や日本人にどのような影響を与えるのか。そしてなぜ今この法律を施行するのか。その背景には習近平国家主席の危機感があると言う――。(北海道大学公共政策大学院研究員 王 彦麟) 2020年の香港国家安全維持法で 気づけなかったこと 2020年、香港国家安全維持法が施行されたとき、中国に拠点を置く外資系企業の多くは「これは香港の政治の話だ」と判断し、投資を継続した。あの判断が間違いだったと気づいたのは、それからずいぶん
日本史を振り返ると、最初から恵まれた立場にいた人物ばかりが名を残したわけではない。絶望的な境遇から這い上がった人もいれば、一度はどん底に落ちながら歴史に名を刻んだ人もいる。本稿では、日本史上「最も逆転人生だった人物」ベスト3を紹介する。(ダイヤモンド社書籍編集局・三浦岳) 第3位:川上貞奴――芸者から世界的スターへ 明治時代の日本には、いまのような「女優」という職業はまだなかった。そんな時代に、日本初の女優として世界にその名を知られることになったのが川上貞奴である。 もともと芸者だった彼女が世界的スターへの道を歩むことになるとは、誰も予想していなかっただろう。 きっかけは、決して華やかなものではなかった。夫の川上音二郎が海外興行中に苦境に立たされ、貞奴は突然、舞台に立つことになったのだ。以下は、本郷和人監修『東大教授がおしえる 超!やばい日本史』からの抜粋である。 興行師に全財産を持ち逃げ
「人生が苦しくなる」要因とは? 人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか? 本記事では、「一度きりの人生を自分のために使う」ことを実現するヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲) 「頑張りすぎ」で人生が苦しくなる 「頑張ることは大切だ」そう言われると、多くの人はうなずくだろう。 そして真面目な人ほど、今日も全力。明日も全力。毎日100パーセント。 そんな生き方を目指してしまう。 だが、ここに大きな落とし穴がある。 人間は機械ではない。 どれだけ能力が高い人でも、集中力や体力には波がある。 それなのに、毎日同じように頑張ろうとすると、少しずつ疲労が積み重なっていく。 最初は気合いで乗り切れるかもしれない。 しかし気づかないうちに集中力が落ち、楽しめていたことまで苦しくなってしまう。 人生が充実している人は、常
英国には、首相が誰に代わっても、拭い切れない不安が残る。市場からの一撃、“トラス・ショック”再来の可能性だ。その構造問題を、『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』の著者、バルファキス元ギリシャ財務相が解き明かす。日本も他人事では決してない。 ボクシングの元ヘビー級世界チャンピオン、マイク・タイソンに有名な言葉がある。「誰にでもやりたいことはある、顔面にパンチを食らうまでは」。英国首相になろうとする人物にとっても同じことだ。2022年に就任後わずか49日で驚きの辞任に追い込まれたリズ・トラスの後は、特にそれが言える。どの首相にもやりたいことがあった--英国債市場から一撃を食らうまでは。 アンディ・バーナムやナイジェル・ファラージ、あるいは筆者の友人であるザック・ポランスキーにせよ、仮にダウニング街10番地(首相官邸)に入居することになれば同じ問題に直面する
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災。『筑紫哲也NEWS23』のキャスターだった筑紫哲也は、発生当日に現地入りし、被災者一人ひとりの声を拾い続けた。しかし、その思いは編集の過程で十分に伝わらず、さらに事実とは異なる批判や中傷にもさらされることになる。誠実な報道を貫こうとしたジャーナリストは、なぜ「テレビをやめよう」とまで口にしたのか。震災報道の舞台裏で起きていた知られざる葛藤を振り返る。※本稿は、ジャーナリストの金平茂紀『筑紫哲也『NEWS23』とその時代』(講談社)の一部を抜粋・編集したものです。 阪神・淡路大震災が発生… 筑紫哲也はすぐさま現地に飛んだ さすがに夕方近くになると冷え込んできて、体の芯から震えがきた。2015年1月17日。この日、僕は、担当している『報道特集』の生中継のために、神戸市中央区の東遊園地にいた。 阪神・淡路大震災から丸20年を迎え、そこでは終日、犠牲
気になる街を深掘りするシリーズで今回、取り上げるのは「草津温泉」。名湯で知られるものの、バブル期をピークに客足は減少し“古くさい田舎の温泉街”といった印象も否めなった。それが今や、若者に人気で春夏のオフシーズンも客足の絶えない温泉街へ変貌を遂げている。“廃虚宿”が建ち並ぶ鬼怒川温泉と比べて明暗を分けた違いを解説する。(ライター 前林広樹) 草津が古くさいイメージ脱却 なぜ若者/オフシーズンでも人気なのか 物価高で食料品・日用品の値上げ、家賃水準も上がり、奨学金の返済を抱える人も多い若者世代に、手軽に行ける国内旅行がいっそう注目されている。今回は、古くさい温泉街のイメージを払拭し、若者から人気を集める群馬県の草津温泉を取り上げたい。 5月中旬、東京・上野からJR特急「草津・四万」→長野原草津口駅からバスを乗り継いで約3時間、草津温泉街を訪ねた。中心部にある観光スポット「湯畑」に向かうと、ゴー
「休むのは悪いこと」と、限界まで自分を追い詰めていませんか? 実は、真面目な人ほど「休職=逃げ」と思い込み、心身が壊れるまで踏ん張ってしまいがちです。精神科医が教える命を守るための処方箋は、逃げることを「避難」と言い換えること。嫌な人や辛い環境から堂々と距離を置き、人生のピンチを生き抜くための、心がすっと軽くなる精神医学のアプローチを紹介します。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
勉強ができて出世しても、なぜか心が満たされない。むしろ考えれば考えるほど苦しくなる――そんな感覚を持つ人は少なくないだろう。哲学者は、その理由を知性そのものの性質から説明している。 知能と幸福は、必ずしも比例しない 勉強がよくできて、出世し、社会的に成功を手にしたとしても、 知能の高さと幸福度が、そのまま比例するわけではない。 むしろ、頭がよく、物事を深く考えられる人ほど、 別の種類の苦しみを抱えやすくなることがあるという。 ショーペンハウアーは、知能というものを、 生存のための道具であり、生きる意志に奉仕する補助的な役割しか持たないものとして捉えている。 つまり、知性そのものが幸福を生み出すわけではなく、 生きていくうえで必要な問題を解決するための手段に過ぎないという見方だ。 勉強がよくできて出世し、成功できたとしても、知能と幸福は比例しない。 ショーペンハウアーは知能について、それは生
「今だからこそ読みたい!注目特集」では、ダイヤモンド編集部が、これまで公開した膨大なコンテンツの中から人気記事を厳選。再配信して読者の皆様にお届けします。今回は2026年5月に読者の反響の大きかった記事を紹介します。連載『金融インサイド』から、以下の記事を再配信します。(記事初出時:2026年5月25日 ※記事内容は初出時のまま) りそなホールディングスとJR西日本の資本業務提携を機に、「金融×鉄道」の連携が新たな局面に入った。JR東日本は楽天銀行と「JRE BANK」を立ち上げたが、JR西日本が目を付けたのは、関西みらい銀行が持つリアルな顧客接点だった。他のJR各社も金融事業に踏み込む可能性はあるのか。長期連載『金融インサイド』の本稿では、JR各社の社長・幹部らへの取材と、金利のある世界で加速する地銀再編の動向を基に、JR東海やJR九州が金融事業に参入する現実味を検証。JR各社の首脳が銀
「寝てないアピール」は職場でも煙たがられる行動の代表格だが、高市首相が使っても政権へのダメージはほとんどないようだ Photo:JIJI 疑惑追及時の“寝てないアピール”は危機管理において「最悪のミス」とされています。しかし現在、サナエトークン疑惑の追及に対して同様のアピールで遁走した高市首相は、激しく叩かれるどころか同情の声すら集めています。政権へのダメージがほぼゼロに近い理由を分析しました。(ノンフィクションライター 窪田順生) 「私は寝てないんだ」 失言で消えた雪印社長 今から25年前、日本で初めて外務大臣になった田中真紀子氏に対して、国会でこんな辛口のエールを送った女性議員がいた。 「ほかの女性議員も、一挙手一投足、マスコミではございませんけれども、注目をしている、これは事実でございますので、ぜひとも、パニックであるとか寝てないとか、忙しかったとか、時間がないとか、そういう弱音を公
実質賃金低迷は潜在成長率低下のため 1985年は4%を超えていたが直近は0.7%未満 直近公表の4月毎月勤労統計調査(速報値)によると、消費者物価指数(持ち家の帰属家賃を除く総合)の変動を差し引いた日本の実質賃金は、対前年比1.9%増と、4カ月連続のプラスとなった。 しかしこれは、本コラム『実質賃金「3カ月連続プラス化」は“ガソリン補助金”の貢献、財政負担増大の種はまだある』(2026年5月21日付)でも指摘したように、政府の物価対策によって、消費者物価指数の上昇が抑えられているからだ。これを除くと、実質賃金の対前年同月比はマイナスになる。 年度で見ても25年度(前年度比0.5%減)まで4年連続でマイナスだ。今年も秋以降、食品値上げなどが広がり、再びマイナスになることが懸念されている。 実質賃金が低迷する根本的な原因は、日本経済の潜在成長率が低下していることだ。ここで、潜在成長率とは、物価
人口減少は本当に「悪」なのだろうか。多くの自治体が移住促進や子育て支援による人口増加を目指すなか、岡山県美咲町は「人口が減ることは避けられない」という現実から出発した。その上で、公共施設の統廃合や地域の仕組みの見直しを進め、住民が暮らしやすい町を目指してきた。人口が減っても地域は豊かであり続けられるのか。経済学者の小峰隆夫氏が、そのヒントを探る。※本稿は、経済学者の小峰隆夫『地域と人口減少の経済学 スマート・シュリンクという選択肢』(中央公論新社)の一部を抜粋・編集したものです。 人口減少社会でも 豊かに暮らすことはできる スマート・シュリンク(編集部注/人口が減っても、地域で暮らす人々のウェルビーイングが損なわれないことを目指す考え方)を目指すことは、地域だけではなく日本全体の進むべき道である。それは既に各方面で進められている。 政府が力を入れている成長戦略は、人口が減っても生産性を引き
「夜空ノムコウ」をはじめ、SMAPの楽曲には世界最高峰のミュージシャンたちが数多く参加していた。しかし、当のメンバーたちは、その豪華さや演奏のすごさに無頓着だったという。音楽的な知識や先入観に縛られなかったからこそ生まれた、SMAPならではの魅力とは何だったのか。音楽プロデューサーの鎌田俊哉氏が、その舞台裏を振り返る。※本稿は、音楽プロデューサーの鎌田俊哉『ヒットのつくり方』(アチーブメント出版)の一部を抜粋・編集したものです。 世界最高峰のミュージシャンが 支えたSMAPの楽曲 SMAPの1994年以降のアルバムには、世界的にも著名なジャズミュージシャンをたくさん起用しています。 彼らによるユニット、SMAPPIESのアルバム『SMAPPIES:Rhythmsticks』(1996年)も出したら、それがジャズ雑誌「アドリブ」のベストレコード賞を獲っちゃった。SMAPの曲のインストカバーが
「頭のいい人たちは、AIをどのように使いこなしているのか?」 仕事や生活において、AIを使うことは当たり前となった。一方で、「自分の使い方、これでいいのかな?」「いまいち、使いこなせている感じがしない」と不安を感じている人もいる。では、優秀な人たちはどのようにAIを使っているのだろう。 グーグル、マイクロソフト、NTTドコモ、富士通、KDDIなどを含む600社以上、のべ2万人以上に思考・発想の研修をしてきた著者が、そのノウハウをAIで誰でも実践できる方法としてまとめた書籍『AIを使って考えるための全技術』から、ヒントを紹介しよう。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂) 頭の悪い人はAIに「考えさせる」 頭のいい人はAIを「使って考える」 「解決策を教えて」 「いいアイデアをちょうだい」 「結論をまとめて」 わからないことがあると、とりあえずAIに聞く人は多い。 しかし、この使い方はもったいない
人生は自分で楽しくできる。 人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか? その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲) 人生が楽しくなる人の特徴 「人生がもっと楽しくなったらいいのに」 そう思っている人は多い。 だが実際には、毎日やるべきことに追われている。 仕事。家事。人付き合い。 気づけば一日が終わり、「今日も自分のための時間がなかった」と感じてしまう。 そして、多くの人はこう考える。 落ち着いたら始めよう。時間ができたらやろう。余裕ができたら挑戦しよう。 しかし、その「いつか」は意外とやってこない。 なぜなら、やるべきことは次から次へと現れるからだ。 一方で、人生を楽し
「今の職場、なんだか自分に合っていない気がする……」 そんな違和感を抱えながら働いている人は多いだろう。しかし、その原因を「能力不足」だと決めつけるのは早いかもしれない。『左ききのエレン』で累計420万部超を突破した漫画家・かっぴー氏は、「活躍できるかどうかは能力だけでなく、環境との相性で決まる」と語る。では、”自分に合わない職場”の特徴は何か。今回は、その見極め方について考えてみたい。 能力があるのに活躍できない理由 みなさんの周りに、「優秀なはずなのに活躍できていない人」はいないだろうか。過去には結果を出していた。能力もある。周囲からも期待されている。それなのに、なぜか今の職場ではパッとしない。すると本人も周囲も、「能力が足りないのではないか」と考え始める。しかし、本当にそうなのだろうか。 僕は、必ずしも能力の問題とは限らないと思っている。なぜなら、人が活躍できるかどうかは、能力だけで
あえて「理由」は言わない 会社には年5日の有給休暇を取らせる義務があります。 退職前の有給休暇消化は定番ですが、普段の申請理由やタイミングは職場ごとにさまざまです。 でもこんな風に有給休暇の理由を伝えるのは不適切です。 「パチンコの開店日だから有給休暇を取りたいんです」 有給休暇の目的は心身のリフレッシュであり、会社に細かい理由を伝える義務はありません。 会社内の独自のルールとして、理由を伝える必要があるとしても、 詳細な理由は述べずに当たり障りのない理由を伝えるのがよいでしょう。 周囲の人の「本音」 ただし、現場の空気は法律だけで動いていません。 リーダーや同僚から必ず出てくるのは、この「本音」です。 「有給をとることは義務だから……。でも、こんなに忙しいときにとっちゃうの?」 「あの人が休んだら、私の仕事が倍になるのに……。」 ここが職場のリアルな声です。 だからこそ、「有給をとる側」
「部品共用化」は、自動車メーカー同士の協業を象徴する取り組みだ。ところが、資本提携関係にある三菱自動車と日産自動車の間では、その前提が揺らぎ始めている。コスト削減につながるはずの共用部品が、なぜ敬遠されるのか。特集『自動車 解体』の#3では、三菱自と日産の間で、部品共用化が進まない意外な裏事情を明らかにする。(ダイヤモンド編集部 山本興陽) 三菱自副社長「日産と共用化進めたい」 だが戦略車での共用部品は「ほぼゼロ」 「お客さまに見えない基本性能となる部分は、できるだけ(部品の)共用化を推進しながら、安価に車両を提供していきたい」――。 5月8日に行われた三菱自動車の2026年3月期決算説明会。日産自動車出身の山口武・三菱自副社長はこう語った。 日産は、三菱自の株式26.67%を持つ筆頭株主であり、ルノー・日産・三菱アライアンスの一角を担う。 一般論として、自動車メーカーが複数社で部品を共用
レストラン検索・予約サービス「食べログ」を運営するカカクコムに買収提案しているLINEヤフーの買収スキームがダイヤモンド編集部の取材で分かった。米投資ファンドのベインキャピタルと共同出資会社を設け、共同出資会社がカカクコムにTOB(株式公開買い付け)を実施する方向だ。ところが、詳細を見ると、法令に触れかねないグレーなスキームであることが判明した。欧州系投資ファンドのEQTによるカカクコム買収に事実上の横やりを入れる格好となったLINEヤフーのグレーな買収スキームとは。(ダイヤモンド編集部編集長 名古屋和希) 食べログのカカクコムを巡る大争奪戦 LINEヤフーの買収スキームはグレー!? レストラン検索・予約サービス「食べログ」を運営するカカクコムを巡り、欧州系投資ファンドのEQTとLINEヤフー・プライベートエクイティ(PE)ファンド、米ベインキャピタル陣営の争奪戦が激化している。 口火とな
「“言語化”疲れで、“言語化”という言葉にモヤモヤする」 「即答するよりじっくり考えるほうが大事なのでは?」 「別に“口下手”のままでもいいじゃないか!」… など、まったく新しいコミュ力を説いた書籍『言語化だけじゃ伝わんない –––– 絵を描くように「考える・伝える」技術』が発売された。著者でイラストレーターのヤギワタル氏は、これまで200冊以上の書籍でイラストや装画を担当してきて、今回が初の単著となる。本書では、昨今の「言語化ブーム」に対して警鐘を鳴らし、「言語化“以外”に目を向けること」をイラストレーターならではの視点で面白く解説している。本記事では、その中からビジネスパーソンにも役立つノウハウとして紹介する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健) 「もっと言語化しろ」 「説明できないなら理解していないのと同じだ」 ビジネスの世界では、そう言われることがあります。 もちろん、言語化は大切で
JR東日本は6月9日、今後の乗車券発売に関する三つの取り組みを発表した。同社は近年、ネット販売「えきねっと」の機能拡充を進める半面、「みどりの窓口」の統廃合を進めており、乗車券購入が不便になったとの指摘がある。新たな取り組みで利便性は改善するのか。ひとつずつ解説していこう。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也) 生成AIを活用した みどりの窓口サービス 最初の取り組みは「みどりの窓口AIサービス対応」だ。えきねっとでは乗車する日時、区間、列車などを自分で選択していくが、鉄道利用またはネット利用に慣れていない人はどのように進めればよいか分かりにくい面がある。また、駅で乗車券を買いたい人、買わざるを得ない人は一定数存在する。 彼らの受け皿であるみどりの窓口は、2021年の約440駅から半分以下に削減された。削減の背景にはコスト削減とともに人員不足があることから、人手に頼らない形で駅の乗車券発売を強
なぜ自分はこんなにネガティブなんだろう。そう思ったことはないだろうか。何かあるたびに悪い方向に考えてしまう。上司がため息をついただけで「自分のせいだ」と思い込む。気づけば「自分はダメだ」という思考がぐるぐると頭を回っている。こんなとき、どうしたらいいのだろうか。 『会社から期待されている人の習慣115』(ダイヤモンド社)の著者であり、815社・17万3000人の働き方を分析してきた越川慎司氏と、『人生が自動的にうまくいくレッスン』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者であり、精神科医の藤野智哉氏よる対談に、その答えがあった。ネガティブな思考は「脳の省エネ機能」にすぎない。その仕組みを知るだけで、職場のしんどさは変わり始める。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・石井一穂) 「病気未満のしんどさ」で悩む人が増えている 越川慎司(以下、越川) 藤野さんとは、はじめましてですよね。今回の対談を楽
制度を悪用した人の 取り締まりには賛成だが… そもそも「経営・管理ビザ」とは、日本で事業の経営または管理に実質的に関わる外国人のための在留資格である。以前は「投資・経営」と呼ばれていたが、2015年に施行された入管法改正で現在の「経営・管理」という名称になった。 この在留資格の特徴の1つは、要件を満たせば家族の帯同が可能な点にある。そのため、コロナ禍を経て、中国国内の経済環境や教育環境に不安を感じ、日本で事業を始め、家族とともに移住を目指す人も増えた。 一方で、従来の要件は比較的ハードルが低いと受け止められてきた。 資本金500万円で会社を設立し、実態の乏しい事業やペーパーカンパニーを通じて在留資格を取得しようとするケースもあったとされる。売り上げを水増しする、実際には経営活動をしていないといった事例も報じられてきた(日本経済新聞 7月25日)。 政府が制度改正に踏み切った背景には、こうし
経営・管理ビザの厳格化で、真面目に事業を営んできた中国人経営者が一家で「国外退去」に追い込まれる悲劇が起こっています。日本で育てられ、今は中国で暮らしている幼稚園児の子どもが父親に連日尋ねる“質問”には胸が痛みます。また、入管は“ビザ不許可以外”の方法でも外国人経営者への締め付けを厳しくしていました。ビザが発給されても「これじゃ銀行融資が受けられない」と経営者は嘆いています。突如として厳格化された経営・管理ビザに人生を奪われた中国人たちを取材しました。(日中福祉プランニング代表 王 青)
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