山川出版社は教科書のほか、教科書をもとにした読み物や図録なども発売し、教養書として人気を集める(撮影/川口穣) この記事の写真をすべて見る <山川読め> SNSで歴史についての議論が沸くと、たびたびこのワードが投稿される。「山川」とは、山川出版社と、同社が発行する歴史教科書を指す。YouTubeなどでは多様な歴史解説動画があふれているが、なかには根拠が不明なものやフェイクも少なくない。そうした状況への「対抗」「警鐘」として、教科書に載っている歴史の定説を学び直せという意味で「山川読め」という言葉が広がっている。これについて、当の山川はどう受け止めているのか。不確かな情報が氾濫する時代、教科書の役割と価値について、山川出版社の取締役2人に話を聞いた。 【写真】「山川読め」の投稿について話す山川出版社の取締役 * * * 山川出版社の創業は1948年。1951年に『世界史』と『日本史』が高