「治験はすでに終了し、現在4月の承認申請に向けて準備中です。同時進行で6月から販売用の薬の製造をスタートするので、年内に承認をいただければなるべく早くリリースできるように準備を整えています」と宮崎徹さんは話す。 AIMは「粗大ゴミシール」 AIMは多くの動物の血液中に存在するタンパク質で、色々な病気を引き起こすきっかけとなる体内の老廃物(ゴミ)にくっつき、それを掃除させる役割を持つ。宮崎さんは猫の体内ではAIMが先天的に機能せず、それゆえに腎臓内にゴミがたまり腎臓病になりやすいことを突き止め、AIM投与による効果について研究を続けてきた。AIM製剤に対する愛猫家の期待は大きく、2021年にSNSを通じて約2億8千万円の寄付が寄せられた。宮崎さんは翌年3月に東京大を退職してAIM医学研究所(IAM)を設立、薬の開発を加速した。 「AIMは粗大ゴミに貼るシールのようなものです。猫の場合は台紙か