写真1 朝日新聞の開示請求に宮内庁が公開した皇統譜の最初のページ(識語) この記事の写真をすべて見る 旧宮家の男系男子を養子にすることを可能にした改正皇室典範。養子案の支持者は「男系による万世一系こそが伝統」と主張するが「皇統譜」を紐解くと矛盾が浮かび上がる。宮内庁書陵部に定年まで32年間勤務した専門研究者が指摘する。AERA 2026年8月10日-8月17日合併号より。 【写真多数】朝日新聞の開示請求に宮内庁が公開した皇統譜(旧譜) 本年7月17日、改正皇室典範が成立した。旧宮家の男系男子を皇族の養子に迎えるいわゆる「養子案(新設第38条)」が法制化された背景には、「初代の神武天皇以来、一系の男系で皇位が継承されて来たことこそが、我が国の侵すべからざる絶対の伝統である。これこそが『万世一系』なのだ」との主張がある。しかし、皇室の系譜の公式記録である皇統譜を紐解くと、男系による皇位継承が「