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「サラリーマンである前に、ハードウェアエンジニア」——1万5800円でCPUの中身が全部わかる「TTM3」開発者インタビュー 2026 4/06 スマートフォンもパソコンも、その心臓部に搭載されているCPUがどう動いているのか、ほとんどの人は知らない。プログラミング教育が義務化され、ソフトウェアエンジニアの需要が高まる一方で、ハードウェアの仕組みはブラックボックスのままだ。 そのブラックボックスを、ロジックICと呼ばれる電子部品だけを積み重ねて解き明かす学習キット「TTM3」が、2026年3月に発売された。開発したのは、愛知県在住のハードウェアエンジニア・檀上京之介氏だ。製造・流通はビット・トレード・ワンが担い、日経BPから連動書籍「創って学ぶCPUの基本」も同時刊行された。FabSceneは発売後まもなく、開発者の檀上氏、製造・流通を担ったビット・トレード・ワンの阿部行成氏、書籍編集を担
Raspberry PiをHDMIで接続したモニターそのまま天気情報ディスプレイとして使いたいと思っても、デスクトップ環境の構築やブラウザの常駐は意外に手間がかかる。「StormShell」はその手間を省くために作られたPythonツールだ。Pythonの標準ライブラリだけで動作し、追加のパッケージインストールもAPIキーも不要。GitHubでMITライセンスのもと公開されている。 ターミナル上にASCIIアートで天気情報をリアルタイム描画する仕組みで、気温・体感温度・湿度・風速・4時間予報を表示する。天気の状態に応じたアニメーション(晴れ・曇り・雨・雪・霧・嵐など11種類)が自動で切り替わり、日没後は星空と月の満ち欠けアニメーションに移行する夜間モードも備えている。月の満ち欠けはAPIなしでローカル計算する。気圧トレンドや大気質指数(AQI)、花粉情報も表示できる。 Raspberry
子どもの2歳の誕生日におままごとのキッチンをプレゼントした。板材に3Dプリンターで印刷したパーツをあわせることで、作業時間自体は数時間で完成した。 全国のままごと好きな子どもを待つ親や祖父母、兄弟や親戚の参考になり、ついでに3Dプリンターを使いたくなってくれればうれしい。 エアキッチンで遊ぶ息子にキッチンを作りたい かつてのままごとのキッチン(再現)。フライパンはゴマ煎り器、自分で棚から取り出して遊んでいた 1歳の息子がおままごとで遊ぶようになった。キッチンスケールをコンロに見立てつまみをまわす仕草をしたり、机の足にコップをあてて「ジャージャー!」と蛇口に見立てている。かわいい。 もうすぐ彼の2歳の誕生日。ままごと用のキッチンをプレゼントしたいという気持ちがむくむくと湧いてくる。 「作ってあげたい」と思った。彼はエアキッチンで楽しそうだし必要ないかもしれない、市販品も沢山ある。でも、作った
遠く離れた場所の温度や湿度を、手元のスマホでリアルタイムに確認する。異常があればすぐに通知が届く──IoTの典型的なユースケースだが、市販の農業用システムは数十万円が当たり前の世界だ。初期費用約2万円、月々の通信費は数百円。Raspberry Piとセンサーを組み合わせたDIYシステムが、その常識を塗り替えつつある。 農研機構(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)東北農業研究センター 農業放射線研究センターが2021年に公開した「通い農業※支援システム」の製作マニュアルがその起点だ。 ※農地と自宅が離れた状態で農業を営むこと Seeed製のマイコン「Wio Node」と各種センサー、そしてRaspberry Piとメッセージアプリを組み合わせ、農業現場の環境を遠隔で計測・通知するためのDIYシステムだ。 農研機構の標準作業手順書より引用。以下、記事内の図表は特別の記載がない限
USB1本でKVM-over-IPを実現するオープンソースソフト「ZeroKVM」、ラズパイZero 2にインストールするだけ 2026 3/19 ヘッドレスのLinuxマシンをリモート管理したいとき、まず思い浮かぶのはSSHだ。しかしBIOSの設定変更やOSの再インストールが必要になると、SSHでは手が届かない。KVM-over-IPはその解決策だが、専用機器は高価で、安価なキャプチャーカードを使う方法でもHDMI分岐とUSBハブが必要になる。 doominator42氏が公開した「ZeroKVM」はこの問題に別のアプローチで挑む。HDMI入力もキャプチャーカードも使わず、USB1本だけでビデオ・キーボード・マウスを一括転送する。仕組みはDisplayLinkドライバーの活用だ。ホストPCから見るとZeroKVMを動かすSBCは「DisplayLinkモニター」として認識され、ホスト側の
3Dプリントで作る関節可動フィギュア「Carbon 13」のベータファイルが公開、男女2体型・無償で再配布可 2026 3/19 Printablesで最多ダウンロードランキングの常連だった可動フィギュア「Dummy 13」の後継モデル「Carbon 13」のベータSTLファイルが、制作者のsoozafone氏によって2026年2月13日に公開された。Type F(細身・女性体型)とType M(高身長・男性体型)の2バリエーションがあり、それぞれ無償でダウンロードできる。 Carbon 13はDummy 13と同じ「13シリーズ」のボールジョイント規格を継承しており、既存のアクセサリーや改造パーツと互換性を持つ。シリーズを通じて共通のジョイントサイズを維持することで、コミュニティが制作した拡張パーツをそのまま使えるオープンなエコシステムを形成している。最終的にCreative Commo
家電製品を分解したことがあれば、緑色の板に無数の部品が乗っている光景を見たことがあるだろう。あのコンパクトな板が、プリント基板(PCB:Printed Circuit Board)だ。スマートフォンの中にも、電子レンジの中にも、自動車のあちこちにも、基板はある。電子回路を機械的に支え、電気信号を正確に流す。現代の電子機器のほぼすべてが、基板なしには動かない。 かつて、この基板を「作る」ためには、化学薬品を使った自宅エッチングか、数十万円単位の最低発注額が必要な業者への依頼しかなかった。個人や小規模チームが独自の電子回路を形にしようとすれば、それだけでプロジェクトの最大の壁になった。 ところが2026年の現在、JLCPCBやPCBWayといった中国の製造サービスを使えば、5枚の2層基板を約2ドル(約320円)で、数日のうちに手元に届けることができる。設計ファイルをアップロードし、クレジットカ
なんと、劇中に登場するプロップ(小道具)の公式3Dモデルデータが無料配布されているとのこと!「これは出力するしかない」と、導かれるように公式サイトへ。そこには独特な存在感を放つ「3D MODEL DOWNLOAD NOW」の文字が輝いていました。 公式サイトからのスクリーンショット。右下に何かいる。 配布されていたのは、誰もが心奪われるであろう異星の相棒・ロッキーが、主人公グレースとのコミュニケーションのために作り上げた、グレースを模した小さな人形です。 劇中ではロッキーたちが操る未知の素材「キセノナイト(Xenonite)」で形作られています。残念ながら現代の地球にキセノナイトは存在しませんが、私たちには3Dプリンターと樹脂があります。令和のメイカーとして、積層造形で追いつくことにしましょう。 FFF方式でもしっかり楽しめる 配布された2種の3Dデータを簡易レンダリングしたもの。 ダウン
メイカームーブメントは「終わった」と言われる。2017年のTechShop破産、2019年のMaker Media事業停止。象徴的な組織が次々と消えた。だが実態は逆だ。 かつて「特別な人々の特別な活動」だった個人によるモノづくりは、もはや誰でも手にできるインフラとなった。ムーブメントは死んだのではない。インフラにシフトしているのだ。本記事では、2005年の誕生から約20年の歴史をたどりながら、個人のモノづくり環境がどのように変化し、何がどう変わったのかを検証する。 メイカームーブメントとは何か まず前提として、メイカームーブメントとは何かを整理しておきたい。 一言で言えば、「3Dプリンターやレーザーカッターといったデジタル工作機械の民主化、マイコンボードの充実化と低価格化、そしてインターネットの普及によって、個人がモノを作り、設計データを共有し、製品を世に出せるようになった社会的潮流」のこ
アメリカで今、3Dプリンターを「持っているだけで違法」になりかねない事態が進行している。 2026年に入り、ニューヨーク州、ワシントン州、カリフォルニア州が相次いで「3Dプリンターに銃の設計図を自動で検出・拒否する機能の搭載を義務付ける」法案を提出した。カリフォルニア州の案はさらに踏み込んでおり、州が認定した機種以外の3Dプリンターの販売そのものを禁止する内容だ。これが成立すれば、認定を受けていないプリンターを所持しているだけで罪に問われる可能性が生じる。 だが、最大の問題はその検出機能が「技術的に実現不可能」だという点だ。銃の部品はパイプや金具と同じ単純な形状の組み合わせでできており、ソフトウェアが形だけを見ても区別がつかない。Makerコミュニティを代表するAdafruitは「誤検知が大量発生し、義肢や工業部品の出力すらできなくなる。オープンソースのソフトウェアで動くプリンターは対応自
趣味で作った3Dプリント作品が、気づけば100個以上売れていました。華々しい成功とは言えません。2年ほどかかっているし、その途中も、失敗したり、キャパオーバーしたり。それでも、少しずつ設計と運用を改善しながら、「細く長く売れる」形にたどり着きました。今では自分のものづくりを費用面、モチベーション面で支える一助となっています。 この記事は、3Dプリンターで作った編み機を個人で販売し、100個売れるまでの、失敗も含めた記録です。これから何かを売ってみたい個人メイカーの参考になれば幸いです。 売っているのは3Dプリント製の「筒編み機」 Makerとして私が販売しているのは小さな筒編み機です。毛糸をセットし、本体をひねって回すと、筒状の編み物ができる仕組だ。本体は3Dプリント製、その他に金属の針やねじなどを組み合わせています。 2024年10月からネットのみで販売を開始し、2026年現在完成品の販
目まぐるしく変化する国際情勢。陰謀論や誹謗中傷がうずまくSNS。情報社会の荒波にもまれていると、気づけばぐったりしてしまいませんか? だからといって、何も知らないままでいるのも、どこか不安が残る。 余計なストレスを抱えずに、最新情報だけを受け取りたい。そんな、わがままな欲望を叶えるために、こんな装置を開発した。 名づけて「一行新聞」。 両手に収まる小さな端末に、ディスプレイがひとつ。電源を入れるとネットに接続し、最新ニュースの「見出しだけ」を取得。カタカナのみで、シンプルに表示する。 わずらわしいコメントも、気を散らす画像もない。時代の流れを最低限だけ追いながら、自分の生活リズムは乱さない。そんな、ミニマル志向の情報端末だ。 Yahoo!ニュースの見出しを拾い、スクロール表示 起動から1分後、あるいはリセットボタンを押すと、新しいニュースを取得し、見出しが更新される。新幹線の電光掲示板を眺
290円のCH32V003開発ボード「UIAPduino Pro Micro」発売、教育向けに充実ドキュメント 2026 2/03 ビット・トレード・ワンの自電市場は2026年2月3日、CH32V003マイコン搭載の開発ボード「UIAPduino Pro Micro CH32V003 V1.4」の販売を開始した。価格は290円。製作者はUIAP_akari氏で、オープンソースハードウェアとして公開されている。 UIAPduinoは、教育機関とクリエイターへのヒアリングを基に、既存の開発ボードの課題に対応したArduino互換ボードだ。48MHzで動作するCH32V003を搭載し、Arduino IDEでのコーディングをサポートする。USB Type-C 1本で電源供給とプログラム書き込みの両方に対応する。 CH32V003は、中国WCH(Nanjing Qinheng Microelect
「UIAPduino」は290円(税込)のArduino互換マイコンボードだ。RISC-Vアーキテクチャを採用したCH32V003を搭載し、USBケーブル1本で開発を始められる。 開発、製造委託、全数検査、梱包、出荷まで、すべてを手がけるのは埋田祐希(うめた ゆうき)氏、ただ1人。 自宅の机の上で1万個を検査し、3Dプリンターで作った治具で品質を担保する。「三度の飯より開発が好き」を価格で表現したら、すき家の定食と同じ290円になった。 だが埋田氏の目標は、このボードで利益を得ることではない。製造工程のすべてをオープンソース化し、世界中の誰もがクローンできる状態にすること。その先に見据えるのは「100均の棚に並んでいるマイコンボード」だ。 原価を知っているから、買えなくなった 埋田氏の本職はEMC(電磁両立性)のエキスパートだ。電子機器が法規制の範囲内で電波を出し、自他ともにデバイス間で悪
MulticsからUNIX V7まで、28台のヴィンテージコンピューターにブラウザーから無料でログインできるオンライン博物館が公開 2026 2/24 米ワシントン州のInterim Computer Museum(ICM)と、1987年から運営されるパブリックアクセスUNIXシステムSDF.orgが共同で、28台のヴィンテージコンピューターシステムにブラウザーからログインできるオンライン展示を公開した。 アクセス方法はシンプルだ。ブラウザーでconnect.sdf.orgにアクセスし、ログインプロンプトに「menu」と入力するとゲストとしてシステム一覧が表示される。2ページにわたる一覧からキーを押すだけで、選んだシステムのコマンドプロンプトに接続できる。 公開されている28台は、実機のヴィンテージハードウェア、エミュレーション、その両方を組み合わせたハイブリッドが混在している。代表的なシ
ラズパイをAIエージェントに変える「OpenClaw」――Raspberry Pi公式ブログが導入ガイドを公開 2026 2/24 Raspberry Pi財団は2026年2月19日、オープンソースのAIエージェント「OpenClaw」をRaspberry Pi上で動かすガイド記事を公式ブログに掲載した。 OpenClawは2026年1月末に公開されたオープンソースのAIエージェントで、公開から2週間でGitHubのスター数が17万5000を超えた。チャットボットのように対話するだけでなく、シェルコマンドの実行やファイル操作、Webブラウザーの自動操作、メール送信など、コンピューター上の作業を自律的に実行できる点が従来のAIアシスタントとの違いだ。WhatsAppやTelegram、Slackなど既存のメッセージアプリと連携し、ユーザーが不在の間もスケジュールに沿ってタスクを処理する。 公
ラズパイ 太陽光だけでLLMを動かす――Raspberry Pi Zero 2 Wとソーラーパネルで完全オフグリッドAI推論を実現 2026 2/19 Raspberry Pi Zero 2 Wを太陽光だけで駆動し、大規模言語モデル(LLM)を動作させるプロジェクトがhackster.ioで公開された。外部電源や隠れたバッテリーなしに、ソーラーパネルの直流出力だけでAI推論を走らせる構成だ。 Dominik氏が製作したシステムの構成は、Raspberry Pi Zero 2 W、6Wの単結晶ソーラーパネル(5V/1A)、DFRobot Solar Power Manager 5V、LiPoバッテリーの4点で完結する。Raspberry Pi Zero 2 WはRAMが512MBしかないが、Ollamaを使って8ビット量子化したSmolLM2(1億3500万パラメーター)を動作させた。 太陽
3Dプリンターでオリジナルのスマホケースを作る。レーザーカッターで木製の看板を切り出す。電子工作キットを組み立てて、自分だけのガジェットを完成させる——こうした「個人のものづくり」を支える共有工房が「メイカースペース」である。世界的な工房ネットワークである「FabLab(ファブラボ)」は135カ国以上に2700以上存在するとされ(集計方法により数値に幅がある)、近年は大学や企業の中にメイカースペースを設置する動きが加速している。 しかし、メイカースペースの歴史を振り返ると、単に「機材を貸し出す場所」では長続きしないことが分かる。2017年には米国最大のメイカースペースチェーン「TechShop」が突然破産し、全米10店舗が即日閉鎖された。日本でも数々のハードウェアスタートアップを輩出した「DMM.make AKIBA」が、2024年に9年半の歴史に幕を閉じた。 成功する施設と失敗する施設の
ラズパイ搭載可能な音声AIロボット開発キット「GPRX-02C」、スイッチサイエンスで販売開始 2026 2/07 スイッチサイエンスは2026年2月5日、音声AIロボットの試作・開発用ベースキット「汎用箱型ゆるふわロボ開発キット GPRX-02C」の取り扱いを開始した。双葉数理技術が開発した本製品は、前モデル「GPRX-01」の試作経験をもとに、音声機能を重視した設計に改良されている。価格は8800円(税込)。 GPRX-02Cは、会話ロボットや見守りロボット、AIエージェント端末としての利用を想定したキットだ。Raspberry Piを搭載でき、マイク、スピーカー、アンプの搭載に重点を置いた筐体設計となっている。 電源構成を改善、サーボ系と分離可能に 前モデルからの主な改良点は、電源ノイズや電圧変動の影響を受けやすい機器に配慮した電源構成だ。Raspberry Piやオーディオ系の電源
ESP32でWiFiトラフィックを可視化、LEDの明るさで2.4GHz帯全チャンネルの通信量を表示 2026 2/03 WiFiの電波は目に見えない。しかし、RedditユーザーAHTMGCが公開したESP32ベースのプロジェクトは、2.4GHz帯のWiFiトラフィックをNeopixel LEDの明るさで可視化する。 製作者は、RootKidがRaspberry Pi ZeroとSDRを使ってRFスペクトラムを可視化する動画を見て着想を得た。「ESP32だけで同じような効果が得られるのではないか」と考え、手元にあった部品と3Dプリンターで簡素化版を作成した。 元の動画ではSDR(Software Defined Radio)でRF信号全体を受信し、スペクトラム解析していた。しかしこのプロジェクトは異なるアプローチを取る。ESP32のWiFi機能を使い、2.4GHz帯の全14チャンネルを順次
ビット・トレード・ワン、きびだんご、FabSceneの3社が共同で立ち上げた新たな取り組み「0/1 Club」のキックオフイベントが、2025年1月28日に開催された。会場には多くのMakerやものづくりに関心を持つ人々が集まり、5名のMakerによる製品ピッチと活発な交流が繰り広げられた。 3社が掲げる「個人のひらめきを世界に届ける」ビジョン イベント冒頭では3社の代表が登壇し、それぞれの立場から0/1 Clubへの思いを語った。 ビット・トレード・ワンの阿部行成氏(代表取締役)は、個人のものづくり系クリエイターが直面する課題を指摘した。同人ハードウェアは品切れが続出し、生産が軌道に乗ると在庫管理やサポート対応に追われる。 一方でスタートアップ支援を受けようとすると事業計画書作成から始まり、本来のものづくりから遠ざかってしまう。こうした課題を解決するため、同社では「BTOマイプロダクトサ
Raspberry Piは2026年1月28日、Sharp Display Solutions Europeと共同開発した「Raspberry Pi Smart Display Module」を発表した。Raspberry Pi Compute Module 5用のアダプターボードで、業務用デジタルサイネージ向けに設計されている。 Raspberry Pi Smart Display Moduleは、Intel SDM仕様に準拠したモジュールで、対応ディスプレイに直接組み込んで使用する。ディスプレイから電力供給を受けるため、外部メディアプレーヤー、ケーブル配線、電源が不要となる。これにより、設置作業がシンプルになり、メンテナンス性も向上する。 エッジAI処理に対応 モジュールにはHDMI出力端子を搭載し、2つ目の独立したビデオストリームを出力できる。また、M.2拡張スロットを備えており、オ
30年前のIntel 486マザーボードを個人が半年かけて完全自作、FPGAでチップセット実装 2026 1/26 プログラミングとエレクトロニクス愛好家のManiek86氏が、Intel 486プロセッサ用のマザーボードを6ヶ月足らずでゼロから設計・製作した。「M8SBC-486」と名付けられたこのプロジェクトは完全なオープンソースで、回路図からPCB設計、FPGAコードまでGitHubで公開されている。 当初の目標はLinuxとDoomを動作させることだった。しかし完成した基板は期待を超え、MS-DOS各種、Windows 3.1、Prince of Persia、Wolfenstein 3Dなどのゲームも動作する。Maniek86氏は2025年8月にプロジェクトを開始し、2026年1月に完成を報告した。 M8SBC-486の最大の特徴は、Xilinx Spartan II XC2S1
画像出典元:Raspberry Pi財団Webサイト、PopTech(CC BY-SA 2.0) 2012年2月29日、英国ケンブリッジ発の小さな教育用コンピューターが世界に衝撃を与えた。 35ドルという価格設定で「生涯販売1万台」を見込んでいたRaspberry Piは、発売初日に10万件を超える注文を受け、サーバーがダウンするほどの需要に見舞われた。それから13年、累計販売台数は6800万台を超え、売上の3分の2以上が産業・組み込み用途という、創業者たちの予想を大きく覆す存在へと成長している。 本記事ではRaspberry Piの創業の経緯から、これまでに発表した製品に加え、Raspberry Piを採用した製品の事例や同財団の成長の過程を紹介する。 始まりはケンブリッジ大学の危機感から Raspberry Pi Foundationは2008年秋、David Braben、Jack
USBケーブル1本でSSH接続可能に——Raspberry Pi OSにUSBガジェットモードが標準搭載 2026 1/22 Raspberry Pi OSの新バージョン「Trixie」に、USBガジェットモード機能を提供する「rpi-usb-gadget」パッケージが標準搭載された。2025年10月20日以降のイメージで利用できる。 USBガジェットモードを有効にすると、ラズパイをPCにUSBケーブルで接続するだけでUSB Ethernetデバイスとして認識される。Wi-Fi設定やIPアドレスのスキャンが不要となり、Raspberry Pi Imagerで設定したホスト名を使ってSSH接続が可能になる。スマートフォンのUSBテザリングと同様の仕組みで、ホストPCがインターネット接続共有(ICS)を有効にしていれば、同じUSBケーブル経由でラズパイからインターネットにもアクセスできる。 設
2026年現在、3万円台の3Dプリンターでも最大造形速度500mm/sを公称する製品が登場している。わずか10年前、同等の性能を持つ産業用機器には100万円以上の投資が必要だった。 1980年代には数千万円した3Dプリンターが、なぜここまで身近な存在になったのか。背景にはFFF(熱溶解積層法)の基本特許失効、RepRapプロジェクトに端を発するオープンソースムーブメント、そして中国・深圳の製造エコシステムという3つの要因がある。 1980年の日本での発明から現在まで、3Dプリンターの「民主化」がいかにして進んだのかーーその歴史を紐解いてみよう。 始まりは日本──日本人研究者による光造形法の発案(1980年) 3Dプリンターの歴史は愛知県から始まった。1950年7月22日生まれの小玉秀男は、名古屋市工業研究所の研究員として、紫外線硬化性樹脂を使った立体造形の研究に取り組んでいた。 1980年
Google Chromeの利用中にネットワーク接続が途切れると、こんな画面が現れる。 ドット絵で描かれた恐竜と「インターネットに接続されていません」の文字。ここでスペースキーもしくは上矢印キーを押すと、荒野を恐竜が走り出す。画面右から現れるサボテンやプテラノドンは、キーを押してジャンプで回避。何かにぶつかるまで走り続け、その距離がスコアとして記録される。 シンプル極まりないゲームだが、接続を復活するまでの息抜きのつもりが、気づけばハイスコアを目指して没頭してしまうこともある。開発陣のユーモアと優しさが光るこのゲームは「恐竜ゲーム(Dinosaur Game)」と呼ばれ、インターネットの隙間で親しまれている。 普段は「ながら」で済ませてしまうが、このゲームにもっと真摯に向き合うべきかもしれない。他のキーなんていらない。ワンボタンの真剣勝負で楽しむために、アーケードゲーム感覚で恐竜を操作する
Raspberry Piが生成AI対応の「AI HAT+ 2」発売、130ドルでローカルLLMを実行可能に 2026 1/16 Raspberry Piは2026年1月15日、生成AI向けアクセラレーターボード「Raspberry Pi AI HAT+ 2」を発売した。価格は130ドル(約2万1000円)で、Raspberry Pi 5に装着して使用する。記事初出時点では日本の公式リセラーを通じた販売時期や価格は公表されていない。 AI HAT+ 2は、Hailo製の新型ニューラルネットワークアクセラレーター「Hailo-10H」を搭載する。推論性能は40TOPS(INT4)で、8GBの専用RAMをボード上に備える。従来のAI HAT+(Hailo-8搭載、26TOPS)では対応できなかった大規模言語モデル(LLM)や視覚言語モデル(VLM)といった生成AIの実行が可能となった。 すべての
M5Stack、日本発オープンソースロボット「StackChan」をKickstarterで製品化 2026 1/14 日本のMakerコミュニティで生まれた手のひらサイズのロボット「StackChan」(スタックチャン)が、M5Stackの手でKickstarterに登場した。キャンペーン終了は2026年2月12日。 StackChanは、エンジニアの石川真也氏が2021年に個人プロジェクトとして公開したオープンソースロボットだ。ソースコードやハードウェア設計をGitHubで公開したところ、世界中のMakerがDIYキット化やAI機能の追加など独自の改良を加え、コミュニティ主導で進化を続けてきた。 画像出典元:プレスキット M5Stackはこのコミュニティの動きを受け、2025年3月から製品化に着手。石川氏をオリジナルクリエイターとして迎え、コミュニティで培われたノウハウを集約した完成品
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