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開業届という存在をご存知でしょうか。開業届とは、フリーランス(個人事業主)となって働く際に税務署に提出するよう定められているものです。 この記事では、開業届の提出時期や提出のメリット、提出を忘れてしまった時の対応などを、税務署へのヒアリングもふまえて分かりやく解説します。 開業届とは 先ほど説明しましたが、開業届とは、フリーランス(個人事業主)となって働く際に税務署に提出するよう定められているものです。 個人事業を開業してから1か月以内に事業所・事務所の所在地の各税務署に提出するよう定められています。 言い換えれば、開業届は、提出する日以前の1か月以内のいずれかの日に開業届を設定する書類、ということです。 ただ、開業届を出さなくてもフリーランスとして仕事が出来てしまうため、忘れるどころか、仕事仲間に指摘されて初めてその存在に気が付くということもあるかと思います。 では、なぜ開業届を出すべき
設計事務所で働いているスタッフの給料はどのように決まっているのでしょうか? これまで転職エージェントとして建築系の会社の利益構造を分析したり、建築系の経営・マーケティング顧問として中小さまざまなクライアントの決算書を見て経営分析をしてきた経験から、設計事務所の売上と設計者の給料の関係について、ある程度のパターンに分類できることに気がつきました。 この記事では、建築設計事務所の給料が安くなりがちな理由を設計事務所の売上と設計料の人工単価から解説しています。 設計事務所は人件費商売で、売上は設計料から構成されている 設計事務所という業態は、経営的な観点では、人が動いてお金をもらうビジネスです。 人件費商売とか、労働集約型のビジネスと言われる仕事です。 設計事務所の売上の大半は設計料で、支出の多くはスタッフの給料や外注費という、シンプルなビジネス構造です。 設計事務所の売上と設計者の給料は、連動
建築業界や建設・不動産業界で転職活動をはじめる際は、大手の総合型転職エージェント会社を利用する方が多いと思います。 一方で、建築設計者・技術者の経験は求職者本人が思っている以上に高い専門性が求められ、いざ転職をしようと思っても転職エージェントから適切なアドバイスを受けられなかったり、的外れな企業とマッチングされたりする事も少なくありません。 これは、前述した通り建築を軸にした実務経験は非常に専門性が高く、しかも他業界に比べ長期的にスキルアップが必要とされるからです。 本記事では、建築業界での転職活動の際に「大手の総合型転職エージェント」と「建築系の業界特化型転職エージェント」それぞれを利用して転職した私の実体験を元に、建築業界特化型の転職エージェントを使うメリットや具体的な活用事例をご紹介いたします。 総合型転職エージェント会社と建築業界特化型の転職エージェントの違い はじめに、転職エージ
建築技術者として設計事務所やゼネコンで経験を積んだ方の中には発注者側の企業に転職し、建築の経験を違った形で活かしてみたいと考える方が少なくありません。 また、建築設計事務所やゼネコンでの重労働に飽き飽きして、安定した環境を求めて発注者側企業を希望するという話も良く聞くところです。 実際に発注者側の企業は、設計事務所やゼネコンに比べて労働環境が安定していたり、給料や福利厚生が良いという場合が多いため、常に人気があるのです。 その一方で、情報不足のままに入社してしまうと、それが原因で後に発注者側企業とのミスマッチが発生する事も少なくありません。 今回は建築技術者が発注者に転職する際に気をつけるべき内容、情報収集するべきことについて説明します。 建築技術者が情報不足のまま発注者側に転職すると失敗しやすい 建築設計事務所やゼネコンから発注者側の企業に転職した場合、余程極端な企業でなければ、労働環境
ブラック企業という言葉が社会に浸透して久しいですが、建築業界その例外ではありません。特に、小規模な建築設計事務所の中には、アトリエのフリをしたブラック企業が存在します。 私がかつて入社した設計事務所は典型的なブラック企業でした。いわゆるアトリエ事務所の厳しさを覚悟をして入社しましたが、そんな次元とは全く別物の超ブラック生活です。 本記事によって当時の実体験やブラック設計事務所の問題点を共有し、手遅れになる前の次の一手が打てる手助けになれば幸いです。 ※2017年1月20日追記(2016年10月11日公開) 私はブラック建築設計事務所に入社してしまった! 私が働いていたブラック建築設計事務所について簡単にご紹介します。業界である程度名の通る設計事務所で、専門誌にも作品が掲載される事務所です。 ただし事務所規模は小さく、私が所属する前後は所長の他スタッフが2〜1名という体制で推移していました。
地方創生の目玉政策である「地域おこし協力隊」。地域おこし協力隊員として、富山県氷見市に移住した私が感じる「地方移住のメリット」を語ります。 地域おこし協力隊の一員として過ごした1年間のイベントや活動の写真を交えながら、地方移住の魅力を具体的にお知らせします。 地域おこし協力隊の活動に興味がある方はもちろんのこと、地方創生や地方移住に興味はあるがきっかけがなかった方に、東京にはない地方移住の魅力が伝わればうれしいです! 地方移住で、氷見ならではのこだわりのグルメを思う存分満喫! なんといっても食は魅力的な要素です。 都会では頑張って入手しなければ手に入らない食材が、近くでとれて、無理せずに食べることができる環境があるんです。 いちばん美味しい旬の時期にその素材の魅力を堪能することができるのです。 まず、魚は家から徒歩10分の漁港で採れた定置網漁の魚を朝から食べることができます。 定置網漁の漁
ホーム / 働き方の基礎知識 / リノベーションによるまちづくりで、「建築キャラ」が地方を拠点に楽しくまちを盛り上げる方法とは? もちのやです。現在私は地域おこし協力隊として、空き家をリノベーションして活用し、移住者を増やすための取り組みに携わっています。空き家の納屋をつかった新しいライフスタイルの提案や、同じくまちで活動する仲間が開いたお店の改修など、小さなところから活動しています。 まちの魅力を改めて掘り起こし、そこに新しい需要を生み出すしくみは多くのまちで、様々な方法で取り組まれているなと感じます。 空き家のリノベーションが一般的になっている中、馬場正隆さんの著書『エリアリノベーション』では、これまでの「まちづくり」を脱却して、まちの中の小さなエリアに集中的にリノベーションによる事業開発をあつめ、かっこよく活気のあるまちをつくりだすための方法を考察していて非常に参考になりました。 そ
日本国内にはいわゆる組織設計事務所と呼ばれる建築設計事務所が数多くあります。定義の仕方にもよりますが、その中でも大手や中堅といわれている組織設計事務所にはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか? 今回は組織設計事務所の中でも規模が大きく有名と思われる大手組織設計事務所10社をピックアップし、各社のホームページのトップや会社概要、作品紹介の項目の情報を中心に、それぞれの組織設計事務所の概要をまとめてみました。 なお、組織設計事務所での働き方やキャリアアップ、転職の可能性について興味がある方は、派生記事「建築系組織設計事務所での働き方、キャリアの積み方や転職先は?」についてまとめてあります。あわせてお読みください。 ※2017年5月13日追記(2016年9月13日公開) 大きく分けると組織設計事務所は2種類 組織設計事務所それぞれの沿革を読み取っていくと、その成り立ちを大きく二つに分けること
給料は額面16.2万円で社会保険は無く、通勤交通費の支給もありませんでした。なので、額面がほぼイコールで手取り額となりました。 また、事務所負担で買えるものはほとんど無く、仕事上で使う電話連絡も自費、というか給料に含まれているという考え方でした。 私の場合、住民税算定に係る期間の前年度収入がたまたま低かった事もあり、初年度は住民税無し、国民年金については役所で申請を出したところ全額免除となり助かりました。 国民健康保険についても前年度収入が少なかったので4000円程度だったので、その事務所での1年目はなんとか払うことができました。 さて、既にお気づきかと思いますが、アトリエ事務所スタッフの割に家賃がここでも割高です。当時の住居選択については正直かなり困りました。 通勤交通費の支給がないという事もありましたが、同時に事務所周辺に住む事を所長が実質的に強制していたからです。ただし、都心に位置す
1_労働契約の期間 2_期間の定めのある労働契約を更新する場合の基準 3_就業の場所及び従事すべき業務 4_労働時間・休日・休暇・交代制 ・ 始業及び終業の時刻 ・ 所定労働時間を超える労働の有無 ・ 休憩時間 ・ 休日 ・ 休暇 ・ 就業時転換に関する事項 5_賃金並びに昇給 ・賃金の決定 ・計算方法 ・支払の方法 ・賃金の締切 ・支払の時期 6_退職に関する事項(解雇の事由を含む。) ※上記1〜6については書面で明示すべき事項です 7_昇給に関する事項 8_退職手当に関する事項 ・適用される労働者の範囲 ・ 退職手当の決定 ・ 計算方法 ・ 支払方法 ・ 支払いの時期 9_臨時の賃金・賞与等並びに最低賃金額に関する事項 10_労働者に負担させる食費、作業用品などに関する事項 11_安全・衛生 12_職業訓練 13_災害補償・業務外の傷病扶助 14_表彰、制裁 15_休職 労働条件が明示
前回「ランサーズで名刺を格安で発注できる!提案を集める4つのポイント」では、クラウドソーシングサイト・ランサーズを利用して個人事業主としての名刺を作成するための手順をまとめました。 名刺を作成するために必要なプロフィールのまとめ方、そして私が欲しいデザインの要素をなるべく言語化すること、そして少しでも手がかりになるような画像を添付することが重要であることなど提案を集めるための4つのポイントをまとめました。 今回私の個人事業主としての名刺デザイン依頼に33もの提案を受けることができましたが、沢山集まってしまったがためにそこから一つの提案を選び取る事が非常に大変でした。 ここで時間を浪費してしまったという反省もあるので、今回は皆さんがデザインを選ぶ際にどのような流れをもって選考をしていけば良いのか、まとめていきたいと思います。 募集期間中に考えたこと さて、募集期間を10日間と設定して、提案を
前回の記事「暮らし方が違う、地域の5つの分類:地方型フリーランスとして働くために(3)」では、地方と一括りにされる中に都市の中心からの距離と人口分布によって大きく5つの特徴を持その中で地域に分けられ、それぞれのタイプでいかに移住するための戦略を考えればよいかと言うことをお伝えしました。 また、地方に移住する際、最初に住む場所をどこに決めればよいのかという事もご説明いたしました。 単身者・高齢者で初めて地方に住むと言う方達には地方都市の中心街に、夫妻・または子供連れの世帯が移住する場合は、地方都市の中心から少し離れたベッドタウンなどの若年層が多い地域に移住することからはじめるのが、最終的に自分たちの暮らし方に見合った地域に移住するためよいのではないかと考えています。 それでは実際にはどのようにすれば様々な地域を体験することができるのか?今回は私自身がどのようなプロセスを経て移住することを決め
新入社員になったあなたは、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。 入社後の感想は、「仕事がつまらない」「会社が効率的に廻っていない」「辞めたい」などと感じるかもしれません。 これは大学と会社が、異なるルールで動いているためです。 失敗しない社会人生活のスタートを切るため何が必要か。重要な考え方と具体的な方法をご紹介します。 1,大事なのは「周囲に貢献する意識」があること 徹底した傾向と対策を練った就職活動にくらべて、入社後を十分にイメージしないまま、4月を迎えてしまったという話を良く聞きます。 入社前に知っておかなくてはいけないことは、どのようなことなのでしょうか。 1-1 なぜ優秀な学生が、新入社員時代につまづくのか? 個人の能力だけを評価されていた学生時代とは違い、会社員生活では周囲に対する貢献意識が評価につながっていきます。 評価軸の違いが、学生時代優秀だった人でも、社会に出
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