伏見稲荷大社や周辺の大岩街道地域の地層や地質を調査するフィールドワークが7月6日、行われた。主催は伏見区深草支所と龍谷大学政策学部・井上ゼミの地域連携を研究する、通称「ちきれん班」の3年生チーム。 伏見区の大岩街道地域は稲荷山の山麓部に位置し、竹林が生い茂り京壁や大相撲の土俵に使用される「深草土」の産地として有名で、古くから各方面で使用されてきた。しかし名神高速道路の開通や周囲から目に付きにくい地形もあり、高度成長期以降、採掘された土のくぼ地に産業廃棄物の廃棄や無許可での造成、違法建築の建築などが行われ社会問題化してきた。 京都市では2010年より「大岩街道地域の良好な環境づくりに向けたまちづくりの方針」を策定し、地域主体のまちづくりによる環境改善を目指している。一方の龍谷大学は、大学がある伏見区深草地域内で行政や地域との連携をテーマにした活動を推進しており、今回の企画は大岩地域の情報収集